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CX-8の後部座席(2列目/3列目)の広さは狭い?倒す方法(リクライニング)も解説!

マツダ CX-8はクロスオーバーSUVに3列シートを組み合わせたミニバン的な要素もある車で、マツダ車のラインナップでは最大級の車です。

今回はこのCX-8の後部座席についてご紹介します。

CX-8の後部座席の2列目・セカンドシート

マツダ CX-8参考:www.mazda.co.jp

マツダ CX-8はマツダのクロスオーバーSUVラインナップの中で最上級の車となっており、3列シートが大きな特徴の車となっています。

今回はCX-8の後部座席を詳しく見ていきますが、その前に車の大まかなサイズ感をご紹介していきましょう。

スペックCX-8
乗車定員6名、7名
全長4,900mm
全幅1,840mm
全高1,730mm
室内長2,690mm
室内幅1,540mm
室内高1,250mm
ラゲッジルーム高さ750mm
1,400mm
奥行き・500mm(3列シート使用時)
・1,100mm(3列シート収納時)
運転席寸法高さ約1,100mm
505mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,100mm
505mm
奥行き約1,000mm
2列目寸法高さ約1,100mm
6人乗り:555mm×2
7人乗り:約1,400mm
奥行き約1,000mm
3列目寸法高さ約1,000mm
1,000mm
奥行き約700mm

マツダ CX-8は2017年に初めて登場した車種で、それまでマツダのクロスオーバーSUVは2列シート車のみでしたがCX-8がミニバンを統合する形で新たに登場しました。

クロスオーバーSUVらしいシャープなデザインに、5,000mm近い長さの大柄なボディを持ち、車内に3列シートを装備したSUVとミニバンの利便性を併せ持つ車になっています。

CX-8にはいくつかの仕様はありますが全車が3列シートモデルになっているので室内長は長く、またワイドな車幅を活かして室内幅も大きくなっているので車内スペースはかなり広々とした車に仕上がっています。

CX-8には2列目シートと3列目シートがあるので、今回はそれぞれの座席について詳しくご紹介します。

CX-8の後部座席2列目の広さ・居住性

CX-8 シート参考:www.mazda.co.jp

CX-8は2列目座席に大きく2つの仕様があり、これによって乗車人数が6名か7名かで変わっています。

CX-8は基本的なレイアウトとして3列シートを持つ5ドアハッチバックカーとなっており、ミニバンのように常時3列シートを展開して大人数乗りが出来る車です。

前席2名、3列目シート2名の乗車人数はすべての仕様で同一なのですが、2列目シートに関しては3人掛けのベンチシート仕様と2人掛けのキャプテンシート仕様があり、この仕様の違いで7人乗りか6人乗りかが決まっています。

なおどちらの仕様でも2列目シートへの乗り込みは左右の後部ドアから行うようになっており、ミニバンのようなスライドドアではないのですがドアの開閉角度が大きいので十分乗り込みやすい乗降口が確保できます。

ポイント

まず7人乗りモデルでは3人掛けのベンチシートが2列目シートに装備されており、左右席とセンター席それぞれに座れるようになっています。

ベンチシートなので左右どちらから乗り込んでもシート上で移動しやすくなっており、シートの左右の幅もCX-8の広めの車内スペースを活かしてゆとりを持って確保されています。

2名乗車であればかなり広々として座ることができますし、3名のフル乗車でも横の人と多少肩が触れるぐらいで座れるのでベンチシート式としても快適に座れるシートに仕上がっています。

なおセンター席は左右席よりも座面が多少小柄に作られており、前後が少し小さめとなるので座るポジションが変わってきます。

6人乗りモデルについては2列目シートが2人座りということで、左右に分割されたセパレート式のキャプテンシートになっています。

運転席や助手席同様の1人掛けの座席なので7人乗りモデルよりもさらにゆったりと座れる仕様となっており、シートの左右幅も運転席などより多少大きめに設定されているので、CX-8の座席の中ではもっとも快適で質感の高い座り心地のシートに仕上がっています。

MEMO

なおセパレート式のシートになったことで7人乗りモデルのセンター席の部分は別のスペースになっており、仕様によっては3列目にアクセスする通路として空間が開いていたり専用のセンターコンソールを装着できる仕様などがあります。

2列目シートに座ったときの前後スペースに関しては基本的に7人乗りモデルでも6人乗りモデルでも変わりませんが、前後の奥行きが広く取られているのでシートに座ったときのニースペースは拳2個〜3個ぐらいは確保でき、かなり足を組み替えたりするスペースが取れるので非常に快適です。

