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シエンタの2ch(5ch)での評価まとめ!実際の意見をまとめて分析!

シエンタは最大で7人の乗車ができるコンパクトミニバンです。

コンパクトカーサイズの車体ですから非常に取り回しは良く、運転がしやすくなっています。

それでいて多人数乗車ができて便利ですし、シートアレンジも豊富なので実用性が高いのが特徴です。

さらにトヨタお得意のハイブリッドモデルもラインナップされているので燃費性能も抜群です。

多人数乗車が必要だけど、運転が苦手だという人や燃費の気になる人にはもって来いといえるでしょう。

とても便利で扱いやすいシエンタですが、実際の評判はどうなのでしょうか。

ここではシエンタの良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。

シエンタの2ch(5ch)での良い評価

シエンタのフロント

運転もしやすく大人数が乗れて、維持費も安いコンパクトミニバンの代表格であるシエンタですが、掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。

外観

カタログ見た時は、うわっ何だこのデザインわ!
と思ったけど、実物見ると意外と変じゃないと思った。

発売当初、シエンタのデザインは見るものの度肝を抜きました。特に歌舞伎化粧のようなフロントマスクは賛否両論だったこともあり、初見の人はぎょっとする人が多いです。

そんな個性の強い外観デザインが特徴のシエンタですが、実際に実物を見てみると車の大きさや色合いなども加味されるせいか、その変なイメージとは違って見えてきます。

カタログや写真だけでは伝わらない、総合的な魅力がシエンタにはあるようです。

ギンギラメッキグリルじゃなくて良かったけどヒゲもあるし、あんま変わってないなw
もうちょい引いて見ると印象変わるかもだけど

そんなシエンタは一度マイナーチェンジを迎えています。ただそのデザインはほとんど変更点がなく、むしろどこが変わったのか探さなくてはならないほどです。

ただ最近のミニバンのようにギラギラしたメッキグリルやおらついた顔にならなくて本当に良かったです。

なんかグリルもアップで見ると思ってたのと違う、、

カローラスポーツのグリルに似てるね
バンパーの黒い所をメッシュで目立たなくしてる感じ
こっちの方が好みですわ

ただよく見ていくと、このようにグリルデザインなどが微妙に変わっています。

ツルッとしていた大型グリルは、メッキの形状を変更したりスポーティなメッシュデザインを採用するなど、高級感を演出しています。

ひと目で分かるシエンタらしいデザインはそのままに、カローラスポーツやアクアなど最近のトヨタらしいデザインが取り入れられ、より洗練されたことが感じられますね。

ライトの形は一緒だけど光り方は変わってるっぽい。

その他にもライトの形状などひと目で分かる部分はそんなに変わりませんが、光り方を変えたというパーツもあります。

シエンタのデザインがトヨタにとってもなかなか代えがたい完成されたデザインということなのでしょうか。

内装

シエンタ シート参考:toyota.jp

5人乗りの後席は6:4の分割シートだから
7人乗りの5:5分割シートよりは真ん中の座り心地はマシなんじゃね?
あと真ん中の乗員用のヘッドレストが5人乗りは埋め込みタイプだから
真ん中の席未使用時の後方視界はなんとか確保できるかと

シエンタの内装は外観デザインほどではありませんが、ダイナミック感のあるデザインでシエンタらしさをしっかり表現しています。色の使い分けなどもありフレンドリーな印象です。

そんなシエンタの内装には5人・6人・7人乗りの仕様があります。それぞれセカンドシートの分割方式が違っていたりラゲッジスペースの使い方が違うなど、アレンジの豊富さが売りです。

ただ注意が必要なのは7人乗りと5人乗りはセカンドシートで3人乗る仕様です。7人乗りは5対5で別れますから真ん中の人のお尻がちょうどシートの境目になり、5人乗りは6対4で別れますからお尻はちゃんとシートに付きます。なのでフル乗車の場合セカンドシートの座り心地は5人乗りのほうがまだ良いでしょう。

あとヘッドレストは取り外し可能ですから、後方視界に関してもしっかり考慮されており操作性も万全です。

先代と同様に寒冷地仕様でリアヒーターダクトが付きます。
少しでも後席の快適性向上に資すればと思い、福岡ですがMOPの寒冷地仕様を入れました。
効果については、自分は分かりません。

さらにセカンドシートにはオプションでリアヒーターダクトを装着することが可能です。コンパクトとはいえど車内の広いミニバンですから、フロントからの風だけではエアコンの風は回りきりません。

