トヨタ カローラは中型車のスタンダードなセダンで、乗用車としてバランスの取れた車になっています。
今回はカローラのメーターについてご紹介します。
カローラのメーターのデザイン
参考:toyota.jp
トヨタ カローラはトヨタの象徴といえる車の一台で、歴史も深い車種となっています。
カローラはトヨタが1966年から現在までラインナップしている車種で、大衆車としてスタンダードな中型セダンとして幅広い世代に愛されてきた車です。
現行のカローラはすでに12代目を数える長寿車種になっており、2018年に登場した現行モデルは最新の性能を持つ車になっています。
カローラは扱いやすいボディサイズに燃費の良いエンジンを搭載し、ファミリーカーとして必要な要素を数多く備えています。
今回はこのカローラの運転席にあるメーターについて詳しくご紹介します。
カローラのメーターのデザイン
参考:toyota.jp
現行のカローラは2018年に登場したということでメーター周りも最新のデザインが取り入れられています。
カローラのメーターは現在配置的にはスタンダードな位置になっており、ドライバーの目の前のハンドルの奥にあります。
昔のカローラでは一部センターメーターの車種もありましたが最近ではその流行りも過ぎており、スタンダードな配置のメーターが基本になっています。
ですが現行カローラにはメーターの種類が大きく3種類あり、車のグレードやオプション装備によって装着されるメーターが違います。
比較的ベースグレードや中級グレードには「4.2インチディスプレイ」もしくは「7インチディスプレイ」タイプがあり、これらは円形のアナログタイプメーターが配されたデジタル式のメーターになります。
この2タイプはメーターの配置の違いや情報を表示するディスプレイのサイズが違っており、デザインも結構違います。
そして最近のマイナーチェンジで追加されたのが「12.3インチディスプレイ」と呼ばれるフルデジタルメーターで、その名前の通りメーターが完全なデジタル式になった仕様でメーターとは言いますが基本的には大型のディスプレイが設置されています。
そのディスプレイに映像を表示する形で各種メーターの機能があるのですが、これまでのメーターと違って完全なデジタル式なので各種情報がかなり自由に配置できるようになっています。
そのためカローラのメーターはなんと各種メーターの機能や配置が3種類のレイアウトから選べるようになっており、ドライバーの好みで好きなデザインを選択できるという面白い仕様となっています。
さらにこのディスプレイのサイズが12.3インチというサイズなのですが、これまでのメーターよりも大きなサイズのディスプレイとなっていますので全体的な表示が大きくなり視認性が大きく向上しています。
車のメーターはこれまで決まったデザインで購入時に見て好き嫌いがあったものなのですが、仕様によってもメーターが大きく違うのはグレードを選ぶ際の一つの基準にはなるでしょう。
カローラのメーターの評判
カローラのメーターの評判についてはX(twitter)にもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
現行カローラでさえメーターデジタルなのか
(°_°) pic.twitter.com/SFkMdt023r— とんぐ (@tongu_36) October 28, 2023
こちらの方は現行のカローラのメーターがデジタル式になっていることに驚いていらっしゃいますね。
カローラはこれまで割とスタンダードな機能が基本の車ではあったので、フルデジタルメーターという最新機能が盛り込まれているのには驚く方は結構いらっしゃいます。
やっぱ乗り心地良さそうで液晶メーターかっこいい&車中泊もできそうなカローラにすっかな…
— 鬼面ライダー (@greedsnake) May 10, 2023
こちらの方は車の購入を検討されているようで、その中の一つにカローラが入っているようです。
車の購入の決めてはいろいろあるものですが、カローラではその中の一つにメーターがあるようで、デザインの良さも魅力の一つになっています。
カローラのメーター表示の意味・見方
では次にカローラのメーターの機能や表示について詳しくご紹介します。なお前述したようにメーターのタイプが3種類ありますのでそれぞれでご紹介します。
メーター表示 | メーター機能 | ||
4.2インチディスプレイ装着車 | アナログスピードメーター | 走行時速度表示 | |
タコメーター | エンジン回転数表示 | ||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ ・走行情報表示 ・車速表示/航続可能距離表示 ・燃費グラフ ・エコドライブインジケーター/航続可能距離 ・運転支援機能情報表示 ・オーディオシステム連携表示 ・車輌情報表示 ・設定 ・警告メッセージ | ||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | ||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | ||
