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シビックハッチバックは車中泊が快適な理由4つ!フルフラット化のやり方も!人数は2人まで!

ホンダ シビックハッチバックはホンダの中型車で、欧州譲りの走りの良さが特徴の車です。

今回はそんなシビックハッチバックでの車中泊について見ていきます。

シビックハッチバックの車中泊が快適な理由

ホンダ シビックハッチバック参考:www.honda.co.jp

ホンダ シビックはホンダで最も有名な中型車のひとつで、スポーティなイメージが強い車です。

シビックは以前から走りの良い中型ハッチバックカーとして高い人気を誇っていましたが、同時にセダンも展開されて扱いやすい車となっています。

現行モデルのシビックについては欧州モデルがベースとなっているのですが、車のサイズが大型化して走行性能がより高くなっており高級感のある車種となりました。

現行のシビックにもハッチバックとセダンがあるのですが、シビックハッチバックについては生産国が英国となっており日本向けモデルも輸入仕様となっています。

近年車の利用方法の一つとして車中泊というものが注目されており、これは旅行の際に車内で一晩を過ごす方法です。

車中泊では車内に寝台を形作ることでホテルや旅館に宿泊しなくてもよくなり、宿泊にかかる費用を抑えられるというメリットがあります。

また車中泊はキャンプでのテントのような代わりもできるので、キャンプ場には車中泊専用のオートキャンプ場も登場してきています。

シビックハッチバックは車中泊専用の車ではないのですが、車内スペース的に車中泊が可能かどうかは車のサイズから見ていきましょう。

スペックシビックハッチバック
価格シビック ハッチバック:2,948,000円 参考:シビック セダン:2,761,000円
乗車定員5名
全長4,520mm
全幅1,800mm
全高1,435mm
室内長1,910mm
室内幅1,465mm
室内高1,160mm
ラゲッジルーム高さ780mm
1,290mm
奥行き930mm
運転席寸法高さ約900mm
約500mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約900mm
約500mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ約900mm
約1,400mm
奥行き約1,000mm
3列目寸法高さ3列目シートなし
奥行き

シビックハッチバックは同タイプのシビックセダンとボディタイプは違いますが、車の外観サイズはほぼ一緒です。

全長は中型車の標準的なサイズ感で4,500mm前後となっているのですが、全幅は1,800mmと非常にワイドとなっており欧州向けのサイズ感となっています。

また全高はセダンやハッチバックカーとしてみてもかなり低めのフォルムとなっており、全幅が大きいことからもスポーティでワイドで力強いデザインとなっています。

車内のサイズについては室内長や室内幅は中型車として標準的なものであり、全幅は大きな車ですが室内幅自体はそこまでではありません。

また室内高もこのクラスの車としてはそこそこの高さで、少し低めですが頭上空間としては必要十分です。

ですがシビックハッチバックではラゲッジスペースが多少広めに確保されており、幅や奥行きが広々としているほか、ファストバックスタイルなのでシビックセダンよりも高さ方向で広くなっているのが特徴です。

そんなシビックハッチバックですが、車中泊に対してはそこそこの適応性があり次のような点が向いています。

車内がフルフラット化できる

シビックハッチバック ラゲッジ参考:www.honda.co.jp

まずシビックハッチバックの車内で車中泊を過ごせるメリットとして、車内をフルフラット化出来る点があります。

車中泊にはさまざまな要件が必要なのですが、その中でまず必要なのは車内にしっかり寝台を作り出すことです。

車の車内はシートの構造や車体構造、デザインなどで凹凸や段差などがあります。
そういった形状だとあまり快適に寝るのには邪魔となってしまうのですが、車のシートアレンジを駆使することで自宅の寝台に近いフラットな寝台を作り出せる車もあります。

そういう構造の車が車中泊には向いているのですが、ミニバンなどでは標準的な構造になってきています。

ポイント

これに対してシビックハッチバックは車内のシートアレンジがしっかりしており、後部座席を収納することでラゲッジスペースとつなげることができます。

この構造はラゲッジスペースの拡大機能の一つで、長物の荷物を車の前後方向に積み込むためのものです。

ですがこのシートアレンジはその上面がほぼフルフラットになることから車中泊用の寝台としても利用できるものであり、ハッチバックカーに作る寝台としてはそこそこ良い形状といえるでしょう。

