スバル XVはスバルのクロスオーバーSUVで、スタイリッシュなデザインが特徴の車です。
今回はそんなスバルXVのサイズや寸法について見ていきます。
スバル XVのサイズ・寸法と広さ・大きさ
スバルXVはクロスオーバーSUVというキャンプやアウトドアにピッタリの車種で、スバルの人気車の一つです。
XVはSUV(スポーツユーティリティビーグル)というタイプの車で、大きなタイヤと車高の高さが特徴的なオフロード向きのカテゴリーの車です。
その中でXVが属するクロスオーバーSUVという車種はその走行性能がより一般道路に適したものとなっており、外観デザインもSUVにありがちな無骨なものではなく、スタイリッシュでかっこいい乗用車スタイルのものとなっています。
XVもボディデザインはスポーティなハッチバックタイプの車となっており、世界的な人気のあるクロスオーバーSUVのひとつです。
そんなXVは現行モデルで3代目となる車で、スタイリッシュなボディデザインのコンセプトは継承しつつも安全性能や走行性能、燃費性能など様々な面で進化しています。
XVにはスバル伝統の水平対向エンジンが搭載され高い走行性能を発揮するとともに、それをベースとしたハイブリッドモデルも設定されています。
燃費性能の良さから普段使いも便利ですし、SUVらしくキャンプやアウトドアにも活用できる多目的な車となっています。
そんなXVのサイズについて、まずは外観サイズを見ていきましょう。
XVの外観
まずXVの外観の寸法について、以下の点を見ていきましょう。
スペック | XV | |
全長 | 4,465mm | |
全幅 | 1,800mm | |
全高 | 1,550mm 1,595mm (ルーフレール装着車) 1,575mm (Advance:ルーフレール装着車) | |
ホイールベース | 2,670mm | |
トレッド(前/後) | 1,555/1,565mm | |
最低地上高 | 200mm | |
車両重量 | 1,410kg〜1,530kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/60R17 225/55R18 |
リアタイヤ | 225/60R17 225/55R18 | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,300mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約2,000mm✕350mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕300mm | |
ミラー幅 | 約2,000mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
XVの寸法
XVは車のサイズとしては普通車に属するもので、前席、後席の2列シートにラゲッジルームを加えたハッチバックタイプの車です。
国産の普通車のサイズには大きく分けて2種類のサイズの枠組みがあり、3ナンバーサイズと5ナンバーサイズの2つがあります。
この枠組みは昔は税金の差などもありましたが現在では廃止されており、ナンバープレートの区分のほかに車のサイズを大まかに表す目安として使われています。
5ナンバーサイズは比較的中小型のサイズの車で、3ナンバーサイズ車となると大型の車というイメージです。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
これに対してXVのサイズは全長が4,465mmと5ナンバーサイズに収まっているのですが、全幅は1,800mmとなっていることからXVの区分は3ナンバーサイズ車となります。
全高は区分に対しては余裕があり、1,550mmという全高はクロスオーバーSUVとしても結構低めのものとなっています。
の外観サイズは初代モデルから3代目となる現行モデルになる間にボディサイズは大きくなっており、特に全幅がワイドになっているのが外観の特徴でしょう。
XVは駐車場に収まるか?
