ダイハツが提唱する第3のエコカーとして登場したミライース。
軽量コンパクトなミラをベースに更に軽量化し、空気抵抗の低減やミラーサイクルなど最新の車の技術を惜しみ無く取り込んだ車です。
現行モデルでは最新の予防安全装備を搭載しつつも80kgもの軽量化に成功しており、ハイブリッド技術を使わずに極限まで燃費性能を極めた車になっています。
そんな低価格・低燃費・安全が揃ったミライースですが、それでも購入するならば大幅値引きを獲得して、できるだけ安く購入したいですね。
ここではミライースの平均値引き額や最大値引き額、そして価格交渉のポイントまで解説していきます。
ミライースの値引き額の平均相場
ミライースは軽自動車の中でも最もコンパクトなサイズです。
以前はベース車両のミラバンなどもいましたがモデル整理により車種は減ったこともあり、現在はライバルも少なくさらに低価格ゆえ値引きもそれほど大きくなく競争は緩やかです。
さてそんなミライースの値引き状況はどうなのでしょうか。また値引き額は一体どのくらいが平均となっているのでしょうか。ここではミライースの平均値引き額を見ていきます。
本体値引きは7万円
現在のミライースは平均的に7万円前後の値引きとなっています。これは車両価格の割合から言うと約5%程度の金額です。
もともと車体価格が安く、利幅の少ないミライース。そのため値引き額自体はそれほど大きくなりにくいようです。ある程度の値引き額が見えてくればそれで納得しなければならないといったところでしょう。
ミライースは車両価格の5%以上金額が値引きされていれば、十分な値引き額であると言えます。
オプション値引きは1割引きから2割引き
ミライースの購入のために、ディーラーで見積もりを作ってもらいます。そこではなんとキャンペーをやっているらしく、早速7万円の値引きを提示され”普段は値引きはほとんどない車ですが、今日決めていただけるならここまでやります”と言われました。
さきほどの値引きの平均額に達していますし、価格も価格なのでこれ以上の値引きはむずかしそうです。というわけでこれで決めました。
と、このように現実的な値段で決めるのも良いです。しかし大幅値引きが狙いであればここからがスタートです。
見積書には車両はもちろんのことですが、フロアマットやナビ、セキュリティ用品など、高額なディーラーオプションも入っとぃると思います。となれば車の商談は車両本体からだけでなく、オプションからも値引きをしてもらいましょう。
このディーラーオプションからの値引きは、金額の1割から2割ほどが相場となっています。これも車両と同じく販売している地域やディーラーの販売力によっても違うので、ネットでは2割引きと書いてあったとしても、どこでも同じとは限りません。ただし交渉次第では伸びる可能性もあります。
このオプション値引きでやっかいなのは先程の通りで、オプションからの値引きを本体値引きと総額で提示してくることです。
車の値引きをよくわかってない人にとっては総額で表示してあれば値引き額が大きく見えます。うまく説得してこのまま車両からの値引きを抑えて契約できれば、ディーラーとしては好都合です。
なので交渉の際には冷静に、車両値引きとオプション値引きを計算して、後々値引きが思ったより少なかったなどと後悔することのないように注意が必要です。
値引きの平均金額
車両本体、オプションそれぞれの平均相場が出ました。では見積書からどれくらい値引きがでていれば平均的なのでしょうか。グレードやオプションを使って一例を上げて紹介します。
価格 | 値引き額 | |
ミライースG SAⅢ | 120万円 | 7万円 |
オプション | 30万円 | 3~6万円 |
値引き計 | 10~13万円 |
この条件であれば、合計10万円から13万円ほどの値引きが出れば平均的な値引きと言えるでしょう。
値引き額の月変動
ここでミライースの値引き額の変動を見ていきます。2017年5月に登場したミライースは、その後どのような値引き額になっていくのでしょうか。
販売時期 | 値引き額 |
2017年5月から | 0~8万円 |
2018年8月から | 5~10万円 |
ミライースの値引き額の変動はこの様になっています。2017年に発売するまでの予約注文の段階では値引きは0円と厳しい交渉でした。しかし発売直後からは5万円まで広がり、そこから徐々に8万円まで伸びます。
2018年の8月に特別仕様車が追加された際には一旦5万円まで値引きは落ち着きます。しかし決算あたりから再び伸び始め、現在ではその流れのまま伸びて来ており値引き額は10万円ほどとなっています。
