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騙されないよう注意!中古車販売店の選び方のポイント!

「どんな中古車販売店で買うのが正解なの?」

中古車販売店って多すぎてどこで買っていいのかまでわからないですよね。

「車屋に騙された!」なんて話も聞くし、なにを信用していいのか判断の目安はわからないですよね。

とくに初めて中古車を購入する場合は不安になってしまうのも、よくわかります。私もはじめは同じように不安でした。

ただ、私は自動車業界で働いていたので、今では店に足を運びさえすれば店の良し悪しがわかります。

ですので、その経験をもとに、初めての中古車購入で悪徳業車の罠にまんまと引っかからないために中古車販売店の選び方について紹介しましょう。

良心的な中古車販売店の特徴

販売店

中古車選びはどこで購入するかで、その後のカーライフの質が大きく左右します。私はクルマの選び方選びよりも中古車販売店の選びの方が重要だと思っています。

なぜなら、多くの人に信用されている良心的な販売店では後々のクレームを考えて故障の恐れがあるクルマは極力販売しないという特徴があるからです。

つまり、良心的な中古車販売店で売られている中古車はそれだけで信用度も高いというわけです。

ですので、まずは良心的な中古車販売店の特徴を紹介しますのでぜひチェックしてみてください。

展示車の手入れが行き届いている

展示車の手入れとは、つまり綺麗にしているかということです。

室内は一度綺麗にしてしまえば、使わない限り目立った汚れがつくこともありませんが、外に展示してあると外装はすぐに汚れます。

展示車は売り物なので一般的に手洗い洗車をする販売店が多いのですが、手洗い洗車は、意外と時間がとられます。

多いところで100台以上展示しているので、そのすべてを手洗いで洗車するとなると相当な時間です。

他にもボディが汚れていると傷や凹みがわかりにくいので販売店にとっては都合がいいといえます。

しかし、時間がとられ、傷や凹みが目立っても、そこに労力を使うということは販売店の「綺麗な状態でお客様に見てほしい」という姿勢が伺えます。

ですので、展示されている中古車が綺麗に洗車されている販売店は良心的といっていいでしょう。

保証、アフターサービスがしっかりしている

新車ではメーカーの保証が付帯します。一方、中古車では販売店独自の保証になります。

それも販売店によって保証内容はさまざまで、中には保証なしということもあります。

良心的な中古車販売店は保証内容も充実しており、明確で期間も長いです。なぜなら、中古車の故障を心配しているユーザーに安心してもらうためです。

中古車は購入後の故障が懸念されているので保証に重点をおけるということは販売しているクルマに自信がある証拠でもあります。

  • 保証の期間が長い
  • 内容が充実している
  • 細かい制限がない
この3つの保証が揃っている販売店は良心的といえます。

諸費用について詳しく教えてくれる

初心者は支払い総額で表示されている中古車を選んだ方がわかりやすくておすすめなのですが、すべてが支払い総額で表示されているとは限りません。

たまたま気に入ったクルマが車両本体価格での表示だったということもあります。

そんなときは諸費用について詳しく、わかりやすく教えてくれる販売店であれば良しとしてください。

諸費用は非常にややこしいのでユーザーが納得するまで丁寧に説明するのは大変な作業です。

そんな諸費用の説明を邪魔くさがることなく、丁寧にしてくれるということはユーザー目線といえるので良心的といえます。

デメリットも教えてくれる

その中古車のメリットはどんな販売店でも教えてくれます。しかし、デメリットまで教えてくれる販売店になると数は減ります。

クルマはメーカー、車種ごとに壊れやすい部品が違います。良心的な販売店ではそのクルマの壊れやすい部品も教えてくれますし、保証期間外に壊れた際の費用まで教えてくれることもあります。

