N-WGNはホンダの軽自動車の一つで、近年登場した新型の車種です。
今回はそんなN-WGNのサイズや寸法についてご説明します。
N-WGNのサイズ・寸法と広さ・大きさ
N-WGNはホンダの次世代の軽自動車シリーズである「Nシリーズ」の1車種で、N-WGN自体は軽トールサイズワゴンに属する軽自動車です。
Nシリーズには軽自動車の販売台数でトップを誇る「N-BOX」が有名ですが、N-WGNはN-BOXよりワンクラス小さくなった軽自動車シリーズとなります。
N-WGNは初代が2013年に登場した比較的新しい軽自動車ですが、2019年にフルモデルチェンジを果たして2代目となりました。
N-WGNは2代目でレトロフィーチャーなデザインをまとって印象的な車となっており、素敵な車となっています。
またN-WGNはワゴンタイプの車ながら自然吸気エンジンモデルとターボエンジンモデルがあり、高い動力性能も魅力の一つです。
ホンダの軽自動車の乗用車の中では2番目に背の高いトールサイズワゴンで、使い勝手の良さと取り回しの良さからベーシックな軽自動車のひとつとして数えられます。
そんなN-WGNのサイズについて、まず外観サイズについてご説明します。
N-WGNの外観
N-WGNの外観サイズは次のとおりとなっており、車高の高さが特徴的です。
スペック | N-WGN | |
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,675mm〜1,725mm | |
ホイールベース | 2,520mm | |
トレッド(前/後) | 1,305/1,305mm 1,300/1,305mm 1,295/1,295mm 1,290/1,295mm | |
最低地上高 | 140mm〜145mm | |
車両重量 | 850kg〜930kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 155/65R14 75S 165/55R15 75V |
リアタイヤ | 155/65R14 75S 165/55R15 75V | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,200mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約1,700mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,100mm✕400mm | |
ミラー幅 | 約1,800mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
N-WGNの寸法
N-WGNの外観サイズは軽自動車という規格で厳密に決められたサイズがあり、大きなサイズにならないようになっています。
軽自動車は日本の狭い道でも運転しやすいようにサイズが決められた経緯があり、エンジンの排気量の制限とともに全長、全幅、全高に制限があります。
そんな外観サイズの基準は「車両寸法が長さ3.40 m (3,400 mm) 以内、幅1.48 m (1,480 mm) 以内、高さ2.0 m (2,000 mm) 以内」となっており、国内の軽自動車はすべてこのサイズ内に収まるように設計されています。
N-WGNもこの軽自動車規格で外観サイズが決まっているのですが、全長は3,395mm、全幅は1,475mmと軽自動車規格にギリギリのサイズとなっています。
このサイズ感はN-WGNだけのものではなく軽自動車はほぼ全てこの寸法で設計されています。
ですが車高については比較的規格に余裕があり、N-WGNのような軽トールワゴンは車高を高くして室内空間を広くしています。
N-BOXなどはもうワンランク車高が高いカテゴリーになっているのですが、N-WGNはそれより少し低くバランスの取れた車高となっています。
N-WGNは駐車場に収まるか?
