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ゴルフヴァリアントの後部座席(2列目)の広さは狭い？倒すこと(リクライニング)はできる？！

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フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは輸入車のステーションワゴンで、広々とした車内スペースとスタイリッシュなデザインが特徴の車です。

今回はゴルフヴァリアントの後部座席について詳しく見ていきます。

ゴルフヴァリアントの後部座席の2列目・セカンドシート

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント参考：www.volkswagen.co.jp

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは同社の旗艦車種であるゴルフをベースにしたステーションワゴンで、ゴルフともども日本でも輸入車として高い人気を誇っています。

ゴルフは日本では2021年に最新型の8代目ゴルフにフルモデルチェンジを果たし、ゴルフヴァリアントも同じタイミングで最新モデルになっています。

今回はゴルフヴァリアントの後部座席を詳しく見ていきますが、まずは車の大まかなサイズ感をご紹介しましょう。

スペックゴルフヴァリアント
乗車定員5名
全長4,640mm
全幅1,790mm
全高1,485mm
室内長約2,000mm
室内幅約1,500mm
室内高約1,000mm
ラゲッジルーム高さ約700mm
幅約1,200mm
奥行き約800mm
運転席寸法高さ約1,000mm
幅約500mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,000mm
幅約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm
幅約1,300mm
奥行き約900mm

ゴルフヴァリアントはゴルフをベースとして全長の延長とラゲッジスペースの拡大を図ったモデルで、ゴルフよりも350mmも延長されて国産車と比べると大型ワゴンに匹敵するサイズとなっています。

また全幅もかなりワイドで大柄な印象がありますが、全高がかなり低くスポーティになっているのでシャープなカッコよさもあります。

ゴルフヴァリアントの室内長は中型車クラスのサイズ感ですが、室内幅はかなり広めで解放感のあるサイズになっている一方で、全高が低いので室内高も短めです。

そして全長が伸びたところはラゲッジスペースの前後スペースに充てられており、かなり広々としたラゲッジスペースが使い勝手が良いものとなっています。

ではゴルフヴァリアントの後部座席について詳しく見ていきましょう。

ゴルフヴァリアントの広さ・居住性

ゴルフヴァリアント シート参考：www.volkswagen.co.jp

ゴルフヴァリアントは乗車人数5名の車になっており、そのうち3名が後部座席に乗り込むことができます。

ポイント

ゴルフヴァリアントは後部座席に3席が横につながったベンチシート式の座席を備えており、左右席のみならずセンター席も十分なサイズのスペースがあります。

中型車では後部座席のセンター席などは狭くて補助座席的な役割が強いことも多いのですが、ゴルフヴァリアントは広々とした横幅を活かしてセンター席の背もたれや座面の幅が確保されています。

このことから2名乗車であればもちろん横にぶつからず快適に座れますし、3名のフル乗車であっても横の人と軽く肩が触れるぐらいで座れるのでさすが欧州車といった大きさです。

また後部座席への乗り込みは左右の後部ドアから行えるのですが、ドアの開口部が広いので乗り込み自体はしやすいですが室内高が低いので結構かがまなければいけないのは体勢が少し辛いです。

またゴルフヴァリアントはベースのゴルフに対してホイールベースも延長されており、それに合わせて後部座席のレッグルームがが40mm弱広がっています。

それでも後部座席に座ったときの前席シートとのニースペースはおよそ拳1個〜2個分ぐらいで、圧倒的なゆとりはありませんが中型車クラスの標準的なサイズではあります。

MEMO

最近の国産車では広々とした足下空間が魅力の車が増えてきていますが、ゴルフヴァリアントは欧州車なので必要十分なサイズを確保してあるという感じです。

さらにゴルフヴァリアントは全高が低く室内高も低めの車ですが、後部座席に座ってみると意外と頭上空間は拳1個〜2個分ぐらいは確保できるようになっており、外観での見た目ほど狭い感じはありません。

これにはゴルフヴァリアントの後部座席が低い位置に設置されているとともに座面の奥側が凹んで足を抱えるような体勢で座る座席となっており、少し窮屈な体勢ではありますが背の高い人でも天井にぶつからずしっかり座れるようになっています。