後部座席を少しでも快適にするためにはこういった配慮があったほうが良いでしょう。ただそれでもサードシート向けにはエアコン・ヒーターのダクトはありませんので、快適性はある程度犠牲になります。

2列目まで倒した場合が1430mm、
キャディバックが大体1300mmぐらいだから縦積みは恐らく2列目まで倒さないとダメかと。
幅が1260㎜だから小さいバッグなら横積みでギリギリ入るorちょい斜めでいけるかも
自分も4人載せてバッグ4つが入るならシエンタにしたいけど、
今だとアイシスかWISHの方がいいのかなあと思ってしまう。

ラゲッジスペースも広いシエンタですが、ゴルフバッグなど長物を積載する場合にはセカンドシートまで倒さないと難しいようです。

縦積みもできますがラゲッジアンダーボックスを使う必要がありますし、これが意外と狭いため最大で2つまでしか乗りません。

そのため一見不可能のように見えますが、それを可能とする荒業があります。セカンド・サードシートの片側だけを格納し、そこに2段重ねで4つ乗せることができます。そしてもう片方に座ることで4人乗車で行くことが可能になります。

ですからこちら方のように4人連れでゴルフに行くなどと言った用途を考えている場合は、同乗者への配慮やゴルフクラブへの衝撃緩和対策をすることで、可能となります。

安全性能

シエンタ セーフティ参考:toyota.jp

シートヒーターいいよね。凄く快適。
TSSCはフロントに何かがあるのが嫌で外したけど、今はつければ良かったって思ってる。。
保険も安くなるし後付けも出来ないし、興味があるなら着けた方が後悔しないと思うよ。

シエンタには予防安全装備として、単眼カメラとレーザーレーダーによるトヨタセーフティセンス(TSS)が採用されています。日中の歩行者検知機能までのシステムなので、最近の車の中ではかなり遅れを取っている印象です。

こちらの方のようにフロントガラスにものがつくのが嫌だという意見も中にはあります。ただそれでも万が一のときに避けられる可能性もありますし、日常的には自動車保険が安くなるなどメリットも多いです。

現在でもオプションとなっていますが、予算が許すのであればつけたほうが良いでしょう。

インテリジェントクリアランスソナーなら付いたよ。
パーキングサポートブレーキね。

マイナーチェンジ後からはTSSに追加でインテリジェントクリアランスソナーが付きました。前後のソナーで周囲の状況を検知し、踏み間違いの防止をサポートしてくれるシステムです。

その他にもオートマチックハイビームやパノラミックビューモニターなど、ドライバーの安全運転をサポートする機能も追加されています。

燃費

HV、予想以上にいいな
うちの環境だと5kmくらいのチョイ乗りメインでも20km/lはコンスタントに出る
加速はすぐエンジンかかるからプリウスみたいにはいかないと思ってたけど
なんだかんだ巡行でモーター使うからEV走行も60パーセント近いし、
かなりハイブリッド感あるね

15年のシエンタを買ったのですが最高9.9kmでリッター22を記録しました
40~50くらいで走るとかなり伸びますね
高速だと18が最高ですね

シエンタには1.5Lガソリンエンジンとアクアのようなコンパクトカーに使われているハイブリッドシステムが採用されています。

燃費性能に定評のあるアクアに採用されているものですから、ミニバンの割に燃費は良いです。こちらの方々はハイブリッドモデルでコンスタントに20km/l前後を記録しています。

普段からちょい乗りがメインのユーザーでもこれぐらいの数値は出るということなので、燃費性能にはかなり期待が持てそうです。

ちなみにe燃費などの燃費集計サイトでは、ガソリンモデルでは13km/l前後、ハイブリッドモデルは19km/l前後が一般的な燃費として認知されています。

シエンタの2ch(5ch)での悪い評価

大きな変化をせず着々と熟成を重ねているシエンタ。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。

外観

シエンタ 外装参考:toyota.jp

ここまで代わり映えしないとシエンタらしくて逆に安心できるというかw
これならMC前でも良かったという人もいたかもね
パノラミックビューとインテリジェントクリアランスソナーは羨ましいけどな

なんかグリルもアップで見ると思ってたのと違う、、

2018年にビッグマイナーチェンジを行ったシエンタですが、先程もお話したとおり実際にはほとんど前期と変わらない外観でした。

マイナーチェンジでデザインの大きな変更を期待していたユーザーにとってはがっかりですし、モデルチェンジ直前に在庫処分などで購入した人たちにとっては安心したという意見が多くあります。

