車を買った後にどうしても必要になる車の維持費、結構な費用はかかるのはわかるけど実際にいくらぐらいになるのかよくわかりませんよね。

そんな車の維持費について、見積もりのシミュレーションをする方法をご説明します。

この値引き交渉のやり方を知らないと、車を買う際に50万円以上の損をするかもしれませんよ。

営業マンに騙されずに、最大限まで値引きをしてもらうには、このやり方を知っておく必要があります。

詳しくは下記の車を確実に値引きして安く購入する二つの方法のページをご覧ください。

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目次

車の維持費はどういうものがあるの?

車とコスト

まずは簡単に維持費とはどういう項目からなっているかをご説明します。

維持費には毎月必要なもの、毎年必要なもの、数年置きに必要なものとあり、以下の項目をおさえておけば大体の維持費が計算できます。

    毎月必要な維持費

  • 燃料代(電気代)
  • 駐車場代
    1年単位で必要な維持費

  • 自動車税
  • 任意保険料
  • 12か月点検
  • 消耗品代
    数年単位で必要な維持費

  • 車検費用
  • 自賠責保険料
  • 自動車重量税

次の項では、これらの項目をそれぞれ計算するための見積もりシミュレーション方法をご説明します。

車の維持費のシミュレーション

ステップ1「購入予定の車のスペック情報を用意する」

まずは買う予定の車の情報を調べましょう。調べる必要のある項目は次の通りです。

  • 燃費(カタログ燃費でまずはOK
  • エンジン排気量
  • 車の総重量

ステップ2「駐車場を決める」

維持費の一つである駐車場代を計算するために、近隣の駐車場を見つけましょう。

まだ駐車場がちゃんと決まってない場合は、そのエリアのいくつかの駐車場を調べて、相場をつかんでおくだけでもOKです。

ステップ3「車の用途と年間走行距離を考える」

車を主に使う用途によって年間走行距離が変わってきますので、あなたの生活シーンで車を使う場面がどれぐらいあるかを考えましょう。

おおむね用途によって次の様な年間走行距離を考えればよいでしょう。

用途 年間走行距離
日常・レジャー 5,000km
日常、レジャー、
ロングドライブ
10,000km
通勤・通学 10,000km
通勤・通学+週末の
ロングドライブ
15,000km
業務で毎日使用 15,000km

ステップ4「月々の維持費を計算する」

ではまず維持費の基本的なところとして、月々の維持費を計算します。燃料代は車の燃費と走行距離から考えます。計算は次の通りに行います。

ガソリンスタンドでの燃料料金は地方によって変わりますので、事前に調べておきます。 

計算順序 項目 計算内容
1 月々の走行距離 年間走行距離 ÷ 12
年間5,000kmの場合は416km)
2 月々の消費燃料量 月々の走行距離÷車の燃費
3 月々の燃料代 ガソリンスタンドの燃料料金×
月々の消費燃料量

上記で計算した月々の燃料代に、ステップ2で調べた駐車場代を足せば、月々の維持費が計算できます。

ステップ9で月々の維持費をもとに年間維持費を計算しますので、次の通り計算しておきます。

4 月々の維持費 駐車場代+月々の燃料代
5 年間の燃料代+
駐車場代
月々の維持費×12か月

ステップ5「年間維持費 自動車税を計算する」

月々の維持費は計算できましたので、次からは年間でかかる維持費を計算していきます。まずは自動車税です。

自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している場合に支払う税金で、車の排気量によって変わってきます。

ステップ1で調べた車の排気量をもとに、次の表で計算しましょう。また法人などの事業用で登録すると、自動車税は安くなります。

総排気量 自家用 事業用
軽自動車(乗用) 7,200 5,500
軽自動車(貨物) 4,000 3,000
~1,000㏄ 29,500 7,500
1,000㏄~1,500㏄ 34,500 8,500
1,500㏄~2,000㏄ 39,500 9,500
2,000㏄~2,500㏄ 45,000 13,800
2,500㏄~3,000㏄ 51,000 15,700
3,000㏄~3,500㏄ 58,000 17,900
3,500㏄~4,000㏄ 66,500 20,500
4,000㏄~4,500㏄ 76,500 23,600
4,500㏄~6,000㏄ 88,000 27,200
6,000㏄~ 111,000 40,700

ステップ6「年間維持費 任意保険料を計算する」

次に車の任意保険料を計算します。任意保険は自賠責保険で賄えない対人、対物等の保証範囲をカバーするためのもので、車を持っている人はほとんど加入しています。

任意保険料は民間の保険会社との契約となり、保険会社によっても、また年齢や保険の等級、保証内容によっても費用が変わってきます。

ですが相場としては、25歳までは高めに設定されており年間90,000円~110,000円程度6、その他の年齢では年間60,000円~80,000円の間となっています。

車を購入する時には入る保険ですので、シミュレーションの一環として保険会社にも見積もりをとり、詳しい保険料を調べるとよいでしょう。

近年はネットで複数社の同時見積もりができますので、とても早くて便利です。

ステップ7「年間維持費 12か月点検を計算する」

車を所有している限りは、12か月ごとの車の点検が法律で義務付けられており、毎年一度は必ず点検費用が発生します。

点検はディーラーや地元の自動車屋、または自動車用品店、ガソリンスタンドなど様々なところで受けることが出来ます。料金は店によってバラバラですが、相場は10,000円~15,000円となっています。

