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モデリスタエアロの修理方法と値段!補修キットおすすめ!

モデリスタはトヨタのカスタマイズメーカーで、主にエアロパーツを始めとした装飾パーツを手がけています。

モデリスタのエアロパーツは非常にカッコよく人気があるのですが、その反面割れたり擦れたりということがよくあり、その修理に悩んでいる人も少なくないでしょう。

今回はそんなモデリスタのエアロパーツの修理についてご説明します。

モデリススタエアロの修理方法

モデリスタ ヴェルファイア参考:www.modellista.co.jp

モデリスタはトヨタの純正オプションパーツを手がけているメーカーで、社名となっている「モデリスタ」ブランドでさまざまな製品を販売しています。

MEMO

モデリスタは現在のトヨタの新車ラインナップのオプションパーツとして良く挙げられるものの1つで、純正のトヨタ車にはない押し出し感の強いエアロパーツを装着できるシリーズです。

モデリスタのエアロパーツは主に車のローダウンを行うパーツが多く、スカートやバンパーなどを下に延長してスポーティに仕上げるエアロパーツが揃っています。

さらにモデリスタの特徴としてメッキパーツを多用していることがあり、ノーマルにはないキラキラした高級感のある車に仕上がるのも魅力です。

そんなモデリスタエアロはトヨタ車の多くの車種で設定があり、トヨタのディーラーで装着するディーラーオプションとして設定されています。

モデリスタエアロは装着すると一気に車の見た目がローダウン化された安定感のあるフォルムとなり、スポーティで引き締まったカッコいい車になります。

しかしそのローダウン化は別のデメリットを持っており、車のバンパーやサイドスカートと地面との距離が近くなるので、障害物を乗り越えるときや駐車場の縁石にエアロパーツがぶつかってしまうという問題を起こします。

また車で坂道やスロープのような斜めの道に差し掛かるとその上りや下り始めの時に車の前後どちらかが斜めに沈むのですが、そこでローダウン化されているとあまりに地面に近すぎたためにエアロパーツを地面に擦ってキズができたり、最悪割れが発生したりしてしまいます。

こういった問題はモデリスタだけでなくローダウン化したエアロパーツ全般に言える問題ですが、非常にカッコいい車に仕上がってもそのエアロパーツがバキバキでは非常に残念です。

そこでそういったエアロパーツは修理を行うのが一般的であり、次のような修理方法があります。

トヨタディーラーでの修理を依頼する

まず車の修理はなんといっても車を購入したトヨタの正規ディーラーに依頼するのが確実でしょう。

通常車のエアロパーツというものは社外品を装着するのが一般的で、車本体でなく社外品エアロの修理に関してはディーラーではあまり受けていません。

ポイント

しかしモデリスタのエアロパーツに関しては状況が違い、トヨタ純正のディーラーオプションとして販売しているので修理依頼自体は可能となります。

なおトヨタ車には新車購入時に車の保証およびモデリスタエアロの保証が付いてくるのですが、これは車の機械的な故障や取り付けの不備などに対する保証なので、ドライバーの運転ミスによるエアロパーツのキズや破損には保証は基本的に効きません。

ディーラーにモデリスタエアロの修理を依頼する場合はエアロの交換を提示されることが多いのですが、これはディーラー自体ではエアロの補修を行っていないためです。

もし補修をするとしてもその地域のほかの民間修理工場にディーラーから依頼する形になるのが一般的です。

その場合費用は結構かかるのですがそれでも交換よりは費用は安くなると思うので、一度両方の見積もりをしてみると良いでしょう。

交換の場合にはディーラーで部品の取り外しと取り付けは行ってくれるでしょう。

エアロパーツの補修を行う自動車修理工場に依頼する

ディーラーの他にもエアロパーツの補修を依頼できる先としては民間の自動車修理工場があり、自宅に近い自動車修理工場で修理が受けられればとても楽でしょう。

モデリスタエアロはトヨタ純正のエアロパーツですが、その修理に関しては車のほかの部分と同じく民間の自動車修理工場でも修理が行なえます。

エアロパーツの破損は車の故障の中では結構ポピュラーなものなのでほとんどの自動車修理工場で実施することは可能で、普段から付き合いのあるような自動車修理工場があればそちらに依頼すると良いでしょう。