次にN-WGNの外観サイズについて、次は駐車場におさまるかどうかを見ていきましょう。
駐車場のサイズは車を購入するときの決め手の一つですが、駐車場には平置きの駐車場と立体駐車場の2種類があります。
このうち平置きの駐車場は自宅の駐車場や有料駐車場、ショッピングセンターなどの駐車場で見られる一般的なもので、そのサイズは幅が2.5m・奥行き5.0mが標準的です。
このサイズに対してはN-WGNの外観サイズなら余裕で駐車が可能で、運転が苦手な人でも駐車しやすいでしょう。
もう一つの立体駐車場については今度は長さや幅よりも高さ制限が厳しくなっており、ビルのような施設に上下に駐車する関係で車高は大きな制限です。
昔からある立体駐車場は「高さ制限1.57m」というところが多く、このサイズではN-WGNの車高では駐車することはできません。
ですが近年は大型のミニバンが増加していることに対応して高さ制限が2.0m以上の立体駐車場が増えてきており、このサイズであればN-WGNの車高でも余裕で駐車が可能です。
N-WGNを立体駐車場に駐車するときには高さ制限をしっかり確認するようにしましょう。
その他の外観のサイズ感
N-WGNはその外観サイズの特徴としてレトロなデザインが挙げられますが、それに隠れて意外とウインドウサイズが大きな車になっています。
N-WGNの外観は昔のホンダのワゴン車に似せたデザインとなっており、直線基調のフロントマスクデザインは押し出しの強いものとなっています。
ですがボンネットより上側のウインドウサイズも車高の高さに合わせて上下幅が広げられていて、とても広々としています。
この特徴からフロントウインドウのサイズが広くて視野も広く、車内が明るくなるなどの効果もあります。
またリアウインドウも結構大きいサイズのガラスになっていて、後方視界もなかなか良好な車のデザインです。
サイドウインドウについてはN-WGNのデザイン重視で圧倒的に大きいわけではありませんが、それでも必要十分な広さは確保されています。
N-WGN の外観の見た目からはウインドウサイズはあまり気づかない点なのですが、実際に乗ってみるとその広さに気づくでしょう。
N-WGNの内装
次にN-WGNの内装のサイズ感を見ていきましょう。
スペック | N-WGN | |
室内長 | 2,055mm | |
室内幅 | 1,350mm | |
室内高 | 1,300mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 880mm |
幅 | 830mm | |
奥行き | 約200mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,100mm |
幅 | 約1,200mm | |
奥行き | 約1,100mm |
N-WGNの車内の広さ
N-WGNの内装のサイズは外観サイズが軽自動車規格で決まっているためにそこまで大きくはできませんが、それでも年々車内が広くなっています。
N-WGNの車内の室内長は2,055mmとなっていますが、これは近年の軽自動車ではむしろ多少小さい方で、圧倒的なゆとりはありませんが標準的なスペースが確保されていると言えます。
室内幅は軽自動車の車幅の規制が厳しいため1,350mmと標準的なサイズとなっていますが、N-WGNは前席、後席ともに2人ずつ乗車するので横幅が狭いということはないでしょう、
またN-WGNの最大の特徴である車高の高さは車内高の高さにも反映されており、室内長1,300mmは軽自動車としては広々としています。
ミニバンほどの車内高はありませんが軽自動車としては座ったときに十分すぎるほど頭上空間が確保されていて、圧倒的な開放感を味わうことができます。
N-WGNは外観デザインはレトロなものですが、車内の広さは昔の比ではありません。
N-WGNのラゲッジルームの広さ
次にN-WGNのラゲッジルームの広さを見てみましょう。
ラゲッジルームの広さも軽自動車の利便性を考える上では重要な点ですが、外観サイズに制限のある軽自動車では車内スペースとの競合でラゲッジルームの確保は大変な部分が多いです。
ですがN-WGNは車高の高さからラゲッジルームの高さはしっかりありますし、幅についても軽自動車としては標準的な大きさが設定されています。
ただラゲッジルームの奥行きに関してはN-WGNは2200mm〜300mm程度しか確保されておらず、普通車のラゲッジルームと比較すると少し狭めです。