2列目シートは後述するように前後へのスライドも出来るのですが、標準ポジションのままでも十分に快適であり普段使いでも長時間の乗車でも快適に過ごすことができます。

また2列目シートに座ったときの頭上空間も広々としたスペースが確保してあり、頭上空間は拳2個ぐらいは確保できるのでクロスオーバーSUVにしてはかなりゆとりのある車となっています。

全体的に大柄なボディを持つCX-8では2列目シートが特に皆適性の高い座席となっており、ミニバン系の車種をかなり意識したレイアウトになっています。

CX-8の後部座席2列目のチャイルドシート対応

CX-8は大人数乗れる車ということでファミリーカーとして運用されることが多いのですが、ファミリーカーとしてはチャイルドシートへの対応は気になる部分です。

チャイルドシートは子供専用の小型シートで車の座席の上に乗せて使うのですが、車の通常のシートでは子供には大きすぎて安全な保護が出来ないためある程度の年齢まではチャイルドシートが必要となります。

チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用など年齢や体の大きさに合わせたさまざまな製品がありますが、どの年齢でも搭載場所としては安全性の高い後部座席がほとんどです。

チャイルドシートの固定にはシートベルトを利用する方法が昔から一般的ですが、最近の車には「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の固定規格に則った固定器具が用意されており、これを活用するとより確実な固定ができます。

CX-8の2列目シートにはこのISOFIXに対応した固定器具が用意されており、6人乗りモデルでも7人乗りモデルでも左右席にそれぞれ1組ずつのISOFIX対応金具があります。

加えてシート背面に「トップテザーアンカー」と呼ばれるストラップの固定先もあり、両方活用することでより確実で安心感のある固定が可能です。

7人乗りモデルではセンター席部分にはISOFIX対応の固定金具はありませんが、左右席で2つまで搭載できれば十分活用できるでしょう。

なおチャイルドシートの搭載には十分なシートのスペースが必要となるのですが、CX-8の後部座席であればスペースも十分にありますし前後へのスライドでスペースを広げられるので搭載性で大きな問題となることはないでしょう。

CX-8の後部座席2列目の座り心地

CX-8の後部座席の座り心地は6人乗り、7人乗りで多少違うのですが、大きく離れたものにはなっていません。

まずCX-8の6人乗りモデルのキャプテンシートについてですが、キャプテンシートは左右独立した座席なのでそれぞれが運転席や助手席のように1人がしっかり座れるシートになっています。

シートの背もたれや座面のクッション性が結構しっかりしている座席になっていて座り心地が良いのですが、シート自体のデザインも体を包み込むようなホールド性のあるものなので、1人でどっしり安心して座れて快適です。

シート周辺のスペースが広々としているのも相まってCX-8の2列目シートは普段使いでも長距離でも快適であり、マツダの最上級車種としてのクオリティをしっかり確保してあります。

7人乗りモデルについては2列目シートが6:4分割式のシートになっているのでシート自体が違うものとなっているのですが、シートの左右席のデザインはほとんど6人乗りと同一であり座り心地に大きな差はありません。

ミニバンなどでキャプテンシート式の仕様がある場合にはベンチシート仕様よりキャプテンシート仕様が高級感を感じるものになることが多いのですが、CX-8では6人乗りモデルの質感の高いシートを7人乗りモデルでも味わえるというのは魅力的です。

それに比べてセンター席部分は全体的に固い感触の座席になっており、座面の前後のサイズが少し小さくなっているので左右席よりも窮屈な座り心地となります。

MEMO

またセンター席の背もたれ部分は後述するようにアームレストになりますのでクッション性自体が固くなっており、補助座席的な役割の強いシートになっています。

ですがそんなセンター席であってもヘッドレストは装備されており、安全性の面ではしっかりしています。

ヘッドレストは走行中は乗員の頭を乗せるクッションですが、万が一の事故の際には頭をしっかり支えてむち打ちを防いでくれる重要な安全装備となります。

6人乗りおよび7人乗りモデルの2列目座席の左右席には大型のしっかりしたヘッドレストが装備されており安心感のある仕様となっていますが、7人乗りモデルのセンター席に関しては結構ヘッドレストが小さめなので、無いよりは良いのですが少し残念でもあります。

それでも全席のヘッドレストは上下への調整機能は備わっており、頭の位置に合わせた調整はしっかり可能です。

CX-8の後部座席2列目の後部座席の装備

CX-8の後部座席では周辺装備がかなり充実しており、利便性の高い座席となります。

まずCX-8の2列目シートのシートベルトについて見ていきますが、シートベルトは6人乗りモデルでも7人乗りモデルでも2列目シートの全席が3点式シートベルトとなっています。