ディーラーに依頼しても修理については結局民間修理工場にいくのであれば、直接自分で自動車修理工場に持ち込むほうが何かと便利で速いです。

自動車修理工場で修理する場合にはちょっとした擦れ傷や割れぐらいであれば自動車修理工場の設備で修理、塗装などを行えるものとなりますが、もし大幅な破損でエアロパーツの一部が脱落している場合などにはエアロパーツの交換が必要な場合もあります。

しかしエアロパーツの交換についても自動車修理工場で対応してもらえる内容で、トヨタ純正のエアロパーツであるモデリスタエアロであってもディーラーからでトヨタに部品を注文して手に入れることができます。

そのためどちらにしてもエアロパーツの破損があれば自動車修理工場に依頼すれば対応してもらえ、交換でなければそこそこの費用でしっかり直ってくるでしょう。

自らDIY方式でエアロを修理する

モデリスタのエアロパーツの修理はディーラーや民間修理工場など専門の技術を持ったところにお願いするのが一般的ですが、一方でユーザー自らがDIY形式で修理することも不可能ではありません。

モデリスタエアロのようなエアロパーツはその殆どがプラスチック製となっており、プラスチックの傷や割れの補修のためのキットを使えば修理はできます。

最近は自動車用品店やホームセンターなどの自動車用品コーナーなどにエアロパーツ修理用のキットが揃っており、これを購入して自宅で修理することができます。

自分で修理するとなにより費用面で大きなメリットがあり、ディーラーや自動車修理工場に依頼すると何万円もかかる修理費用をうまくすれば数千円で収めることも出来るでしょう。

またエアロパーツの修理にはプラスチック部分の補修の他にその部分に対応した塗装が必要なのですが、補修用の塗料やスプレー、カラーペンなども自動車用品としてかなりの種類が販売されています。

車のボディカラーには非常に様々な種類がありトヨタ車だけでも車種ごとに何色もの設定があるのですが、最近はかなりのボディカラーまで自動車用品店に同じ色の塗料が販売されており、特別仕様色でもなければ結構見つけられます。

モデリスタエアロパーツは基部となるプラスチック部品にボディカラーに対応した塗料を塗装して作られているので、修理の際にも同様の対応が必要です。

自分で修理を行う際には多少慣れや経験も必要で初めて行うときにはうまく行かないこともありますが、軽度なキズの補修ぐらいであれば比較的難易度が低いので経験として自分で修理してみても良いでしょう。

モデリスタエアロの業者に頼む修理方法

モデリスタエアロの修理を業者に頼む場合にはディーラーもしくは民間自動車工場にお願いすることになるのですが、その依頼方法についてはだいたい一緒です。

モデリスタエアロの補修の場合

 

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まずモデリスタエアロが擦れてキズが付いていたり割れが発生しているときの修理についての依頼方法をご説明します。

モデリスタエアロはエアロパーツを走行中によく擦ってしまうことがあり、主にエアロパーツの下側を擦ってキズが付いてしまいます。

ポイント

エアロパーツのキズはだいたいエアロの塗装面も傷つけてベースが出てきてしまうので、修理工場ではそのキズをなくして再塗装するような形で補修を行います。

その際には車自体を自動車修理工場に預けて修理をしてもらうことになるので、事前に一度工場で修理を依頼して日程を確認して、その後に再度車を預けに行くことになるでしょう。

その際車の修理期間としては数日間はかかりますので、その間車が必要な用事があるときには代車なども一緒に依頼しましょう。

またモデリスタエアロはローダウンしたことで路肩の段差や縁石などにぶつけて割ってしまうこともあり、エアロの一部にヒビが入るような形や一部が凹んだり脱落してしまうこともあります。