時計 | 現在時刻表示 | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
オドメーター&トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | ||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度表示 | ||
7インチディスプレイ装着車 | ハイブリッドシステムインジケーター/アナログスピードメーター/タコメーター | 3つの情報を同心円状に切替式で表示 ・ハイブリッドシステムインジケーター:ハイブリッド走行時の状態表示 ・アナログスピードメーター:走行時の速度表示 ・タコメーター:エンジン回転数表示 | |
デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 | ||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ ・走行情報表示 ・車速表示/航続可能距離表示 ・燃費グラフ ・エコドライブインジケーター/航続可能距離 ・運転支援機能情報表示 ・オーディオシステム連携表示 ・車輌情報表示 ・設定 ・警告メッセージ | ||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | ||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | ||
時計 | 現在時刻表示 | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
オドメーター&トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | ||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度表示 | ||
12.3インチディスプレイ装着車 | ダイヤルなしディスプレイ | デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 |
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ 〈中央画面表示〉 ・運転支援システム情報 ・地図表示 ・ナビゲーションシステム表示 ・設定 ・警告メッセージ 〈サイド画面表示〉 ・燃費グラフ ・エコドライブインジケーター ・運転支援システム情報 ・ナビゲーション表示 ・オーディオシステム連携表示 ・ドライブインフォメーション ・トリップインフォメーション | ||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | ||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | ||
時計 | 現在時刻表示 | ||
ウィジェット | オーディオシステム連携表示の一部を簡易表示できる | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
オドメーター&トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | ||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量で走行可能なおおよその距離を表示 | ||
ウィジェット 燃費グラフ | 燃費グラフの一部を簡易表示 | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度表示 | ||
1ダイヤルディスプレイ | アナログスピードメーター/タコメーター | 走行時速度表示、エンジン回転数表示 | |
デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 | ||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ 〈中央画面表示〉 ・運転支援システム情報 ・地図表示 ・ナビゲーションシステム表示 ・設定 ・警告メッセージ 〈サイド画面表示〉 ・燃費グラフ ・エコドライブインジケーター ・運転支援システム情報 ・ナビゲーション表示 ・オーディオシステム連携表示 ・ドライブインフォメーション ・トリップインフォメーション | ||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | ||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | ||
時計 | 現在時刻表示 | ||
ウィジェット | オーディオシステム連携表示の一部を簡易表示できる | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
オドメーター&トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | ||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量で走行可能なおおよその距離を表示 | ||