ただし後ほどご説明するようにこのスペースは完全なフルフラットではないのですが、シビックハッチバックのサイズ的には仕方ないので許容する点でしょう。

車内の前後サイズが必要十分は確保されている

車中泊の寝台は形状も重要ですがそのサイズも重要で、シビックハッチバックではそのサイズはある程度しっかり確保できています。

車中泊の寝台はフルフラットで自宅の寝台に近いものが好ましいですが、更にその前後のサイズもしっかり確保できていないと窮屈感があります。

その必要なサイズは寝る方の身長によって少し変わってくるのですが、車内でもしっかり足を伸ばして寝るためには最低限身長以上のサイズがほしいところです。

そのため身長170cmぐらいの人を考えると最低限必要なのは1,700mm以上のスペースですが、身長ギリギリでもまだ窮屈さはあるので多少のゆとりを持って1,800mm〜1,900mmぐらいはほしいところです。

これに対してシビックハッチバックのフルフラットモードでは前後のスペースがおおよそ1,800mm〜1,900ぐらいは確保でき、車中泊用の寝台のサイズとしては最低限十分なサイズは確保できています。

ミニバンのように広々としたサイズでは無いものの、これだけのサイズがあればほとんどの人が足をしっかり伸ばして寝ることはできるでしょう。

またこのサイズは前席シートは動かさなくても確保できるサイズですので、後部座席とラゲッジスペースのみで確保できるのも良い点です。

横幅的に2名までなら寝ることが出来る

シビックハッチバックは車の全幅に対して室内幅はそこまで広くはないのですが、そのサイズ的には2人で横並びで寝ることはできます。

車中泊で重要なのはまずはとにかく前後サイズで足を伸ばせるかどうかが注目点ですが、寝台の横幅もそこそこは必要です。

もちろん車の車内なので左右に一人ずつは最低限座ることが出来るスペースはあるのですが、寝るとなるともう少しゆとりのあるサイズが必要です。

サイズ的には一人あたり700mmぐらいあれば隣の人とぶつからないようになるのですが、詰め詰めで寝るのを前提であれば一人あたり500mm程度でも可能です。

ポイント

これに対してシビックハッチバックの室内幅は1,400mm程度はあるのですが、シビックハッチバック の場合ラゲッジスペース側の横幅が少し狭くなっています。

ラゲッジスペースにはタイヤ部分の張り出しが飛び出してきていることもあって横幅が減っているのですが、それでも1,000mm程度は確保できています。

そのため上半身側を多少ゆとりのある後部座席側にすれば横並びで2名で寝ることはでき、あまり窮屈さを感じることなく就寝できるでしょう。

前席をラゲッジスペースとして使える

シビックハッチバックの車内スペースでは後部座席とラゲッジスペースを使って寝台を作れますが、前席シートはそのままのサイズで残るのでそこを寝台として活用することができます。

車中泊では寝るための寝台スペースがどうしても気になるのですが、実際に車中泊を過ごす時というのは旅行の際がほとんどです。

車中泊はあくまで旅行でのホテルや旅館の代わりとして活用するものなので、その際車には旅行用の沢山の荷物が積まれていることが多いです。

ですが車中泊では車のラゲッジスペースを寝台として活用することがあり、ラゲッジスペースに積み込んである荷物は別の箇所に収めなければならないのです。

ホテルや旅館に宿泊するのであれば荷物がたくさんあっても車の中に積み込みっぱなしにでき、このときにそんなに気になることはありません。

ですがシビックハッチバックでも車中泊ではラゲッジスペースを使ってしまうので荷物の置き場所が問題となるのですが、その時に前席のシートのスペースを活用することができるのです。

サイズ的にもそれなりに十分な容量がありますので、あまり荷物をたくさん持っていかないのであれば十分積み込むことが可能です。

シビックハッチバックで車中泊をする方法

次にシビックハッチバックでの車中泊を行う方法をご紹介します。

車内のフルフラット化

シビックハッチバック シート参考:www.honda.co.jp

まずシビックハッチバックの車内で快適な車中泊を過ごすためにはフルフラット化が必要ですが、その操作自体は簡単です。

ポイント

シビックハッチバックのフルフラット化は後部座席とラゲッジスペースで作るのですが、操作自体は後部座席の操作だけです。

シビックハッチバックの後部座席の上側にはシートアレンジ用のレバーがあり、これを操作することで背もたれが前側に倒れます。

そのまま背もたれを座面の上に乗るまで傾ければ車中泊用の寝台の完成で、シートベルトなども邪魔にならないように収納されています。

またシビックハッチバックにはラゲッジスペースの上側に専用のトノカバーが付いている仕様もあるのですが、このトノカバーは車中泊の際には邪魔になってしまうので取り外しましょう。