値引き額が10万円から13万円になる理由
現在ミライースの平均値引き額は10万円から13万円となっています。
利益の少ない軽自動車代表のミライースですが、平均値引き額がこれほどの額になるにはどういった要因があるのでしょうか。ここでは値引き額の要因を解説していきます。
価格が安い
ミライースはベースが90万円からと、軽自動車の中でも低価格でスタートしています。販売の利益率も低いため、それほど値引きが大きくなりにくいという傾向があります。
90万円で車の大きな値引きと言われる1割を弾いたとしても9万円です。割合は大きくても絶対値は低くなってしまうため、値引きはそれほど大きな印象とならないのです。
意外にライバルが多い
ミライースは軽自動車の中でも小柄でベーシックな車です。ライバルと言える車は少ない印象がありますが、実は視野を広げていくと地味にライバルが多くいます。比較対象の多い車はやはり値引き交渉の格好の的です。
そのため利率は低いと言われても値引き交渉は進みやすく、値引き額は大きくなりがちです。
ミライースの値引き額の最大・限界額
ミライースの値引き額が少なくても実は値引率が大きく、さらにはライバルも豊富で競合が厳しい現状を解説しました。そんななか実際に購入した人たちは、どれぐらいの大幅値引きを獲得しているのでしょうか。
ここではミライースから引き出された最大の値引き額をご紹介していきます。一体どのような数値が出てくるのでしょうか。
ミライースの最大値引きは15万円
現在ミライースから出ている最大値引きは、15万円という額でした。オプションの装着内容などもありますが、車両価格の1割を余裕で超える金額で、軽自動車ということを考えると大きな値引き額です。
おそらくこれはかなり良い条件だといえるでしょう。
最大値引きが出た理由
利益の低いミライースから、15万円もの値引き額を得るからにはやはりそれなりの理由があります。ここではその理由を解説します。
値引きが大きい店舗を選んだ
値引き額のそれほど大きくないミライースから大幅値引きを獲得するには、値引きに対してゆるいディーラーを選んだことが1つ目の要因です。
ミライースを販売しているディーラーは、〇〇ダイハツという正規ディーラーや個人で看板を上げているサブディーラーなど多くあります。扱っている車種は同じでも、経営する会社が違うので販売方針がそれぞれ違います。
正規ディーラーでも販売利益やブランド力を考えて大事に車を売る販売店もあれば、ノルマ達成による報奨金等を重視して薄利多売を行う販売店までいろいろあります。
そしてサブディーラーであれば整備で稼ぐことが前提なので、顧客を増やす手段として新車販売でそれほど利益を取らない場合もあります。
販売方針の違いはそれぞれ必ずありますので、値引きの大きな店舗を選んだというのが一つの大きな要因と言えます。
サブディーラーでも競合させた
ミライースから最大値引きを得る理由としては、サブディーラーで最後のダメ押しを行ったというのも大きなポイントです。
値引きの大きなディーラー探しや他社競合などで値引きをしていくのは王道の値引き交渉ですが、これを終えて最後にサブディーラーへ持っていったかどうかで値引きはまた違ってきます。
サブディーラーは正規ディーラーから車を仕入れて販売しています。そのためサブディーラーの利益を考えると客売の見積もりよりも値引きが大きくなるのが当然です。しかし販売のタイミングや交渉によっては卸す金額より値引きを大きくしてしまう場合があります。
その見積もりをサブディーラーに持っていけば当然サブディーラーとしては良いはずはないですし、正規ディーラーへ話をつけます。そうすることで卸値は更に下がり、販売価格も更に落とすことが可能となるのです。
値引きがしやすい時期
ディーラーが車の値引きを起こしやすい時期に購入したというのもポイントです。
値引きのしやすい時期というのは9月の半期決算や3月の決算月のタイミングになります。この時期はディーラーはメーカーからのノルマを達成するために必死です。
さらにメーカーからの決算期に合わせた施策や販売台数達成に対する施策を出しますので、多少値引きが多くなったとしても施策を獲得した方が得なのです。
ですので普段よりも値引きの感覚が揺らいでいる時期でもあり、そんなとき会社の業績からしてどうしてもほしい一台であったならば、通常の条件よりさらに甘くなる要因となります。
そのため決算期には通常では出せないような、車両値引きやオプション値引きといった条件が提示される場合もあります。