ある程度のエアロパーツの割れや脱落であれば修理は可能なのでこちらも車を預ける形で修理依頼となりますが、修理期間としてはキズの修理よりは時間が必要なのでそれを把握しておきましょう。

なおディーラーに依頼して修理するか民間自動車工場での修理のどちらが良いかは主に費用で決めるとよく、時間があれば両者に見積もりを取って事前に確認すると良いでしょう。

モデリスタエアロの交換の場合

モデリスタエアロがキズやちょっとしたヒビではなく大きく割れてしまっている時には、エアロパーツ自体の交換を提案されることがあります。

モデリスタエアロが縁石などにぶつかってしまうと場合によっては大きく割れてしまうことがあり、その際にはキズを埋めたりするだけでは修理できず大規模な修理となります。

割れているだけでパーツが残っているのであればまだ可能性もあるのですが、割れの範囲が広かったり一部が欠損しているとどうしても修理が難しくなり、その際にはエアロパーツ自体を取り外して新品と交換するほうがよいでしょう。

エアロパーツの交換は前述で触れたようにディーラーでも対応してくれる内容なので、大きく破損があれば一度相談してみましょう。

モデリスタエアロを交換する際には当然ですが交換用の部品が必要で、ディーラーでの交換であれば新品のエアロパーツをディーラーから注文して納入、その後の取り付けまでを行ってくれます。

民間自動車工場でのモデリスタエアロの交換でも新品を取り付けるならば同様ですが、その他に中古のエアロパーツという選択肢もありアフターマーケットから自動車工場の方に手に入れてもらうことも出来ます。

中古品なので必ず交換部品があるわけではないのですが、もし見つけられれば多少費用は抑えめになるでしょう。

MEMO

なおモデリスタのエアロパーツはトヨタの新車ラインナップに合わせて用意されているのですが、もしその車がラインナップから外れている場合には新品のモデリスタエアロを手に入れられるかどうかは状況次第です。

モデリスタエアロはトヨタの車種が更新されるとそちらに切り替わり、それより前型モデルのパーツは在庫のみとなりますので年式が古くなるほど手に入れにくくなります。

そういったときも中古部品としてなら流通している可能性もありますので、年式の古い車のモデリスタエアロの交換では民間自動車工場のほうがフレキシブルに対応してくれるでしょう。

メッキパーツの修理は別

モデリスタのエアロパーツにはボディカラーと同色のプラスチック部分のほかにメッキパーツも多用されているのですが、メッキパーツに関しては修理は少しむずかしい場合もあります。

メッキパーツは主にシルバーの金属光沢を持つ部品のことで、車のエクステリアやインテリアに高級感を与えてくれる大事な部品です。

モデリスタのエアロパーツのデザイン的な特徴としてメッキパーツを多用しているということがあるのですが、メッキパーツ部分は実は金属製ではなくプラスチックのベースにメッキが施されているパーツです。

そのためメッキパーツを擦ったりぶつけたりするとほかの部分同様破損するのですが、メッキパーツの修理に関してはほかの部分とは多少変わってきます。

メッキパーツはちょっとしたキズが付いた場合でもそのキズを完全に消し去るというのは非常に難しく、あとからメッキ部分の塗装を行うのも難しい部品です。

そのためメッキパーツが傷ついたり割れたりしていたら基本的には交換しか対応ができないのですが、メッキパーツ単体でオプション設定してあるならともかくほかのエアロパーツと一体になっていると面倒です。

メッキパーツだけであればその部分だけを交換すればよいのですが、ほかのエアロに組み込まれているとエアロパーツ全体を交換するような形になり、費用は余計にかかるでしょう。

このとき民間自動車工場などでは一応修理の相談も出来ますが、基本的にメッキパーツの修理となると交換を提案されるでしょう。

モデリスタエアロの自分でやる修理方法

次にモデリスタエアロを自分で修理する場合の方法をご説明します。なおエアロパーツの修理時にはエアロパーツ自体を取り外して修理したほうが楽なのですが、それにはジャッキなども必要なので慣れないうちは車に付いたままにしたほうがよいでしょう。

