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レガシィアウトバックの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

スバルのフラッグシップSUVであるレガシィアウトバック。

スバルの本気の走破性や実用性の高さなど、他の国産車とは一線を画する魅力のある車です。

エクステリアはとてもスタイリッシュですし、上質な内装もあり、上質で本格的なSUVを狙っているには最適でしょう。

そんなレガシィアウトバックですが燃費は良いのでしょうか。

ここではレガシィアウトバックの燃費について解説していきます。

レガシィアウトバックの燃費・実燃費

スバル レガシィアウトバック参考:www.subaru.jp

まずはレガシィアウトバックのカタログ燃費と実燃費の差をチェックしていきます。レガシィアウトバックはJC08モード燃費が採用されていますので、実燃費はカタログ値の7割程度の数値が目安です。

燃費ではあまり評判の良くないスバルのレガシィアウトバックですが、カタログ燃費は14.6km/Lです。では実燃費はどのような数値になるのでしょうか。

燃費の種類数値
カタログ燃費14.6km/L
街乗り燃費9~11km/L
高速燃費13~14km/L

ユーザーの燃費を見ていくとこの様になります。カタログ燃費達成率はなんと7割に近い数値となっています。高速燃費でもカタログ値に非常に近い数値が出ており、なかなか優秀な燃費性能です。

カタログ値の達成率もさることながら、燃費の数値自体もそれほど悪いということもなく、この排気量であれば標準的な燃費です。スバルは燃費が悪いと言われていたのも、変わってきているようですね。

レガシィアウトバックの燃費の口コミ

レガシィアウトバックの燃費についてユーザーはどう感じているのでしょうか。ここではツイッター上からレガシィアウトバックの燃費に関する口コミをご紹介していきます。

こちらのかたは16.3km/Lとかなり高い数値を出されています。クルコンを使えばアクセルの負荷も減らせるのでかなり燃費は伸びるようです。

こちらの方はさらに数値が高く19.0km/Lとなっています。もはやハイブリッドカー並みの燃費性能です。

こちらの方は平均的に16km/Lあたりの燃費を出されているようです。レガシィアウトバックで燃費の良い走りを目指す人は、このあたりの数値を目指すと良いでしょう。

レガシィアウトバックの歴代の燃費・実燃費

ユーザー燃費がなかなか良いレガシィアウトバックですが、歴代のレガシィアウトバックの燃費はどうだったのでしょうか。ここでは歴代の燃費を検証していきます。

初代レガシィアウトバックの燃費・実燃費

 

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初代レガシィアウトバックは2.5Lと3.0Lモデルが有り、それぞれ10・15モード燃費で13.0km/L、11.0km/Lという数値です。実燃費は7~9km/L、5~8km/Lとなかなか苦しい燃費性能です。

燃費の種類2.5L3.0L
カタログ燃費13.0km/L11.0km/L
街乗り燃費7~9km/L5~8km/L
高速燃費10~12km/L9~11km/L

2代目レガシィアウトバックの燃費・実燃費

 

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2代目レガシィアウトバックのカタログ燃費は初代とほとんどかわりません。

しかし2.5Lモデルは9~11km/Lと先代より実燃費が伸びています。上位モデルは3.0Lから3.6L排気量が大きくなった分燃費が下がるかと思いましたが、実燃費は7~9km/Lわずかながら伸びています。

燃費の種類2.5L3.6L
カタログ燃費13.2km/L10.0km/L
街乗り燃費9~11km/L7~9km/L
高速燃費11~13km/L10~11km/L

レガシィアウトバックはエンジンの排気量でエントリーモデルと上位モデルという区別がされていましたが、現行モデルからは2.5L一択となりました。エンジンもかなり改良され、優れた燃費性能をしています。

レガシィアウトバックの燃費の理由

レガシィアウトバック エンジン参考:www.subaru.jp

現行のレガシィアウトバックは優れた燃費性能をしています。これらはどういった技術から達成されているのでしょうか。解説していきます

進化したパワートレイン

以前からスバル車はなぜか燃費が悪いと言われています。その大きな理由としてエンジンがあります。

もともと水平対向エンジンはショートストロークエンジンなので、高回転でパワーをだす仕組みでした。そのため低回転ではパワーが弱く、加速時にはより多くエンジンを回す必要があるので、燃費性能には不利です。

