スイフトの燃費は悪い？街乗りや高速の実燃費は？改善し向上させる方法まで解説！

軽快でスポーティな走りが魅力のスイフト。

1.0Lターボエンジンのパワフルで爽快な走りから、ストロングハイブリッドの低燃費な走りまでさまざまなパワートレインでユーザーを楽しませます。

車体も軽く、かかってくる税金も安いので普段遣いの足としても最適ですね。

そんなスイフトですが燃費は良いのでしょうか。

ここではスイフトの燃費について解説していきます。

スイフトの燃費・実燃費

参考：www.suzuki.co.jp

まずはスイフトのカタログ燃費と実燃費の差をチェックしていきます。スイフトはJC08モード燃費が採用されていますので、実燃費はガソリンモデルでカタログ値の7割、ハイブリッドモデルで6割程度の数値が目安です。

さまざまなパワートレインを搭載しているスイフトは、カタログ値が1.2Lモデルで24.0km/L、1.2LMHモデルで27.4km/L、1.2LSHモデルで32.0km/L、1.0Lターボモデルで20.0km/Lです。

では実燃費はどのような数値になるのでしょうか。

ユーザーの燃費を見ていくとこの様になります。

カタログ燃費達成率はガソリンモデルで7割、ハイブリッドモデルで6割ほどと一般的な達成率のような数値となっています。高速燃費では7割から8割程度と今一つな数値で、もうひと頑張りほしいですね。

スイフトはハイブリッドモデルだからといって特別燃費の数値が伸びることもないようです。しかしモーターアシストやEV走行など燃費が伸びる素養は多々ありますので、走り方の研究によっては燃費は大きく伸びそうです。

スイフトの燃費の口コミ

スイフトの燃費についてユーザーはどう感じているのでしょうか。ここではツイッター上からスイフトの燃費に関する口コミをご紹介していきます。

燃費良し💁‍♂️💁‍♂️ pic.twitter.com/DDepxgQeTa

— ヒロ (@0202Swift) 2019年4月1日

なんと早速21km/Lという数値を見せてくれています。意外に燃費の伸びないマイルドハイブリッドモデルですが、これだけ走ってくれればかなり助かりますね。

今日業務中に新型スイフトRSに乗る機会があったので立川から味の素スタジアム付近まで燃費測ってみたら20.7出ました！
燃費よすぎ！！びびった！#スズキ#SUZUKI#新型スイフト#スイフト#ハイブリッドではない。 pic.twitter.com/hIsJDabdnx

— 新井涼平 (@arairyouhei) 2017年3月13日

なんとこちらの方もガソリンモデルのRSで20.7km/Lとかなり良い数値です。なかなか20km/Lを切ることがないとユーザーに言わしめるだけあって、優れた燃費性能です。

平湯まで登ってきて平均燃費これってスイフト凄すぎるなぁ、軽さは正義 pic.twitter.com/hoZbsWTRyY

— とーもす (@tnet0214) 2018年11月11日

こちらの方は24.7km/Lとカタログ燃費にかなり近いところまで迫っています。コンスタントにこれだけの燃費が出るとしたらストロングハイブリッドなんていりませんね。

スイフトの歴代の燃費・実燃費

ユーザーの評判も良いスイフトですが、歴代のスイフトの燃費はどうだったのでしょうか。ここでは歴代の燃費を検証していきます。

初代スイフトの燃費・実燃費

 

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優良車情報 ミズキさん(@car_connect_hirostyle)がシェアした投稿 – 2019年 4月月10日午後7時20分PDT

初代スイフトは軽自動車の派生モデルとして2000年に登場しました。燃費は10・15モード燃費で16.2km/Lという数値です。実燃費は10～12km/Lとカタログ値とは程遠い燃費性能でした。

2代目スイフトの燃費・実燃費

 

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Suzuki Swift 2005さん(@the_dutch_swift)がシェアした投稿 – 2019年 3月月7日午前6時27分PST

スイフトといえばこの2代目スイフトのデザインを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。世界戦略車として生まれ変わった、スズキの渾身のモデルとして登場です。

エンジンは1.3Lと1.5Lの2つとなり、カタログ燃費は1.3Lモデルが17.0km/L、1.5Lモデルが16.4km/Lとなっています。実燃費は1.3Lモデルが11～14km/L、1.5Lモデルが10～12km/Lと良好な数値でした。

3代目の燃費・実燃費

 

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swift_zc72s_clubさん(@swift_zc72s_club)がシェアした投稿 – 2017年 5月月2日午後4時37分PDT