自分でキズの修理をする方法

まず自分でモデリスタエアロの修理をする時に頻度が高いのはエアロを擦ったときのキズの対処で、難易度としてはもっとも簡単な修理となります。

モデリスタエアロのキズができやすいところはおおよそ決まっており、走行時にスロープや段差の乗り越え坂の上り下りの際にエアロパーツの下部を擦ってしまうことです。

エアロパーツをアスファルトなどに擦ると細かくて深めのキズがつくので、エアロパーツの塗装面を削ってベース部分にまでキズが及ぶことが多いです。

MEMO

エアロパーツの修理ではまずはこのキズを消すのですが、キズ補修用のパテで盛り上げて完全に乾燥したあとに、紙ヤスリなどで平らに整える形でキズをなくします。

この際に紙ヤスリで可能な限り周辺部分と段差や凹み細かいキズがないようにしたいので、紙ヤスリを粗い番手から少しずつ細かい番手に落としながら整えていき、できるだけ平らに仕上がるようにしましょう。

しかしキズ部分はもともと塗装が剥がれていることが多いのですが、さらに紙ヤスリを当てた状態では周りの部分も擦ることになるのである範囲の塗装が剥がれた状態になっています。

そのためこの部分は再塗装をする必要があり、エアロパーツのカラーと同色の塗料やスプレーを用意して塗る必要があります。

このとき最初にサーフェイサーと呼ばれる下塗り剤を吹いてから塗装すると綺麗に仕上がりますが、最近はそういったものも不要で綺麗に塗装できる塗料やキットが販売されているので、初めて行う時などはそちらのほうがよいでしょう。

ポイント

エアロパーツにキズが付いた周辺を平らに仕上げて塗装まで完了すれば修理完了となりますが、最初に行うときなどは不慣れなこともあり面がガタガタだったり塗装にムラがあることもあります。

ですがそういったときにも自分でやるDYIなのである程度は許容するほうがよく、完璧に修理しようとなるととてつもない時間と経験が必要になるでしょう。

エアロパーツの割れの修理

モデリスタエアロの修理ではキズの修理よりは割れの修理のほうが難易度が高く、綺麗に仕上げるにはかなりの技術が必要になります。

エアロパーツの割れた部分の修理にはなにより割れを接着しなければならないのですが、プラモデルなどと違ってちょっと接着できていればよいわけではなく強度も考えてしっかり接着しないといけません。

エアロパーツの割れ部分の修理には割れた部分にパテを埋める方法が一般的で、それ専用の修理用キットも販売されています。

またパテの使いかたもキズを埋める時とは違って、表面だけでなく裏面にもある程度盛り上げるほうがよく、そのほうが強度が出ます。

そしてパテが完全に硬化したあとに表面を平らに仕上げるのですが、ここはキズの補修と同じく番手を替えながら紙ヤスリで仕上げましょう。

その後エアロパーツの割れについても修理部分の塗装が必要で、これに関してもキズの補修の時と方法は一緒です。

また割れの修理の際には割れている部分を接着する際に固定することも必要で、テープなどをうまく活用しながら固定すると綺麗にいきます。

ただエアロパーツの割れがあまりにも大きい時や一部が欠損している時には個人での修理はかなり難しいので、ひどい損傷の時には自動車修理工場にも相談したほうが良いでしょう。

モデリスタエアロの修理にかかる値段

モデリスタエアロの修理にはそれなりに費用がかかるのですが、ディーラーや自動車修理工場に依頼するのと自分で修理するのでは費用が大きく違ってきます。

修理を依頼した場合の費用

 

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モデリスタエアロのキズや割れの補修をディーラーや自動車修理工場に依頼して修理する場合は、基本的にはその依頼先に見積もりをして値段が決まります。

