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エブリィの荷室の良い点5つと悪い点2つ!荷物収納スペースが広くて充実?

スズキ エブリィは軽自動車の商用バンで、小さな車ながら高い積載性を発揮する車です。

今回はエブリィのラゲッジスペースについてご紹介します。

エブリィの荷室・トランクの容量・寸法

スズキ エブリィ参考:www.suzuki.co.jp

スズキ エブリィは軽自動車クラスの商用車で、箱型のスペース効率に優れたバンとなります。

商用車は一般的に乗用車よりもコストパフォーマンスや積載性の高さが優先される車であり、装飾や快適装備を廃して可能な限り車内スペースをシンプルに使えるようになっています。

エブリィはその中でも軽自動車トップクラスの積載量を持つ商用車であり、すでに50年以上フルモデルチェンジを繰り返しながら愛されてきた車種となります。

最近ではエブリィの中にも乗用車向けになったエブリィワゴンなどもあるのですが、今回は商用モデルであるエブリィ(エブリィバン)のみご紹介していきます。

ではエブリィの外観の大まかなサイズ感とラゲッジスペースの広さや容量をご紹介します。

スペックエブリィ
乗車定員4名
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,895mm
室内長2,240mm
室内幅1,355mm
室内高1,420mm
ラゲッジルーム高さ1,240mm
1,385mm
奥行きセカンドシート展開時:975mm
セカンドシート収納時:1,955mm
セカンドシート収納+助手席収納時:2,640mm
ラゲッジ容量セカンドシート展開時:約1,100L
運転席寸法高さ約1,300mm
500mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約1,300mm
490mm
奥行き約900mm
後席寸法高さ約1,300mm
1,185mm
奥行き約1,000mm

エブリィは軽自動車規格で外観サイズの限界が決まっている車で、全長及び全幅は他の軽自動車同様規格ギリギリのサイズです。

一方で高さ方向は企画自体に多少ゆとりがあるため、エブリィは1,895mmという非常に車高の高いデザインとなっています。

全体的に直線基調の箱型バンであり車内スペースを最大化されており、商用車の魅力である高い積載性を確保しています。

また車内にはフロントシート及びセカンドシートが設けられており、最大4人での移動も可能です。

ポイント

そんなエブリィはセカンドシートのベンチシートが展開されている状態でも広々としたラゲッジスペースがあり、高い全高を活かしてラゲッジスペースの高さも1,240mmと大型ミニバン並みのサイズがあります。

ラゲッジスペースの横幅もテールゲートから前方までほぼ真っすぐ障害物のないサイズで1,385mmほどあり、上下左右のサイズだけでも大きな物が積み込めます。

また奥行きに関してはセカンドシート展開時でも975mmと広いですが、後述するシートアレンジによって奥行きが一気に1,955mmまで広がりますので、商用バンとしてさまざまな物品を大量に積み込んで移動できます。

セカンドシートが展開された状態でもラゲッジスペースの容量は1,100L近くもあり、この容量だけでも乗用車の軽自動車のみならず大型車に匹敵するサイズとなります。

ではエブリィのラゲッジスペースについて詳しくご紹介します。

エブリィの荷室・トランク・荷物収納スペースの良い点

エブリィはラゲッジスペースの広さこそ最大の魅力の車であり、次のような便利な点があります。

商用車らしい広さの標準ラゲッジスペース

エブリィのラゲッジスペースはセカンドシートが展開された状態でも広々としたラゲッジスペースがあり、商用車らしいレイアウトとなっています。

エブリィ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

一般的な乗用車の軽自動車ではラゲッジスペースの広さはせいぜい容量で300L程度なのですが、エブリィは1,000L超えの広さという圧倒的な容量があります。

この容量を実現しているのはエブリィの全高の高さがあり、上下方向に積み上げる使い方が出来ます。

またエブリィは車内の内装に装飾パネル等がほとんどありませんので、その分ラゲッジスペースの横幅を最大限活用できています。

奥行きに関してもエブリィはエンジンルームの飛び出しが最小限のエンジンレイアウトとなっていることで全長の内で車内スペースが最も広く、その結果4人乗りのシートがあっても標準的なラゲッジスペースの奥行きが1,000mm近くあるのです。