ウィジェット 燃費グラフ | 燃費グラフの一部を簡易表示 | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度表示 | ||
2ダイヤルディスプレイ | アナログスピードメーター | 走行時速度表示 | |
デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 | ||
マルチインフォメーションディスプレイ | さまざまな情報を表示できるディスプレイ 〈中央画面表示〉 ・運転支援システム情報 ・地図表示 ・ナビゲーションシステム表示 ・設定 ・警告メッセージ 〈サイド画面表示〉 ・燃費グラフ ・エコドライブインジケーター ・運転支援システム情報 ・ナビゲーション表示 ・オーディオシステム連携表示 ・ドライブインフォメーション ・トリップインフォメーション | ||
外気温表示 | 外気温の測定値を表示 | ||
シフトポジション表示 | 現在のシフトポジションを表示 | ||
時計 | 現在時刻表示 | ||
ウィジェット | オーディオシステム連携表示の一部を簡易表示できる | ||
燃料計 | 燃料残量表示 | ||
オドメーター&トリップメーター | 走行距離、総走行距離の表示 | ||
オドメーター、トリップメーター表示切り替えボタン ※切り替えスイッチはハンドル部 | 走行距離、総走行距離の表示の切り替え | ||
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量で走行可能なおおよその距離を表示 | ||
ウィジェット 燃費グラフ | 燃費グラフの一部を簡易表示 | ||
水温計 | エンジン冷却水の温度表示 | ||
警告灯 | 電子制御ブレーキ警告灯、ブレーキ警告灯:赤色、黄色 | 赤色:ブレーキ液不足、ブレーキ系統の異常 黄色:電子制御ブレーキシステム異常 | |
高水温警告灯 | エンジン冷却水の高温異常 | ||
ハイブリッドシステム加熱警告灯 | ハイブリッドシステムの高温異常 | ||
充電警告灯 | 充電系統の異常 | ||
油圧警告灯 | エンジンオイル圧力の異常 | ||
エンジン警告灯 | ・エンジン電子制御システムの異常 ・電子制御スロットルの異常 | ||
SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯 | ・SRSエアバッグシステムの異常 ・プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常 | ||
ABS&ブレーキアシスト警告灯 | ・ABS(アンチロックブレーキシステム)の異常 ・ブレーキアシストの異常 | ||
パーキングブレーキ警告灯 | パーキングブレーキの異常 | ||
燃料残量警告灯 | 燃料残量が規定値以下 | ||
運転席・助手席シートベルト非装着用警告灯 | 運転席、助手席シートベルトの非着用警告 | ||
リア席シートベルト非装着警告灯 | セカンドシードのシートベルト非着用警告 | ||
スリップ表示灯 | ・TRC(トラクションコントロール)システムの異常 ・VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムの異常 ・ヒルスタートアシストコントロールシステムの異常 | ||
PCS(プリクラッシュセーフティ警告灯) | プリクラッシュセーフティの異常 | ||
ペダル誤操作警告灯 | ・ブレーキオーバーライドシステムの異常 ・ドライブスタートコントロールの異常 | ||
ブレーキホールド作動表示灯 | ブレーキホールドシステムの異常 | ||
LTA(レーントレーシングアシスト)表示灯 | LTA(レーントレーシングアシスト)の異常 | ||
パワーステアリング警告灯 | EPS(エレクトリックパワーステアリング)の異常 | ||
LDA(レーンディパーチャーアラート)表示灯 | LDA(レーンディパーチャーアラート)の異常 | ||
PDA(プロアクティブドライビングアシスト)表示灯 | PDA(プロアクティブドライビングアシスト)の異常 | ||
クルーズコントロール表示灯 | クルーズコンロトールの異常 | ||
レーダークルーズコントロール表示灯 | レーダークルーズコントロールの異常 | ||
運転支援情報表示等 | PCS(プリクラッシュセーフティ)、LDA(レーンディパーチャーアラート)の異常 | ||
クリアランスソナーOFF表示灯 | クリアランスソナーの異常 | ||
ブレーキホールド作動表示灯 | ブレーキホールドシステムの異常 | ||
表示灯 | 方向支持表示灯 | ウインカー向き表示、駐車灯表示 | |
尾灯表示灯 | 尾灯点灯時の表示 | ||
ハイビーム表示灯 | ヘッドライト、スモールランプ点灯表示 | ||
オートマチックハイビーム表示灯 | ヘッドライトハイビーム表示 | ||