しかし車中泊の現場で取り外すとトノカバー自体をどこかに収納しなければなりませんので、車中泊のときだけはトノカバーは自宅においておくほうが良いかも知れません。

なお後部座席のヘッドレストに関してはシビックハッチバックでは取り外す必要はなく、付いたままでもフルフラット化には邪魔にはなりません。

車中泊アイテムの準備

次に必要なのは車中泊を快適に過ごすためのアイテムの準備で、これには必須のものが2つあります。

まず1つ目は車中泊マットで、これは車中泊の時西代の上に敷き詰めて布団代わりとするものです。

シビックハッチバックに限らず車のフルフラットモードというのはラゲッジスペースの拡大が目的なので、その上面の素材は樹脂製であることがほとんどです。

しかし樹脂製の素材だとそのまま寝台とするには感触が硬くて快適さがありませんので、快適な寝台とするためにはその上にクッションとなる車中泊マットが必須なのです。

車中泊マットは近年社外品の製品としてさまざまな素材やサイズのものが販売されており、その中からシビックハッチバックの車内スペースにマッチするものを探すとよいでしょう。

もう一つ必要なものは車内の遮光用アイテムで、遮光ボードや遮光カーテンが必要となります。

この遮光用アイテムはシビックハッチバックのウインドウ全てに装着するもので、もしウインドウが開いたままだと外の街灯の光であったり他の車のヘッドライトの光などが飛び込んできて快適さが下がってしまいます。

そのため車中泊のときには車のウインドウは完全に塞いだほうがよく、これにも社外品の車中泊用の遮光ボードや遮光カーテンが使用できます。

シビックハッチバックの場合はファストバックスタイルでありリアウインドウが斜めになってしまっているので、遮光カーテンよりは遮光ボードのほうが良いでしょう。

なお遮光ボードについてはさまざまな汎用品もあるので、それらを加工してウインドウにピッタリマッチするものを作るのも便利です。

車中泊の注意点

車中泊では車のシート構造やフラットさなどが注目されるのですが、その他に車内での換気をしっかり行うという注意点があります。

注意

初めて車中泊をするときなどはあまり車内の換気について気にすることがないのですが、実際に車中泊で窓を締め切った状態で一晩を過ごすと朝起きた時に息苦しさを感じたり汗をかいていたりします。

これは車内で寝ている間に車内の空気を呼吸で消費してしまい、車内の二酸化炭素濃度が上昇したことが原因です。

一晩ぐらいであれば健康を害するようなことはないのですが、それでも快適に寝るためには車内の換気をして置く必要があります。

換気に一番簡単なのは窓を少し空けておくだけで良いのですが、車中泊では車が停まっているので外から虫が入ってきたり寝ている時に外の音が聞こえてきて安眠を妨げてしまいます。

ですが車の中ということを利用すると換気にはエアコンを使うのが一番便利で、エアコンを外気循環モードで動かしておけば車内の換気を行いながら温度管理も出来て便利です。

なおエアコンを動かしているときにはエンジンはアイドリング状態にしておく必要があり、燃料の残量も気にして置かなければなりません。

ちなみにエンジンがアイドリングのときに積雪などで排気管が詰まったりすると排気ガスの逆流の可能性がありますので、そういった危険があるときには窓は少しだけ空けておいたほうが安心です。

シビックハッチバックの車中泊に向かない点

シビックハッチバックは車中泊に向いた特徴がある車ですが、次のような点は不向きな点です。

フルフラットモードでも多少斜めになっている

シビックハッチバックでは車内がフルフラット化することができるのですが、その形状は完全なフルフラットではなく多少斜めになっています。

シビックハッチバックの後部座席は座席の背もたれを前側に倒すのですが、その際後部座席の座面に背もたれが乗り上げる形になります。

シビックハッチバックの構造ではその際に座面の上に完全に収納されるわけでなく、少し乗り上げるので背もたれの上側が斜めになってしまうのです。

これはシビックハッチバックの構造的に仕方ない点もありますが、寝台とする時にはちょっと気になる点となります。

ポイント

寝台が多少斜めであっても寝ることは可能なのですが、フルフラット化するほうが快適性が高くなります。

そのため車中泊用の段差吸収マットなどを用意することで斜めな部分の高さを吸収するとよいのですが、その他にも自宅にあるクッションや布団などを使っても同じ効果があります。

