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エアロパーツの両面テープの貼り方・剥がし方!おすすめの強力な物はこれだ!

車のカスタムパーツにはさまざまなものがありますが、その中の基本的なパーツにエアロパーツがあります。

今回はそんなエアロパーツの固定に使われる両面テープについてご説明します。

エアロパーツの両面テープの貼り方

車のカスタマイズはメーカー純正の車にさまざまなパーツを取り付けて自分好みの車に仕上げる楽しみ方ですが、その基本ともいえるエアロパーツはよく両面テープで固定されます。

エアロパーツは車のもともとのボディに装着されるドレスアップパーツで、フロントバンパーやサイドスカート、リアバンパーなどに装着されるエアロパーツがあります。

エアロパーツはレーシングカーが発端となったパーツですが、乗用車ではレース性能よりも車のデザインを大きく変更するカスタムパーツとして高い人気があります。

またエアロパーツには小さなアクセントを与えるドレスアップパーツなどもあり、これらを組み合わせることで特徴的な外観デザインを手に入れることができます。

エアロパーツは車のもともとのバンパーや車体に追加する形で装着するのですが、その取り付け方法はいくつかあり、ボルトで固定したり金属プレートで固定する方法もあります。

しかし多くのエアロパーツはその固定に両面テープを利用していることが多く、両面テープの粘着力で車のボディに貼り付ける形で装着するタイプとなります。

両面テープと聞くと家庭工作用のものを想像されるかも知れませんが、世の中にはさまざまな工業用の両面テープなどもありテープでも車の実用上十分な強度を確保することはできます。

また両面テープであればエアロパーツの取り付けを個人でも行うことが十分可能であり、専門の自動車工場に依頼しなくても装着できるのが便利な部分でもあります。

今回はそんなエアロパーツの両面テープでの取り付け方について、その方法をご説明していきます。

なおエアロパーツの用意については今回は取り上げませんので、車種にマッチする各種エアロパーツを事前に準備しておきましょう。

またエアロパーツも購入した状態では成形時の凹凸やスなどがあることがあって埋めなければならないのですが、今回はこの工程やその後の塗装も完了したものとして扱います。

両面テープ固定の前の準備

まずエアロパーツをボディやバンパーに取り付けようとする際には、いきなり両面テープを貼り出すのではなく事前準備をしっかり行いましょう。

エアロパーツはそれぞれの車種に装着する専用設計の部品となっており、車種ごとのボディ形状にマッチするような形状となっています。

ポイント

エアロパーツを装着した状態の写真はエアロパーツ購入前にインターネットやカタログなどで見ることができるのですが、実際にエアロパーツ装着する時には必ずしもその位置にピッタリエアロパーツが位置するわけではありません。

両面テープでエアロパーツを固定しようとすると簡単に位置がずれたり回転してしまったりするので、まず最初にエアロパーツをマスキングテープなどで仮どめしてみて、取り付ける位置をあらかじめ確認しておきましょう。

その際には仮どめした状態で近くで見るのではなく、少し離れたところからバランスを確認すると全体的に車を確認できて良いでしょう。

また仮どめが出来た状態ならばエアロパーツの取り付け位置がわかるようにテープなどで何箇所か位置を表すようにしておくと後からズレがなくて良いです。

パーツ合わせの調整

エアロパーツはそれぞれの車種に合わせた専用設計で車のボディにピッタリ装着できるように作られているはずなのですが、実際にはいろいろな問題があるのでそこの調整が必要です。

エアロパーツの多くは樹脂製のパーツとなっていてFRPやABS製で出来ていることから、実際のエアロパーツには製造時のヒケやバリなどが残っています。

これがあるとボディに装着したときにズレがあったり浮き上がったりしてしまうのでぴったり装着することができず、ここを装着前に調整しなければなりません。

エアロパーツの多くは受注生産品で注文後に製造することから、こういったパーツのバラツキや問題は普通にあるものと思っておいたほうがよいでしょう。

エアロパーツとボディのフィット性を上げるためにはバリを削ってなくしたり、エアロパーツとボディが干渉している部分を削ったり切り取ったりしてしっかりボディにマッチするように調整しなければなりません。