フロントフォグランプ表示灯 | フロントフォグランプ点灯表示 | ||
リアフォグランプ表示灯 | リアフォグランプ点灯表示 | ||
READYインジケーター | イグニッションONの状態表示およびハイブリッドシステムON状態の表示 | ||
クルーズコントロール表示灯 | クルーズコントロール作動時の表示 | ||
レーダークルーズコントロール表示灯 | レーダークルーズコントロール作動時の表示 | ||
クルーズコントロールセット表示灯 | クルーズコントロールシステムセット時の表示 | ||
LTA(レーントレーシングアシスト)表示灯 | LTA作動時の表示 | ||
クリアランスソナーOFF表示灯 | クリアランスソナーOFF時の表示 | ||
PKSB OFF表示灯 | PKSB(パーキングブレーキサポート)システムOFF時の表示 | ||
BSM表示灯 | BSM(ブラインドスポットモニター)ON時表示 | ||
RCTA OFF表示灯 | RCTA(リアクロストラフィックアラート)OFF時の表示 | ||
BSMドアミラーインジケーター | BSM(ブラインドスポットモニター)システム県知事の表示 | ||
スリップ表示灯 | ・VSC(ビークルスタビリティコントロール)、TRC(トラクションコントロール)、ABSの作動時 | ||
VSC OFF表示灯 | VSC(ビークルスタビリティコントロール)OFF時表示灯 | ||
PCS(プリクラッシュセーフティ)警告灯 | PCS OFF時の表示 | ||
電動パーキングブレーキ表示灯 | 電動パーキングブレーキ作動時の表示 | ||
ブレーキホールドスタンバイ表示灯 | ブレーキホールドシステムスタンバイ時の表示 | ||
ブレーキホールド作動表示灯 | ブレーキホールドON時の表示 | ||
EVインジケーター | EVドライブモード(電気自動車モード)のON時の表示 | ||
EVドライブモード表示灯 | EVドライブモードON時の表示 | ||
エコドライブモード表示灯 | エコドライブモードON時の表示 | ||
スポーツモード表示灯 | スポーツモードON時の表示 | ||
低温表示灯 | エンジン水温の状態表示 | ||
スマートエントリー&スタートシステム表示灯 | スマートエントリーシステム、スタートシステムの動作表示 | ||
セキュリティ表示灯 | イモビライザーシステム作動時の表示 | ||
プラスサポート表示灯 | 急アクセル時加速抑制機能の状態表示 | ||
制動灯表示灯 | ブレーキランプの操作や運転支援システムの作動で表示 |
カローラの4.2インチディスプレイメーターのメーター表示
4.2インチディスプレイタイプのメーターは最もベーシックな仕様であり、シンプルなメーターとなっています。
4.2インチディスプレイメーターは標準的な2メータータイプのメーターになっており、メーターの左右には大型の円形のスピードメーターとタコメーターがアナログ式で配置されています。
最近ではデジタルメーターも装着されることがあるのですが、このメーターではその表示はなく基本的にアナログ式のメーターでスピードを確認します。
そしてメーターの中央に縦長の4.2インチサイズのディスプレイがあり、このマルチインフォメーションディスプレイにさまざまな情報を切替式で表示できます。
その他円形メーターの内側はマルチインフォメーションディスプレイの各所にシフトポジション表示や外気温表示、時計などの各種情報が表示されており、表示は小さめですが基本的な機能は有しています。
また燃料計や水温計も小型のアナログメーター式の表示になっており、これまでの車と基本的な使い勝手が変わらないのでスタンダードなメーターとしては使いやすいものでしょう。
ただし4.2インチのディスプレイということで後述する7インチや12.3インチに比べてマルチインフォメーションディスプレイに表示できる情報や機能が少なめとなります。
カローラの7インチディスプレイメーターのメーター表示
7インチディスプレイタイプのメーターは以前は上級グレードのメーターになっており、先進的なデザインのメーターとなっています。
7インチディスプレイタイプのメーターはメーターの中央に横長の大きなディスプレイが配置されており、その左右に半円形のインジケーターが2つ配置されています。
中央のディスプレイには大型の円形のメーター表示が1つあり、この円形部分は3つの情報を表示することができます。
ハイブリッドシステムインジケーターによるハイブリッド走行時の状態を確認したり、またスピードメーターやタコメーターとして使うことができ、これらは切替式で表示できます。
なおハイブリッドシステムインジケーターなどを使用中にも円形メーターの中央付近にはデジタル式のスピードメーターが常時表示されますので、スピードだけは常にしっかり確認できます。
そして7インチディスプレイの左側には水温計、右側には燃料計が半円状のバーで表示されており、メーターの未来的なデザインにアクセントを与えてもいます。
その他のオドメーター、トリップメーター、シフトポジション表示などは基本的に7インチディスプレイの内側へ表示されるようになっていますし、このマルチインフォメーションディスプレイにさまざまな情報を追加で表示することも可能です。