ポイントをまとめると、ミライースの値引き額が最大となったのは、決算期など値引きが大きくなりやすい時期を狙って、値引きに寛容なディーラーで他車などで値段をおとしたところに、サブディーラーでダメ押しをシたというのが、最大の値引きとなった理由だといえます。
ミライースの値引きのレポート・体験・口コミ
ミライースはライバルのアルトやOEM先の同じ車同士での競合など、競争は非常に多い車です。そのため交渉の材料も多く、値引きは意外と獲得しやすい環境です。
では実際にミライースを購入したユーザーはどうやって交渉して、どれくらい値引きを獲得したのでしょうか。ここではツイッター上からその実態を紹介していきます。
今の軽自動車高いって人はミライース買うといいよ。
— まさ (@0ktsm0) 2019年7月7日
そもそもミライースは非常に安い軽自動車です。そのため値引き額も大きくなりにくいので粘り強い交渉が必要になります。
インプラントと時期が重なってたので
ダイハツで1番安いのくれーっていったらミライースでした。
でも乗り心地いいし
お気に入りだお!— 黒猫のネコタとヲネコママ (@kuronekonekota) 2019年7月7日
車を購入するときに限って他でお金が飛んでいく場合もあります。そんなときはこのように正直に話して相談するように、値引きの交渉を行っていくのも手です。
付き合いなどもあるとは思いますが、営業マンもこの人には無理させられないなと思わせるように、交渉してみましょう。
トヨタのピクシスとダイハツのミライースって何が違って値段が10万変わるんだろうか(´・ω・`) / セカンドカー検討ちぅ。
— 澪姉@小説家になろう (@Mio_nee) 2018年4月9日
実はこのようにロゴだけ違うミライースというのは多々あります。
他社競合で値段比較していくのも良いですが、この方のようにミライースとそのOEMであるピクシスとの比較交渉するというのもかなりのポイントです。
ミライースの値引き目標金額
値引き額もそうですが、それ以上に元々の価格が安くセカンドカーや、家計が苦しいときの頼みの綱のような形で登場しているミライース。
あまり値引き交渉に関するお話は聞けませんでしたが、ミライースを購入する際にさまざまな行動を起こしています。こうしてなんとか安く購入するためにも、絶対重要なのが目標値引き額です。
目標がなければ営業マンが値引きを提示してきても、それが好条件なのかどうか判断できませんね。ミライースはいくらを目標に値引き金額に設定すればよいのでしょうか。
値引き目標額は本体で10万円、オプションで2割
ミライースの目標値引きは、現在は本体価格から10万円引きできればばっちりです。そしてフロアマットやナビなどといったディーラーオプションからの値引きは1割引きはもちろんのこと、2割引きまで引き出したいところです。
ミライースは利率の低い軽自動車なので、大幅な値引き額は期待できません。そこで車両値引きではなくディーラーオプションからサービスしてもらうなど、オプションからの値引きを含めた総額値引きで勝負していきましょう。
目標値引きは10万円ですが、実際に可能かどうかは仕入れ価格にもよるので、地域差やディーラーの販売力によって差ができます。しかしこの金額を目標としておけば購入時の値引きが妥当かは判断できるでしょう。
交渉の際にはそれぞれの目標値引き額をしっかり把握して、事前準備もしっかりして、営業マンの説得をうまく覆して最大の値引きをいただきましょう。あとは購入の時期をしっかり配慮することで、プラスαの値引きを追加したいところです。
ミライースの目標値引き額まとめ
今までの情報をまとめると、ミライースの値引き目標金額はこのようになります。
本体値引き | 10万円 |
オプション値引き | オプションから2割 |
時期的なもの | 最大3万円 |
合計額 | 16~19万円 |
ミライース購入の際には、この条件を引き出すことを目標としましょう。これが今現在の値引き額の、ほぼ上限です。
時期的なものは、メーカーが出してくるディーラーの支援施策で変わってきます。決算期やボーナス商戦など時期によって内容も違いますので、この程度の場合もあればもう少し低い場合もあります。
ミライースの値引き交渉のポイント
ミライースの値引きのポイントや目標金額が見えてきました。あとは目標の値引きを手にするだけです。
しかし目標ができたからと言って頑なにここまで値引きしないと買いませんというような要求していても効果的ではありません。むしろめんどくさいお客だと認定されてしまいます。
後々のフォローが面倒なお客には無理して売りたくありませんので値引きも伸びないことでしょう。
