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新車と中古車の諸費用を比較!大きな7つの違いとは?!

新車を買うか中古車にするか迷っているときに車本体の値段は一番気になることですが、車を買うためにはそれ以外の諸費用も必要です。

しかし諸費用の新車と中古車での違いって、なかなか詳しくはわかりませんよね。

そこでこの記事では、新車と中古車での諸費用の違いをご説明します。

諸費用の内訳

車と費用

まず最初に車を買う際に最低限必要な諸経費と、新車と中古車で変動があるのかどうかをまとめましょう。

〇は変動のあるもの、は場合によって変動のあるものです。

税金関係変動の有無
自動車税×
自動車取得税
自動車重量税
自賠責保険料
消費税
その他費用変動の有無
車検費用
登録代行費用
(車庫証明、
登録費用等)
自動車
リサイクル料金

自動車税は車の排気量に応じて決まる税金で、新車でも中古車でも買う時期が同じであれば変動はありません。

しかしそれ以外の7項目については、なんらかの変動要因がありますので、次の項目で詳しく解説します。

また中古車の場合はこれ以外の項目も諸経費として挙がってくることはありますが、それものちほど解説します。

新車と中古車の諸費用の違い

自動車取得税

自動車取得税は車の車種やグレードによって税額が決まりますが、新車時からの経過年数で税額が減っていきます。税額の元となる残価率の変動を以下の表にまとめました。

半年ごとに割合が減っていき、軽自動車は4年経過時、普通自動車は6年経過時で非課税となります。

経過年数軽自動車普通自動車
1年0.5620.681
1.5年0.4220.561
2年0.3160.464
2.5年0.2370.382
3年0.1770.316
3.5年0.1330.261
4年0.1000.215
4.5年0.177
5年0.146
5.5年0.121
6年0.100

たとえば普通車で新車時の価格(課税標準基準額)が2,000,000円の車だった場合、新車時の自動車取得税は以下となります。

取得金額=課税標準基準額×0.9×残価率

 取得金額=2,000,000円×0.9×0.681=1,225,800円

自動車取得税(普通自動車)=自動車取得金額×3%

 自動車取得税=568,800円×0.03=36,774円

しかし同じ車が4年落ちだった場合には残価率が0.215となり、自動車取得税は11,610円と、約1/3となります。

このように中古車の場合は取得税は確実に減る、もしくは非課税となり、新車よりお得になります。

自動車重量税

自動車重量税は車の重量に応じてかかる税金で、車検時に納税を行います。

中古車の場合は「車検あり」で買うことができますので、車検が残っていれば購入時には自動車重量税を支払う必要はありません。次回の車検時に納税しましょう。

例えば車の重量が1t1.5tまでの車(小型車、普通車クラス)では、新車購入時の自動車重量税は36,900円となりますが、中古車で車検ありの場合にはこの分は諸経費が少なくなります。

なおその他の自動車重量税は以下のようになっており、重い車ほど中古車購入時にお得額が増えます。

車検期間1年2年3年
~1t8,200円16,400円24,600円
1t~1.5t12,300円24,600円36,900円
1.5t~2t16,400円32,800円49,200円
2t~2.5t20,500円41,000円61,500円
軽自動車6,600円9,900円

自賠責保険料

自賠責保険料も自動車重量税と同じく車検時に支払う諸経費です。基本的には車検期間と同じ期間保険に加入しますが、中古車で車検ありの場合は不要な経費です。

車検期間1年2年3年
自家用乗用車16,350円27,840円39,120円
自家用小型貨物車17,270円29,680円
軽自動車15,600円26,370円36,920円

消費税

結構見落としがちな項目ですが、消費税は諸経費の中で結構割合の多い税金です。

新車価格2,000,000円の車の場合、20173月現在の税率は8%ですので消費税だけで160,000円もかかっています。

これが中古車で半額の1,000,000円になったとすれば、80,000円も諸経費に差が生まれます。

車検費用

車検費用は新車購入時には必ず発生する経費ですが、車検ありの中古車では不要の経費です。

車検費用の金額はディーラーやショップごとに違いがあるので一概に言えませんが、例えばトヨタディーラーでの車検費用を挙げると、

車種がマークXの場合:車検費用+24か月定期点検費用+代行費用=料金は43,200

となります。

車検ありで中古車を買う場合は50,000円程度がお得になると考えればよいでしょう。

登録代行費用

登録代行費用は、新車時には車検手続き、ナンバープレートの取得、車庫証明などの手続きをディーラーに代行してもらう費用です。

新車と中古車でそれぞれの書類作成、手続きにかかる費用は変わりませんが、代行手数料はお店によって変わってきます。

中古車の場合では中古車ショップごとに代行手数料が違いますので、場合によってはお得になる経費です。

自動車リサイクル料金

リサイクル

この費用はエアバッグやエアコンなどの解体にかかる費用を払う制度で、新車購入時に以下の金額を支払います。

新車購入時に支払ってあればその後名義が変わっても再度払う必要はなく、中古車では不要な費用です。

金額は車種やグレードによって変わってきますが、トヨタ マークX(2009年式)の場合ですと、リサイクル料金は13,900円となります。

しかしほとんどないケースですが、「自動車リサイクル証明書」という書類が紛失してしまっている場合は、中古車の場合でも支払う必要があります。

またこの制度ができる以前の車の場合でも、支払いが済んでいない場合もあります。

これから車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

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新車と中古車での費用差まとめ

ではここまでの内容をまとめて、新車と中古車でトータルいくらぐらい諸経費がお得になるかを見てみましょう。

変動のある項目を計算して、新車と中古車での差額を合計します。条件は以下としますが、新車価格は計算しやすいように2,500,000円とします。※実際の新車価格とは違います

  • トヨタ マークX 新車時2009年、中古車時2011年(2年落ち)
  • 中古車車両代金 1,500,000
  • 登録代行費用は新車、中古車とも変動なし
  • 中古車は車検あり
変動する諸経費

諸経費新車時中古車時差額
自動車取得税46,000円31,300円
※4年落ち中古車
14,680円
自動車重量税36,900円0円36,900円
自賠責保険料39,120円0円39,120円
消費税200,000円120,000円80,000円
車検費用43,200円0円43,200円
自動車
リサイクル料金
13,900円0円13,900円
合計  227,800円

簡単な計算ですが、中古車の場合には諸経費だけでも200,000円近くはお得になることが分かります。

もし車検なしの場合だと、車検を再度通すのに120,000円近くかかってしまいますね。

中古車ならではの費用とは

中古車は新車に比べて諸経費が大幅にお得になることが分かりましたが、逆に中古車ならではの経費がかかってしまうことがあります。

それは主に車の経年劣化によるもので、部品が古くなったことによる部品交換や、エンジンなどの整備費用が必要となることがあります。

また車検に通らないような不具合がある場合は、それを車検適合するための整備が必要なことがあります。

新車よりお得なはずの中古車が、それらの余計な経費で高くなってしまっては元も子もありませんので、中古車を買うときには実車をしっかり確認して、あまり不具合のない1台を見極めるようにしましょう。