費用を安く抑えて修理する方法をこっそり教えてくれることもあります。

また、デメリットともいえる修復歴について詳しく教えてくれる販売店も良心的です。通常は修復歴がある場合、触れられたくないので話を逸らします。

修復された状態や修復した箇所を丁寧に教えてくれるということは、マイナス面をすべてさらけ出してくれているのと同じですので信用できます。

つまり、デメリットまで教えてくれる販売店はお客様の不安をなくす努力を積極的にしているので良心的な販売店と言えます。

各部のチェックを嫌がらない

各部のチェックは当たり前にさせてくれると思っている人もいますが、エンジンすらかけさせてくれない販売店もあります。

良心的な販売店ではエンジンをかけさせてくれることはもちろん、各電装部品の作動チェックや試乗までさせてくれることも珍しくありません。

ユーザーが納得するまで各部のチェックをさせてくれる販売店はその人がなぜ現車を確認しにきたのかを理解しています。つまり、ユーザー目線というわけです。

ただ、1点注意してほしいのですが、たまに展示車の部品(内装等)をバラしてチェックしたいという人がいます。さすがにどんなに良心的な販売店でもこれは断ります。

「バラすことを拒否られた」という理由で「ここは良心的ではない」とは決めつけないようにしてください。

これから車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知っているだけで数十万円は違ってきます。詳しく知りたい方は下記のたった1分で車を60万円値引きできる裏技のページをご覧ください。

裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

絶対に避けて欲しい中古車販売店の判別方法

相談する女性

良心的な販売店の特徴を紹介したので、「これだけおさえておけばOK」と思いがちです。しかし、もっと重要なことがあります。

実は良心的な販売店を選ぶよりも絶対に避けるべき中古車販売店をおさえておく方が重要です。

なぜなら、絶対に避けてほしい中古車販売店は企業体質そのものが腐っていることが多いからです。

ですので、ここでは初心者が絶対に避けるべき中古車販売店の判別方法をお伝えします。

相談にしっかりのってくれるかで判別する

相談にしっかりのってくれるか、のってくれないかで判別する方法は簡単です。

絶対に避けてほしい中古車販売店は相談したときに下記のような対応をしてきます。

  • 頭ごなしに否定してくる
  • 面倒くさがる
  • 質問に的をえた答えを返してこない
  • 質問をはぐらかす
これらの要素が見える販売店はNGと判断してください。

私は知人に「不安だからついてきて」と付き添いを頼まれることもよくありますが、これらの要素が見える販売店に並べられていた中古車で、

これはいいな

お得だな

と感じたものは残念ながら1台もありません。

相談にのってくれる、のってくれないは担当者から受ける印象で判断することができるので、判別する上で簡単な方法といえます。

出入りするユーザーの質をチェックして判別する

出入りするユーザーの質をチェックすることで判別する方法は少々難しいかもしれませんが判別できればその後のトラブルも避けられます。

「類は友を呼ぶ」ではないですが、ガサツで横暴な態度のお客さんが頻繁に出入りする販売店は店主も同じ系統のことが多いです。

つまり、チンピラのような店主が経営しているということです。経営者がこのような人だと、トラブルがあったときも泣き寝入りするしかなくなります。

大手はそうでもないですが、特に小規模販売店ではチンピラのような店主が経営していることもあるので、経営者がどんな人か判断するために出入りする客の質をチェックしてみてください。

誤解のないように言ってきますが、小規模販売店のすべてがこのような店とは限りません。

個人で経営している小規模販売店の経営者は下記のいずれかです。

  • チンピラのような人
  • チンピラまでいかなくても利益しか考えていない人
  • クルマが好きすぎて独立した人
クルマが好きすぎて独立した人はいろいろ相談にものってくれるのでおすすめですが、そこを見分けるために客の質をチェックしてくださいという話です。

ちなみに利益しか考えていない人を見分けるのは簡単です。とにかくクルマに関して無知で口だけだからです。

クルマが好きすぎて独立した人は知識も豊富で聞きもしないこと(役立つこと)まで教えてくれます。

ですので、個人経営の小規模販売店のすべてが悪徳とは思わないでください。

自社整備工場(認証工場・指定工場)を完備しているかで判別する

自社整備工場を完備しているか、していないかで判別する方法は比較的簡単だと思います。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、中古車販売業は敷居も低く誰でも始められます。