日常的な買物の荷物であれば十分積み込めますが、大きな荷物となると少し窮屈です。ですがN-WGNのラゲッジルームはリアシートを折りたたむことでその奥行きを広げることが可能で、折りたたんだ状態なら1,300mmぐらいの奥行きで大きな荷物でも載せられます。
リアシートは左右分割式で片方だけ倒すこともできるので、うまく使い分けることで様々なシーンに対応できます。
その他の内装のサイズ感
前述で触れたN-WGNのリアシートですが、その機能として可倒式という点のほかにその足元空間の広さがあります。
N-WGNのラゲッジルームの奥行きが狭めなのはその分シートのスペースを確保しているためであり、特にリアシートの広さは圧倒的です。
N-WGNではフロントシートも広めに確保されていますが、それ以上にリアシートのサイズが広く取られており快適性の上ではリアシートのほうが良好でしょう。
リアシートのサイズは軽自動車はもちろんのこと小型車やセダン系の車種と比べても広めになっており、使い勝手が良いものとなっています。
もう一つリアシートの後ろのラゲッジ部分は上下をパネルで切り分けた2段構造となっていて、荷物を載せる際などに便利な使い分けができます。
このパネルは取り外しも可能なので大きな荷物を載せたいときなども対応が可能で、パネルがあれば荷物の上げ下ろしが楽というメリットもあります。
こういった車内の使い勝手の良さを高める点は軽自動車として大きなメリットであり、N-WGNの魅力の一つです。
N-WGNの運転
次にN-WGNの運転性について見ていきましょう。
スペック | N-WGN |
最小回転半径 | 4.5m〜4.7m |
ハンドルサイズ | 370mm |
N-WGNの旋回性
まずN-WGNの運転性について気になる点は小回りが効くかどうかという点ですが、これには最小回転半径というスペックが関係してきます。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切り、その後に車を低速で走行させて360°転回するのに必要な半径を指しています。
最小回転半径が小さければ小さいほど車の小回りが効くということなのですが、普通車では5.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後が一般的です。
これに対して軽自動車の一般的な最小回転半径のスペックが4.5m前後となっているのですが、N-WGNの仕様によってはまさにこの4.5mの最小回転半径となっており、軽自動車として一般的な小回りは聞くと言って良いでしょう。
ですが4WDなどの仕様によっては4.7mの最小回転半径になる仕様があり、多少大回りにはなりますが普通車レベルまでは行かないので十分なスペックはあるといえるでしょう。
N-WGNの走行感覚
次にN-WGNの運転感覚についてですが、N-WGNの外観のサイズ感からは良好な運転感覚といえます。
N-WGNのような軽自動車の規格は国内の狭い道での取り回しの良さを考えて制定されたものであり、軽自動車サイズというだけでかなり運転しやすい車です。
N-WGNはそれに加えてエンジンが収まっているボンネットのサイズがとてもコンパクトに設計されており、運転席から車の前方までのオーバーハングが小さくなっていて車の運転感覚をつかみやすくなっています。
またN-WGNのデザインは直線基調の四角いデザインであり、車のフロントもリアもストンとまっすぐ下りているデザインですので、フロントとリアの運転感覚の把握はかなり楽でしょう。
前述で述べた最小回転半径の小ささもあるので小回りも十分効きますし、運転が苦手な人でも難しい運転制ではないでしょう。
N-WGNの車内の運転感覚
N-WGNの車内からの運転感覚はそのウインドウサイズの広さによって基本的には広い視界が確保されています。
N-WGNのウインドウの上下幅は普通車のミニバンにも匹敵するものですので、フロントもリアも視界がとても広々としており前方視界はかなり良好です。
運転席の視線の位置も比較的高いので、運転する際に遠くまで見渡すことができ、高速道路などでも運転は楽でしょう。
リアウインドウの広さはバックの際の視界の広さにつながるとともに、走行時にも視線を大きく動かさずに後方の車を確認することが可能です。
ですがサイドウインドウについては多少視界の妨げとなる部分があり、フロントウインドウの角に当たるAピラー部分は運転席からの左右の視界に対しては邪魔な部分です。
またリア側もリアドアの後側はウインドウではなくパネルになっており、レトロフィーチャーなデザインを重視することでこのような形になっています。