次にXVのサイズ感で駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場のサイズにも大きく分けて2種類あります。
駐車場の基本は平置きの駐車場で、野外などで前後左右の枠組みが決められている駐車場になります。
このタイプの駐車場は自宅の駐車場や有料駐車場、ショッピングセンターやコンビニなどさまざまなところで見られるものです。
この駐車場は施設によってサイズがまちまちなのですが、おおよそ幅が2.5m・奥行き5.0mとなっておりXVの外観サイズであれば余裕を持って駐車することができます。
もう一つの駐車場は立体駐車場というものがあり、これは駅前などの狭い土地にビルを立てそこにエレベーターで上下に駐車する形の駐車場となっています。
立体駐車場はその構造から車の高さに制限があるのですが、昔からある立体駐車場は「高さ制限1.57m」という所が多いです。
XVの全高は1,550mmとなっているのですが、このサイズ感はまさにこの立体駐車場に対応したものとなっているのです。
しかし近年は大型SUVやミニバンの増加によって立体駐車場の高さ制限は大きくなっており、スバルXVの全高であれば問題なく駐車できます。
その他の外観のサイズ感
XVはその外観サイズの特徴としてクロスオーバーSUVの中では車高が低い点があるのですが、最低地上高自体はしっかり確保されています。
最低地上高は車の底面から地面までの距離を指し、SUVでは高く設定されていることが多いです。
最低地上高はSUVで悪路走行をするときに岩場や倒木、障害物などを乗り越えるのに必要なもので、本格的なSUVでは200mm以上の最低地上高は必要です。
しかしクロスオーバーSUVは一般道路の走行がメインなことが多く最低地上高は少なめになることが多いのですが、その点XVは最低地上高は200mm確保されていてクロスオーバーSUVにしてはしっかりしたサイズ感です。
その一方でXVの全高はSUVとしては低めの1,550mmとなっており、これが車のスタイルをスタイリッシュにしています。
しかし最低地上高が高くて車高は低いので、その間の車室は広々としたサイズとはなっておらず、セダンやステーションワゴンに近いサイズのキャビンとなっています。
クロスオーバーSUVは広々としたミニバンのような車種もありますが、XVはよりデザインを重視した形のデザインとなっています。
XVの内装
次にXVの内装のサイズについて見ていきます。
スペック | XV | |
室内長 | 2,085mm | |
室内幅 | 1,520mm | |
室内高 | 1,200mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 777mm |
幅 | 1,090mm | |
奥行き | 820mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約800mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約800mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,000mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約1,000mm |
XVの車内の広さ
XVの車内はSUVというよりは乗用車風のものとなっており、その広さはセダンやハッチバックカーと同程度となります。
XVは前席と後席の2列シートの車ですが、その前後のシートの奥行きは2,085mmとなっています。
このサイズ感は乗用車としては標準的なサイズといえ、ミニバンのように圧倒的に広いことはないのですがコンパクトカーほど狭くもなく、SUVとしては十分な広さです。
また室内幅も1,520mmと広々としたサイズ感になっており、全幅の大きなボディサイズから室内の左右の幅も広々としています。
しかし室内高は1,200mmとSUV系の車両にしては低くなっており、頭上空間は圧倒的な広さはありません。
しかしこのサイズ感であればセダン系の車と同レベルの室内高であり、乗用車としては十分なサイズ感といえるでしょう。
むしろ最低地上高が高くなおかつ全高が抑え気味なXVとしては、これだけの室内高が確保できているのは優秀と言えます。
XVのラゲッジルームの広さ
次にXVのラゲッジルームの広さを見ていきますが、XVはハッチバックタイプの車なので後部座席から車の後部までの距離がラゲッジルームとなります。
