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ジープ チェロキーは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ジープ チェロキーは米国初の中型SUVで、日本にも正規輸入されているモデルです。

今回はそんなジープ チェロキーの故障に関してご説明します。

ジープ チェロキーの故障率

ジープ チェロキー参考:www.jeep-japan.com

ジープは軍用車を発とするアメリカの自動車メーカーで、オフロード走行に強いクロスカントリーSUVをメインに製造しています。

そんなジープの主要車種の1つが中型SUVのチェロキーで、1974年から現在まで続く車です。

現行車は5代目になりますが、4代目まではフレーム構造を持つクロカンSUVだった一方、5代目からはモノコック構造のクロスオーバーSUVとなりました。

クロスオーバーSUVは世界的にも人気が高く、それに対応するようにジープ チェロキーのデザインは都会的なものとなっています。

そんなチェロキーの故障に関しては次の点から見ることが出来ます。

ジープの自動車耐久品質調査

自動車の故障率はメーカーが市場調査を行って独自にデータを収集しているのですが、そのデータは社外秘の機密データとなっているため一般には公開されません。

そのため自動車の信頼性や不具合などのデータを見るためには民間調査会社のデータを参照する必要があり、その中でも米国J.D.パワー社の公開している「自動車耐久品質調査」は信頼性のあるデータです。

この調査では新車を購入したユーザーから3年〜5年経過時に発生した不具合件数を聞き取り調査し、そのデータをメーカーごとのランキングとして公表しています。

日本市場ではジープは販売台数が少ないことからランキングにのっていませんが、米国市場の調査にはありますのでそちらで見ていきます。

2018年 米国自動車耐久品質調査
ランキングメーカースコア
1レクサス99
2ポルシェ100
3ビュイック116
4インフィニティ120
5キア122
6シボレー124
6ヒュンダイ124
8BMW127
8トヨタ127
10リンカーン133
10日産133
業界平均142
28ジープ188
参考 2018 U.S. Vehicle Dependability StudyJ.D. Power

ジープはこの調査で27位となっているのですが、この結果は全体でワースト4となっており不具合件数の結果は悪いといえます。

日本メーカーも同じ調査に含まれていますが、トップ10に多くのメーカーがランクインしておりその差が際立っています。

また不具合件数を比較してもジープの188というポイントは日本メーカーの1.5倍〜2.0倍ほどもあり、不具合の発生数が大きく開きがあります。

ジープチェロキーの信頼性評価

チェロキーの信頼性評価はJ.D.パワー社が車種単体の結果としても公開しており、以下に最新の結果をご紹介します。

参考 2019 Jeep CherokeeUS News & World Report

この調査では信頼性の評価を最大星5点、平均点を星3点で評価しており、この評価基準で米国市場のほとんどの車種を評価しています。

チェロキーは最新の結果でちょうど平均の星3点となっていますが、それに対して日本車の多くは星4点〜4.5点が平均となっており、チェロキーよりも信頼性が高いという結果になっています。