ステップ8「年間維持費 消耗品代を計算する」

車を動かすためには燃料だけでは足りず、エンジンオイルとオイルフィルターいう消耗品を定期的に交換する必要があります。

エンジンオイルは10,000㎞ごと、オイルフィルターはエンジンオイル交換2回を目途に交換します。

費用はエンジンオイル交換:5,000円、オイルフィルター交換3,000円が相場ですので、これをもとに次の手順で年間の消耗品代を計算しましょう。

計算順序 項目 計算内容
1 10,000km
ごとの費用
エンジンオイル5,000円+オイルフィルター
3,000÷2)=6,500
2 ステップ3
年間走行距離
をもとに消耗
品代を計算
年間走行距離
5,000km
6,500円÷ 2 3,250
年間走行距離
10,000km
6,500円
年間走行距離
15,000km
6,500円×1.5 9,750

ステップ9「数年単位で必要な維持費 の1年分を計算する」

次に数年単位で必要となる維持費を計算し、それをもとに1年分の維持費に落とし込みます。

数年単位で必要なのはすべて車検費用となり、通常は車検期間は新車は3年、その後は2年ごとになりますので、新車の場合は1/3、それ以外は1/21年分を計算します。(1年ごとの車検も可能です)

車検に必要な経費は以下の3つを足して計算し、それをもとに1年間の車検費用分を計算してください。

  • 車検費用(整備・書類・代行費用):30,000円(相場)
  • 自賠責保険料
車検期間 1年 2年 3年
自家用乗用車 16,350円 27,840円 39,120円
自家用小型貨物車 17,270円 29,680円
軽自動車 15,600円 26,370円 36,920円
  • 自動車重量税;ステップ1の車の総重量をもとに計算
車検期間 1年 2年 3年
~1t 8,200円 16,400円 24,600円
1t~1.5t 12,300円 24,600円 36,900円
1.5t~2t 16,400円 32,800円 49,200円
2t~2.5t 20,500円 41,000円 61,500円
軽自動車 6,600円 9,900円

ステップ10「まとめ 1年間の維持費を計算する」

さてここまでの計算で維持費を計算する材料が揃いましたので、次の表に従って計算結果を入力し、1年間の車の維持費を計算しましょう。

もし車検代を別に考えたい人は、ステップ9を抜いて計算して下さい。

ステップ 項目 年間維持費
ステップ4 年間の燃料代+駐車場代
ステップ5 自動車税
ステップ6 任意保険料
ステップ7 12か月点検
ステップ8 消耗品代
ステップ9 車検費用の1年間分
合計

なお、維持費を気にするより車購入時の値引き交渉を気にした方がいいですよ。

このやり方を知っているだけで数十万円は違ってきます。詳しく知りたい方は下記の車を確実に値引きして安く購入する二つの方法のページをご覧ください。

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維持費のシミュレーション:実例編

ではせっかくですので、私が実際に購入した車をもとに維持費のシミュレーションをしてみましょう。

私が昔買った車は「日産 スカイライン R33 GTS25t」というスポーツカーのマニュアル車です。これをベースにステップ1から進めてみます。

ステップ1「購入予定の車のスペック情報を用意する」

燃費 10.2km/l
エンジン排気量 2,498cc
車の総重量 1,370㎏

ステップ2「駐車場を決める」

アパート備え付けの駐車場で、月5,000円でした。

ステップ3「車の用途と年間走行距離を考える」

日常、レジャー、ロングドライブ:年間10,000km

ステップ4「月々の維持費を計算する 

計算順序 項目 計算内容
1 月々の
走行距離
10,000km ÷ 12か月=833km/
2 月々の
消費燃料量
833km/÷10.2km/l81.6 l/
3 月々の
燃料代
ガソリンスタンドの燃料料金
130/l × 81.6 l/=10,608/
4 月々の
維持費
駐車場代5,000/月+月々の燃料代
10,608円=15,608
5 年間の
燃料代+
駐車場代
15,608円×12か月=187,296

ステップ5「年間維持費 自動車税を計算する」

排気量2,000㏄~2,500㏄なので、自動車税額45,000

ステップ6「年間維持費 任意保険料を計算する」

損保ジャパンの自動車保険に加入し、年間80,000

ステップ7「年間維持費 12か月点検を計算する」

日産ディーラーで点検。年間14,500

ステップ8「年間維持費 消耗品代を計算する」

計算順序 項目 計算内容
1 10,000km
ごとの費用
エンジンオイル5,000円+オイルフィルター
3,000÷2)=6,500
2 ステップ3
年間走行距離
をもとに消耗
品代を計算
年間走行距離
10,000km
6,500円

ステップ9「数年単位で必要な維持費の1年分を計算する」

車検期間は2年でしたら以下のようになります。

維持費項目 費用
車検費用 30,000円
自賠責保険料 27,840円
自動車重量税 24,600円
車検費用総額
(2年間)
82,440円
車検費用総額の
1年間分
82,440円÷241,220

ステップ10「まとめ 1年間の維持費を計算する」

ステップ 項目 年間維持費
ステップ4 年間の燃料代+駐車場代 187,296円
ステップ5 自動車税 45,000円
ステップ6 任意保険料 80,000円
ステップ7 12か月点検 14,500円
ステップ8 消耗品代 6,500円
ステップ9 車検費用の1年間分 41,220円
合計 374,516円

このように私の車では400,000円近くの年間維持費がかかっていたことになります。

この車は排気量も大きく、また燃費もそこまでよくなかった為、これだけの費用がかかりましたが、近年のエコカーではもっと安い維持費になるでしょう。

車を確実に値引きし安く購入する方法!

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「値引きしてくれませんか?」「オプションをつけてくれませんか?」と何も考えずに交渉すると、営業マンに舐められます。「この客はバカだな(笑)」と足元を見られ、最低限の値引きしかしてくれないでしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。