7人乗りのスタイリッシュなSUVといえばCX-8。
日本市場では主流のスライドドアと箱型という定番ミニバンをあえて外し、マツダが作り出したSUVスタイルのミニバンです。
クリーンディーゼルはもちろんのこと2.5Lターボエンジンなどといった独特のパワートレインを搭載し、先進安全装備やプレミアムデザインなど他社とは違う魅力でユーザーを惹きつけています。
そのため車好きやいつまでも若々しくいたいという方々には非常に刺さる車です。
独自の道を行くマツダが作り出したCX-8ですが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここではCX-8の良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。
CX-8の2ch(5ch)での良い評価
新しいタイプのミニバンとして販売されているCX-8。マツダの新たな提案ですが、掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。
外観
ミニバンというより、でかいステーションワゴンだな。CX-5もそうだが、ケツがせり上がるのをデザインで何とか抑えてよく我慢した。写真では分かりにくいが生だと鉄の塊りの感じがとてもいい。
CX-8のデザインはやはり定番の魂動デザインです。クオリティの高いデザインを車種全体で取り入れることで、デザインコストを下げつつも上質なデザインを展開しています。
CX-8はミニバン用途に使えるSUVということでステーションワゴンスタイルにSUVを融合させたようなスタイルです。
デザインのメリハリがしっかりしていますし、この躍動的なデザインが鉄の生き物のような印象を作り出し、とてもかっこよくできています。
ボンネット長いって言うけど、マツダの考える最適なドラポジを真面目に設定したら、視界のボンネットの1/4が見えてるとこがちょうどボンネットの前端になる長さになってるよな
ドライビングポジションというのはなかなかおざなりになりがちですが、非常に大事です。
CX-8はメーカーの推奨のドライビングポジションに設定することで、ボンネットの距離感をしっかり図ることのできる見通しがよい設計されています。
エクステリアのかっこよさ以外にもこういったところにもこだわりがあるようです。
5も他のSUVに比べると充分カッコイイんだけどデビュー当初から寸詰まり感を指摘されていたので
8がCXシリーズのデザイン完成系と言える。
CX-8はロングホイールベースのスラッとしたボディスタイルになっているため、CX-5などで一部指摘されていた寸詰まり感を解消しています。
魂動デザインのかっこよさやスタイリングも含め、CX-8のデザインはマツダデザインの完成形だとも言われています。
内装
インテリアデザインは日本車で一番良いと思う
インテリアは欧州の上位車に肉薄してる
CX-8はそのエクステリアだけでなくインテリアも魅力的です。横のラインを基調に作られたデザインはシンプルながらも重厚感を感じさせ、クラスを超えた高級感を演出しています。
ソフトパッドを多用した車内は質感の高さを感じさせ、グレードによってはナッパレザーや本杢のパネルを使用しています。ですから数ある国産車の中でも抜群に良くできており、本物志向のユーザーも納得させるでしょう。
内装めちゃくちゃ好みだわ
白とか茶色も選べるし最高
ナッパレザーや本杢パネルなど質感はもちろんのことですが、ブラウンカラーやホワイトカラーなどシートにも高級感やスタイリッシュさを演出する仕様がたくさんあります。
これらの高級車のような質感を堪能させてくれるLパッケージも非常に魅力的ですが、プロアクティブなどの使い勝手の良いファブリックシートも便利です。
ご自身の用途に合わせた選択をすることで、ご自慢の一大になること間違いありません。
よくよく考えたら、内装はなかなか高級感あるし、シートヒーターやらベンチレーションやらついて、三列目もそこそこ快適
その他にもシートヒーターやシートの中をエアコンの風が循環するベンチレーション機能など、高級車にしか見られないような快適機能も採用されています。
3列目シートも思いの外座り心地が良かったりと、ミニバンとしての実用性もしっかり確保されています。