とは言いつつもよくよくみると少しずつ変更が見られ、デザインが洗練されたことがわかるでしょう。

内装

シエンタ インテリア参考:toyota.jp

HV-Gのエアイエロー、フロマージュ。
分かってはいたけど、子供らが汚す汚すwでも満足してまっせ

シエンタの内装は明るい内装のフロマージュと基本的な内装のブラックが用意されています。

明るいフロマージュは車内が広く見えますし、ブラウンのシートは高級感があったりと素敵ですが、元気なお子様がいる家庭では汚れることを覚悟しなくてはなりません。

しかしそれをもってしても満足感が有るようですから、覚悟を持って選んでみるのもよいのではないでしょうか。

試乗できなかったけど展示車乗っただけだが運転席と助手席の足下の狭さが窮屈に感じた
あと3列目の収納はフリードと違って2列目下へ潜らせるのはいいけど隙間はなんとかならなかったのかね

なんと運転席・助手席の足元が狭いという意見もあります。シエンタはミニバンとはいえどアクアやヴィッツをベースとした、コンパクトなボディの中に3列シートを詰め込んでいるわけです。限られた空間を融通しているわけですから、やはりこのように負担が出てきます。

普段からシートは絶対に後ろまで下げきって運転しているという人や体が大柄な人は、試乗車でドライビングポジションは必ず確認したほうが良いでしょう。

その他にもシエンタにはサードシートをセカンドシートの裏に収納する機構がありますが、うまく収納しても荷室とサードシートの間に隙間ができてしまうようです。そしてその隙間に物が落ちてしまったりと、不便なこともおこっています。

もはやサードシートは使わないという人には、元々サードシートのないファンベースというグレードもあります。これであれば広いラゲッジスペースも使いやすいですから、便利かもしれません。

ファンベース、荷室のボードをひっくり返して使うと荷室に大きな段差が段差ができてしまうし
段差をなくすために通常状態で使うと今度は、ボードの厚みの分だけバンパーと荷室の間に大きな段差ができるんだな

そんなラゲッジスペースを最適化したファンベース。広い荷室が特徴的ですが、こちらは使い方によって不便な点が有るようです。

荷室をフラットにするハイデッキモードだとバックドアと荷室の間に隙間ができますし、高さを優先したローデッキモードは段差ができてしまいます。

どちらでも使えるようにと言うトヨタなりの配慮なのかもしれませんが一長一短です。

走行性能

ガソリン車だけど、時々発進の時にもたつくことがあるんだがあれ何なんだろう?
CVTだからギアって言い方違うかもだけど、発進のギア比に戻っておらず重いギアのまま発進しているような踏んでも重く進まない感覚。
急発進防止なのかな?
でも慣らしも兼ねてあまり吹かさないように運転してるし、急発進でない発進時にもなったことあったんだよね。

燃費特化のハイブリッドモデルですが、実はモーターのトルクフルな設定によりアクセルを踏み込むと、とても走りが良いのも特徴です。

その反面1.5Lのガソリンエンジンでは重量の割に出力が足りません。さらにCVTはエンジンの回転数を上げてからミッションを変速しつつ加速して行くシステムなので、元々もたつく印象の有るパワートレインです。それで重量級のミニバンを動かすわけですから、かなり無理があるのは当然です。

それを快適に走らせるためにメーカーが想定した最適な状態が、一番加速などが良くなるようになっています。

そのためその最適な場面を外したふとした瞬間に再加速などを行うと、アクセルを踏んでも進まない感覚に陥るときがあります。

この車を買う人(自分含め)はパッケージが全てで加速とかどうでもいいってか
求めちゃいかん車なんじゃない?前に進めばいいレベル。
アクアですらビックリするくらい走らないのに、それより重いこれなんか
ガソリンだろうがHVだろうが一緒でしょ

ただこちらの方が言うように加速性能や走行性能の高さというのは、シエンタにとってはそれほど重要な要素ではありません。

加速の挙動や燃費性能に関する意見が多い中、走破性や走行性能に関する良い評判がなかったことが、それを裏付けていますね。

走る箱バンですから、無理をしない安全運転を心がけることが重要です。

ブレーキの効きが良過ぎて、
たまに急ブレーキ気味になる。

もたつくパワートレインとは打って変わってブレーキの効きが良すぎるという意見もあります。

ゆったりとした走りですからブレーキもゆったりかと思えばしっかり効くようです。ここはミニバン用に最適化されているようですね。

安全性能

TSSはいいとして、オプションでいいからBSM付けれるようにしてくれよ……
車の形から言っても斜め後ろは死角だろうに

シエンタは夜間歩行者対応の自動ブレーキが付いたら、ほぼ確実に買ったな。
本当に何かが足りない車ばかり。

シエンタのライバル車はアダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシスト(LKA)など、最先端のシステムを搭載しています。