XVのラゲッジルームの前後のサイズは820mmとなっていますが、このサイズ感は圧倒的に大きいというわけではありませんがある程度の大きさの荷物まで載せられる使い勝手の良いサイズ感です。
またラゲッジルームの左右の幅は1,000mm以上あり、横に長い荷物も載せられます。しかし高さについてはXVの全高の低さがあるのでそこまで大きくはなく、標準的なサイズとなっています。
ですがXVのリアシートは荷物を載せるために座席を前側に倒すことができ、そうすることでラゲッジルームの奥行きを一気に拡大することができます。
こうすればかなり大きな荷物や大量の荷物も載せることができ、XVのようなクロスオーバーSUVで行きたくなるキャンプやアウトドアにも使いやすい形態になります。
リアシートは左右で独立して倒すことができるので、乗車人数と荷物の量で柔軟に使い分けることも出来ます。
その他の内装のサイズ感
XVの内装のサイズ感でシートの奥行きはそれなりのサイズが確保されていますが、前席と後席の割合は等分ではありません。
XVの前席の前後寸法はおよそ800mm程度となっていますが、このサイズでも十分な足元空間などは確保されています。
XVはそのデザインにもあるようにスポーティな車なので前席のコクピット感も高く、運転しやすいポジションの前席になっているといえます。
これに対して後席の前後寸法は1,000mm程度確保されており、前席よりも居住性を優先した設計になっています。
後席に座ったときの前席との間の足元空間が広く取られており、同乗した乗員の快適性は高いものとなります。
XVは多人数乗りしてキャンプやアウトドアに行く人もあるので、後席が広いというのは大きなメリットの一つとなります。
XVの外観サイズはSUVにしては少し抑えめなサイズ感に見えますが、後席の広さは十分確保されています。
XVの運転
次にXVの運転感覚について見ていきます。
スペック | XV |
最小回転半径 | 5.4m |
ハンドルサイズ | 370mm |
XVの旋回性
まずXVの走行性能について見ていくのが旋回性ですが、こちらは最小回転半径というスペックが関係しています。
最小回転半径は車の小回りを表すスペックで、車のハンドルを最大に切った状態で低速走行し、その状態で車が360°旋回するのに必要な半径となっています。
この最小回転半径が小さければ小さいほど車の小回りが効くのですが、おおよそのスペックでいうと軽自動車で4.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後、中型車で5.5m前後となっています。
これに対してXVの最小回転半径は5.4mとなっており、中型車としてはそれなりに小さい最小回転半径となっています。
SUVという車種は足回りの構造や耐久性などに対して最小回転半径は大きくなっているのですが、XVは乗用車風のレイアウトとなっていることから最小回転半径は控えめなサイズとなっています。
そのため普段の運転の際にも結構小回りが効くと感じるので運転しやすい車といえます。
XVの走行感覚
次にXVの走行感覚を見ていきますが、XVはクロスオーバーSUVらしく車高の高い車でドライバーの視点が高いです。
XVは最低地上高が高いためドライバーの座席が高い位置に配置されており、ドライバーからの前方視界はかなり広めとなっています。
XVはボンネットがあるボディデザインをしていて車の前側のオーバーハングはそれなりにあるのですが、視点が高いので車の前側の見切りが良いです。また走行中も遠くまでの見通しがあるので高速道路などの運転も結構楽です。
リアに関してはそれなりの全長がある車なので慣れないうちは走行感覚はつかみにくいですが、SUVにしては比較的シンプルなデザインとなっているので余計な張り出しは少ないです。
SUVにありがちなタイヤハウスの飛び出しもXVではボディラインに収まっているので、前側や側方の運転感覚を掴んであれば狭い道でも運転は難しくないでしょう。
こういったサイズ感があるのでクロスオーバーSUVとしては扱いやすい車となっています。
XVの車内の運転感覚
次にXVの車内からの運転感覚を見ていきますが、XVはクロスオーバーSUVにしてはステーションワゴンのようなボディデザインなので車内からの視界もそこまで広々とはしていません。
SUVは車高が高い車が多くそれに対して車のウインドウは面積が広めに取られることが多いです。
しかしXVのウインドウサイズはそこまで高さのあるサイズではなく、セダンやステーションワゴンと同クラスのサイズ感となっています。
ですがフロントウインドウは左右の幅が広いのでドライバーからの左右視界はしっかり確保されています。