走行性能
今日NA試乗したけどかなり軽快な乗り心地だったわ。
念の為大人子供含めて6人で乗ってみたけど特に馬力不足は感じなかった。
地元で一番急勾配の坂も行かせてもらったけど全く問題なし。
CX-8には2.5LNAエンジンとターボエンジン、そして2.2Lディーゼルエンジンの3種類のパワートレインが用意されています。
一番ベーシックなのが2.5LNAエンジンに2WDをあわせた仕様で、癖のない乗用モデルです。このサイズで2.5Lということで若干パワー不足が不安視されますが、少し踏み込めば軽く吹け上がることでパワー感の不足はそれほど感じないでしょう。
6人乗車の状態で坂道でも必要十分なパワーは有るようですから、基本的に街乗りがメインのユーザーであればNAエンジンでも十分でしょう。
ガソリンターボはホント軽快だったわ。
CX-8のメインモデルの一つで有るターボエンジン搭載の25T。海外でも人気の高いこのモデルは重量級のCX-8のボディを軽々と走らせてしまいます。
軽快に走るという意見が多く聞かれますから、ディーゼルが苦手な人にとっては本命のモデルなのではないでしょうか。
高速道路を試乗させてもらったよ。ディーゼルで高速道路は初乗りなので5との比較はできませんが、大人四人乗せて、クイッと踏むだけで、気がついたらあっという間に120キロになってた。
ターボラグも無く静かなままで、また、扱いやすく大人の自分としてはとても気に入りました。
長い急な勾配を登ったけどアクセル軽くでグングン登っていってトルクすげえ!って思った
そして本命のディーゼルエンジンは大人四人乗車の状態でもパワフルな走りで、あっという間に高速道路でも十分な速度まで加速していきます。
低回転から加給のかかるエンジンで急勾配の道でも軽いアクセル操作で走っていきますが、ディーゼルエンジンらしい押さえつけられるようなトルク感を期待している人には物足りないという感想もありました。
とはいえスムーズな加速でガソリンエンジンのようなジェントルな走りをこなせるパワートレインになっています。
安全性能
初めて追従クルコンと車線キープ機能使って衝撃を受けたわ
誇張なしに半自動運転だと思った
マツダの先進安全装備i-ACTIVESENSEには、ミリ波レーダーと単眼カメラでセンシングし、制御が行われています。
それらの機能を駆使してドライバーの運転を補助する、アダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシスト(LKA)などのマツダレーダークルーズコントロール(MRCC)も搭載されていますから、ドライバーの運転の負担を和らげるのにも一役買います。
その制御も非常に自然で、もはや半自動運転だという意見もあるほどです。
唐突にMRCCの話
時速30キロ以下の渋滞でのギクシャク感、
マニュアルモードの2速固定で緩和されるね
ただこのMRCCもギアの変更などにより若干低速時にギクシャクすることも有るようです。
そういった場合はマニュアルモードでギアを固定してしまうことでエンジンの制御だけで加減速しますから、こういったことも覚えておくと便利でしょう。
乗り心地
オルガンペダルは過去一台だけ所有したことある
高速道路とかで一定量踏み込んだ位置から微妙なコントロールが楽だった
CX-8は他のマツダ車と同じくドライバーの最適なポジションを中心とした車作りになっています。
そのためチルトテレスコピックハンドルはもちろんのこと、アクセルペダルをオルガンタイプにするほどのこだわりが有るのです。
オルガンペダルは見た目の高級感もありますが、アクセルの微妙な調整などにも作用しますから、乗り心地の良さや安全運転などドライバーをしっかりサポートします。
車外のアイドリング時の音がかなり他の現行車よりも明らかに静かだったです
ディーゼルエンジンも、静粛性で定評のあるマツダのエンジンですから非常に静かです。そんな中でもCX-8は特別静かに感じられるようで、技術の向上がしっかり見られます。
印象はエンジン音静か、路面からの突き上げもあまりなく高級車にのっている感じでした。