エアロパーツの修理を行う場合には一定の決まった価格というのは設定されておらず、エアロパーツのキズの範囲や割れの大きさ、破損の状態によって修理する規模が変わってくるのでそれに応じた費用となります。

MEMO

ですがおおよその費用の範囲としてはキズや割れ1箇所あたり5,000円〜20,000円ぐらいが相場となっており、キズが小さければ数千円規模で済みますがキズが大きかったり割れが広範囲だったりすると10,000円を越えてきます。

またさらにエアロパーツ自体の取り外し、取り付けがあるとその費用も加算されるので、だいたいキズや割れ1箇所あたりで10,000円〜30,000円ぐらいで考えておけばよいでしょう。

しかしもしモデリスタエアロが大幅に割れが入っていたり一部が欠損していたりすると、修理よりもパーツ交換をおすすめされます。

大きな割れや欠損でも修理自体は不可能ではありませんが、より修理費用がかかってしまうのでそれよりは綺麗なエアロパーツに交換したほうが多少割高になるものの結果的に良いことがあります。

ポイント

この場合はモデリスタのエアロパーツを新たに入手して交換となるので、費用的にはエアロパーツ一箇所で50,000円〜100,000円前後は考えておかなければなりません。

また交換に中古のモデリスタエアロパーツが入手できれば費用を多少は安くすることも出来るので、そのあたりは自動車修理工場にお願いしてみると良いでしょう。

なおモデリスタエアロパーツは装着する部位や車種によって価格が代わりますので、修理においても交換においても実際の費用はしっかり見積もりを取りましょう。

自分で修理する場合の費用

 

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一方で自分でモデリスタエアロパーツを修理する場合には、基本的には修理用のキットや道具を購入する費用がほぼ全てです。

自分でエアロパーツを修理したいときには自動車用品店やホームセンターなどでエアロパーツの修理キットを購入することになりますが、DYIの修理キットには非常に様々な種類のものがあり価格も安価なものから高額なものまで様々なものがあります。

ですがキズや割れを1箇所修理するためのキットであればおおよそ数千円代で購入することができ、あまり専門的なものを使用しなければ10,000円を超えることは稀でしょう。

小さめの補修に使えるパテなどであれば1,000円〜2,000円ぐらいで販売されているので、意外と費用はかかりません。

しかしエアロパーツの修理にはこのほかに補修部分に塗装をするタッチペンやスプレーなども必要で、これにも1,000円〜2,000円程度はかかります。

加えて補修面を整えるための紙ヤスリであったり塗装のためのマスキングテープなどを揃えると、全てトータルで3,000円〜6,000円ぐらいが修理に必要な費用と考えてよいでしょう。

ディーラーや修理工場に依頼する場合と比べるとかなり大幅に安くはなりますが、その分自分で修理するときにはそのクオリティやなにより修理にかかる時間が大きくかかるので、費用以外の面はやはり依頼するほうが便利です。

なお実際に修理をやってみると意外と見落としていたことがあるもので、修理を始めるとアレコレと必要なものが出てくることもあります。

しかし実際にやってみなければそのあたりの事情がわからないので、一度小さなキズぐらいなら試しに修理してみると良いでしょう。

モデリスタエアロのおすすめ修理方法

モデリスタのエアロパーツはそのデザインやクオリティの高さが魅力のオプションパーツなので、基本的にその修理はディーラーや自動車修理工場に依頼するのがベストです。

MEMO

エアロパーツのキズや割れは車に乗っている限り逃れられないもので、ふとした段差やスロープなどでエアロパーツを擦ってしまったりぶつけて割ってしまったりします。

もちろん運転の際には注意をめぐらして運転するのですが、それでも走り慣れていない道などでは起こりがちです。

そうなると小さなキズであればできるだけ費用をかけずに修理したいのは当然で、誰でも一度は自分で修理できないかを検討するでしょう。

もちろん自分で修理を行ってみるのも良い経験ですし、経験を積まなければ修理のクオリティもあがってはいきません。

ポイント

しかし自分で修理した箇所というのは意外と外から見ると目立つ場合が多く、うまく埋められなかったキズや完全に消えていない割れの部分などがあるものです。

また再塗装をした部分も色のムラがあったり色自体が微妙に違ったりして、想像以上に塗装も技術が必要です。

その点ディーラーや修理工場に依頼して修理してもらえば基本的にそういった問題はなく、経験のある修理工場ならほとんどキズや割れがわからないぐらいまできちんと直してくれます。

