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スペーシアは車中泊が快適な理由6つ!フルフラット化のやり方も!人数は2人まで!

スズキ スペーシアはスズキの軽自動車で、車高が高いスーパーハイトワゴンという車種です。

今回はそんなスペーシアでの車中泊についてご説明します。

スペーシアの車中泊が快適な理由

スズキ スペーシア参考:www.suzuki.co.jp

スズキは軽自動車をメインとした小型車メーカーとして有名ですが、その中でも売れ筋軽自動車なのがスペーシアです。

スペーシアは軽自動車でありながら車の全高が非常に高い軽スーパーハイトワゴンという車種で、車内の広さを確保するためにスクエアボディかつ室内高の高さが大きな特徴です。

室内高の圧倒的な高さは車内で座ったときの図上空間の広さにつながっており、軽自動車とは思えない開放感を味わうことができます。

またスペーシアにはハイブリッドシステムが組み合わされたパワートレインが搭載されており、燃費も良好で非常に扱いやすく利便性の高い車に仕上がっています。

近年スペーシアのようなワゴン系の車の利用方として車中泊というものが人気を得ているのですが、これは旅行の際にホテルや旅館で宿泊したりキャンプをするのではなく、車の車内で一晩を過ごす方法です。

この車中泊は車で移動しながら宿泊費用を抑えられるものとして人気なのですが、その他に車の中で寝るという非日常感も面白さにつながっています。

ですが軽自動車は従来その車の小ささから車中泊にはあまり向かないとされてきたのですが、近年は車中泊が一般化すると共にシートアレンジを工夫したような車も出てきています。

ではスペーシアが車中泊に向いているかどうかを見るために、まずはスペーシアの各部サイズを見ていきましょう。

スペックスペーシア
価格1,358,500円〜1,619,200円
乗車定員4名
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,785mm 1,800mm(スペーシアHYBRID X 2トーンルーフパッケージ装着車/スペーシアギア)
室内長2,155mm
室内幅1,345mm
室内高1,410mm
ラゲッジルーム高さ1,120mm
850mm
奥行き300mm
運転席寸法高さ約1,200mm
約500mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,200mm
約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,200mm
約1,200mm
奥行き約1,100mm
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

スペーシアを始めとした軽自動車は軽自動車規格によって外観サイズが決められており、特に全長と全幅の規格が厳し目です。

車はほとんどが規格ギリギリである全長3,395mm、全幅1,475mmで設計されており、車内のスペースなどもこれでほぼ決まってしまいます。

ですが全高の軽自動車規格は2,000mmまでとかなり緩めのものとなっており、スペーシアのような軽スーパーハイトワゴンはこの点を活かして車高を高くしています。

そのためスペーシアの車内の室内高は1,410mmと非常に広々としており、室内校だけなら普通車の中型ミニバンにもひけをとりません。

一方で室内幅は軽自動車の一般的なサイズにとどまっていますが、室内長は軽自動車としてはかなり大きめに確保されており、足元空間なども広々としています。

その一方でラゲッジスペースの前後は300mmしかなく、大きな荷物を載せるときには後席に載せたりシートアレンジでラゲッジスペースを拡大するなどが必要となります。

こういったサイズ感を持つスペーシアですが、軽自動車としてはなんとか車中泊が可能な車となっており、次のような点が車中泊に向いています。

一応車中泊可能な車内レイアウト

スペーシア シート参考:www.suzuki.co.jp

スペーシアで車中泊をする際には車内で快適に寝ることのできる寝台が必要となりますが、スペーシアではシートアレンジを駆使することでこの新台を作ることができます。

スペーシアにはいくつかのシートアレンジモードがあり、例えば後席を前側に収納してラゲッジスペースとつなげるフルフラットモードがあります。

ポイント

フルフラットなので寝台には適していると思いきや、実際その前後の寸法は1,400mm程度となっており、このスペースでは普通の人はしっかり足を伸ばして寝ることができません。