そこで現行型のFB型エンジンからはロングストロークエンジンに切り替わってきています。ただ、水平対向エンジンは横にピストンが動く仕組みなので、低回転トルクに強いロングストロークエンジンを作ろうとすると横幅が広くなり、とても扱いづらい車になります。

そこでFB25エンジンは限界までストロークの長さを伸ばして低回転トルクを確保しています。さらにエンジン自体の精度もよくなっており、全体的に効率が良くなっています。

それにくわえてミッションのリニアトロニックCVTが金属ベルトではなく金属チェーンを使うことで軽量化や高効率化が可能となり、非常に効率の良いパワートレインになったのです。

従来の燃費が悪いと言われる部分を解消し、現代の車に近い数値が出るようになりました。

アイドリングストップ

レガシィアウトバックはパワートレインの進化に合わせてアイドリングストップが採用されました。

このアイドリングストップは最近のやたら止まるアイドリングストップとは違い、停車後にブレーキの踏み具合に応じてエンジンを停止させてくれる優れもので、ドライバーの意図したアイドリングストップ操作が可能です。

最近のアイドリングストップは止まったり再始動したりが煩わしく、燃費の改善に本当に貢献しているかわかりません。

しかしレガシィアウトバックのアイドリングストップはブレーキペダルで操作できるので、シチュエーションに応じた無駄のないアイドリングストップができ効果的です。

アクセルを踏みすぎる人が多い

レガシィアウトバックは車重に対してエンジンパワーが十分とは言いにくいです。さらにショートストロークタイプのエンジンなので従来よりは良くなったとしても、エンジンのパワーを出すにはやはり回転数がほしいところです。

そのためスムーズな加速をしようとすると、アクセルを踏みすぎてしまいがちです。もともと燃費性能を求めるような車ではありませんが、日常使用で少しでも燃費を良くしたい場合はアクセルワークは丁寧にする必要があります。

レガシィアウトバックの燃費改善・向上方法

レガシィアウトバック 運転参考:www.subaru.jp

レガシィアウトバックの燃費をさらに燃費を良くする方法はないでしょうか。ここではレガシィアウトバックの燃費をさらに向上する方法をご紹介します。

ゆっくり発進しよう

レガシィアウトバックはCVTミッションなので、発進時にアクセルをぐっと踏み込んでも回転と速度が比例しません。

そのため強くアクセルを踏んでしまいそうになりますが、低燃費に走るには発進のアクセルは丁寧にしましょう。

まず発進時は周りに配慮しつつクリープ走行で徐々に前に出ましょう。ある程度スピードが乗ってきたらアクセルを4割ほど踏み込んでしっかり加速します。目安はタコメーターで2,000回転です。

加速はちょっとかったるいかもしれませんが、無駄のないアクセルワークで効率よく燃料を使いましょう。

エンジンブレーキを使おう

レガシィアウトバックの走行中のエネルギーを効率的に使うために、減速にはエンジンブレーキを活用します。

フットブレーキを使って減速するとパッドを消耗しつつ減速していき、エンジンのパワーを強制的に減らしますが、エンジンブレーキはただ減速するだけでなく燃料供給がカットされるので、燃費は実質無限大です。

ほとんどの車のエンジンは1,500回転以上で、アクセルを離せば燃料供給がカットされてエンジンブレーキがかかるようになっています。

CVTはエンジンブレーキのかかりが弱い傾向がありますが、スポーツモードなどで適時ギアを落とし、速度に合わせてエンジンブレーキをしっかり使って減速していきましょう。

アイドリングストップを制御しよう

レガシィアウトバックのアイドリングストップは足での制御がしやすくなっています。

アイドリングストップ採用車は、3秒以上アイドリングストップしていると燃費の改善に貢献します。なので長い信号待ちなど、効果的だと思う場面でのみ作動させましょう。

レガシィアウトバックのブレーキはアイドリングストップが必要ないときは緩めに、作動させたいときには強めに踏むことで自分の思い通りに制御できます。3秒以上停車しそうなときにアイドリングストップをするように制御しましょう。

