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エスクァイアはかっこいい?評判・人気が高い?値段まで解説!

トヨタ エスクァイアはトヨタの中型ミニバンで、押し出し感の強いフロントマスクが大きな特徴となっています。

今回はそんなエスクァイアのデザインについてご説明します。

エスクァイアのデザイン

トヨタ エスクァイア参考:toyota.jp

エスクァイアはトヨタがラインナップする中型ミニバンの1車種で、3タイプある中型ミニバンの1車種です。

エスクァイアはミニバンの中でも車高が高く車内のスペースを可能な限り広げた車種で、トールタイプミニバンと呼ばれています。

エスクァイアのボディの全長や全幅は中型車として標準的なサイズですが、車高が高いためかなり大きい車という印象があります。

また車内には3列シートを装備して7人〜8人もの大人数で乗り込めるので、ファミリーカーだけでなくアウトドアやレジャー用の車としても便利に使える車です。

エスクァイアはトヨタ車の中では結構特別な生い立ちを持つ車種で、エスクァイアのベースは同じトヨタのノアやヴォクシーといったミニバンです。

ノア、ヴォクシー、エスクァイアは同一のボディやコンポーネント、エンジンなどを持ちながら、フロントマスク、リア、インテリアなどのデザインで差別化をしている兄弟車となります。

その中でエスクァイアは最も後発に登場したモデルで、ノアやヴォクシーが2代、3代に渡ってモデルチェンジしているのに対し、エスクァイアは2014年に初めて発売されました。

ではそんなエスクァイアのデザイン上の特徴についてご紹介していきましょう。

エスクァイアのエクステリアデザイン

エスクァイアのエクステリアデザインはこの車の最大の特徴であり、力強いフロントマスクを持っています。

エスクァイア フロント参考:toyota.jp

エスクァイアのデザイン上の最大の魅力というのはこのフロントマスクにあり、中型ミニバンとは思えない大胆なヘッドライトとグリルのデザインとなっています。

エスクァイアのヘッドライトは切れ長のスポーティなもので、そこにメッキパーツをふんだんにあしらった大型のグリルがワンランク上の高級感を演出しています。

グリルだけでなくバンパーまで一体化された大型グリルはまるで大型の高級ミニバンのようないでたちで、この押し出し感の強い豪華さこそがノアやヴォクシーといった兄弟車との最大の違いとなっています。

エスクァイア リア参考:toyota.jp

一方でリアに関してはフロントほどの大胆なデザインではありませんが、大きなメッキパーツが装着されることで存在感は十分です。

リアの基本的なデザインはノア、ヴォクシーとほぼ同一なのですが、メッキパーツのデザインやリアコンビランプ周りの形状が変更されておりシックながら質感の高いものに仕上がっています。

またリアコンビランプはクリアレッドのデザインとなっており、クリアランプで構成されたヴォクシーとの差別点となっています。

リアのメッキパーツは下側が尖ったようなデザインになっていますが、これはフロントのデザインに合わせたものでエスクァイアのデザインに一体感がでています。

エスクァイアのインテリアデザイン

エスクァイアのインテリアのデザインも豪華さを各所に織り込んだものとなっています。

エスクァイア インテリア参考:toyota.jp

エスクァイアのインパネ周りにはカーナビやダッシュボード、ハンドル、センターコンソールなどの回りにメッキパーツが配されておりシックながら高級感を演出するものとなっています。

全体的なインテリアの形状やデザインはノアやヴォクシーと共通ですが、メッキパーツの設定の仕方でより高級感があるものになっています。

それ以外は全体的にブラックでまとめられるシックなインテリアに仕上がっており、中型ミニバンと思えないほどの質感の高さです。

特にシフトノブやその周辺のコンソールの端にまでメッキパーツがおごられているのは完成度が高いですね。

エスクァイア シート参考:toyota.jp

エスクァイアは3列シートで7人〜8人乗りができるミニバンとして仕上がっており、車内は車高の高さで圧倒的な居住性の高さを持っています。

2列目シート以降は比較的シンプルなデザインでまとまっていますが、7人乗りモデルでは2列目シートが左右分割式のキャプテンシートになっており豪華な仕様です。

インパネ以外の車内にはメッキパーツはそこまで多くはありませんが、中型ミニバンとしては十分な質感を持っているといって良いでしょう。

エスクァイアとノア、ヴォクシーの違い

エスクァイアには兄弟車としてノアとヴォクシーがあるのですが、そのデザインの違いを簡単にご紹介しましょう。

ノア フロント参考:toyota.jp

ノアはこの3車種の中ではもっともおとなしめのデザインを持っている車で、エスクァイアの特徴である派手で力強いグリルではなく質感のある横長のメッキグリルとなっています。

