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カローラアクシオの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!

「カローラアクシオを買おうと思ってるんだけど、ちょっと迷ってるんだよね」

「カローラアクシオの長所と短所について、評価がどうなってるかくわしく知りたい!」

車を購入するとき、長所と短所をよく調べてから購入したいですよね。

購入後に致命的な欠点に気づくと、ショックはかなり大きいです。

トヨタ・カローラアクシオにはどんな長所があって、どんな短所があるんでしょうか?

実際に試乗してきた経験から、カローラアクシオの魅力と欠点について、写真つきで辛口評価・レビューします。

カローラアクシオの魅力・長所

それでは魅力・長所から解説していきます。

車体が小さめで運転しやすい

カローラアクシオは車体が小さめです。具体的には以下のサイズになっています。

  • 全長4,400mm
  • 全幅1,695mm
  • 全高1,460mm(グレードによっては1,485mm)

全長・全幅ともに小さめで、急カーブやS字クランクを走行してもこすりそうな場面は一度もありませんでした。

全高はかなり低いほうなので、身長が高いひとは乗り降りする際に頭をぶつけないように注意が必要。乗ってしまえば天井の低さは感じません。

取り回しのしやすさが、カローラアクシオの魅力・長所のひとつです。

燃費が良い

私が試乗した、カローラアクシオのHYBRID Gは、燃費がすごく良いです。メーカー発表で34.4km/lで、15分程度の試乗をしたときの実燃費は19.9km/lでした。

かなりの低燃費ですね。エアコンを3番目に強い風量でつけていたので、春や秋でエアコンなしで走行すればもう少しよくなるかもしれません。

燃費重視で車を購入するなら、カローラアクシオのHYBRID Gをえらんで後悔することはないでしょう。

メーターがアナログなのが嬉しい

カローラアクシオ メーター

(※この写真は試乗中に同乗者が後部座席から撮影したものです。)

カローラアクシオのメーターはアナログです。個人的にデジタルメーターはかっこいいと思えないので、ここは魅力・長所のひとつ。

青みがかっているところもおしゃれで良いですね。

シートヒーターがつけられる

カローラアクシオ 前部座席

HYBRID GとHYBRID G“W×B”グレードのみですが、カローラアクシオにはメーカーオプションでシートヒーターがつけられます。

シートヒーターは、一度体験してみれば病みつきになる暖かさで、初めて使ったときは感動しました。これがつけられることは大きな魅力・長所のひとつでしょう。

安全機能としてToyota Safety Senseがついている

カローラアクシオには安全機能として、Toyota Safety Senseがついています。具体的には以下の機能です。

  • プリクラッシュセーフティ
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム

プリクラッシュセーフティとは、前方の車両や歩行者・自転車を検知して、衝突しそうになったときに自動的にブレーキが作動する機能です。ブレーキを自分で踏んだ場合は、強力なブレーキアシストが作動します。