3代目スイフトは先代モデルをキープコンセプトにさらに走行性能などを向上させ、コンパクトカーの中では優れた走りというスイフトの立ち位置を不動のものにしました。

排気量は1.2Lのみとなり、カタログ燃費はJC08モードで26.0km/Lと大きく伸びています。実燃費は街乗りで14～16km/Lとさらに数値を伸ばしています。

スイフトは軽自動車の派生モデルとして登場しましたが、2代目で世界戦略車として大きな進化を遂げ、スズキの代表的な車種となっています。

走りが良いだけのモデルで終わらせず、環境性能もさまざまなアプローチで向上しており、進化を続けている車です。

スイフトの燃費の理由

参考：www.suzuki.co.jp

現行のスイフトは優れた燃費性能をしています。これらはどういった技術から達成されているのでしょうか。解説していきます

軽量化されたボディ

スイフトは肥大化を続ける最近の自動車の流れに逆らい、なんと逆に1tを切るというボディの軽量化に成功しています。

車重の軽さはそのまま燃費に直結するほど重要な部分ですが、安全装備など必須装備が増え続ける中、これだけの車重を達成するにはかなりの労力が必要です。

スイフトはスズキの新型のプラットフォームのハーテクトという技術を採用しています。これは高剛性材や形状の特性活かして設計されており、今までにないくらい軽い車体を作りあげました。重量は走行性能や燃費に直結する部分なので非常にギリギリまで絞られているようです。

効率のよいパワートレイン

スイフトにはキャラクターに合わせた最適なエンジンが作られています。中でも燃費を重視して考えられているのがマイルドハイブリッドとストロングハイブリッドです。

マイルドハイブリッドはガソリン車とほぼ同じような構造を持ちながら、発電用モーターを大型化してそれを発進時にアシストさせるという逆転の構造です。空間も犠牲にすることがないのでコンパクトな車にはうってつけです。

そしてストロングハイブリッドは言わずもがなの環境性能です。ただ最近のEV走行メインのハイブリッドほど出力は強くなく、バッテリー容量も少ないのでEV走行できるシーンはかなり限定的になります。

それでもこのコンパクトな車体を犠牲にすることのない小柄なシステムで、車重も1tをオーバーしません。両者ともこの車に最適に作り上げられた効率の良いパワートレインです。

エンジンに合わせたミッション

エンジンが効率良くできているだけでなくミッションも多く用意されて、それぞれのエンジンに合わせたセッティングがされています。

ガソリン車にはCVTやMTで国内道路でも効率の良い走りを、そしてマイルドハイブリッドにはコンピューター制御と同期のさせやすいCVTで最適な変速が行えるようになっています。

ストロングハイブリッドは出力が強めのモーターでもしっかり加速できるように、ダイレクト感のある5AGSが採用されています。CVTのように一旦回転数を上げてから加速するのと違い、低回転からトルクのあるモーターの特性をうまく使うセッティングです。

効率の良いエンジンと最適なミッションとの組み合わせで、高い燃費性能を実現しています。

スイフトの燃費改善・向上方法

軽量スポーツにしては燃費の良いスイフトですが、さらに燃費を良くする方法はないでしょうか。ここではスイフトの燃費をさらに向上する方法をご紹介します。

ゆっくり発進しよう

スイフトは豊富なパワートレインで、その車に合わせた走り方があります。しかしどれにも共通するのが丁寧なアクセルワークです。各々のパワートレインに合わせた発進をしましょう。

まずMTの発進時はアクセルで2,000回転を目安に徐々に前に出ましょう。これならばエンジンの回転も無駄になりません。CVTや5AGSの場合はクリープ走行で徐々に前に出ます。

それからスピードが乗ってきたらアクセルを4割ほど踏み込んでしっかり加速します。目安はタコメーターで2,000回転です。

ゆっくりな走りですがアクセルはしっかり開いているので、エンジンの内部抵抗などの無駄は少なくなり、一番効率の良い発進となります。

エンジンブレーキを使おう

次にスイフトの走行中の無駄を減らすために減速には極力エンジンブレーキを活用します。エンジンブレーキ中は回生充電によりサブバッテリーへの充電が行われますし、燃料供給がカットされているので燃費は実質無限大です。