エアロパーツを仮どめした段階でそういった問題点が抽出できるので、それを元に削る部分や切り取る部分を確認し、油性ペンなどで調整する部分がわかるようにしましょう。

そして削ってはまた仮どめしてを繰り返して、ボディにエアロパーツがしっかりフィットするまで調整しましょう。

エアロパーツを削ったり切り取ったりする際にはあまり一気に行うのではなく、取り返しがつかなくならないように少しずつ調整すると良いでしょう。

またエアロパーツの取付面はそのままだと凹凸などが残っているかも知れませんので、できるだけ平らに鳴らしておくことも必要です。

プライマーの塗布

 

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エアロパーツの調整と仮どめができたらいよいよ取り付けを行いたいところなのですが、その前にひと手間としてプライマーを塗布するとよりしっかりした固定ができます。

ポイント

プライマーとはいわゆる下塗り材のことで、粘着促進剤とも呼ばれる薬品です。これをあらかじめ塗布してあると両面テープの粘着性をより強力にする効果があり、プライマーを塗布するとしないとでは長期的な耐久性に差が出てきます。

またエアロパーツの樹脂素材によっては両面テープが剥がれやすい素材というものもあり、両面テープでのエアロパーツの固定にはプライマーをあらかじめ塗布しておいたほうが安心です。

プライマーにはいくつかの種類があるのですが、一般的なのはプライマーが缶のスプレー状になっているもので、これを吹き付ければプライマーをむらなく簡単に塗布することができます。

またその他にはシート状のプライマーというものがあり、1回分ごとにパックされたプライマーの染み込んだシートを装着部分にこすりつけることでプライマーを塗布します。

注意

この際の注意点としてはプライマーをボディとエアロパーツ両方に塗布しておくことと、両面テープを付ける部分以外にプライマーがつかないように周りの部分をマスキングしておくことです。

またプライマーを塗布するときには手袋やマスク、保護メガネなどの保護器具をしっかり使い、人体にツカないように気をつけましょう。

なおプライマーは塗布したあとすぐにつけるのではなく、プライマーがしっかり乾燥したあとに取り付ける形となります。

両面テープによる固定

ここまでの下準備をしっかり済ませてから、いよいよエアロパーツを両面テープで固定するフェーズとなります。

両面テープ自体は工作などで扱ったことのある人は少なくないでしょうが、エアロパーツを固定する両面テープも基本的には使いかたは同じです。

ロール状のテープの片側をエアロパーツ側に張り付けていって最終的に上紙をはがして両面に粘着部分を出す形で貼り付けるものです。

エアロパーツ側に両面テープを貼り付ける時にはボディと接触する部分全てにしっかり貼っておく必要があり、複雑な形のエアロパーツであってもそれに合わせてうまくテープを曲げたり、小分けにしてでも全体的に貼り付けるようにしましょう。

その後にエアロパーツをボディに張り付けていくのですが、工業用の両面テープというのは非常に粘着力が高いものとなっているので、間違えて貼ったりすると剥がして位置を修正するのは一苦労です。

そのため装着時には仮どめで印を付けた位置に正確に位置合わせする必要があり、落ち着いてしっかり位置確認しながら装着しましょう。

一度装着してしまえばプライマーの効果もあって非常に強力な粘着性を発揮してくれるので、位置さえ合えばあとは少し押し付けるだけでしっかり装着できます。

これで両面テープによるエアロパーツの固定は完了し、しっかり施工してあれば長期間に渡ってエアロパーツが脱落したりすることはないでしょう。

エアロパーツの両面テープのおすすめ

エアロパーツの固定には工作用の両面テープではなく専用の強力な両面テープが必要ですので、いくつかおすすめの商品をご紹介します。また両面テープの下塗り用のプライマーも一緒にご紹介しましょう。