アイサイトのクルーズコントロールシステムを使おう

レガシィアウトバックにはアイサイトの機能の一つとして、速度一定で前車に追従走行するクルーズコントロールが搭載されています。燃料消費が多いのは再加速や発進時など負荷が多いときです。

そこで高速道路やバイパスのような速度一定で走れるような環境では、クルーズコントロールを積極的に使用して、無駄な加減速を減らして燃料消費を抑えましょう。

レガシィアウトバックの燃費を他の車と比較

ではレガシィアウトバックのライバル車たちの燃費はどうでしょうか。

ここでは比較に上がりやすい三菱のアウトランダー、トヨタのハリアー、マツダのアテンザワゴンと比較していきます。

三菱 アウトランダー

三菱 アウトランダー参考:www.mitsubishi-motors.co.jp

アウトランダーは三菱が発売するミドルクラスSUVです。2.4Lのガソリンモデルの他に、充電できるプラグインハイブリッドモデルなど先進的な魅力的があります。

カタログ燃費は2.4Lガソリンモデルが14.6km/L、ハイブリッドモデルは18.6km/Lという数値です。では燃費を比較していきましょう。

燃費の種類PHEVガソリン
カタログ燃費18.6km/L14.6km/L
街乗り燃費12~15km/L9~11km/L
高速燃費15~17km/L10~14km/L

実燃費を見ていくとハイブリッドには勝てませんが、ガソリンモデルは互角の数値となっています。

SUVらしい大きなキャビンで大きな車体が気に入った人はアウトランダー、本格的な走破性と使い勝手の良さではレガシィアウトバックが良いでしょう。

トヨタ ハリアー

ハリアー フロント

ハリアーはトヨタの販売する高級SUVです。2.0Lエンジンだけでなくターボエンジンやハイブリッドモデルなど多彩なパワートレインでユーザーニーズを満たします。

ハリアーのカタログ数値はNAモデルが16.0km/L、ターボモデルが13.0km/Lと2.0LSUVとしては平均的な燃費です。では実燃費を見ていきます。

燃費の種類NAターボ
カタログ燃費16.0km/L13.0km/L
街乗り燃費10~12km/L9~11km/L
高速燃費14~18km/L12~16km/L

こちらはハリアーのほうが燃費は有利という結果になりました。ただハリアーは4WDよりも2WDの需要が多く、常時4WDのレガシィアウトバックでは若干比較するときには不利です。

高級車のような質感やブランド力を期待する人はハリアーを、本格的系な走破性や使い勝手と求めている人はレガシィアウトバックがよいでしょう。

マツダ アテンザ

マツダ アテンザ参考:www.mazda.co.jp

アテンザは魂動デザインやスカイアクティブなど独自の魅力が多くあるセダンです。ハイブリッドモデルはありませんがディーゼルエンジンで環境性能を訴求しています。

そんなアテンザのカタログ燃費は2.5Lガソリンモデルが14.8km/L、2.2Lディーゼルモデルが17.8km/Lです。実燃費を見ていきます。

燃費の種類2.5Lガソリン2.2Lディーゼル
カタログ燃費14.8km/L17.8km/L
街乗り燃費8~12km/L13~16km/L
高速燃費14~17km/L15~18km/L

この勝負はアテンザの勝利です。同じ排気量でカタログ数値も非常に近いですが、実燃費は燃費対策のしっかりしているアテンザのほうが優れています。

ただこちらもアテンザは2WDの車体人気が高いので、レガシィアウトバックの方が燃費は若干不利なので、同条件で比較すると互角になるかもしれませんね。

レガシィアウトバックは実用性が高い車

燃費性能では他社にはなかなかかなわないレガシィアウトバック。しかしその実は非常に高い走破性や広いラゲッジスペースで高い実用性を持った、優れた実用性のある車です。

燃費性能も以前言われていたほど極端に悪いということもなくなってきていますので、今のレガシィアウトバックなら狙えるという人も多いかもしれません。