ただ後方に関しては少しウインドウサイズが狭くなっており、上下幅が狭くなっているので後方視界がひかえめとなっています。
クロスオーバーSUVはデザイン的な面からリアウインドウの上下サイズや左右サイズが狭くなってしまうのですが、 XVはそれに対しては多少広めのサイズになっています。
しかし後方の左右方向についてはウインドウではなく一部パネルとなっているので後方サイドの視界には死角が多くなっています。
とはいえXVはスバル最新の安全装備も装着されており、後方確認用のカメラがあるのでそちらを併用すれば安全確認はできるでしょう。
XVのサイズの評判
XVのサイズについてはtwitterにも評判があがっており、その中から2つご紹介します。
元々スバルでも、インプレッサSTIよりもレガシィとかアウトバックのような長距離やどんなとこでも快適に走れるクルマが好みだったのでXVはサイズ感もちょうど良かったんです(・∀・) pic.twitter.com/ecGQXbr7Mv
— まき@Aqours5thAnniversary🐳 (@makiDIA_sti) December 1, 2018
こちらの方はXVを実際に運転されている方なのですが、そのサイズ感が丁度良くて好感を得られています。
スバル車はどの車も走破性の高さが魅力ですが、XVはSUVらしい走破性の高さからいろいろな場所で使えるのが便利です。
ラダーフレームじゃないシティ派SUVでも後方視界がそんなに悪くないアウトランダーとフォレスターとXVは唯一の良心か。
特にスバルはドライバーが状況認識する上で欠かせない視界性能に昔からこだわってきたメーカーだから、デザイナーとエンジニアが良い意味でケンカしてそうな勝手なイメージw— 無免許 (@gohansujiko) January 25, 2017
こちらの方も数あるクロスオーバーSUVの中でスバル車をおすすめされていますが、XVも含めて後方視界についてはこのクラスにしてはそこそこ確保されている点がよかったそうです。
XVクラスのほかのクロスオーバーSUVは後方視界がギリギリしかない車も多いので、スバルのコンセプトはドライバーには嬉しいものです。
XVを他の車と比較
では最後にXVとそのライバル車を比較してみましょう。
スペック | スバルXV | マツダ CX-5 | ホンダ CR-V | トヨタ C-HR | |
価格 | 2,200,000円〜2,926,000円 | 2,618,000円〜3,976,501円 | 3,290,100円〜4,441,800円 | 2,367,000 円〜2,863,000円 | |
全長 | 4,465mm | 4,545mm | 4,605mm | 4,360mm | |
全幅 | 1,800mm | 1,840mm | 1,855mm | 1,795mm | |
全高 | 1,550mm 1,595mm (ルーフレール装着車) 1,575mm (Advance:ルーフレール装着車) | 1,690mm | 1,680mm | 1,550mm(ガソリン4WDは 1,565mm) | |
ホイールベース | 2,670mm | 2,700mm | 2,660mm | 2,640mm | |
トレッド(前/後) | 1,555/1,565mm | 1,595/1,595mm | 1,600/1,615mm | 1,540/1,540mm 1,550/1,550mm | |
最低地上高 | 200mm | 210mm | 190mm〜210mm | 140mm(ガソリン4WDは155mm) | |
車両重量 | 1,410kg〜1,530kg | 1,520kg〜1,610kg | 1,520kg〜1,700kg | 1,440kg〜1,470kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 225/60R17 225/55R18 | 225/65R17 225/55R19 | 235/60R18 103H | 215/60R17 225/50R18 |
リアタイヤ | 225/60R17 225/55R18 | 225/65R17 225/55R19 | 235/60R18 103H | 215/60R17 225/50R18 | |
室内長 | 2,085mm | 1,890mm | 1,970(7人乗りは2,520) | 1,800mm | |
室内幅 | 1,520mm | 1,540mm | 1,550(7人乗りは1,520) | 1,455mm | |