走行中もほとんどディーゼルエンジンらしさを感じられないほどの静けさで、路面からの突き上げなどの影響も少なく乗り心地は優れているようです。
静粛性の高さや乗り心地の良さなど、まるで高級車に乗っているような体験ができます。
身長160cm女性は3列目をかなり褒めてた
身長175cm男性は3列目だと天井に頭が当たる
身長180cmの俺は腰を椅子の前に滑らせてなんとか収まる
椅子自体は上質で座り心地は良かったし
普段折りたたんでおくとしても、折りたたみやすいし、剛性もしっかりしてた
立て付けは良かったよ
XD-Lなのでセカンドシートはエクセレントの一言。
サードシートも座り心地とてもいい。大人6人が気持ちよく乗れると思う。
サードシート出しても結構荷物詰めるのもグッド。
いくらミニバンタイプのSUVと言ってもその3列目は広々してるとは言い難いです。
ただこちらに有るように乗る人の身長などの体格によって、3列目の印象は変わってきます。シート自体はよくできており、乗り心地は良いようですから、遠出などで3列目を使う際は背の低い人にできるだけ3列目に乗ってもらうことで、快適に移動できそうです。
それでいて意外に荷室は広く、3列目を出したままで荷物はしっかり載せられるだけの空間を確保できるようになっています。
燃費
25Tで納車1ヶ月走行距離100キロ。
実燃費5㎞/L。
圧倒的なパワーとは引き換えに燃費性能には厳しい25T。実燃費は5km/lという意見もあり、現在の車の水準としてはかなり厳しい数値です。
ただ燃費生徒では8km/l前後といった数値ですので、走り方次第で燃費性能はまだ十分期待できます。
過去2回家族4人で高速8割の往復600kmくらいの旅行で、燃費20km/L超えしたよ。
高速乗るとすごい伸びるね。時速90km/hくらいが良い感じ。
それに引き換えディーゼルモデルは4倍近い数値の20km/lという燃費数値を出しています。
高速道路に乗っていくことで燃費数値はぐんぐん伸びていくようで、経済速度に10をプラスした90km/h程度が一番いい感じに燃費が伸びるようです。
試乗車の燃費はただのシビアコンディションだからアテにならんよ
WLTC出してくれてるんだから、それより極端に悪いなら乗り方が悪いとしか言えん
試乗車の燃費を見てみると悪いことが多いですが、試乗車は車に乗ったまま説明することもありますし、人によっては思いっきりふかしたりもしますから、試乗車に乗るときはかならずリセットしたり、その他の方法で計測するなど考えておきましょう。
CX-8の2ch(5ch)での悪い評価
ディーゼルモデルから始まり、ガソリンモデルの追加などで続々と選びやすくなってきているCX-8。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。
外観
後期アテンザもそうだけど、フォグのデザインがちょっと迷走してるね
デザインは好きなのにエンブレムの弁当箱はねぇわ
CX-8のデザインは非常に好評ですが、このように一つ一つを見ていくと残念な印象を持たれてしまいます。
レーダーがエンブレムに埋め込まれているため、最近の車のほとんどがこのようにホログラフのようなエンブレムになっており、一見弁当箱のようにも見えてきます。
そしてデザイン的にはフォグランプの扱いが難しいとも言われています。ただ欧州での法規上は必要ですから無理にでもデザインに取り込まなくてはいけないため、まだまだ発展途上のデザインとなっているようです。
マツダの車はナンバープレートをつけたらさらに格好が悪くなるんだよね。アルファロメオもそうだが、ナンバープレート込みのデザインをはじめからちゃんと考えろっていう感じがする。
そしてCX-8、並びにマツダ車の全てに言えることですが、ナンバープレートをつけると急にかっこ悪くなってしまいます。
もともと日本国内のナンバーがかっこよくないのもありますが、それを最前面に持ってくる仕様ですから、優れたデザインとの対比で一気にいも臭くなります。
アフターパーツでナンバー位置を変えるものが出ていたりしますから、気になる人はそちらを導入するのも一つの手です。
ボンネットは確かに長さを強調するデザインになってるけどそれはAピラーの角度を起こしたりダッシュボードを短くして言われるほど長くは無いと思うけど?