足を曲げれば寝られる可能性もありますが、軽自動車という室内スペースが小さいことでこの状態では快適性は得られないでしょう。

しかしスペーシアにはもう一つのシートアレンジがあり、前席と後席で作るフラットモードがあります。

これは前席の背もたれを後ろに倒すと共に後席は最大まで後ろにスライドさせ、前席の座面と背もたれと後席の座面でフラットな空間を作ることができます。

このときには前席のヘッドレストは取り外す必要はありますが、それ以外の操作はあまり必要なく簡単にフラット化できます。

後席の背もたれは多少斜めになる形で止まってしまうので車中泊には利用できませんが、軽自動車のシートアレンジとしてはなかなか便利な空間です。

寝ることは可能な前後スペース

スペーシアの車中泊可能なフラットモードでは前後の奥行きがしっかり確保でき、足をしっかり伸ばして寝ることもできるでしょう。

車中泊では快適な寝台の条件の一つとして奥行きがしっかり確保されている必要があり、特に寝る方の身長分は最低でも確保されていなければなりません。

ですが実際には身長ギリギリでは窮屈感を感じて しまうので、身長プラス多少のゆとりが必要となります。

そのため大人の男性の平均的な身長である170cmを基本として考えると、車中泊で快適寝ることのできる前後のスペースは1,800mm以上は欲しくなります。

これに対してスペーシアのシートアレンジでは前後のサイズが1,800mm〜1,900mmぐらいを確保することができ、しっかり足を伸ばして寝られるだけの寝台とすることができます。

スペーシアの室内長とラゲッジスペースを足すと2,400mmぐらいは車内の奥行きはあるのですが、スペーシアのシートレイアウトでは後席の背もたれが倒せないので、その分のスペースが利用できません。

ですが軽自動車のシートアレンジでこれだけの奥行きが確保できるのはそもそも大きなメリットとなっているので、軽自動車の中では車中泊に向いているといえるでしょう。

非常に快適な室内高の高さ

スペーシアは室内長や室内幅には軽自動車規格からサイズの制限がありますが、室内高は高いので車中泊のときには大きなメリットになります。

車中泊のときにはしっかり寝るための寝台のスペースはもちろん必要ですが、その他に室内の高さも重要です。

ただ寝るだけであれば800mmぐらいの高さでも寝ることはできるのですが、実際に寝るときにあまり高さが低いと窮屈感を感じてしまいます。また寝返りを打つときなどにも天井が低いと大変であり、室内高は高いほうが快適です。

またスペーシアのように非常に高い室内高があると、車中泊では別の楽しみ方ができます。天井が高いので寝台の上でしっかり身体を起こすことができるので、寝台を床面としてキャンプのような使い方もできるのです。

そのため車内に飲食物や娯楽、キャンプ用品などを持ち込むことでさまざまな楽しみ方が可能であり、スペーシアのメリットを最大限活用する使い方ができます。

ラゲッジボックスやアンダーラゲッジを活用した荷室が使える

スペーシアは後ほどご説明するように車中泊時にラゲッジスペースが少なくなるという問題がありますが、それに対していくつかの収納が活用できます。

まずスペーシアの車中泊ではシートアレンジで後席を一番うしろまでスライドさせますが、その状態ではラゲッジスペースは多少スペースが残ります。

ポイント

その部分にスペーシアのアクセサリーであるラゲッジボックスなどを置いておけば、結構荷室としては便利に活用することができます。

またラゲッジボックスがなくても高さのない荷物なら載せることはできますので、あらかじめフラットモードでのラゲッジスペースの残りを見ておくと良いです。

またスペーシアにはその他にもちょっとしたラゲッジがあり、その1つに前席の助手席の座面の下のアンダーラゲッジがあります。

このスペースはそんなに大きくはありませんが、車中泊の際でも自由に開閉してものを取り出しすることができ、使い勝手は良いです。

その他にもダッシュボードやドアポケットなどスペーシアの車名の通りラゲッジスペースが非常に多く、少しずつでも荷物を載せて置けるのは便利です。

車中泊用アクセサリーの充実

スペーシア マット参考:www.suzuki.co.jp

スペーシアにはさまざまな純正アクセサリーがあるのですが、 その中には車中泊に活用できるものもたくさんあります。

まず1つ目は「リラックスクッション」というアクセサリーで、これは車内の寝台の上に敷くクッションとなっています。

リラックスクッションはスペーシアの車内にピッタリマッチするサイズのもので、寝台の座面だけでなく後席の背もたれまでをカバーする特別性のものとなっています。

車中泊にはこういった車中泊クッションは必須なので、アクセサリーで揃えられるのは便利です。

その他にはスペーシアのウインドウを遮光するためのアイテムとして「プライバシーシェード」があり、これを装着すれば車中泊のときに外の光を遮断できます。

プライバシーシェードには「フロントプライバシーシェード(メッシュ付)」と「リアプライバシーシェード(メッシュ付)」があり、これらを装着することで完璧になります。

またこのプライバシーシェードには一部を開閉して窓を空けられる機能があり、そこにはメッシュが付いているので換気しながら虫が入るのを防げます。

他にもスペーシアの車内でさまざまな荷物を吊り下げることができる「ユーティリティカラーリングフック」というものがあり、これを装着しておけば荷物をたくさんかけて置けます。