室内高 | 1,200mm | 1,265mm | 1,230(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185) | 1,210mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 777mm | 795mm | 840mm | 675mm |
幅 | 1,090mm | 1,050mm | 1,050mm | 1,100mm | |
奥行き | 820mm | 950mm | 960mm | 770mm | |
最小回転半径 | 5.4m | 5.5m | 5.5m | 5.2m |
XVとマツダ CX-5のサイズ感の比較
マツダ CX-5はマツダの中型クロスオーバーSUVで、そのデザインやスタイルも含めてXVに近いコンセプトの車です。
CX-5はそのデザイン性が世界的に高い評価を受けている車で、シャープでスポーティなデザインが特徴です。
外観サイズはXVに近いものがありますが、全長については CX-5が少し長いサイズ感です。
また全幅もCX-5が多少大きめで全高は結構XVより高いので、ボディのサイズ感はXVより一回り大きくなっています。
ですが室内のサイズ感については室内長はXVのほうが広くなっており、全長は短めですが車内の足元空間に余裕があります。
しかし CX-5は室内幅と室内高がXVより多少大きくなっており、全体的な広さは同程度となっています。
またラゲッジルームの高さと幅はほとんど同じですが、奥行きについては CX-5のほうが広いのでラゲッジルームの使い勝手は CX-5のほうが上です。
ただ車の最小回転半径はXVのほうが小さくなっているので、狭い道での小回りはXVにメリットがあります。
XVとホンダ CR-Vのサイズ感の比較
ホンダCR-Vはホンダの中型クロスオーバーSUVで、こちらもXVより一回り大きめのサイズ感の車となっています。
CR-Vの全長はXVより150mm程度長くなっており、車のサイズ感は結構違います。また全幅や全高もXVよりも結構大きくなっているので、車の外観を比べると車高の低いXVのコンパクトさが際立ちます。
最小回転半径もCR-Vのほうが高いので、車の取り回しの良さはXVのほうが多少良いでしょう。
なおCR-Vには通常の2列シート5人乗りのほかに3列シート7人乗りの仕様もあり、この仕様のために車のサイズが大きめとなっています。
車内のサイズについては同じ2列シート5人乗りの仕様ではXVのほうが室内長が長めとなっていますが、室内幅や室内高はCR-Vが多少大きめとなっています。
CR-Vの7人乗りは室内長は長いですがその分ラゲッジルームが少なくなっており、ラゲッジルームを含めたバランスでは5人乗りのほうが便利です。
5人乗りであればCR-Vのほうがラゲッジルームが広めとなっており、使い勝手はよくなっています。
しかしCR-Vはその価格帯が3,000,000円を超える金額となっており、2,200,000円からのXVのほうがコストパフォーマンスは非常に高いものとなっています。
XVとトヨタ C-HRのサイズ感の比較
トヨタ C-HRはコンパクトカーベースのクロスオーバーSUVで、XVより小さなサイズの車です。
クロスオーバーSUVは中型の車がメインのカテゴリーですが近年はコンパクトカーレベルの車も増えてきており、C-HRはその中で人気の車種です。
その外観寸法はXVよりも全長が短めの小さなサイズ感ですが、一方で全幅はほぼ変わらず前項も同じなのでC-HRも思ったより小さくはありません。
ですが全長が短いことで最小回転半径はC-HRのほうが小さくなっており、小回りも効きやすい車となっています。
車内のサイズは全長が短い分C-HRはXVより車内長が短く、室内幅もC-HRのほうが小さいので車内は少し狭めとなっています。
室内高はほとんど変わりませんがXVのような後席の広さまでは確保されていません。ラゲッジルームについても全体的にC-HRのほうが小さめなので、車の使い勝手はXVのほうが高いでしょう。
C-HRはそのコンパクトさが運転のしやすさや取り回しの良さにつながっており、XVより扱いやすい車でもあります。
しかし価格帯についてはどちらの車もほとんど変わらないので、使い勝手とコストパフォーマンスではXVのほうが有利です。
総評
スバル XVは中型のクロスオーバーSUVの中では車高が低いスポーティな車で、一般道での走行性能は結構高い車です。
SUVにありがりな車高の高さや押し出しの強さなどはありませんが、乗用車寄りのクロスオーバーSUVとしてコストパフォーマンスも高い便利な車となっています。