そのためリア側の側方視界も死角は多く、運転の際には少し注意しなければならない点です。
N-WGNのサイズの評判
N-WGNのサイズ感の評判はtwitterにもさまざまな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介しましょう。
ホンダの N-WGN あたり、安いし広いし燃費もいいという感じですね。ダイハツのTANTO とかも似合っている感じ。
— こなみひでお (@konamih) November 3, 2018
この方はN-WGNの良さを語っていらっしゃいますが、サイズ感や広さ以外にも安さ、燃費などの面でバランスの良いスペックとなっているようです。
ホンダの軽自動車はNシリーズとして何車種もラインナップしていますが、その中間であるN-WGNはちょうどいいバランス感をもっています。
車検時の代車として、初めてホンダの N-WGN に乗った。後席の足元が広くて、大人でもかなり余裕な感じ。「なるほど、こりゃ売れるわ」と感じたのだが、舗装が荒れた道でのロードノイズが酷い。「やはり所詮は軽自動車で、使いどころを選ぶな」ってのが素直な結論となった。
— 煩悩さま@膝痛い (@khoshimi) July 28, 2018
こちらの方は代車としてN-WGNに乗られたようですが、その後席の足元空間の広さにはかなり感心されたようですね。
ですが軽自動車としてコストをかけられないロードノイズ対策などは一般的なところにとどまっており、どうしても普通車には及ばない部分です。
N-WGNを他の車と比較
では最後にN-WGNとそのライバル車のサイズ感を比較してみましょう。
スペック | N-WGN | ダイハツ ムーブキャンバス | スズキ ワゴンR | ホンダ N-BOX | |
価格 | 1,298,000円〜1,662,100円 | 1,276,000円〜1,710,501円 | 1,098,900円〜1,544,400円 | 1,411,300円〜1,926,100円 | |
全長 | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm | |
全高 | 1,675mm〜1,725mm | 1,655mm | 1,650mm | 1,790mm(FF車) 1,815mm(4WD車) | |
ホイールベース | 2,520mm | 2,455mm | 2,460mm | 2,520mm | |
トレッド(前/後) | 1,305/1,305mm 1,300/1,305mm 1,295/1,295mm 1,290/1,295mm | 1,305/1,295mm 1,305/1,265mm | 2WD:1,295/1,300mm 4WD:1,295/1,290mm | 1,305/1,305mm | |
最低地上高 | 140mm〜145mm | 145mm〜150mm | 150mm | 145mm | |
車両重量 | 850kg〜930kg | 910kg〜970kg | 730kg〜850kg | 890-1,030kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 155/65R14 75S 165/55R15 75V | 155/65R14 75S | 155/65R14 165/55R15 | 155/65R14 |
リアタイヤ | 155/65R14 75S 165/55R15 75V | 155/65R14 75S | 155/65R14 165/55R15 | 155/65R14 | |
室内長 | 2,055mm | 2,115mm | 2,450mm | 2,240mm | |
室内幅 | 1,350mm | 1,345mm | 1,355mm | 1,350mm | |
室内高 | 1,300mm | 1,285mm | 1,265mm | 1,400mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 880mm | 855mm | 840mm | 1,230mm |
幅 | 830mm | 880mm | 1,165mm | 1,120mm | |
奥行き | 約200mm | 330mm | 280mm | 345mm | |
最小回転半径 | 4.5m〜4.7m | 4.4m | 4.4m | 4.5m〜4.7mm |