もちろん費用は自分で直すよりもかかるのは当然ですが、ほかのボディの修理などに比べれば修理費用は割安なので思い切って依頼したほうが結果的に満足できるでしょう。

モデリスタエアロの業者に出す際の注意点

モデリスタのエアロパーツの修理を業者にお願いする時の注意点としては、見積もりをしっかり行って依頼するところを見極めることです。

エアロパーツの修理は現在はディーラーだけでなくほとんどの民間修理工場でも修理できるものであり、多少の差はあれど基本的にはしっかりしたクオリティで修理してくれる修理工場が大半です。

また一部のガソリンスタンドや自動車用品店などでも修理を受け付けていることがあり、車で移動できる範囲には非常に様々な修理先の候補があることでしょう。

その中からクオリティの高さやコストでどこに依頼すればよいかを見極めるのはなかなか難しいところではありますが、基本的には馴染みの自動車修理工場にお願いするほうが信頼性があってよいでしょう。

注意

それ以外で普段車の面倒を見てもらっている業者がない場合には、いくつかの近所の民間修理工場や自動車用品店で修理の見積もりを取ってみましょう。

そこで不当に高くなかったり逆に安すぎないかどうかを比較して、おおよそ相場ぐらいの修理費用となっているところを探しましょう。

もちろん完璧に判断するのは不可能なので、ホームページやクチコミサイトなどがあれば口コミなどを見てみるのも良いでしょう。

中には簡易的な修理しかできない業者などもありますが、基本的には相場通りの費用を提示してくれればしっかりした修理をしてくれる工場と言えます。

モデリスタエアロの自分で修理する際の注意点

モデリスタエアロを自分で修理する場合にはいろいろと注意点があるのですが、ここでは意外と見落としがちな注意点をご紹介しましょう。

ABS樹脂製な点に注意する

まずモデリスタのエアロパーツを修理する際に1番気をつけなくてはならないのは、使用されている樹脂がこれまでの一般的なエアロパーツとは少し違うABS樹脂製になっているところです。

これまでエアロパーツの多くは「FRP樹脂(繊維強化プラスチック)」製であることが多く、プラスチック素材の内側に補強の繊維素材が挟み込んであります。

FRPはエアロパーツの素材としては広く一般的に使われているのですが、近年はFRPに変わって「ABS樹脂」製のエアロパーツが増えてきており、FRPよりも複雑な形状を作りやすいというメリットがあります。

モデリスタのエアロパーツはまさにこのABS樹脂製となっているのですが、エアロパーツ業界でもいち早くABS樹脂を取り入れたメーカーでもあります。

ポイント

ABS樹脂とFRPの樹脂では使用されている樹脂の成分が違うのですが、もしモデリスタエアロを修理する時に市販されている修理キットを購入する際に必ず「ABS樹脂 」用の修理キットを購入しなければなりません。

自動車用品店やホームセンター等に販売されている修理キットの多くはFRP補修用のものとなっており、エアロパーツ補修の文字しか見ていないと素材の違いという意外な落とし穴にはまります。

ABSのエアロパーツにFRP用の補修キットを使っても基本的にはしっかり接着されないので、もし間違って使用してしまうとパテが剥がれてしまったり割れが再発したりしてしまいます。

自分でモデリスタのエアロパーツを修理する際には、必ずABS樹脂用の補修キットを購入するようにしましょう。

ボディカラーと色が合わない

 