ノアのグリルは質感こそ高いもののファミリーカーとして落ち着いた印象に仕上がっており、存在感を最大限高めたエスクァイアとは対象的な車となっています。

エスクァイアとノアはフロントマスクやリア以外のボディ形状やデザインは同一の車なのですが、フロントマスクの違いでここまで印象が変わるのは面白いです。

ヴォクシー フロント参考:toyota.jp

ヴォクシーについては多少エスクァイアと近いコンセプトの車で、フロントグリルはノアよりは押し出し感を強くして力強いデザインです。

ですがエスクァイアと比べれば派手さは少し抑えめになっており、高級感とクセの強さをある程度控えめにした形となっています。

ヴォクシーも登場時にはノアに比べて非常に派手なデザインに見えたのですが、エスクァイアの登場によってちょうどノアとの中間的な位置づけのデザインに落ち着いていますね。

エスクァイアとノア、ヴォクシーはおもにこのフロントマスクのデザインの違いで差別化された車で、落ち着いたデザインのノア、押し出し感を強めたヴォクシー、豪華さを追求したエスクァイアというコンセプトの違いになっています。

エスクァイアのボディカラー

次にエスクァイアのボディカラーについてご紹介していきましょう。

エスクァイアホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
アバンギャルドブロンズメタリック
ボルドーマイカメタリック

エスクァイアはフロントマスクの豪華さからブラックやブルー、パープル系のボディカラーがよく似合う車ですが、ボディカラーのラインナップとしてはホワイトやシルバー系も揃っています。

ホワイトやシルバーは定番カラーとしてブラックとともに人気であり、ファミリーカーとしても需要の多いエスクァイアでは人気のカラーとなっています。

またエスクァイアのボディカラーにはアバンギャルドブロンズメタリックというメタリックグレー系のカラーがありますが、エスクァイアのメタリックなグリルとマッチしていて素敵なボディカラーに仕上がっています。

エスクァイアは人気か?

次にエスクァイアの人気を車の年間販売台数から見ていきましょう。

エスクァイア年間販売台数ランキング順位
201512位
201619位
201724位
201826位
201921位
202028位

エスクァイアは2014年に登場した車種ですが、年間販売台数は翌年度から30位以内のランキングに入ってきており、初年度こそ12位につけています。

しかしそこから年を重ねるごとに順位は次第に下がっていっており、2020年にはギリギリの28位と販売自体はあまり高まっていません。

これに対して兄弟車のノアやヴォクシーは軒並みエスクァイアよりも上位にランキングしており、特に以下のヴォクシーと比較してみるとその人気の差がよく分かるでしょう。

ヴォクシー年間販売台数ランキング順位
20145位
20156位
20166位
20179位
20186位
20198位
202010位

エスクァイアとヴォクシーはノアに比べるとデザインコンセプトは多少似ている車種ではあるのですが、あるいみアクの強いデザインのエスクァイアに対して馴染みやすいデザインであるヴォクシーがより販売台数の面でも上にいっている形です。

なおこの人気の差からエスクァイアは2021年末での販売終了が決定しており、ノアやヴォクシーがフルモデルチェンジの噂が出ているのに対してエスクァイアはそこまで人気が出なかったことでこういった差が表れています。

エスクァイアの評判

エスクァイアのデザインについてはtwitterにもさまざまな評判があるのですが、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方はご家族がエスクァイアに乗り換えられたそうで、その納車に立ち会ってエスクァイアのかっこよさにテンションが上がっていらっしゃいますね。