ど素人がプレハブ小屋を事務所にして営業することも可能なのです。

そのため、自社で整備工場を完備していない販売店も多くあります。自社で整備工場を完備していないと購入後の保証があてにできないのです。

ただ、整備工場といってもなんでもいいわけではありません。

  • 認証工場
  • 指定工場
このいずれかの看板を掲げている必要があります。

簡単な整備設備を用意し、「自社整備工場完備」なんて謳っているいるところもあるので、その整備工場が認証工場か指定工場の看板を掲げているかもチェックしてください。

ちなみに認証工場・指定工場とそうではない工場の違いは下記です。

  • 認証工場・指定工場 → 国の許可がいる 分解整備ができる
  • 認証工場・指定工場ではない → 無許可でできる 分解整備ができない
分解整備とはブレーキやエンジン・ミッションなどを分解する整備のことで、故障した際にこれらを分解できないと修理できないことも多々あります。

つまり、購入後の故障やアフターメンテナンスに対応できるのは自社で整備工場を完備している販売店であり、クルマを扱う上で最低限必要ということです。

ですので、中古車の購入に慣れない内は、認証工場・指定工場の看板を掲げているか、いないかを判別ポイントの1つとしておきましょう。

最低限の5Sがなされているかで判別する

5Sができているか、できていないかなので判別するのも簡単です。

5Sとは主に製造業やサービス業で用いられる企業スローガンです。

  • 整理
  • 整頓
  • 清掃
  • 清潔
これらを英語にしたときの頭文字から5Sと呼ばれていますが、車屋で5Sを完璧にできている会社は私の経験上見たことがありません。

そのため、完璧は求めなくても構いません。

しかしながら、5Sの意識がまったくないような販売店は避けるべきです。特に清掃されていない、清潔感もないような販売店は売りに出しているクルマも怪しいです。

店が汚く、スタッフの身なりが整っていない販売店があるとしましょう。

そんな販売店で展示してある中古車だけはなぜかピカピカ。

あなたはこんな販売店を信用できますか? 私はできません。

なぜなら、私の知る限り、この2つがなっていない車屋は業者間の中でもいい噂を聞かないからです。

そのため、最低限の5Sができているか、できていないかは判別する1つの方法になると言えます。

スタッフの態度で判別する

スタッフの態度で判別する方法も簡単です。このスタッフの態度とはあなたに対してだけではありません。

今はスタッフ教育にも力を入れている車屋も増えましたが、チンピラが経営している車屋の中ではスタッフの態度が非常に劣悪なことも珍しくありません。

店内に入ったときにこのような光景が目に入るときは危険です。

  • お客様がいるのに上司が部下に怒鳴り散らしている
  • スタッフ同士が大きな声で仕事とは関係のないバカ話をしている
他にも挨拶はしない、礼儀をわきまえていないスタッフがいるような販売店は関わるべきではありません。

「大きな声での挨拶」までは求めなくてもいいです。しかし、

いらっしゃいませ

こんにちは

を言わない、もしくは声を出さなくてもお辞儀は最低限必須です。

ですので、スタッフの態度もまた避ける、避けないを判別できる方法といえます。

完璧を求めすぎない

良心的な中古車販売店の特徴と反対に絶対に避けてほしい中古車販売店の判別方法を紹介しましたが、いかがでしたか?

気づいたかもしれませんが、接客業として当たり前のことが中心ですので比較的判断はしやすいと思います。

ただ、完璧を求めすぎないでください。すべてがパーフェクトな中古車販売店は極端に数も減ります。もしかしたら、あなたが住む近所にはないかもしれません。

私は知人に頼まれて中古車販売店に付き添いで同行することもよくあると書きましたが、「ここで販売している中古車は上玉が多いな」と思うような販売店でもすべての特徴をおさえているわけではありません。

ですので、「印象が悪い」「生理的に受け付けない」場合以外はある程度大目にみてあげることもお気に入りの1台を購入するためには大切といえます。