大型のディスプレイなので視認性や情報の表示範囲が大きく、4.2インチディスプレイの仕様よりも利便性が高くなっているメーターです。
カローラの12.3インチディスプレイメーターのメーター表示
12.3インチディスプレイ式のフルデジタルメーターはメーター全体が前述のマルチインフォメーションディスプレイになっており、メーター表示はすべてディスプレイに表示されます。
このフルディスプレイ方式は2022年頃からトヨタ車に採用された最新技術であり、カローラにもいち早く採用されて上級グレード等で選択できます。
まずこのタイプのメーターのデザインは3種類から選ぶことが可能で、「ダイヤルなしディスプレイ」、「1ダイヤルディスプレイ」、「2ダイヤルディスプレイ」の3つがあり、大きな違いはダイヤルと呼ばれている円形メーターの有無です。
ダイヤルなしディスプレイのメーターはこれまでの車のメーターのような円形のスピードメーターなどがなく、メーター中央にシンプルなデジタル式のスピードメーターがあります。
これに対して1ダイヤルディスプレイはメーター中央に大型の円形アナログスピードメーターがあるのですが、このメーターはタコメーターとしても利用できます。
そして2ダイヤルメーターではメーターの左右に円形のメーターが2つ配置され、アナログスピードメーターとタコメーターを別々に確認することができます。
なお1ダイヤルディスプレイでも2ダイヤルディスプレイでもデジタルスピードメーターはそのまま残っていますので、切り替えた後でもそこまで違和感なく移行できるでしょう。
また3つのどのデザインにおいてもスピードメーターやタコメーター以外の機能は同一であり、表示される位置も変わりません。
マルチインフォメーションディスプレイはメーターの5箇所にさまざまな情報を表示する機能で、非常に多くの機能をハンドルのボタンで切替式で表示できるのでドライバーが使いやすいものとなっています。
その他にもシフトポジション表示やオドメーター、トリップメーター、燃料計なども変わらない位置に表示され、マルチインフォメーションディスプレイとは関係なく必要な情報は常に表示されます。
さらに最近の車らしく燃費や航続距離に関する方法も表示されており、メーターを確認するだけでエコ走行がしっかり出来るでしょう。
12.3インチの非常に大型のディスプレイがメーターに配置されたことで自由度の非常に高いメーターになっており、最も先進的なメーターになっていると言っても良いでしょう。
カローラのメーターの警告灯
カローラのメーターには各種警告灯も数多く配置されており、警告灯については3タイプのメーターにかかわらず基本的には同一です。
車の装備やオプションによっての違いはあり、それによって表示されるものも変わってきます。
まず警告灯は車のシステムや問題点を通知するものとなっており、通常時には基本的に消灯しています。
警告灯には以前の車からある基本的なものは一通り揃っており、ブレーキ警告灯や水温警告灯、充電警告灯、エンジン警告灯など見知った警告灯は表示もわかりやすいです。
またカローラはハイブリッドモデルが基本となっているためハイブリッド関連の警告灯もあります。
これらの警告灯はそれぞれのメーターの仕様によって配置は違いますが表示自体は同一です。
またカローラにはさまざまな走行支援システムや安全システムがそなわっており、それに対する警告灯も数多くあります。
カローラのような中型車にもクルーズコントロールやLDA、LTAなどの走行支援システムがしっかりあり、これらの警告灯は走行に影響を与えるためもし点灯したら点検は必須です。
そのほか安全システムとしてもスリップ表示等やプリクラッシュセーフティ関係の警告灯など数多くのシステムがありますので、警告灯の点灯時には支給点検や修理をする必要があるでしょう。
カローラのメーターの表示灯
カローラのメーターには各種表示灯も数多くそなわっており、こちらもメーターの種類に限らず基本的な表示灯はそろっています。
表示灯は走行時や停車時などにドライバーに情報をあたえてくれるランプであり、必要なときに点灯されます。
表示灯も3タイプのメーターの全てに基本的に配置されていますが、表示灯の配置場所はそれぞれのメーターで違います。
基本的な表示等である方向指示器やライト関係の表示灯、EVインジケーターなどハイブリッド関係の表示灯があり、これらはドライバーが操作した際に点灯されます。
また制動表示灯は比較的最近設定されている表示等で、ブレーキ関係の操作を行なったときに表示されるという親切な表示等です。
また一部の表示灯は警告灯と同じ表示担っている場合があり、その際は警告灯の色やブザーの有無で別れています。
クルーズコントロールなどの走行支援システムやスリップ表示灯などの安全装備についてはマルチインフォメーションディスプレイに表示されますので、メッセージなどとともに問題点を確認すると良いでしょう。
ですがカローラに限らず車のシステムが非常に多くなっていることもあり、すべての表示等や警告灯を覚えておくのは難しいでしょう。
その為わからない表示等や警告灯があった際には真っ先に車に備え付けの取扱説明書を確認するとよいでしょう。