エスクァイアのデザインは好きな方にはたまらない力強いデザインがあり、テンションが上がるのもわかります。

コチラの方はエスクァイアのデザインについてはおしゃれでカッコいいとおっしゃっており、派手すぎること無く高級感がひかえめで好まれているようです。

しかしエスクァイアは生産中止が決まっているのですが、上級ミニバンと比べてこの方がおっしゃっているように中途半端な部分はたしかにあります。

エスクァイアはノアやヴォクシーよりも高級感を高めたことを魅力としたミニバンですが、価格的にもう少し出すとより上級の高級ミニバンに手が届くのです。

もちろん少しといっても安い値段ではないのですが、価格的にちょうど中間で中途半端ということがエスクァイアの微妙な点でもあります。

エスクァイアの欠点

エスクァイアは中型ミニバンとは思えないほど高級感を感じるデザインなのですが、まさにその点がエスクァイアの欠点でもあります。

エスクァイアはノアやヴォクシーのさらに派生車として登場した車種なのですが、ノアとヴォクシーと同価格帯ながらおとなしめのデザインと力強いデザインという差別化で選択肢を増やし、どちらの車種も人気ミニバンとなりました。

これに対してエスクァイアはフロントマスクの質感を高めて高級感を出し、インテリアなどにも質感の高いものが装着されています。

ポイント

さらに価格帯はノアとヴォクシーに対して100,000円程度高く設定されているのですが、高級感のある専用デザインによる価格上昇でもあります。

もちろんエスクァイアで100,000円程度高くなったぐらいではさらに上級の大型ミニバンに達するわけではないのですが、エスクァイアのデザインを高級ミニバンと比べてみると車のサイズやノアやヴォクシーと同じボディ、インテリアなどによって見劣りする部分はどうしてもあります。

ノアやヴォクシーであれば高級ミニバンとデザイン面で大きな差別化ができコストパフォーマンスも優れるというメリットもあるので良かったのですが、そういった点がエスクァイアでは中途半端になってしまいました。

もちろんある程度のコストで高級感のあるミニバンが手に入るというのはメリットに感じることもあるのですが、販売台数の推移を見るとそこまでのことはなかったようです。

なおトヨタの販売台数を見るとエスクァイアより最低価格でも数十万円高い高級ミニバンのアルファードの売れ行きが好調で、販売台数ランキングではエスクァイアを圧倒的にしのいでいます。

コストパフォーマンスに優れた中型ミニバンより価格の高い高級ミニバンが売れているのであれば、その中間で中途半端なエスクァイアが振るわなかったのは当然ですね。

またその結果がエスクァイアの2021年の販売終了につながっているでしょう。

エスクァイアの値段

では最後にエスクァイアの値段についても見ていきましょう。なお今回は参考としてエスクァイアと関係の深いノア、ヴォクシー、アルファードなどの新車価格と比較してみます。

またエスクァイアの中古車価格として大手中古車情報サイトであるカーセンサーとgoo-netから情報を集めました。

エスクァイア新車価格中古車本体価格相場
エスクァイア2,963,000円〜3,379,200円カーセンサー1,068,000円〜4,380,000円
goo-net948,000円〜4,380,000円
参考:ノア2,556,400円〜3,443,000円
参考:ヴォクシー2,813,800円〜3,443,000円
参考:アルファード3,597,000〜7,752,000円

まず新車価格ですがエスクァイアはおよそ3,000,000円〜3,400,000円ぐらいの価格帯となっており、中型ミニバンとしては少し高めの価格帯となっています。

同シリーズのノアとヴォクシーはそれぞれ2,500,000円、2,800,000円から始まっているのでエスクァイアはおよそ150,000円〜200,000円高い価格設定となっています。

最高価格についてはそこまで大きな差はないのですが、ノアやヴォクシーは特別仕様車などでより高いモデルがあります。

なおエスクァイアからワンランク上級の車としては同じトヨタに高級ミニバンのアルファードがありますが、アルファードは3,600,000円が最低価格の車となるのでエスクァイアの最上級モデルからもうすこし予算を増やせばアルファードに手が届きます。

もちろんノアやヴォクシーでもこの点は同様ですが、エスクァイアと違って最低価格が低いので中型ミニバンとしてのコストパフォーマンスがよく見えてきます。

その中でエスクァイアの高級ミニバンという立ち位置とコストパフォーマンスの微妙さは、デザインがよかったとしてもイマイチということで販売台数が伸びなかったのでしょう。

なおエスクァイアは中古車としてもそこそこの台数が販売されており、最低価格は1,000,000円程度からとかなり手に入れやすい価格帯となっています。

エスクァイアはまだ現行車ということで最高価格は高くなっていますが、今後は生産終了に伴って中古車価格は少しずつ下がっていくでしょう。

中古車の価格体になればエスクァイアの質感の高さと相まってかなりお買い得で満足感の高い1台になりそうです。