有効に値引きを引き出していきたいところですが、どのように交渉すればよいのでしょうか。ミライースの値引き目標金額を獲得する方法を考察していきます。
値引きがしやすい時期を狙う
まずは最大値引きでもあったとおりで値引きが引き出しやすい時期を狙うのが一番です。
モデルチェンジの直前やディーラーが車の販売に攻勢をかけている時というのは値引きが大きくなりやすいので、できるだけ狙いましょう。
まずはモデルチェンジ直前のタイミングです。モデルチェンジ前は買い控えや他社との競合のために、値引きはゆるくなっています。
ミライースは今夏マイナーチェンジが行われるという噂が流れています。そのため車両値引きは現在がかなりチャンスとなっています。
次に重要なのが購入の時期です。ディーラーが値引きに対してゆるくなるのは1から3月の決算時期や8から9月の半期決算ですが、7月のボーナス商戦もなかなか外せません。
もちろん決算期となると売上が重要なので、3月や半期決算の9月中に売上の確定するナンバー登録を間に合わせたいものです。
この決算にあわせるとなれば、ミライースの納期からすると遅くとも登録タイミングの1月から2月前までに、ディーラーに出向きましょう。
つまりマイナーチェンジ直前でもうすぐ半期決算もありますので、大幅値引きを狙うのであれば今が一番チャンスと言えるでしょう。
ミライースにはこの車で競合をしよう
ミライースで値引きを獲得するために、まず重要なのが他社競合です。
ミライースと競合させる車はほぼ同じような企画で作られている、スズキのアルトやOEM車両であるピクシスやプレオ+などが良いでしょう。
同じような車で数が出る量販車なので交渉では難しいこともなく、この中から条件が良いものを購入したい”という旨を伝えるだけで十分です。そこから絞ってミライースと条件の良い競合車を比較して値段を落としていきましょう。
最後は自分はミライースが良いんだけど、奥さんがアルトが良いといっているので、説得するためにもなんとか条件を近づけてくれないか、というようなまとめの話であれば営業マンも頑張って値引きしてくれます。
競合で真剣に悩んでいることや営業マンを味方に引き入れるような商談で、営業マンが勝負を仕掛けやすい状況を作ってあげてください。
ミライース同士で競合させる
がんばって他社競合させたけどあまりうまく値引きを引き出せず、平均値引きにも程遠い結果にしかならなかったという場合もあると思います。そんなときは割り切って別のディーラーを巡ってミライース同士の競合しましょう。
ミライースは〇〇ダイハツという正規ディーラーとサブディーラーがあります。県外遠征などで正規ディーラー同士で比較、もしくはサブディーラーも利用して比較しましょう。
もしかすると最初のディーラーが値引きに対して消極的だっただけで、別系列の店へ行くと値引きが急に大きく出てきたということもあります。
比較の見積もりを持っていって”こちらの希望の条件になれば今日購入します”ということであれば、しっかり対応してくれるでしょう。
サブディーラーで競合する
最大値引きのポイントで話しした最後のダメ押しです。ある程度値引きが出ていてあと一歩という場合は、個人経営でダイハツの看板を上げているサブディーラーと競合させます。
ただしこの方法は正規ディーラーでしっかり商談して、値引きを明記された見積もりをしっかり持っていかないと、正規ディーラーの値段より落とすのは難しいです。
値引きが手書きでは基本的にはだめです。さらに交渉中にサブディーラーの話を出してしまったらその時点で正規ディーラーは交渉から離脱します。
これらをクリアすることで、サブディーラーからの購入は2万円前後は落とすことは可能でしょう。
ただこれをやられると正規ディーラーとしてはそれでは信頼関係や今後の販売で困ります。その後正規ディーラーには気持ち的に通いにくくなったりもしますので、サブディーラーを活用するという場合以外では、あまりお薦めはできない方法です。
大幅値引きを狙うには3月
やはり大幅値引きを狙うとなれば、値引きがしやすい時期の中でも特に大きな値引きが期待できる3月がおすすめです。
3月は決算最終月なのでメーカーとの契約台数を読みますし、会社の業績のためにもなんとか販売台数を伸ばしたいのです。
しかしこの時期は生産が間に合わないので、新規受注はもちろん在庫のクルマも限られてきます。登そのため録が間に合う車種が少ないのです。
そんなときに在庫などでミライースがたまたま3月登録ができるのであれば、営業マンも会社もなんとかして売りたいとなるので、このタイミングであれば奇跡の値引きを引き出すことができます。