何回も出てる話だけど、マツダはデザイン重視で室内が狭いとか言うユーザーはターゲットにしてない。
マツダは魂動デザインを重視しているため、車内の居住性や実用性は他社と比べて劣る部分です。ただそういった部分を気にするユーザーにははじめから現代のマツダは向いていないと言えるでしょう。
実用性よりもデザインという人向きの車です。
cx-8は外観で損してる
みんな単なるcx-5の派生だと思ってる
ただそのマツダの生命線のデザインですが、全てに同じモチーフを用いていることもあり車に詳しくない人にとっては大きなCX-5のようにも感じられます。
上級車種という特別感が感じられにくいですから、そういった点ではCX-8は損していますね。
内装
内装の上質感は少なくともプラド以上を期待してたけど、プラスチックの質感とか惜しい印象があった。
スイッチ類とかデザインかっこいいのに、総合的に剛質なプラドの方が質感上に感じてしまった。
マツダの内装はデザインは頑張ってる感は確かにあるけど
質感が付いてきてないというかプラスチック感が気になるね。
エクステリアと同じくらい評判の良いインテリアですが、やはり残念に感じるという意見があります。
多人数乗車のできるSUVということでトヨタのランドクルーザープラドと比較されることがありますが、インパネの質感の出し方や素材感が低く感じられるようです。
インテリアの質感をよく見せることのうまいトヨタと比較すると安っぽさが出てしまうのは仕方ないかもしれませんが、せっかく高級感を演出した造形なのですからアウトドアSUVには負けない演出を頑張ってほしいです。
内装が黒色が多いせいか、暗い。
CX-8は高級感を演出するためか、インパネからピラー、天井まで黒で統一されています。
これはシュッとしまった印象とシックな雰囲気でかっこいいですが、車内に開放感などがほしいユーザーにとっては圧迫感があります。
全面に押し出されているのは本革シートや本杢パネルなど質感の高さを感じさせるLパッケージであれば白の革シートを選ぶこともできますが、それでは大きく印象が変わることもないですし、ファミリーカーとして使うには手入れが大変です。
内装の質感などが気になるユーザーはこういったところもチェックしておくと良いでしょう。
はじめは汚れるそぶりなかったけど2年(経年?)後位から急に劣化しだした。
白は運転席がわかりやすいぐらい黒ずんでいく。
本革シートで質感の良さを感じられるシートですが、一定の年数から急に汚れが目立つなどガタが来るようです。
定期的なメンテナンスで状態を維持することも可能だとは思いますが、このように急にがたが来てしまうと対応に困りますね。注意しましょう。
走行性能
でもガソリンターボ燃費悪いな・・もうガソリンターボには戻れない。ガソリンターボの方がアクセルレスポンスは良いし、とにかく静かだけど燃費は23Tより少し良くなったぐらいだわ。
珍しく全てのパワートレインで評判の良いCX-8ですが、ターボエンジンの燃費の悪さは一番のウィークポイントです。
どのエンジンよりもスムーズに吹け上がりパワフルに走りますから、CX-8のポテンシャルを十分に発揮するにはぴったりですが、燃費は5~6km/l程度と昔の大排気量車並の燃費にしかなりません。
SUVとしては抜群のハンドリングだがワゴン以下。
踏めばしっかり走るがワゴン以下。重さを感じる。
エンジンは静かで振動も無い。
装備は四年でとてつもなく進化している。
そんなパワフルなエンジンですが、足回りはどうしてもRV車らしくなっています。アテンザワゴンと比べると足回りの安定感や加速感は今一つで、重いようです。
ただその代わりといいますか、静粛性や振動はかなり抑えられており、エンジン性能の真価が感じられます。
安全性能
MRCCとか緊急ブレーキとか、これだけゴテゴテ走りに関わる機械が付いているので、オートバックスに触らせるのは心配。
取り付け位置や機械の干渉などを考えるとオプション機械類は純正にするのが安心。
CX-8など最近の車には先進安全装備としてカメラやレーダーなどたくさんの装備がついています。そしてそれによってドラレコやETCなどが不具合を起こしたり、最悪は車体本体に不具合が起こることも有るようです。