左右席についてはシートのすぐ脇の車体部分からシートベルトが出ているので使い勝手は運転席や助手席と同じであり、また3点式で体もホールドしてくれるので安全性や走行中の安定性もあって快適なシートベルトになっています。

また7人乗りモデルの2列目センター席にも座席の右脇にシートベルトが装備されており、変則的な構造になりがちなセンター席のシートベルトがシンプルな構造なので初めて座る人でも操作できるのは便利です。

ポイント

またCX-8は3列あるシートの中で最も快適な座席が2列目シートになっており、マツダの最上級車種ということで周辺装備は快適なものが揃っています。

まず前席のセンターコンソールの背面には2列目座席用のエアコンダクトが装備されており、そのすぐ下にエアコンのコントロールパネルもあるので2列目シートで独立した空調設定が出来てかなり快適です。

さらにグレードによっては2列目シートにシートヒーターも装備でき、冬期には実にありがたい装備となります。

収納関係も全体的に充実しており、左右の後部ドアにはドリンクホルダー兼用のドアポケットがあったり、前席シートの背面に大型のシートバックポケットが設けてあったりと使い勝手の良い収納となっています。

加えて左右の後部ドアには引き出し式のサンシェードも用意されており、とても快適な後部座席を過ごせます。

さらにCX-8の2列目座席の装備ではリアセンターアームレストが非常に便利な装備となっており、2列目シートだけで3種類のリアセンターアームレストがあります。

MEMO

まず7人乗りモデルでは3席あるうちのセンター席の背もたれ部分が展開式のアームレストになっており、アームレストにドリンクホルダーが併設されていたり、アームレストを開いたボックスの内部にUSB式の充電ポートがあったりと機能的です。

6人乗りモデルのキャプテンシートモデルでも左右席の間に専用の高級感のある大型センターコンソールを装備することができ、こちらもアームレストとして機能したり、ドリンクホルダーやUSB充電ポートも設けてあり満足感の非常に高い装備となっています。

6人乗りモデルではセンターコンソールを装備しない仕様にも出来、その場合は2列目シートのセンター部分が空くので3列シートへアクセスする通路として機能します。

そして2列目シートの左右席にはそれぞれ独立した小型のアームレストが座席の脇に設定されるので、センター側だけですがアームレストの使い勝手は悪くありません。

ただしアームレスト部分のドリンクホルダーはないので多少その部分は不便です。

CX-8の後部座席2列目のリクライニング・シートアレンジ

CX-8の2列目シートではリクライニングやスライドなどのシートポジションを調整する機能や、シートアレンジ機能も充実していて利便性の高い座席となっています。

まずCX-8の2列目シートでは7人乗りモデルのベンチシートでも6人乗りモデルのキャプテンシートでも、シート全体の前後へのスライド機能や背もたれのリクライニング機能が備わっています。

そのままでもCX-8の2列目シートは前後スペースが広めに確保されてはいますが、スライド機能を活用することでより広々とした快適な座席に調整できます。

さらにリクライニング機能を活用することで背もたれの角度も適切に調整できますが、ミニバンのようにまっすぐ後ろまで倒すことはできないので寝るような使い方ではなくあくまで角度調整に留まっています。

なおこのスライド機能やリクライニング機能は3列目シートへの乗り込みの際にも利用する機能で、特に7人乗りモデルや6人乗りモデルでセンターコンソールがある場合は、座席を前に動かさないと3列目シートにはアクセスできません。

またこのリクライニング機能はシートアレンジにも活用でき、背もたれを前に倒すことでラゲッジスペースとして活用できます。

MEMO

CX-8では3列目シートの後部にあまり大きくないラゲッジスペースがあるのですが、大きな荷物や長い荷物を積込むのには少し不便でありシートアレンジの活用が重要になります。

その際には3列目シートも収納する形がメインになりますが、2列目シートの背もたれを収納することで2列目から後部までの広いスペースをラゲッジスペースとして利用することが出来、かなりの積載性を発揮できます。

シートアレンジは7人乗りモデルの6:4分割式や6人乗りモデルのセパレートシートで左右独立して倒せますので、荷物のサイズに合わせたフレキシブルな調整も可能となっています。