カローラのメーターの見やすさ
カローラのメーターの見やすさについては3種類あるメーターそれぞれで特徴があり、ドライバーの慣れや好みによる部分もあるでしょう。
メーターの見やすさというとメーターに表示される情報の視認性や配置、またはメーター自体の輝度などの要素があります。
メーターの輝度については3タイプのメーターは全て基本的にデジタル表示なので明るくなっており、見えづらいということはないでしょう。
メーターの各種情報の配置については3タイプのメーターでかなりの違いがあり、基本的なスピードメーターやタコメーター、燃料残量計などの位置や見え方は変わってきます。
4.2インチディスプレイのメーターは以前のメーターを踏襲したデザインなのでもっとも馴染みのある配置であり、シンプルで見やすさとしては悪くないでしょう。
7インチディスプレイのメーターは少し変則的なメーターであり、センターにある1つの円形メーターで情報を表示するため先進的なデザインが特徴です。
ただしその情報が切替式であったり直感的にわかりにくいデジタルスピードメーターがあったりして、乗り換えをしたときにはなれるのに少し時間はかかるでしょう。
一方で7インチのマルチインフォメーションディスプレイはサイズが大きく情報が見やすいので、細かい情報に関しては4.2インチ仕様よりも便利です。
そして12.3インチディスプレイのフルデジタルメーターに関しては、その多機能性や先進性、デザインの奇抜さで最初は馴染みのないメーターではあります。
ですがメーターのデザインを4.2インチ仕様のスタンダードなものや7インチ仕様の1メーター仕様にも変更することができますので、ドライバーの好みや慣れに合わせた調整が出来る点が最大の利点でしょう。
メーターのデザインを頻繁に変更することはあまりないので、1台の車で別のドライバーが乗るときなどにはその方の好みに合わせた調整をすると見やすさは大幅に向上するでしょう。
このように3タイプのメーターで見やすさは結構違う点があり、カローラのグレードを選ぶ際にはこの点も重視すると良いでしょう。
カローラのメーターの見やすさについての評判
カローラのメーターの見やすさについてはX(twitter)にもいくつか要項がありますので、その中からご紹介します。
カローラ系の内装が保守的に見えてしまうのは、単純にモデルチェンジの周期的に仕方のない部分があるよね…と思いつつ、メーカーによっては今の御時世(いやそうじゃなくても)マイナーチェンジで内装大幅に手を加えたりしているので、なんとも言えないかも…?
でもメーターのフルディスプレイ化は👍👍 pic.twitter.com/jvHjVCotBS
— オーツ (@OtsuTakeru) November 22, 2023
こちらの方はカローラの内装が結構保守的とおっしゃっているのですが、カローラという車の性格上おとなしめの内装になるのは仕方ない部分ではあります。
ですがその中でメーターは結構先進的な仕様であり、こちらの方もかなり良い感触を持っていらっしゃいますね。
新型カローラのメーターも12.3フル液晶採用。カローラでこれかよ!
レクサスまじで早く頑張れ。地図表示できるのは、10.5インチのディスプレイオーディオ装備が条件。
そうでないと地図の表示はできないが、ぶっちゃけそれでも問題無さそう。地図部分はなんか不具合なのかチカチカ点滅する。 pic.twitter.com/6uc9cfAHLm
— ドラヨス@ワンソクTube クルマ買う系YouTuber (@phoshiaki) November 8, 2022
こちらの方はカローラの12.3インチディスプレイの仕様を絶賛されており、トヨタ車の中型セダンでもこれほど先進的な装備があるのは喜ばしいことです。
地図などもメーターのディスプレイに表示できるのですが点滅したりして見にくい場合もあるようですね。
カローラのメーターの故障
カローラのメーターの故障については基本的にメーター全体の部品交換が必要であり、以前のメーターよりは大々的な修理になります。
昔はメーターの故障に関してはアナログ式の部品交換や電球の交換など一部の交換で対処できる場合もあったのですが、カローラのメーターは3種類の仕様すべてがデジタル式のメーターですので一部だけの修理という形はあまりできません。
もしメーターの一部の機能やディスプレイが故障した場合にはメーターパネル全体を交換することになります。
ですが特に最近のトヨタ車は信頼性が非常に高い車なため、カローラのメーター故障は現行カローラではまだまだ起こりにくいものです。
それでもメーター交換を行う必要がある際には交換部品がひつようとなりますが、3種類のメーターはそれぞれ部品の価格が多少違います。
スタンダードな仕様である4.2インチディスプレイが最も安価で7インチディスプレイモデルがそれに続きますが、この2つの部品価格は30,000円前後とそこまで変わりません。
これに対して12.3インチディスプレイのモデルは最新ということもあって50,000円前後の価格になっており、こういう部分では差があります。
ですがメーター交換自体稀なことですので、そういったデメリットよりもメーターの機能やデザインで選べばよいでしょう。