車のエンジンは1,500回転以上でアクセルが離された状態であれば燃料供給がカットされ、エンジンブレーキがかかるようになっています。

それぞれミッションによって減速の仕方は違ってきますが、パドルシフトやスポーツモードなど、任意でギアを落とすことができるようになっています。速度に合わせたギアでエンジンブレーキを使って減速していきましょう。

早めの変速をしよう

MTはギアを引っ張って、高いエンジン回転を維持しながら走ると非常に気持が良いです。しかしそれでは燃料の消費が大きくなるので、燃費優先で走るときはできるだけ早めに変速しましょう。

5AGSの場合はエンジンの回転が上がり、変速のタイミングだと思ったときにアクセルを緩めるとギアが勝手に上がるようになっています。

アクセルを踏みっぱなしでは変速時に変な違和感もありますし、こうした特性を利用してエンジンの効率の良い部分を使って早めの変速を心がけてください。

レーダークルーズコントロールシステムを使う

スイフトにはコンパクトカーながらも速度を一定で走行し、さらに前車に追従走行できるクルーズコントロールがついています。

走行中にアクセルを踏んだり離したりを繰り返していると、燃料消費を促進してしまいます。いくら気をつけていても人間の力には限界がありますし、疲労にもつながるのでここは車の力を借りましょう。

高速道路やバイパスのような速度一定で走れるような環境では、レーダークルーズコントロールを使えば、車が勝手に速度を一定にして走ってくれます。これでしっかりと燃料消費を抑えることができます。

さらに前の車にも勝手に追従してくれるので、運転に対する集中を少し減らすことができるので疲労軽減にも繋がります。

スイフトの燃費を他の車と比較

スイフトの燃費性能はなかなか優秀です。ではスイフトのライバル車たちの燃費はどうでしょうか。

ここでは比較に上がりやすいマツダのデミオ、ホンダのフィット、日産のノートと比較していきます。

マツダ デミオ

参考：www.mazda.co.jp

デミオは国内で唯一ディーゼルエンジンを搭載するスタイリッシュなコンパクトカーです。燃費の良さと走りの良さを両立した面白い車です。

エクステリアが魅力的で、スイフトとはキャラがかぶるので、直接のライバルのような存在といえます。

カタログ値はガソリンモデルが24.6km/L、ディーゼルモデルが30.0km/Lとスイフトのハイブリッドとガソリンモデルのような差があります。では比較していきましょう。

実燃費を見ていくとガソリンモデル、ハイブリッドモデルともにスイフトのほうが燃費性能が良いという結果です。

ただディーゼルとハイブリッドでは燃料単価で差がありますので、この辺も考慮していくと同じような金額となるかもしれません。しかし単純に燃費勝負するとスイフトの勝利です。

ホンダ フィット

参考：www.honda.co.jp

フィットはこのクラスではNo.1の空間効率を持つホンダのコンパクトカーです。センタータンクレイアウトやハイブリッドとDCTの組み合わせなどダイレクト感のある楽しい走行性能を体感できる車です。

カタログ燃費の数値はこちらもスイフトと非常によく似た数値です。では実燃費を見ていきます。

燃費性能はガソリンモデルではスイフト、ハイブリッドモデルではフィットのほうが勝っています。この2台はどちらも似たようなパワートレインを搭載しており、走る楽しさはなかなかのものです。

燃費性能ではほぼ変わらないので実用性で選ぶならフィット、走行性能の高さで選ぶならスイフトという選択が良いでしょう。

日産 ノート

参考：www3.nissan.co.jp

電気自動車のようなe-powerによって認知度が非常に高い日産ノート。ガソリンモデルにはスーパーチャージャー付きのモデル、そしてハイブリッドにはモーターのみで走るe-powerがあります。

燃費を見ていくとガソリンモデルはカタログ値が26.2km/L、ハイブリッドは34.0km/Lです。実燃費を見ていきます。

実燃費ではガソリンモデル・ハイブリッドモデルともにどちらもいい勝負をしています。

ノートはその広い車内空間と、電気自動車のようなダイレクトな加速感が持ち味です。そしてスイフトは高い走行性能と燃費性能の高さがあります。こちらも実用性で選ぶならノート、走行性能で選ぶならスイフトというところでしょう。

スイフトは優等生

スイフトはコンパクトな車体で、運転がしやすく燃費の良いコンパクトカーです。

非常に軽い車体に加え、足回りもしっかり作られており、運転する楽しみはコンパクトカーの中では1ランク上の質感が感じられるでしょう。

ドライバーズカーとして通勤のためだけでなく、週末のドライブも楽しみたいという人には非常におすすめできる一台です。

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