ゴルフヴァリアントの後部座席のチャイルドシート対応

ゴルフヴァリアントはその積載性の高さからファミリーカーとして便利な車で、子育て世代の車としても使いやすい車内となっています。

ファミリーカーとして子育て世代の車に必要なものの一つにチャイルドシートがありますが、チャイルドシートは車のシートで安全に保護できない幼い子どものために必須です。

チャイルドシートは車の座席に乗せて利用するタイプの小型の座席であり、ある程度の年齢までは利用が義務付けられています。

チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用などさまざまな年齢や体の大きさにあわせた製品があり、その搭載場所としては事故の際により安全性の高い後部座席がメインとなります。

またチャイルドシートの固定にはシートに備え付けのシートベルトを利用するのが標準的ですが、最近の車には「ISOFIX」というチャイルドシート専用の固定器具が設置されてきており、これに対応したチャイルドシートをより確実で安全に固定ができます。

ゴルフヴァリアントには後部座席の左右席にこのISOFIX式の固定器具が1組ずつ設置してあり、ISOFIX式のチャイルドシートをしっかり固定することができます。

また後部座席の背面に「トップテザーアンカー」というチャイルドシートの上側を固定するフックも装備されており、ISOFIXと併用することで強固に固定ができます。

ゴルフヴァリアントの後部座席には2つまでチャイルドシートを搭載することができますが、ゴルフヴァリアントは後部座席の左右幅が広めなのでチャイルドシートのサイズによってはその間のセンター席に座ることも出来るでしょう。

なおゴルフヴァリアントは輸入車なのでチャイルドシートのメーカーによっては搭載性の適応表にないことがありますが、基本的には後部座席のスペースはチャイルドシート搭載に十分なサイズなのでそこまで不安はないでしょう。

ただし子供をチャイルドシートに乗せるときに少しかがむようにして乗せなければならず、荷物を持ちながら乗せるときなどは大変なこともあるでしょう。

ゴルフヴァリアントの座り心地

ゴルフヴァリアントの後部座席は欧州車のしっかりした座り心地があり、長時間座っていても疲れにくい快適な座席となっています。

ゴルフヴァリアントは後部座席の左右席が特に快適な座席になっており、長距離移動を重視している欧州車ならではの座席になっています。

ゴルフヴァリアントの後部座席は座面や背もたれのクッションが柔らかすぎず硬すぎずちょうどよい固さとなっており、ソファーのような座り心地ではないものの実際に座ってみると快適に座れます。

左右席は背もたれや座面の凹凸でホールド性も高めてあるので身体が左右に振られづらく、カーブの多い道路などでも疲れを軽減してくれます。

一方でゴルフヴァリアントのセンター席は座面や背もたれの面積やクッション性は十分なものの、フラットな形状のデザインなのでホールド性は弱くなってしまい、左右席よりは少し疲れが溜まりやすい場合もあります。

またゴルフヴァリアントの後部座席には3席全てにヘッドレストが装備されていて、安全性の面でもしっかりした装備となっています。

MEMO

ヘッドレストは普段の走行時には頭を乗せるクッション的な役割を果たすものですが、万が一の事故の際にはヘッドレストで頭をしっかり支えてむち打ちを防ぐ安全装備として重要な役割があります。

ゴルフヴァリアントの後部座席のヘッドレストは左右席に比べてセンター席のヘッドレストは小さめですが、3席すべてで保護性能は十分で安心できます。

またこのヘッドレストは上下への調整機能もあるので頭の位置に合わせて適切に調整でき、使い勝手の良い装備となっています。

ゴルフヴァリアントの後部座席の装備

ゴルフヴァリアントの後部座席ではさまざまな便利装備が備わっており、利便性の高い車に仕上がっています。

まずゴルフヴァリアントの後部座席のシートベルトについてご説明しますが、ゴルフヴァリアントでは3席全てに3点式シートベルトが装備されています。

ポイント

3点式シートベルトは運転席や助手席に備わっているものとほぼ同仕様で、身体と腰を支えてくれるシートベルトなので安全性が高いだけでなく走行中のシートポジションも整えてくれる点も便利です。

国産の中型車などでは後部座席のセンター席のシートベルトが変則的な構造な場合もあるのですが、ゴルフヴァリアントはセンター席のすぐ脇にシートベルトがあるタイプなので使い勝手は良好で、初めて後部座席に座る人でも直感的に操作できるでしょう。