CX-8の後部座席の3列目・サードシート

CX-8 シート参考:www.mazda.co.jp

CX-8には標準装備で3列目シートが装備されており、6人乗りモデルでも7人乗りモデルでも3列目シートは2人掛けとなっています。

CX-8の後部座席3列目の広さ・居住性

CX-8の3列目シートは2人掛けのベンチシート式の座席となっており、2列目シートよりは小さめの座席となります。

3列目シートはSUV系の車種では補助シート的な役割が一般的な部分なのですが、CX-8では意外とデザインや質感が高くチープな感じはありません。

3列目シートの横幅は1,000mm程度と2列目シートのベンチシートよりも短めですが、2名掛けの座席なので1席あたりで考えれば2列目シートよりも広くなります。

3列目シートは全体的にフラット気味の座席ではありますが、2名のフル乗車でも隣の人とちょうど肩が触れるぐらいなので意外と窮屈感はなく快適に座れます。

3列目シートの前後スペースについては2列目シートよりは短くなっており、およそ2列目シートのシートバックとの間は拳1個分ぐらいのスペースなのでこの状態では窮屈感を感じながら座る感じになります。

ですが2列目シートは前述したように前後のスライドが可能なので、3列目に人が乗るときだけ2列目シートの位置を調整すれば3列目シートの足下空間も快適なサイズが確保できます。

MEMO

またCX-8はクロスオーバーSUVとしては珍しくルーフのデザインが比較的フラットなので天井が低くはなっておらず、3列目シートでも窮屈さを感じずに頭上空間を確保して座れるのは嬉しい点です。

なお3列目シートへの乗り込みは2列目座席の左右ドアから行いますが、その際は2列目シートのスライドやリクライニングで乗り込むスペースを作るか、6人乗りモデルでは2列目シートの間の通路からアクセスできます。

2列目シートのようにダイレクトに乗り込むことができないので不便な部分もありますが、それでも1台のSUVで大人数で移動できるというのは便利です。

CX-8の後部座席3列目のチャイルドシート対応

CX-8の3列目シートではチャイルドシートを利用するのは不可能ではありませんが、2列目シートよりも不便な部分もあります。

まずCX-8では3列目シートは横幅があり前後スペースも調整できるので、チャイルドシートの搭載自体はスペースが十分確保できます。

横並びで2つは少し窮屈ですが1つぐらいなら十分搭載できますが、一方で3列目シートにはISOFIX対応の金具の設定がないのでチャイルドシートの固定にはシートベルトを利用する形になります。

チャイルドシートの固定自体はそれなりに確実ではありますが、ISOFIXに比べると不安定な部分もあり2列目シートへ搭載するよりもメリットはあまりありません。

ポイント

CX-8では2列目シートであればISOFIX金具が設定してあって確実な固定ができたり、また左右のドアから子供をチャイルドシートに乗せるのがスムーズという利点がありましたが、3列目にチャイルドシートを搭載すると乗り込みの部分でも面倒があって大変です。

3列目シートにチャイルドシートを搭載すると乗り込む際には2列目シートを倒したり操作しなければなりませんが、乳幼児や幼児を乗せるときに子供を連れたまま操作しなければならないのは大変です。

またチャイルドシート自体を3列目シートへ積み込むのも結構大変であり、2列目シート側から積めないときにはラゲッジスペース側からなんとか積み込むことになります。

それでもCX-8の2列目シートを残して3列目でチャイルドシートを使う使い方はそれなりにメリットもあり、2列目にチャイルドシートがあると倒したりスライドが難しいので頻繁に2列目シートを使う方では3列目シートへのチャイルドシート搭載も考慮に入ります。

CX-8の後部座席3列目の座り心地

CX-8 の後部座席が比較的フラットになっており座り心地としては少し固めの感触ですが、クオリティは高く満足度は高い3列目シートになります。

CX-8の3列目シートは2列目シートの背もたれや座面と比べると全体的に多少フラットで薄めに見えるのですが、クロスオーバーSUVの3列目シートとしてみると逆にかなりしっかりした座席に仕上がっていることがわかります。

座面や背もたれにわずかながらホールド性のある凹凸がありますし、座面なども固定式でクッションの厚みがしっかりあるので中型車の後部座席と同じぐらいの質感は十分確保されています。

それでも2列目シートに比べると全体的に固めの感触ではあり、全体的なスペースが狭めになっていることもあって長距離移動時にはちょっと疲れやすい点もあります。

ですがCX-8では3列目シートであってもヘッドレストが左右の座席にそれぞれ装備されており、結構大型でしっかりしたヘッドレストなので十分な安全性と安心感のあるヘッドレストに仕上がっています。

SUV系の3列目シートというと簡易的な座席がメインでヘッドレストなども小さいことも多いのですが、CX-8の3列目シートは十分通常のシートとして使えるクオリティになっています。