エーモン 超強力両面テープ

エーモンは自動車用品などで有名なメーカーの1つで、そのエーモンがエアロパーツ用として販売している両面テープになります。

この両面テープはまさに自動車の外装パーツ取り付けように販売されているものであり、その強度や信頼性は車の過酷な環境に対応できるものとなっています。

ポイント

エアロパーツは比較的軽量なパーツではありますが、この外装パーツ用のテープを使っておけばまず間違いはないでしょう。

またさまざまな素材にしっかり接着するテープなので、ボディやエアロパーツの素材で問題が起こることはないでしょう。

この両面テープにはいくつかサイズが設定されており、エアロパーツの大きさや接着面の大きさによって何種類かそろえてあると使いやすいです。

また粘着性も何種類も用意されているので、本当に軽量なパーツや内装パーツ用などで使い分けることができます。

エアロパーツの取り付けに関しては外装用で十分ですが、同じテープを内装用に使うと取り外しが大変になるのでそういった使い分けはテープでしたほうがよいですね。

3M 自動車用両面アクリルテープ

3Mは接着剤などで世界的に有名なメーカーで、同社の両面テープは品質がよくさまざまなプロシーンでも使われています。

そんな3Mの両面テープにも自動車用のテープというものがあり、エアロパーツの取り付けにはこれを使っておけば間違いはないでしょう。

他のメーカーと比べて超強力というわけではありませんが、テープの質や粘着性の信頼性、長期的な耐久性などを考えるとやはり3M性は安心感があります。

また自動車用として雨風などの耐候性に対応しているのもメリットであり、しっかりエアロパーツを取り付けてくれる両面テープです。

3Mの両面テープも何種類もの種類が設定されており、テープの幅や厚み、粘着性の違いなどでかなりラインナップが広いです。

粘着性については強力なものを選んでおけばよいのですが、幅は何種類か用意してあると便利です。またテープの色も白や黒があり、ボディカラーなどとの兼ね合いで選ぶことも出来ます。

3M スリーエム PACプライマー K-500 粘着促進剤

同じ3Mからはプライマーも販売されており、このK-500はよく使われるものです。

このプライマーはシートタイプの製品となっており、1回分のプライマーシートがそれぞれ個別のパックになっています。

使用時には個別パックを切り取って中身を取り出し、そのままエアロパーツの取り付け部位に塗りつけるようにします。そして塗布した部分が乾燥したら両面テープを貼り付けることができ、強力に接着できます。

ポイント

このプライマーは一度開封したら使い切り型となっているので、プライマーが染み込んだシートが乾燥してしまうまでは使うことができます。

そのため複数のエアロパーツを取り付けるときには何箇所もまとめて作業できると無駄がなく、最大限シートを利用できるでしょう。

またこの商品は3パックセットの商品となっていますが、塗っている途中になくなってしまうと不便なので多少余裕を持って揃えておくと安心です。

染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ

このプライマーはスプレータイプの製品となっており、両面テープ専用の製品ではありませんがテープでも効果はあるでしょう。

このプライマーは塗装の下地用として密着性を上げるためのプライマーですが、マルチという名前の通りさまざまな用途に利用できます。

両面テープを貼り付けるところに吹き付ければ簡単に下塗りが出来、容量もあるのでいくつかのエアロパーツを装着する時にも十分使える量でしょう。ただ素材によっては使えないこともあるかも知れないので、事前に確認しておきましょう。

スプレータイプのプライマーを使うときには貼り付ける部分以外には付かないようにすることが重要で、マスキングテープや紙などでしっかり防いでおきましょう。

車の塗装面などに吹き付いたりすると表面を荒らしてしまったり色が剥げてしまったりするので、スプレーということもあり使うときには注意が必要です。

エアロパーツの剥がし方

 

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エアロパーツは両面テープによって非常に簡単に貼り付けることができるのですが、もし間違って張り付けてしまった時には剥がそうとしてもかなり大変です。

自動車のエアロパーツ用の両面テープは粘着力が非常に強力であり、長年の信頼性と耐候性などを持たせるためにちょっとやそっとのことでは剥がれないようになっています。

それを無理やり引っ張ったりボディとエアロの間に何かを突っ込んで剥がそうとしてもなかなか取れるものではなく、エアロパーツ自体を破損してしまうことも少なくないでしょう。

ポイント

そのためエアロパーツの両面テープを剥がすためには薬品か熱の力を使う必要があり、力づくで剥がすのはやめておいたほうがよいです。

両面テープなどのテープ類を剥がす薬品系の製品も販売されており、天然オイルなどを使ったシール剥がし剤がボディへの影響も少なく使いやすいでしょう。

またホットガンなどで両面テープを温めて柔らかくしても剥がしやすくすることができ、粘着力が弱ったところで引き剥がすようにすればうまくはがせるでしょう。

ただしホットガンは何100℃もの非常に高温にすることもできるので、あまりエアロパーツに近い位置で使うとエアロパーツ自体が溶けてしまうことがあります。

そのためホットガンは十分離した状態で少しずつ両面テープを柔らかくすると良いでしょう。