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新車・中古車購入時によくある「乗り出し価格」とは？相場はどのくらい？

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車の購入を考えていろいろ調べているときに「乗り出し価格」という言葉を見たことがありますよね。

イマイチ意味のはっきりしない乗り出し価格のことについて、Q&A形式で疑問にお答えしましょう

乗り出し価格とは

運転する女性

まず簡単に乗り出し価格についてご説明します。車を購入する時には、車本体の価格に加えて、諸経費がかかります。

これらすべてを合計したものを乗り出し価格と言い、簡単に言えば車を買って運転できる状態にするまでに必要なお金です。

乗り出し価格に関するQ＆A

それでは次に乗り出し価格についての疑問にいくつかお答えしようと思います。

Q.乗り出し価格の基本的な内訳は？

A.乗り出し価格に税金や代行費用などいろいろな経費が含まれており、基本的には最低限次のものが必要です。

  • 車両本体価格
    税金関係

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自動車取得税
  • 自賠責保険料
  • 消費税
    その他費用

  • 整備費用
  • 車検費用
  • 登録代行費用（車庫証明、登録費用等）
  • 自動車リサイクル料金
それぞれの費用の金額は車の大きさや年式などによって変わってきますので、同じ車でも状態によって乗り出し価格は変わります。

Q.乗り出し価格以外の費用は絶対に払うことにはならない？

A.新車で購入する場合は基本的にはディーラーで提示された乗り出し価格以上の費用はかかりません。ただし車を納車する際に家まで運んでもらう費用として、納車費用が別にかかることがあります。

しかし中古車購入の場合は、中古車店によっては乗り出し価格に加えて中古車店独自のサービス費用が必要なことがあります。

一例をあげますと、「クリーニング費用」、「コーティング費用」などがありますが、必要ない場合には断ることも可能です。

これから車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知っているだけで数十万円は違ってきます。詳しく知りたい方は下記のたった1分で車を60万円値引きできる裏技のページをご覧ください。

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Q.乗り出し価格の表示がない場合、乗り出し価格はいくらくらいプラスになると想定すればいい？

A.乗り出し価格は車グレードや排気量、重量などによって税金が変わってきてしまいますので、それぞれのグレードで簡単に新車の場合での諸経費を計算してみましょう。

税金以外の諸経費は車によってはかわりませんので、以下で計算します。

また自動車取得税は車の値段によって変わってきますので、今回は想定した概算値段で計算しますその他の費用については次の内容で計算します。

その他費用金額
自賠責保険27,840円
車検費用50,000円
登録代行費用15,000円
リサイクル料金軽・小型車7,000 円～16,000円程度
普通車10,000円～20,000円
合計軽・小型車軽・小型車 108,840円
普通車普通車 112,840円
    軽自動車

  • 新車価格1,300,000円
税金関係自動車取得税39,000
軽自動車税7,000
自動車重量税(24か月)2,500
消費税104,000
  
税金合計152,500
その他費用108,840
諸経費合計261,340
    小型車(排気量2,000ccまで)

  • 新車価格1,600,000円
税金関係自動車取得税48,000
軽自動車税34,500
自動車重量税(24か月)24,600
消費税128,000
  
税金合計235,100
その他費用112,840
諸経費合計343,940
    普通車(排気量2,000㏄以上)

  • 車両価格2,000,000円
税金関係自動車取得税60,000
軽自動車税45,000
自動車重量税(24か月)24,600
消費税160,000
  
税金合計289,600
その他費用112,840
諸経費合計402,440

諸経費まとめ

以上、簡単な計算ですが、諸経費の合計はまとめると以下となります。

車種新車価格諸経費合計新車価格に対する
諸経費の割合
軽自動車1,300,000261,34020.1%
小型車1,600,000343,94021.5%
普通車2,000,000402,44020.1%

この計算結果から、おおむね車両価格に対して20%程度の諸経費が発生することになりますので、乗り出し価格が表示されていない新車の目安は、

乗り出し価格＝車両価格＋諸経費（車両価格の20％）

と考えるとよいでしょう。

Q.乗り出し価格をもっと抑えるには？

同じ車種で乗り出し価格を抑えるには、新車の場合はグレードや装備などで車両価格を抑えるしかありません。

しかし中古車の場合ですと、車両価格が安いこともありますが、諸経費のいくつかの項目を抑えることができます。

費用項目節約方法
自動車取得税年式によっては自動車取得税が少なくなったり、
0円になったりしますので、新車よりも税金を
減らすことができます。
車検車検があらかじめ残っている中古車を購入すれば、
車検費用の分だけ丸々乗り出し価格を抑えられます。
リサイクル料金新車時に支払ってあり証明書が残っていれば、
中古車購入時に新たに支払う必要はありません。
自賠責保険これは車検と同じタイミングで更新しますので、
車検が残っていれば支払う必要はありません。

これらの項目でお得になるため、中古車の場合は車両価格差以上に乗り出し価格を安くできます。

乗り出し価格を確認する際の注意点

注意

乗り出し価格は新車の場合にはディーラーが責任をもって見積もりますので変なことが起こることは少ないですが、中古車の場合は中古車店独自のいろいろな費用が加算されていることがあり、注意が必要です。

見積書を取ったらその内訳を必ず確認し、本記事で紹介した必要最低限の費用以外の費用が必要なのかどうか、きちんと見極めてから購入契約するようにしましょう。