もちろん3列目シートであってもヘッドレストは上下への調整も可能であり、天井が高いので十分調整幅が確保されていて確実に乗員似合わせた調整ができます。

CX-8の後部座席3列目の後部座席の装備

CX-8の3列目シートでは周辺装備は2列目シートに比べればシンプルな装備に留まっており、利便性はどうしてもいまいちといった感じです。

まず3列目シートでのシートベルトについて見ていきますが、シートベルトは3列目シートでも3点式シートベルトが装備されていて安全性は十分です。

3点式シートベルトは3列目シートのすぐ脇の車体部分から出てきているので使い勝手は良く、構造もシンプルな3点式シートベルトなので初めて乗る人でもすぐに操作できるでしょう。

3列目シートが3点式シートベルトなので前述したチャイルドシートの固定も可能となっており、もし簡易的な2点式シートベルトだったらチャイルドシートは未対応の製品がかなり多くなったことでしょう。

一方でそのほかの3列目シート周辺の装備としては簡易的な収納があるだけで、2列目シートにあったような空調ダクトやシートバックポケット、センターアームレストなどの装備は3列目シートにはありません。

3列目シートの左右の車体部分が一部凹んでアームレスト上になっており、そこに小物入れ兼用のドリンクホルダーはあるので最低限活用は出来ますが、最近のミニバンにあるような充電ポートの装備などはなく利便性はそこまでではありません。

ただし3列目シートの左右のピラー部分にはスピーカーが埋め込まれていたり、3列目シート用の三角窓も設けられていたりしているので、快適さは確保されています。

CX-8の後部座席3列目のリクライニング・シートアレンジ

CX-8 シート参考:www.mazda.co.jp

CX-8の3列目シートではスライドやリクライニングなどの機能は設定されていないのですが、シートアレンジに関しては使いやすい機能が備わっています。

ポイント

CX-8では3列目シートに関してはシート自体の前後スライドや背もたれのリクライニング機能はなく固定式の座席になっており、シートポジションの調整はできません。

中型や大型のミニバン系の車種では3列目シートでもスライドやリクライニングがある車種もあるのですが、CX-8はあくまでクロスオーバーSUVなので固定式の仕様となっています。

ですがCX-8は2列目シートの前後スライドなどは可能なので、こちらを利用して3列目シートの快適性を上げることはできます。

一方でCX-8の3列目シートにはシートアレンジとして背もたれの収納機能があり、背もたれおよびヘッドレストを前側に収納することで3列目シートのスペースをラゲッジスペースとして活用できます。

CX-8は車のサイズに対して2列目および3列目シートのスペースが大きく確保されているので車格に対してラゲッジスペースが小さめだったのですが、3列目シートのシートアレンジを活用することでかなりのサイズの荷物を積み込めます。

MEMO

シートアレンジで背もたれを収納するとラゲッジスペースとの間がフルフラットになるため使い勝手がよく、また3列目シートは左右分割式なのでどちらかだけを収納することもできます。

CX-8では3列目シートを使わないときには積極的に収納しておくと利便性がよく、そのために3列目シートの収納レバーはラゲッジスペースから操作できて便利です。

また前述した2列目シートのシートアレンジと組み合わせることで、積載性を一気に拡大することも可能です。

CX-8の後部座席の評価・口コミ

CX-8の後部座席についてはtwitterでもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方はご家族にCX-8の運転をおまかせしてお迎えに来てもらっていらっしゃいますが、後部座席の快適さから玉座とまでおっしゃっています。

CX-8のユーザーは運転席や助手席に座ることが多いので後部座席を楽しむことはあまりないのですが、たまに誰かの運転で乗ってみるとその快適さがよくわかります。

こちらの方はCX-8の後部座席について多少残念がっておられ、3列目シートを設けたことで中途半端という意見をもっておられます。

CX-8は2列目シートはそこそこ広くて快適なのですが3列目シートはどうしても狭めになってしまっており、それがもとで2列目シートに圧倒的な広さがないのも確かです。

とはいえクロスオーバーSUVの3列目シートとしては十分なサイズではあります。

総評

マツダ CX-8はマツダの最上級車種としてクロスオーバーSUVとミニバン的な要素を組み合わせた車で、デザインのカッコよさと車の利便性が高いレベルで融合しています。

後部座席に関しても十分な広さと使い勝手の良い装備が揃っており、3列目シートまであることでさまざまなシーンに対応できる利便性の高い車になっています。

その分価格はかなり高い車にはなってしまっており、マツダでは最高級の車種になります。