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エアロパーツの補修にはキズや割れの修理の後に必ず再塗装も必要ですが、その際に塗装部分がボディカラーと合わないこともよくあります。

エアロパーツは基本的にその車のボディカラーと同じ色で塗装されているため、エアロパーツの補修を行う際にはボディカラーと同じ色の補修用タッチペンであったりカラースプレーを購入します。

そして修理箇所にパテを塗って形状を整えた後に、周りのエアロパーツと色を合わせるために塗装するのですが、やってみるとわかるのですが微妙な色の違いが結構わかってしまいます。

もちろん塗料を購入する時にはカタログなどでボディカラーを調べて同じ色のものを購入するのですが、それはあくまで新車時点での色であり経年劣化による色あせまでは考慮されていないのです。

車のボディやエアロパーツは長年乗っていると太陽光線や紫外線、温度の変化、雨風の当たり方などによってその色に変化が起こります。

その変化は年式が古くなればなるほど進行するのですが、変化自体は車の全体で起こっているため実際にはまったく気になることはないのです。

しかしエアロパーツの補修などで一部分だけを再塗装するとなると問題がおこり、経年劣化で色あせが起こった部分と新車時点のカラーで塗装された部分ではどうしても色が合わないのです。

民間修理工場での修理でもでも同様の問題はあるのですが、長年の経験と技術でうまく目立たないように塗装してくれたりもするので、やはり自分で修理するのとはクオリティの麺で大きな差があるものです。

自分で修理する際にはタッチペンやカラースプレーなどでは色の補正などは難しいので、その際は多少の色のズレは許容するしか無いでしょう。

キズの修理はできるだけ範囲を広げない

自分でモデリスタエアロのキズの修理を行う場合のポイントとしては、何よりその修理の範囲を広げすぎないようにすることです。

エアロパーツのキズがつく時には一筋のキズがつくだけではなく広い範囲でザクッとキズが付いてしまうのですが、軽度なキズであればあまり補修キットをつかって本格的に修理するよりは目立たないように軽く塗装するぐらいのほうがよいことがあります。

ちょっとしたキズを消そうと躍起になるあまりにパテを盛りすぎてしまったり関係ないところまで紙ヤスリで擦ってしまい、結果的に最初のキズよりずいぶん大きな範囲に手を入れてしまうのです。

そうなると広範囲をまた塗装しなくてはならず、前述したボディカラーとの色のズレがとても目立ちやすくなってしまうのです。

ポイント

そのため大きな傷の補修であれば仕方ないとしても、小さなキズであれば補修キットなどは使わずにタッチペンなどで目立たなく塗装するだけのほうが結果が良いことも多いです。

近くで見ると塗っただけではまだまだキレイに見えなくても、遠くから見ると意外と目立たなくなっているので、手間をかけて結果が悪くなるよりは簡易的な修理のほうが良いこともあるのです。

その加減は最初はなかなか難しいものですが、まずは簡易的な補修をやってみて目立つかどうかを確認し、それでも目立つときには本格的な補修をするようにするとよいでしょう。

割れの修理はズレをなくすように固定する

エアロパーツの割れに対しては簡易的な修理というのはあまり出来ないので本格的に修理することとなりますが、その際にはエアロパーツがずれないようにしっかり固定することが重要です。