その他ゴルフヴァリアントの後部座席周りの装備では収納が充実しており、まず左右の後部ドアの下側に大型のスピーカーポートとあわせて大容量のドアポケットが備わっています。

また前席シートのシートバックには上側に2箇所の小物入れと下側に大型のシートバックポケットが備わっており、運転席側と助手席側両方にありますのでスマホや雑誌など様々なものを分けて収納しておけます。

ドリンクホルダーは専用のものはありませんが、左右のドアポケットをドリンクホルダーとしても活用できるので使い勝手は悪くありません。

MEMO

そしてゴルフヴァリアントには後部座席用のエアコンダクトが前席センターコンソール後ろに装備されており、後部座席を独立して空調の調整が出来るのでかなり快適性が高くなっています。

コントロールパネルもエアコンダクトの真下にあってすぐに調整できるので、使い勝手もとても良い装備となります。

さらに後部座席のセンター席部分には引き出し式のアームレストが備わっており、センター席を使わないときにはこのアームレストによってくつろぎながら移動ができます。

ゴルフヴァリアントのリクライニング・シートアレンジ

ゴルフヴァリアント シート参考：www.volkswagen.co.jp

ゴルフヴァリアントの後部座席では国産車と同じようなシートアレンジが可能となっており、様々なシーンに対応できる仕様となっています。

ゴルフヴァリアントでは後部座席は基本的に固定式となっており、前後へのスライド機能や後ろへの背もたれのリクライニング機能はありません。

最近では国産車の中型車を中心としてわずかながらでもリクライニングが可能な車種が増えてきていますが、ゴルフヴァリアントはそういった需要が少ない欧州車ということもあって後部座席は決められた角度の背もたれとなります。

それでも背もたれの角度もくつろげる角度になっていますし、後部座席の周辺スペースも十分にありますので窮屈さを感じることなく快適に座れるでしょう。

一応前席シートを前後スライドすることによって後部座席の足下空間を広げることはできますが、そこまでするほどのシーンはそこまでないでしょう。

一方でゴルフヴァリアントの後部座席の背もたれは前側に大きく倒すことでシートアレンジが可能で、後部座席を倒すことでその後ろにあるラゲッジスペースとつなげることができます。

それによって標準のラゲッジスペースでは収まらなかったような長い荷物を積込むことができるようになっており、荷物をたくさん運ぶときやキャンプやアウトドアの際などに活用するととても便利です。

MEMO

後部座席は左右の6:4分割式になっているので左右どちらかだけでも倒すことができ、片方に1人〜2人乗りながら長い荷物を積込むなどの使い方も出来ます。

加えてシートアレンジをしたスペースはほぼ完全なフルフラットになっていますので、荷物の載せ降ろしが楽なだけでなくフラットなスペースを活かして車中泊のベッドにもできるでしょう。

そして後部座席のセンター席には展開式のアームレストがありますが、アームレストを展開すると背もたれ部分は貫通穴となっておりラゲッジスペースとつなげることができます。

そのため物干し竿ぐらいの細いものであれば後部座席の左右席を展開したままセンター部分に前後に積込むことができ、細かな使い分けができる機能が素晴らしいです。

ゴルフヴァリアントの後部座席の評価・口コミ

ゴルフヴァリアントの後部座席についてはtwitterでもいろいろな投稿がありますが、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方は先代のゴルフヴァリアントもご存知のようですが、最新型は先代よりも後部座席の足下空間が広くなっていて良い評価をされていますね。

ゴルフとゴルフヴァリアントは多くの部分が共通化されていることが多かったのですが、ゴルフヴァリアントならではの魅力があるというのは良いですよね。

こちらの方もゴルフヴァリアントの後部座席が広くなっている点を高く評価されています。

ゴルフからゴルフヴァリアントは車の全長がかなり長くなっていて多少扱いにくくはなっていますが、その分で車内の快適性が上がっているというのであれば魅力にもなっていますね。

総評

フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントは同社の人気車種であるゴルフの拡大バージョンで、その使い勝手の良さは折り紙付きです。

後部座席の広さや居住性、装備の充実さもさすが欧州車というところで、国産車より価格が高い分のクオリティは十分に味わえる車になっています。