ですからカー用品店での部品の取り付けや消耗品の交換などを行うと、それによって不具合が出る場合があります。
割高にはなってしまいますがそういった電装部品は、適合がしっかり検証されている純正部品を選択するのが不安はなさそうです。
乗り心地
GベクタリングコントロールとSkyシャシーのおかげで
悪い意味での横Gが一切消えてるから、若干、縦方向の衝撃吸収が気になるときがある
CX-8はシャシー制御が非常に優れており、ロール感など横に揺さぶられる感覚がしっかり抑えられています。
ただこれらの情報がうまく消されているということもあり、普段からそういった感覚も伴って運転している人にとっては不自然に感じることも有るようです。
優れた乗り心地を実現していますが、スポーティなのり味を感じたい人には不安かもしれません。
20分ほど2列目キャプテンシートで過ごしたのだが、なんつーか窓に近い感じ。
身長184あるので天井に近く、リヤドアが内側に傾斜してる圧迫感があった。
CX-8は3列シートで多人数乗車ができるSUVです。ただ乗り心地が良いはずのセカンドシートのキャプテンシートは、窓が近かったり天井が低かったりと圧迫感を感じる人もいるようです。
中には圧迫感を避けるためにあえて7人乗りのベンチタイプを購入するという人もいるくらいですから、セカンドシートの乗り心地は一度確認しておいたほうが良さそうです。
ウォークスルーがないと5人目が乗るときに運転手の仕事が一つ増えるんだよなあ
プロアクって内装だいぶしょぼくなるんかね
ただ7人乗り仕様の場合はセカンドシートがベンチタイプのため、サードシートに乗車するときはセカンドシートを起こす必要があります。
たいていは運転手がシートを動かしてあげたりしなければなりませんから、多人数乗車が頻繁な人にとっては手間でしょう。
三列目乗り込んできたけど
登山かよ!っていうぐらいよじ登る感じで乗込む状態だったな、小さい子供だと厳しいね
7人乗りはエルパケ6人以上にサードシートが使い物にならんよ
それにCX-8はSUVというだけに車高も高く乗り降りが大変です。
サードシートに乗り込む場合はセカンドシートと入口の隙間を縫うように、そしてよじ登るように上がらなければなりませんから小さなお子様がいたりする場合は大変です。
乗り降りが多少不便ですから、サードシートを頻繁に使う人には6人乗りがいいかもしれません。
試乗車見てきたけど7人乗りと6人乗りで2列目のシートの座り心地やリクライニングにかなり差があるんだね。
普段何人乗るかだろうけど、シートのホールド感やリクライニング性能で考えたら断然6人乗りが良かった。
多人数乗車が前提なら7人乗りだけどこれは予約の段階ではわからんかった
さらに7人乗りと6人乗りではセカンドシートのリクライニングの差など、シートの座り心地が大きく変わってきます。
シートのホールド性やリクライニングなどの性能も含め考えると、ベースは6人乗りで考えて、必要に応じて7人乗りを検討すると良いでしょう。
燃費
ガソリンターボに乗っちゃうとスムーズな吹け上がりの気持ちよさにグラっとくるんだろうな
ディーゼルより感覚的に気持ちいいのは間違いないのだけど燃費のストレスがどーしても気になって仕方ない
ディーゼルエンジンはうまく走れば20km/lほど走る驚異的な燃費性能ですが、25Tのターボエンジンは非常に燃費が悪いです。
走っていて気持ちいいのはガソリンターボですからぜひ選びたいところですが、ディーゼルエンジンも乗用車としては抜群の性能をしていますから悩ましいところです。
燃費に振るのであればディーゼルエンジン、走行性能に振るのであればガソリンターボエンジンを選ぶというのが一つの基準となるでしょう。
ディーゼルはまず本体価格が高いじゃん
ガソリンと軽油の差を埋めるのに何年かかるのよ
燃費の良いディーゼルエンジンですが、車両価格は圧倒的な高さです。
走行性能と燃費を両立したい人であればディーゼルモデルが良いですが、価格のやすさを重視するのであれば2.5LNAエンジンを選ぶと良さそうですね。
CX-8は買いなのか?