そのためシエンタはマイナーチェンジで安全装備の拡充が大きく期待されていました。しかし残念ながらユーザーが求めるような進化はほとんどなく、がっかりしたという意見が非常に多くあります。

特に夜間の歩行者検知や後側方車両検知(BSW)などは、コンパクトカーにも採用され始めているものが多いので、このあたりの追加がないのは痛いですね。

あーあ
何でACC付けなかったのかな
3年前のプリウスですら性能の良い全車速ACCが付いてるのに
これじゃ欠陥レベルのマイナーチェンジじゃん

中でも多くの人ががっかりしていたのがこのACCでした。前の車に追従して走行し、ハンドル操作なども含め運転支援してくれる非常に便利な機能で、家族でお出かけする機会の多いミニバンには非常に便利が良いものです。

それに加えて夜間歩行者検知機能や後側方検知警報など、直接のライバルであるフリードには安全装備では全面的に負けてしまっています。そのためこんなものはマイナーチェンジではないという意見が非常に多くあります。

多分ノアボク対策じゃないかな、先につけちゃうとノアボク客がシエンタきちゃうからね
2020にならなきゃノアボクは変わらんからそれまでお預けされたんだろう
来週試乗車がデラにくるらしいから乗りに行くけど見送るかもなあ…

もちろんトヨタ自身にシエンタ以上の安全装置がないわけではありません。すでに何年も前から他の車にはACCなどは採用されていますから、シエンタに採用されないのには何らかの理由があるのでしょう。

そのためかノアやヴォクシーに採用されていないから、シエンタには採用されていないのではないかという憶測も出てきています。

たしかに上位互換であるノアやヴォクシーにACCが採用されていないのにシエンタに採用されるのは、ユーザーとしては面白くありません。

コンパクトミニバンという車格ゆえの悩みなのでしょうか。

乗り心地

シエンタ 運転参考:toyota.jp

装備は良いんだけど床が高いから2列目の居心地が悪い
子供しか乗らないのなら良いだろうけど

その多彩なシートアレンジが特徴的なシエンタ。しかしその機構が災いしてかセカンドシートのフロアが高く、居心地が悪いという意見があります。

よく見てみるとフロアが高いと言うよりもシートが低いのかもしれません。ハイブリッドであればバッテリーの収納場所も必要ですし、サードシートの床下収納を考えると足元が高くなるのは仕方ないのでしょう。

ただセカンドシートの座り心地が悪いというのは、人をのせて走る車としてはなかなか致命的かもしれません。

祖父母の乗り降りを考えて両側電動スライドドアのハイブリッドGを契約
ただセカンドシートの形状から1時間以上の乗車はきついかな?と思えて
7人乗りではなく、6人乗りにしとけば良かったと少し後悔

底床で乗り降りのしやすいスライドドアのシエンタですが、シート形状は7人乗りと6人乗りでは若干違いますし、アームレストの有無もあります。

こちらの方が言う通りセカンドシートの利用率が高い人は6人乗りの方が使い勝手が良いでしょう。

その他

これほど期待外れなマイチェンも珍しいな

マイナーチェンジは外観の変更はかなり小規模でパワートレインの向上もなく、先程の通り期待されていた安全装備の拡充もほとんどなかったことからも、期待はずれだという意見が非常に多かったです。

もし中古車で前期と後期で迷っている人がいるのであれば、価格優先で前期モデルを選んでもほぼ問題ないと言えるでしょう。

北海道ですがシートヒータって中々良いですよ。長距離運転や腰痛もちの人にもいいかも。
スタータはシエンタはエンジンかけてロック解除して再スタートなしでそのまま発進できないんですよね。

シエンタは寒冷地オプションでシートヒーターが装着されます。

暖房を聞かせるという点ではエンジンスターターも良いですが、雪国など寒い環境にいる方だけでなく、長距離を運転される方や腰痛を抱えている人にも優しい装備です。

1.5エンジンで十分。
税金&車両価格安い、コンパクト、7人乗れる、スライド、これ以上求めないよ。
小さいのがウリなんだから室内の空間はこれで十分。

シエンタの車の成り立ちを説明したような一文です。コンパクトなボディにスライドドアがついて7人乗車ができる。そして車両価格や税金が抑えられたコストパフォーマンスに優れた車です。

予算を潤沢に使った贅沢な仕様でのるのもとてもよいですが、必要最低限の装備で便利な道具として使うのもシエンタの一つの選択肢といえます。

シエンタは買いなのか?