これをしっかり準備しておけば多少斜めな寝台であっても改善することができるので、自宅で調整しておくと良いでしょう。

室内高は低めで窮屈さがある

シビックハッチバック シート参考:www.honda.co.jp

シビックハッチバックは車高が低くてスポーティなことが特徴の車ですが、そのために室内高が低めで多少窮屈さがあります。

シビックハッチバックの室内高は車高の低さから1,160mmとなっているのですが、このサイズ感はセダンやハッチバックカーとしてみても多少狭めなものです。

ですがシートに座っている分にはそこまで気になる点ではありませんが、車中泊ではラゲッジスペースの高さが寝台になってしまうので、その上下スペースは780mmとなってしまいます。

さらにそこに車中泊マットを敷きますので、実際に寝る場所から天井までの距離はもう少し短くなります。

車中泊マットの上面から見ると500mmぐらいの高さが上下のサイズになりますが、これだけあれば寝台の上に仰向けで寝る分にはそんなに天井の低さは気になりません。

ですが寝ている時に寝返りをうったり、寝台の上で体を起こしたりすると天井にぶつかってしまいます。

寝るだけであれば問題ないサイズなのですが、起きる時には多少頭をぶつけないように気をつけなくてはいけないでしょう。

車内でコンセントやUSBが使えない

シビックハッチバックでは車内でコンセントやUSBなどのアクセサリーが使えません。

最近の車では車内で家庭用のAC100VコンセントやUSBポートを装着できる車が増えてきており、これまでシガーソケットが装着されていた代わりにつけられたものです。

シガーソケットでもある程度電源供給はできるのですが、家庭用電源やUSBなら非常に使い勝手が良く便利なアクセサリーとなっています。

また車中泊の時にはこれらの電源を使ってさまざまな電化製品を車内で使うことが可能であり、使いこなすととても便利です。

ポイント

これに対してシビックハッチバックでは車内で装着できる純正の電源アクセサリーがなく、シガーソケットしか使えません。

シガーソケットでも使える電気製品はある程度はあるのですが、コンセントやUSBポートほどの便利さはありません。

これらのアクセサリーは標準的なものではないものの、シビックハッチバックは結構価格が高めの車なのでこういったアクセサリーは欲しかったところです。

中型車で車中泊用とするには高額

シビックハッチバックは車のサイズとしては中型車にあたりますが、その価格帯は結構高額なものとなっておりこのクラスの車を車中泊用として購入するのはちょっと不便です。

シビックはもともと2,000,000円前後の比較的コンパクトな中型車だったのですが、現行モデルではかなりボディサイズが大型化すると共に車の質感や装備なども高級化しています。

そのため現行のシビックハッチバックの価格は高めとなっており、もう少し一般的な仕様であるシビックセダンよりも200,000円近く高いモデルとなります。

シビックハッチバックの質感や走りを考えれば仕方ない価格帯であり、さらにシビックハッチバックは輸入専用モデルということでも割高になっている点はあります。

しかしこの3,000,000円前後という価格帯にはハッチバックカーのほかに中型ミニバンやトールワゴンなどさまざまな車種があり、それら車内が広い車のほうが車中泊に向いているのは当然です。

もちろんシビックハッチバックにはスポーティなデザインという大きなメリットがあるのですが、車中泊を考えて購入するのであればほかにも選択肢は非常に多いでしょう。

その中でシビックハッチバックを選択するのは車中泊以外の別の要素で考えることが多いと思うので、しゃはあくまで補助的なものとなるでしょう。

シビックハッチバックの車中泊の口コミ・評判

シビックハッチバックの車中泊についてはtwitterにさまざまな評価があがっているのですが、その中から2つご紹介します。

こちらの方はシビックハッチバックでの車中泊にさまざまなアイテムをしっかり準備されており、快適な寝台を作り上げていらっしゃいますね。

この写真を見てもしっかり車中泊が可能なことがわかります。

こちらの方は車中泊用の車をいろいろ探していらっしゃるようで、サンルーフの設定があるシビックハッチバックも選択肢の1つのようです。

ですが天井が低いという点がネックとなっているようで、シビックハッチバックのような車高の低い車の不利な点です。

総評

シビックハッチバックはシビックのスポーツハッチバックとしてかなり質感の高い車であり、走行性能もデザインも車内もかなり満足感の高い車となっています。

車中泊に対しても車内のサイズは十分に寝られる寝台が出来るのですが、車高の低さから窮屈さもあるのでそういった点を割り切るのであれば十分車中泊用としても利用できます。