レーンディパーチャーアラートとは、車線をはみ出してしまいそうなときに、ブザーやディスプレイ表示で警告してくれる機能です。

オートマチックハイビームとは、対向車のライトを検知して、ハイビームとロービームを自動的に切り替えてくれる機能です。ハイビームの切り忘れが防げます。

とくにプリクラッシュセーフティはあまり世話になりたくない機能ですが、ついていることで安心して運転できますね。

カローラアクシオの欠点・短所

つづいて、カローラアクシオの欠点・短所について解説していきます。

地味な外装デザイン

カローラアクシオは、外装デザインが地味です。いろんな角度から見てみましょう。

カローラアクシオ フロント

カローラアクシオ エンブレム

フロントにはトヨタのエンブレムではなく、独特の形をしたエンブレムがついています。

個人的な感想をいえば、あんまりかっこよくないですね。ふつうにトヨタのエンブレムをつけたほうがかっこいいです。

カローラアクシオ サイド

横から見た様子。ザ・セダンって感じの外装ですね。かっこいい系か可愛い系かでいうと、完全にかっこいい系です。

現在人気のある形ではありませんが、街中を歩いているとまだまだよく見かけますね。根強いファンがいるんでしょう。

カローラアクシオ サイド

ボディーカラーは9色から選択可能で、写真に写っているのはセンシュアルレッドマイカです。

個人的に、この色はカローラアクシオにはあまり似合っていない気がしますね。派手な色なのに、なぜか地味な印象。

カローラアクシオ 後ろ

レクサスの高級セダンのような厳つさはなく、こじんまりとしていてどこか大人しいです。

テールランプが小さくて控えめですね。

MEMO

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内装がところどころ安っぽい

カローラアクシオは、内装にところどころ安っぽい点があります。写真を見ていきましょう。

シフトレバーが安っぽい

カローラアクシオ シフトレバー

カローラアクシオのシフトレバーは細く、重厚感がまったくありません。デザインはアクアについているものとおなじで、こちらはにぎり込んだときに手のひらに当たる部分が黒いのが特徴(アクアは青)。

個人的にはアクアのように青いほうがかっこいいと思います。黒だとふつう過ぎて、レバー自体の細さばかりが目立ってしまい、安っぽく感じますね。

ちなみにHYBRID Gグレードをえらべば青になります。

パーキングブレーキが安っぽい

カローラアクシオ パーキングブレーキ

カローラアクシオのパーキングブレーキは、レバー式。

私はレバー式のパーキングブレーキ自体はけっこう好きなんですが、デザインがシンプル過ぎて安っぽく感じますね。なんだか細くて頼りない印象。

もっと太くするか、それができないならペダル式か、もしくは電動式にしてほしいところです。

シートに入ったしま模様が安っぽい

カローラアクシオ 前部座席

この写真に写っている展示車は、1.5G “W×B”グレード。内装色はブラックで、シート表皮はファブリック×合皮(ブラック)になっています。

シートの座面と背もたれに入っているしま模様が、なんとも安っぽい。見た目もあまりかっこよくないですし、質感も高級感とは程遠いものでした。

ただ、これはシート表皮に別のものをえらべば変えられるので、購入をやめるほどの致命的な欠点ではありません。

走行性能がイマイチ

カローラアクシオは走行性能がイマイチ。ここからは、私が試乗して気になった部分について解説していきます。

エンジン音が鳴ったり止まったりをくり返してうるさい

まず、スタートボタンを押すとシーン…としたまま電源が入ります。数秒そのままにしていたら、ブルルン! とはっきり分かる音量でエンジンがかかりました。

走行中も静かになったり騒がしくなったりをくり返し、騒がしいときがけっこうはっきりとうるさい。

やはり、「基本的に静かでたまにエンジン音が大きくするパターンの車」がいちばんうるさく感じますね。

アクアに試乗したときに感じたような、「静かなイメージだったけど意外とうるさいな」という感覚を思い出します。

カローラスポーツはエンジン音がしても全然うるさく感じなかったので、ここは両者に大きく差がついているところですね。

悪路走行時の衝撃も強い

でこぼこ道を走行すると、ガックンガックン揺れて、路面の悪さが運転席につたわってきます。

10km/h程度で低速走行しても、ちょっと上げて20km/hで通過してもはっきりと車体が揺れ、路面からの突き上げを感じました。

カローラフィールダーも似たような感覚でしたが、カローラアクシオはフィールダーとおなじか、下手したらそれ以上の衝撃ですね。

静粛性重視で車を購入するなら、カローラアクシオはやめておいたほうがいいでしょう。

加速は物足りず、「大人しいイメージ」を覆さない

カローラアクシオ 運転

加速は速くもなく遅くもなく。感覚としてはカローラスポーツのノーマルモードとおなじで、やや物足りない印象ですね。加速性能の優秀なカローラフィールダーよりは、間違いなく遅いです。

個人的に「カローラ」と名のつく車種はなんとなく大人しいイメージがあったんですが、そのイメージを覆さない加速力でした。

スポーツモードは搭載されておらず、加速を良くする方法がないのは残念なところ。

3人で乗るにはせまい後部座席

カローラアクシオ 後部座席姿勢

運転席を身長177cmの私にちょうどいい位置にした状態で後部座席にすわると、ヒザが前のシートにぶつからず、前後からの圧迫感はありません。

頭から天井までのスペースにも余裕があり、上下からの圧迫感もなし。そこそこ快適な後部座席です。

ただ、忘れちゃいけないのは、カローラアクシオは5人乗りだということ。定員いっぱい乗る場合は後部座席に3人すわることになりますが、3人で乗るには幅的にせまいです。快適に乗るなら後部座席は2人まででしょう。