車内で活用できるコンセントがある

スペーシア AC参考:www.suzuki.co.jp

スペーシアは車内で活用できるコンセントのアクセサリーもあるのですが、これも車中泊には便利です。

スペーシアの装備には「ACパワープラグ」というものがあり、車内の運転席側に家庭用の100Vコンセントを装着するものです。

そのコンセントはあまり容量は大きいものではないのですが、そのまま家電製品が使えるようになるのは便利です。また車中泊のときにでもコンセントを使用することはでき、さまざまな便利な使い方ができます。

このコンセントは容量は大きくはないのである程度の電化製品しか使えませんが、それでも携帯電話の充電や照明、 娯楽用の電気製品も使えます。

そのためキャンプ用品だけでなく車の中でさまざまな便利なものが使え、車中泊の楽しみが一気に広がるでしょう。

スペーシアで車中泊をする方法

では次にスペーシアで車中泊を行う方法をご説明します。

車内の寝台を作り上げる

スペーシア シート参考:www.suzuki.co.jp

まずスペーシアの車中泊で寝台となるシートアレンジをするのですが、これはシートに標準的にあるスライドやリクライニング機能を使います。

スペーシアのフラットモードで車中泊をしやすいのは前席と後席で構成するもので、その操作は簡単です。

まず最初に前席を操作しますが、前席は運転席も助手席もヘッドレストを取り外して邪魔にならないところにしまっておきます。

その後に前席は最も前までスライドさせた上で背もたれを最大まで後ろにリクライニングさせるので、シートのリクライニング機能だけ操作できれば簡単です。

後席に関してはヘッドレストはそのまま装着したままでも大丈夫で、後席もシート全体を最大まで後ろにスライドさせます。

スペーシアの後席は普通の軽自動車より大きくスライドできますので、ラゲッジスペースに入っている荷物は事前に取り出しておきましょう。

また背もたれについては立てたままとなりますが、その角度は結構立ったものとなるので一度操作をしておくと良いでしょう。

これらの操作で前席の背もたれと後席の座面がちょうど繋がり、寝台となるフラットモードが完成します。

車中泊アイテムを準備する

スペーシア シェード参考:www.suzuki.co.jp

次にスペーシアの車内で快適に就寝するための車中泊アイテムを準備します。

スペーシアには前述でご説明したさまざまな純正アクセサリーがあり、これを揃えるだけでも最低限の車中泊アイテムが揃います。

ポイント

車中泊には車中泊マットはまず必須であり、スペーシアの場合はシートの段差を吸収するために必要です。

スペーシアの寝台はシートそのままの形状となっているので、その凹凸は結構あり、また座面と背もたれの間でも段差があります。スペーシアのリラックスクッションを装着すればこれらの段差はかなり吸収できるので便利です。

またプライバシーシェードなどの遮光アイテムも必須で、外から光が入ってくるとかなり睡眠の邪魔になるので遮光を完璧にするほど快適性があがります。

純正アクセサリーのプライバシーシェードは非常に便利ですが、価格的には多少高めなものなので遮光アイテムについては社外品の遮光ボードや遮光カーテンなどを利用しても良いでしょう。

車中泊マットも社外品には厚みやサイズがさまざまなものもあり、車内にピッタリマッチするかはわかりませんが費用は抑えられるでしょう。

車中泊にはこの他にもブランケットや枕などの就寝具、娯楽のアイテムなど様々なものを持ち込むとより楽しみや快適性はあがるでしょう。

車中泊の注意点

車中泊には快適性のある寝台や前後のサイズなど必要なことはあるのですが、その他に注意点もあります。

注意

その注意点とは車内の換気をしっかりすることで、もし密閉度の高い車内空間で窓を締め切って一晩を過ごすと、朝起きたときに息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車内で一晩寝ている間に車内の空気を消費して二酸化炭素が増えたためで、一晩ぐらいであれば健康に問題はありませんが快適性は下がってしまいます。