このことからもチェロキーは米国市場では比較的悪くない結果ではありますが、日本車と比べると信頼性は低いという形になります。

中古のジープ チェロキーの故障しやすさ

ジープ チェロキーは中古車市場にもそれなりの台数が供給されており、SUV人気の現在では中古車購入を検討している人も多いでしょう。

チェロキーは台数こそ少ないものの長年に渡って日本に導入されているので、年式や走行距離、年代などでさまざまな中古車があります。

MEMO

ですが故障が比較的多いチェロキーですので、年式の古い車、走行距離の多い車は故障がより多くなる傾向にあります。

国産車は年式10年、走行距離100,000kmが寿命として考えられていますが、チェロキーではこの半分ぐらいが判断基準となります。

現行のチェロキーであればほとんどの中古車は年式5年以内ですが、それ以前の世代は故障の多いものが増えてきますので注意が必要です。

ジープ チェロキーオーナーの評判

ジープ チェロキーの故障に関しては話題にしている人が非常に多く、Twitterにも次のような投稿が見られます。

こちらの方はご家族がチェロキーに乗っていらっしゃったようですが、さまざまな故障もあるし燃費は悪いしで散々だったようです。

故障も電気系統の故障から雨漏りまで重大なものがいっぱいだったようで、維持するだけでも大変です。

こちらの方のチェロキーも故障に悩まれていたようですが、結局手放して国産車に変えられたそうです。

しかも理由が修理部品がないというものであり、国産車ではなかなかない問題ですね。

こちらの方はお父様がチェロキーに惚れ込んで乗っていらっしゃったようですが、わずか半年でその故障の多さに別の車にされたようです。

チェロキーはデザインが力強く魅力が高い車ではあるのですが、故障が多くて泣く泣く手放すという人は少なくありません。

ジープ チェロキーの故障事例

ジープ チェロキーの故障事例はさまざまなものがありますが、その中から代表的なものをご紹介します。

車体各部からの雨漏り

チェロキー ルーフ参考:www.jeep-japan.com

前述のツイートにもあった窓からの水漏れ、つまり雨漏りですが、これは窓に限らずチェロキーの水密シール部分の全てで起こる可能性のあるものです。

窓やドア、テールゲートなどは開閉が必要なため、車体との間にゴム製の水密シール部品を持っています。

この部品はゴムが潰れることによって雨漏りを防いでいるのですが、そのゴムが経年劣化することによって水密性能が低下し、最終的には雨漏りになります。

また洗車などをしたときなどにも水漏れが起こり、そのまま放置していると車室内が濡れてしまいます。

国産車でも古くなった車は雨漏りが起こる場合はありますが、チェロキーの場合はそこまで年式が古くないにもかかわらず起こることがあり、5年以上経過した車は注意しておいたほうが良いでしょう。

修理には水密シールの交換が必要ですが、ドア周りの部品ということで部品代も修理代も高く、100,000円〜200,000円ぐらいはかかります。

エンジンからのオイル漏れ

チェロキー エンジン参考:www.jeep-japan.com

チェロキーのエンジンには親会社であるクライスラー製のエンジンが主に搭載されていますが、このエンジンはオイル漏れのトラブルが多くチェロキーも同様のトラブルを抱えがちです。

エンジン内部にはエンジンオイルが様々な箇所に循環しており、潤滑や冷却など様々な役割を果たしています。

注意

エンジンオイルは外部に漏れないように様々な部分にガスケットやオイルシールが使われているのですが、これも水密シール同様経年劣化によってオイル漏れが発生する部位です。

こちらもやはり5年以上経過したチェロキーで発生が増加傾向にあり、オイルにじみからオイル漏れに進行していきます。

修理にはガスケットやオイルシールの交換が必要ですが、部品代は数万円であるものの修理にはエンジンの分解が必要な場合が多く、トータルでは数十万円規模となることが多いです。

また一度修理したとしても数年経って再発することも多く、乗り続けるには維持費のかかる部分でもあります。

電気系統の故障

チェロキーに限らず輸入車は電気系統が弱いといわれているのですが、チェロキーは特に輸入車の中でも弱く故障が多いです。

電気系統と一口に行っても様々な部分がありますが、まずエンジン関連ではセンサーやイグニッションコイル、各種電子装備など最新のエンジンには欠かせない部分の故障は多いです。

これらの修理には数万円〜100,000円前後は必要となり、輸入車なので国産車の同部位よりもコストがかかります。

他には車室内に使われる各種センサーやスイッチ類、エアコン、灯火類まで様々な部分で故障が起こる場合が多く、一つ一つはそこまで高額修理とはならないものの、何年も乗っていると次々故障すると行ったことが起こります。

国産車に比べて信頼性で劣る部分がこういった面に現れており、特に維持費がかかる部分といえます。

ジープ チェロキーは買っても大丈夫か?

ジープ チェロキーは国産車にはない力強いデザインと強力なエンジン、走行性能などを併せ持っており、SUVとしては非常に魅力の高い車です。

街で走っているのを見かけてカッコいいと思い、購入を検討する人の気持ちもよくわかります。

ですが故障に関しては国産車はもとより輸入車の中でもトラブルの多い車であり、昔からジープオーナーの悩みの種となってきました。

最新のチェロキーでも同様の問題はまだ残っており、国産車に乗る感覚でいると維持費が厳しくなる場合があります。