車中泊する場合は、後部座席にはリクライニング機能はついておらず、横になって寝られるほどの幅もないので、前部座席を倒して運転席と助手席に1人ずつ寝るのが限界ですね。

子育てに使う場合は、子どもであればそこそこ余裕を持って後部座席に3人乗ることができます。子どもがある程度大きくなって友達を乗せることになっても、1人~2人なら連れて行くことは可能ですよ。

シートアレンジができず荷室が広げられない

カローラアクシオ 荷室

車種によっては後部座席を前倒しして、後部座席部分も荷室の一部として使えますが、カローラアクシオにはそういったシートアレンジ機能はついていません。

トランクルームはそれほど広くなく、大きな家具を買って持って帰りたいときなんかは不便そう。

車を購入するときは見た目や走行性能・乗り心地だけで車種をえらんでしまいがちですが、荷室がせまいのは致命的な欠点だと思います。

価格が車の質を考えると高い

カローラアクシオは、ここまで挙げてきたような車の質を考えると、価格が割に合っていません。下の表に各グレードの価格をまとめたので、見てください。

車名グレード価格
カローラアクシオ(ハイブリッド)HYBRID G”W×B”2,482,920円
HYBRID G2,298,240円
HYBRID2,073,600円
カローラアクシオ(ガソリンエンジン)1.5G”W×B”2,077,920円
1.5G1,716,120円
1.5X1,507,680円
1.3X1,526,040円

ハイブリッドモデルが3グレード、ガソリンエンジンモデルが4グレード用意されていて、私が試乗したのはHYBRID Gです。2,298,240円という価格ですが、高いと思います。

ハイブリッドカーのウリのひとつである静粛性が悪く、走行性能もイマイチ。車内空間がとくべつ広いわけでもないですし、良かったところは燃費ぐらいでしょうか。

ポイント

この金額を出すなら、もう少し上乗せしてカローラスポーツのハイブリッドモデルを購入したほうがお得です。

ちなみに、現行モデルのカローラアクシオは発売から7年経過していて、中古車市場では1,000,000円以下で購入できるものもたくさん出回っています。

カローラアクシオは欲しいけど新車価格が高い、と感じるなら、中古車がねらい目ですよ。

総評:中高年向けの車

カローラアクシオの長所・短所を見てきた総評をズバリいえば、「中高年向けの車」。内装デザインが年寄り臭く、若者が乗る車としては違和感があります。

個人的に、「『カローラ』と名のつく車は大人しくてつまらない」というイメージがあったんですが、カローラスポーツやカローラフィールダーに試乗したときに、そのイメージは間違いだったことに気づかされました。

しかし、最後に乗ったカローラアクシオだけはイメージ通り、大人しくてつまらない印象が試乗後にも残りましたね。

中古車だとうんと安く買えるので、とりあえず乗れればいい、という考えかたなら購入するのもアリでしょう。

結論として、カローラアクシオをおすすめできるひととできないひとは、以下のようなひとです。

カローラアクシオがおすすめできるひと
  • 購入価格を安く抑えたいけど軽自動車はイヤだ
  • 燃費を重要視する
  • 取り回ししやすいセダンが欲しい
  • 内装に高級感を求めない
カローラアクシオがおすすめできないひと
  • 静かで快適なドライブがしたい
  • 加速の速い車が欲しい
  • 3人以上で車中泊したい
  • 大人5人で乗るつもり

4つずつ条件を挙げましたが、おすすめできるひとの条件4つすべてに当てはまり、なおかつおすすめできないひとの条件に1つも当てはまらない場合に購入しましょう。

とくにおすすめできない条件に1つでも当てはまっていると、購入後に後悔することになってしまうので注意してください。

ここまで書いてきましたが、「地味」とか「安っぽい」というのはあくまで個人の主観なので、写真を
見てかっこいいと思った場合は、自分の感性を大事にしてくださいね。

この記事を読んだことで、カローラアクシオを購入するかどうかの判断材料のひとつになれることを願っています。