エアロパーツの破れを修理する際にはパテなどで割れた部分を覆って塞いだり、または割れの部分を接着するなどして補修を行います。

割れがあるのでは簡易的な塗装だけでは目立たないようにはできないのですが、補修をする際にもしっかりパーツ同士を固定しないと割れの修理はできません。

割れている部分は小さな割れならそのまま埋めることができますが、割れていて前後に少しずれていたりすると埋めるだけでは平らになりません。

そのため補修の際にはずれをしっかりなくすためにテープなどで固定する必要があり、補修キットを購入する時に一緒に養生テープなどを揃えておきましょう。

またパテなどを盛り上げる前に一度テープでの固定を試してみるとよく、いきなり本番に望まないようにしましょう。

また割れの補修はキズの補修に比べると多少難易度が高くなるので、最初はキズ補修から始めるほうがよいでしょう。

モデリスタエアロのおすすめ補修キット

では最期にモデリスタエアロパーツを自分で修理する際の補修キットをご紹介しましょう。

Holts エポキシファイバーパテ MH146

Holtsのエポキシファイバーパテはモデリスタエアロのキズ消しや割れの補修には最適の補修用パテです。

Holtsはさまざまな自動車用品を販売している有名なメーカーで補修キットも多数販売していますが、その中でモデリスタエアロのようなABS樹脂製にも使えるパテがこのエポキシファイバーパテとなります。

自動車補修用のパテはほとんどがFRP補修用の製品でFRPの主要成分であるPP(ポリプロピレン)には接着できるのですが、そういった製品はABSには対応していないことが多いです。

ポイント

しかしHoltsのエポキシファイバーパテならばABSでもFRPでもどちらでも対応でき、この製品があればキズの補修には汎用的に使用できるでしょう。

このエポキシファイバーパテは2液性のパテとなっており、主剤と硬化剤を1:1で混ぜ合わせて使う製品となります。

この割合はあまり適当にするとうまく硬化しなかったり逆にもろくなってしまうので、パテを出す長さや重さなどで割合を正確に混ぜ合わせましょう。

またこういったときの製品もHoltsには用意されており、目盛り付きのパレットが販売されているのでそれを使うと比較的簡単に混ぜ合わせることができます。

武藤商事 プラリペア

モデリスタエアロの割れに対しては楽に修理できる製品としてこのプラリペアという商品があります。

このプラリペアはパテではなく接着剤の一種なのですが、接着するだけではなくある程度の肉盛りも可能となっている万能キットです。

エアロパーツの割れの場合には、割れた部分の接着だけでなく欠損した部分の補修も必要ですが、このプラリペアなら両方を行うことができます。

大きな割れであってもある程度剥離した部分が残っていれば、それをつなぎ合わせて最終的に整えることで補修することができます。

プラリペアでは専用のキットとして溶剤とパウダー、スポイトなどがセットとなっており、これを説明書通りに組み合わせて使うことで割れの部分を簡単に補修することができます。

またプラリペアのメリットは補修後の強度にもあり、硬化後には元々のABS樹脂の強度と同じぐらいの強度が確保できます。

そのためただ割れの部分を接着するよりも大幅に強度が向上するので、信頼度もあっておすすめです。

Holts カラータッチ+タッチガン

モデリスタエアロの補修には最期の塗装も必要ですが、そこで便利なのがこのHoltsのカラータッチペンとタッチガンのセットです。

エアロパーツの補修部分の色を合わせるための塗装にはいろいろな方法があるのですが、その中で1番簡単なのはタッチペンによる塗装です。

タッチペンは中に塗料が入ったマジックのような塗装用品で、ペンやマジックで塗るような感覚で比較的簡単に塗装をすることができます。

ちょっとしたキズや色ハゲ程度であればこのタッチペンで塗るだけで目立たなく出来るので、軽度な補修にはもってこいです。

またこの製品にはタッチガンが付属しているのですが、これはHoltsのタッチペンを簡易的なカラースプレーにしてくれる製品です。

一般的なカラースプレーはボディカラーそれぞれのスプレーとして販売されているのですが、このタッチガンがあればタッチペンを交換するだけでさまざまなカラーに対応して塗り分けることができます。

またスプレーが必要な部分ではタッチガンを使い、その他細かい塗りをしたいときにはタッチペンにして使うという使い分けも出来、実に汎用性の高い製品です。

タッチペンの塗料の容量では広範囲の塗装には向きませんが、エアロパーツの補修程度であれば十分でしょう。

またHoltsにはトヨタ車用のボディカラーのタッチペンが多数販売されていますので、対応したカラーを探すのも比較的楽でおすすめできます。