総評
デザイン
CX-5は評判の高い魂動デザインをさらに洗練したプレミアムなデザインが魅力です。
その伸びやかなボディスタイルは寸詰まり気味だったデザインを伸びやかに表現しており、マツダデザインの一つの完成形だとも言われています。
ただ統一されたデザインはCX-5の派生モデルのような印象も持たれやすく、若干デザインで損している部分もあると言われています。
もちろん内装デザインも非常に良くできています。ダッシュパネルの重厚感のある造形にレザーやパネルの高級感など、他メーカーのフラッグシップモデルにも引けを取らない出来です。さらにはシートのベンチレーション機能やホワイトレザーなど機能性としても非常に優れています。
ただ細かく見ていくとプラスチック感の感じられる内装の処理や、黒ばかりで狭く感じてしまうなどせっかくのデザインがもったいなく感じられる部分もあります。しっかり納得できるか確認しましょう。
走行性能
エンジンには3種類のパワートレインがありますが、メインは街乗り重視の25SとオールラウンダーのディーゼルエンジンのXDとなりそうです。
25Tはターボエンジンで過激な加速が楽しめますが国内道路ではオーバースペックですので使い所は限られますし、海外のアウトバーンを走るようなシチュエーションのない日本では必要ない動力性能です。
他より早くないと満足しない人向けですね。日本の道路を満足に走る上では25SとXDがちょうどよいでしょう。
CX-5の先進安全装備は単眼カメラとミリ波レーダーによって作動しており、さらに最適な配光を行うアダプティブヘッドライトとの組み合わせでセンシング精度は非常に良いです。
アダプティブクルーズコントロールは制御が非常に優れており、本当に自動運転を感じさせるような挙動となっています。
ただそれだけ制度の高いシステムですから、センサーの近くに装着するようなドライブレコーダーやETCなどは量販店での購入取り付けには不安がでます。
乗ってみると静粛性が高く、突き上げもうまく抑えられており乗り心地はまるで高級車のようだという意見もありました。
3列目シートもSUVながらも乗り心地は優れており、体格の良い人でなければ十分に快適な移動ができるようです。
セカンドシートをいちいち倒したりする必要がないことから、使用感としてはウォークスルーできる6人乗りタイプが一番使いやすいくなっています。荷室も十分に確保されていますから大人数での旅行も便利でしょう。
その他
ディーゼルエンジンは20km/lも走るなど燃費性能に優れるCX-8ですが、ガソリンモデルとの価格差は47万円の差があります。
それを燃費性能だけでもとを取ろうと思うと非常に長い道のりになってしまいますし、メンテナンスコストなどもありますからなかなか難しいです。
その他にもターボエンジンは最近の車でありながらも5km/lなどという数値で乗るだけでもストレスが掛かってしまいそうな数値です。
CX-8は燃費の損得勘定でモデルを選ぶのも良いですが、自分が乗ってみて一番気に入ったモデルを購入するのが良いでしょう。
買いかどうか
ここまで総評をしてきましたが、新型CX-8は買いなのでしょうか。CX-8のエクステリアやSUVスタイルのミニバンに魅力を感じられる人にはとてもお買い得なモデルでしょう。
CX-8の一番の魅力と言えるのがそのデザインです。そのスタイルやデザイン、さらには内装の質感などは国産車の中では群を抜いた魅力がありますから、それだけでも満足感はありますから十二分に購入動機になるでしょう。もちろんブランドがしっかり確立されているモデルですので、市場の評価は安泰です。
そしてなにより6人乗りで使い勝手の良いSUVスタイルのミニバンというのも魅力でしょう。しっかり6~7人のれて、荷室も十分な広さを持ちそれでいてスタイリッシュなのはこの車だけです。外観で魅力を感じた人ならばなおのことこの車の良さがわかるでしょう。
その他にもモデルライフを重ねるごとに進化を続ける静粛性や乗り心地、そしてマツダならではの安全技術の高さなどもありますから、CX-8に魅力を感じた人は試乗でしっかり確認してみると良いでしょう。
逆におすすめできないのは高級車と同等の質感を求める人や魂動デザイン自体が受け入れられない人です。
CX-8はマツダのフラッグシップSUVとはいえど、大衆車の域を抜けているわけではありません。質感の高い内外装は魅力的ですが、高級外車にあるような上級の質感にはおよばず、そういった視点で見ると粗が見えてくるようです。
そしていくら魂動デザインが優れているとはいえ、人によっては金太郎飴のようで面白みがないと感じる人もいます。
それぞれモデルによって特徴やデザインの方向性に違いはありますが、このあたりは欧州車のデザインレベルには一歩及ばない点だと言えるでしょう。
ですから、高級車と同じレベルを求める人や魂動デザインを好まないユーザーにはおすすめできません。