そのため寝ている間には車内をしっかり換気する必要があるのですが、一番簡単な方法は窓を空けておくことです。

スペーシアでは前述のプライバシーシェードを装着すると窓の部分にメッシュがあるので、窓を空けても虫が入ってくることがなく換気しやすい構造となっています。

ですが外の音などは入ってくるので、最も便利なのは車のエアコンを外気循環モードで動かしておき、車内の温度管理と共に快適性の高い車内を作ることです。

これにはエンジンはアイドリング状態にする必要があるので、燃料の残量には気をつけましょう。

なおエンジンがアイドリング状態のときに排気管が積雪で詰まると排気ガスの逆流の可能性があるので、冬季などそういった可能性がある場合には窓も少しだけ空けておくと安全です。

スペーシアの車中泊に向かない点

スペーシアは軽自動車としてはかなり車中泊に向いている車なのですが、一方で次のような点は少し向かない点となります。

車中泊スペースに段差が大きく、そのままでは快適に寝れない

これは前述でも多少触れましたがスペーシアの車内のフラットモードでは段差が大きい部分があります。

その部分は前席の座面と背もたれの間の段差で、これはシートの構造上どうしても生まれる段差です。

ポイント

段差の高さは結構大きいのでそのままそこを寝台にすると気になることが多い部分です。もちろん前述の車中泊マットなどである程度段差を吸収したり、またそちら側を足側にして寝たりすれば多少は良いのですが、一番良いのは段差を完全に解消するようなアイテムを使うことです。

近年の車中泊の人気の高まりと共にさまざまな社外品の車中泊グッズが登場しており、その中には車内の段差を吸収するためのものもあります。

家庭用のクッションなどでも代用できますが、スポンジ素材の段差吸収マットなども販売されておりそういったものを活用することで段差を無くしてフラットな空間を作り上げることができるのです。

なお段差吸収マットにはいろいろなサイズがありますので、その中からスペーシアの座席の段差に合うものを探してみると良いでしょう。

車内に荷室が少ない

スペーシア ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

これも前述で少し触れましたがスペーシアで車中泊スペースを確保するとどうしても荷室は減少してしまいます。

もともと車内スペースの少ない軽自動車ではありますが、スペーシアのシートレイアウトは最大限フラットな空間を作り出せる優秀なものです。

ですがラゲッジスペースはほぼ完全になくなってしまうので前述でご紹介したアンダーラゲッジなどを活用することとなるのですが、もっと大きな荷物となると置き場所には困ってしまいます。

もう少し前後のスペースが広いミニバンなどでは図上空間や足元空間にも置けるのですが、身長にもよりますがスペーシアではそういった空間は少ないでしょう。

そのため一番良いのは荷物の方を見直すことで、車中泊を前提で旅行するのであれば荷物を小分けにして車の各収納に収められるようにすると良いでしょう。

また軽いものであればスペーシアの天井の高さを活かして車内の上側にキャリアなどを装着しておくのもよく、そういった社外品のアクセサリーもたくさん販売されています。

またキャンプなどで大きな荷物がどうしてもある時には、車の屋根の上に取り付けるルーフキャリアなどもとても便利です。

スペーシアはどうしてもスペースが限られてしまう軽自動車なので、荷物の量や大きさなどにも気をつけると快適な車中泊となるでしょう。

スペーシアの車中泊の口コミ・評判

スペーシアの車中泊についてはtwitterでもさまざまな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介します。

この方はスペーシアがとても満足感の高い車とおっしゃっておられ、様々なことに便利な車となっています。

車中泊だけでなく自転車を積み込んだり普段使いの便利さなど、1台でとても利便性が高いです。

こちらの方はスペーシアでの車中泊に慣れておられ、さまざまなアイテムを車内に装着しておられますね。

天井付近にもキャリアがあってかなり荷物置き場が増えており、スペーシアでもカスタマイズ次第でかなり便利になるようです。

総評

スペーシアは近年の軽自動車の中ではかなりの人気車種で、室内高の高さから来る車内の広さが軽自動車とは思えない快適性をもたらしています。

このスペース感は車中泊も可能な車内レイアウトをしており、軽自動車の中ではかなり車中泊向きの車といえるでしょう。