総評

ポイント

デザイン

シエンタはその奇抜なデザインで賛否両論ありますが、マイナーチェンジでデザインが大きく変わらなかったことに安堵の声が出るほど馴染んでいます。

確かに後期のほうがデザインが洗練されて多少スタイリッシュですが、好みで選択できるような違いです。個性的ながらもフレンドリーなデザインは、家族の一員として仲間に入れやすいですね。

内装は明るいカラーがベースのフロマージュやシックなブラックがあります。中でもフロマージュはベージュなので汚れやすい弱点がありますが、質感の良さが感じられるようで満足度は高いです。

その他には乗車人数によってシートの稼働方式が6:4や5:5で違いがあったり、サードシートを収納しても思いの外荷物が載らないなど、ちょっとしたところで不便さが有るようです。ある程度用途が決まっている人は、現車で確認したほうがよいでしょう。

走行性能

実用的なミニバンだからでしょうか、エンジン性能に関する期待はそれほどないようで特に良い評判はありません。

ガソリンモデルはやはり車重の割にエンジンが非力ですから、人によっては思ったとおりに加速がしないなどと言った違和感を感じることが有るようです。

ハイブリッドでもそれほど変わらないようですから、このあたりは期待せずに走るだけで十分だと納得しましょう。その他にブレーキはちょっと効きが強いようです。ミニバン用に調整してあるのでしょうか。

安全装備はレーザーレーダーと単眼カメラによる簡易版TSSで、基本的にトヨタのコンパクトカーにクラスに対応しているものです。

期待されていた機能であるACCはもちろんのこと、夜間歩行者検知にも対応しなかったりと、非常にがっかりした声が多くあります。この点はライバルのフリードに完全に譲った形です。

乗り心地はミニバンですから車内の高さは十分にあります。しかしやはりコンパクトカーですからシートの可動域はそれぞれ狭く、足元の空間が狭いです。

更にはセカンドシートの座面が低めに設定されており、座ると人によっては足を抱えるような姿勢になります。

体型の小さな女性やお子様であればそれほど違和感はないかもしれませんが、長時間の移動をすることを考えるとなかなか使いづらい印象です。

その他

シエンタの魅力はやはりそのコンパクトで運転しやすいボディに7人乗れるというパッケージです。おまけに維持費も安いですから、コストパフォーマンスは非常に優れています。

そんな車ですから走行性能や走破性、車内の十分な広さまで求めていくのはいささか酷な話ですね。

買いかどうか

ここまで総評をしてきましたが、シエンタは買いなのでしょうか。

ポイント

シエンタは故障の少なさやライバルに対する価格メリットを考えると買いでしょう。ただそのライバルに対して、多くの面で訴求力が弱いです。

シエンタはトヨタの長年使い込んできたエンジンやハイブリッドシステムを採用しており、その安定感は揺らぐことはありません。

そこにきてミニバンですから、走りの性能や走破性を求めるような車ではありませんから、ユーザーとしても全く不満は出ないでしょう。コンパクトでスライドドアがついていて、7人乗れる。これだけで価値のある車です。

ただライバルであるフリードに対して車内の座り心地や安全性能では完全に遅れをとる形となってしまっています。

個性的な外観とトヨタブランドという安心感で売っている中で、これではユーザーからはあぐらをかいていると思われても仕方がありませんね。

そしてシエンタをおすすめできないのは、燃費最優先や走行性能重視のユーザーや多人数乗車がメインのユーザーです。

MEMO

重量級のミニバンに対して明らかに非力なエンジンで、かつ燃費優先のセッティングで走らせているのがシエンタです。

もっさりした走りと空気抵抗など外部の影響を非常に受けやすいですから、こういった挙動が苦手だという人はほぼほぼやめたほうが良いでしょう。それに燃費優先のセッティングとは言いましたが、期待するほど燃費は伸びません。

そして居住性に関しても優れているとは言い難いです。確かに7人の乗車は可能ですが、すでにセカンドシートで乗り心地でつまづくような居住性です。

サードシートはほぼ緊急用で、普段は使用するに値しないでしょう。これで他人数乗車をメインで使用していては、全員腰痛持ちになってしまうレベルです。

ですから走行性能重視のユーザーや多人数乗車がメインのユーザーにはおすすめできません。