N-WGNとダイハツ ムーブキャンバスのサイズ感の比較
ダイハツ ムーブキャンバスはN-WGNと同じく軽トールワゴンに属する軽自動車で、デザインコンセプトもN-WGNと同じくレトロフィーチャーなデザインの車となっています。
ムーブキャンバスはダイハツのムーブの派生車種として登場しましたが、デザインが特に特徴的で女性にも好まれる車です。
そのサイズ感は全長や全幅はN-WGNと全く同じく軽自動車の規格ギリギリとなっているサイズで、この点はN-WGNやムーブキャンバス以外の軽自動車も全てこのサイズと言っても良いぐらいです。
車高に関してはムーブキャンバスよりもN-WGNのほうが少し高めになっていますが、ムーブキャンバスデザイン的な面があって車高をあまり高くしすぎないようになっています。
また車内のサイズはムーブキャンバスのほうが室内長が長くなっており、よりシートの足元空間などの面はゆとりがあります。
室内幅もほとんど変わらないのですが、室内高に関しては車高の高いN-WGNのほうが多少高くなっており、頭上空間のゆとりはN-WGNのほうが良好です。
その他ラゲッジルームの奥行きに関してもムーブキャンバスのほうが多少広く、室内の使い勝手は高いといえます。
なおこの2車種は価格面でもほぼ同一価格帯であり、直接的なライバル車といってもよいでしょう。
N-WGNとスズキ ワゴンRのサイズ感の比較
スズキ ワゴンRは軽トールワゴンというカテゴリーの先駆者で、1990年台から現在まで長く人気の高い軽自動車です。
ワゴンRはN-WGNとは違って多少シャープなデザインが特徴で、スタンダードな軽自動車の一つに数えられる車種です。
そのサイズ感はワゴンRも軽自動車規格ギリギリの全長と全幅をしており、この点はN-WGNと変わりません。
車高についてはワゴンRは多少低めのトールワゴンとなっており、運転性の良さなどを重視されていてN-WGNよりコンパクトなイメージとなります。
一方で車内の寸法についてはN-WGNを大きく超えるほどの車内長が確保されており、シートのゆとりなどはワゴンRはかなり圧倒的なスペックを持っています。
室内幅に関してもワゴンRはN-WGNより多少広めの寸法をしており、長さと幅については広々とした空間が特徴です。
また室内高はN-WGNのほうが車高が高い分広くなっているので、頭上空間のゆとりなどはN-WGNのメリットです。
ラゲッジルームについてもワゴンRはそれなりに広めのスペースが確保されていて、N-WGNを多少超える容量となっています。
N-WGNとN-BOXのサイズ感の比較
では最後にN-WGNと同じくホンダのNシリーズである、N-BOXとサイズを比較してみましょう。
N-BOXはN-WGNよりも更に車高の高い軽スーパーハイトワゴンというカテゴリーの車種で、より高い車高で室内高をさらに確保した車です。
その特徴からN-BOXは国内の軽自動車の販売台数の中でトップの売上を記録しており、Nシリーズの中でもN-WGNより高い人気を持っています。
そんなN-BOXのサイズ感は全長や全幅はN-WGNと同じ寸法ですが、車高についてはN-WGNより100mm近く高くなっており、N-BOXのほうがかなり大きいサイズ感です。
また車内の室内高もN-BOXは1,400mmもの広々空間が確保されており、中型ミニバンにも匹敵するその広さはもはや軽自動車とは思えないほどのものです。
室内幅はかわりませんが室内長はN-BOXのほうが広くなっており、同じホンダの軽自動車で全長や全幅が変わらないとしても、その室内レイアウトは大きく特徴が違います。
ラゲッジルームの広さも全体的にN-BOXのほうが広くなっており、車としての使い勝手はN-BOXのほうが高いと言えます。
しかし価格面ではN-BOXのほうがN-WGNよりもワンランク高い価格帯となっていて、コストパフォーマンスの面ではN-WGNにメリットがあります。
また車高の高さは車の運転性や安定性の面では多少デメリットになることもあるので、N-WGNにもその点で魅力はあり、デザイン的にもN-WGNのほうが特徴的です。
総評
現行のN-WGNはフルモデルチェンジからまだ期間が経っていない新しい車種ですが、その特徴的なデザインとバランスの良いサイズ感は一定の人気はあります。
ですがホンダにはN-BOXという圧倒的な売れ行きを持つ車種があるためにN-WGNは目立たない存在にはなっていますが、特にコストパフォーマンスの麺ではN-WGNにもメリットがありますのでホンダの重要な車種であることは変わりません。