乗用車ではラゲッジスペースの広さを表すのにゴルフバッグなどの数で判断しますが、エブリィの標準ラゲッジスペースであれば十分な広さがありますのでゴルフバッグを4つ5つぐらいならば横積みでも十分に積み込めます。

また高さもありますので植木や家具類なども立てたままで十分積込むことができ、商用車として商店や商社などでシッカリ活用できるサイズです。

またダンボール類を積込むときにも標準的な小型のダンボールを20個ぐらいは積込むことが可能であり、うまく積み上げれば幅広い用途に使えるでしょう。

この標準ラゲッジスペースの広さは商用としてだけでなく乗用車としても活用している方がいらっしゃり、エブリィは趣味やレジャーのために積載性を特に重視する方などが家庭で乗っていたりする車でもあります。

シート収納時の圧倒的なラゲッジ広さ

エブリィではセカンドシートを収納することでシートアレンジが出来るのですが、シートアレンジによって最大限の積載性を発揮できます。

エブリィ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

エブリィ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

エブリィ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

エブリィの車内にはシンプルなフロントシートと補助座席的なセカンドシートが設けられていますが、フロントシートの助手席やセカンドシートは折りたたむことでラゲッジスペースとして使うことができます。

まずセカンドシートはシートの背もたれを折りたたみながら床面に収納する形のシートアレンジであり、標準ラゲッジスペースの床面とフラットになる低い位置までコンパクトに収納されます。

このシートアレンジでラゲッジスペースのサイズは高さ、横幅は変わらないものの、奥行きが一気に1,955mmという圧倒的な広さが確保できます。

これに加えて助手席も背もたれを倒してフラットになるシートアレンジができ、助手席側のみですが奥行きが2,500mmもの奥行きを活用することも出来ます。

セカンドシートおよび助手席の収納状態であれば次のようなものを積込むことが可能であり、商店などでは基本的にこのモードで活用することが多いでしょう。

積み込み物品積載個数1個あたりの想定サイズ
みかん箱69個幅380mm×奥行き310mm×高さ280mm
ダンボール(小)46個幅497mm×奥行き315mm×高さ293mm
ダンボール(中)17個幅669mm×奥行き319mm×高さ432mm
ダンボール(大)15個幅601mm×奥行き450mm×高さ453mm
ビールケース40ケース幅445mm×奥行き365mm×高さ315mm
パンケース74ケース幅680mm×奥行き420mm×高さ100mm
たたみ
※たたみは助手席未使用
9枚長さ1,820mm×幅910mm

上記数字は助手席までラゲッジスペースとした状態なので助手席の乗車人数が増えればそれだけ積めるものの量が減るのですが、それでもセカンドシート収納状態であればたたみが9枚も入るほどのスペースがあるのです。

また天井の高さが高いので自転車やオートバイなどの背の高い荷物も立てたままでしっかり積み込めますので、エブリィをトランポと呼ばれるバイクなどの積載車にしている方もいらっしゃいます。

大きな開口部を持つテールゲート

エブリィはテールゲートのサイズも広々としていて使い勝手がよくなっています。

エブリィ ラゲッジ参考:www.suzuki.co.jp

テールゲートの開口部は荷物を積み込むときの利便性に関係しており、特に商用車は大きい荷物を積込む際に制限となるため出来るだけテールゲート開口部が大きいほうが良いです。

ポイント

乗用車などだと車のデザイン面が制限となって開口部が狭くなることもあるのですが、エブリィは商用車として設計されているためテールゲートの開口部がとても広くなっています。

エブリィのテールテート部分の開口部は高さが1,165mm、横幅が1,340mmとなっており、車内のラゲッジスペースのサイズと大きく変わらないため最大限積み込めるサイズが確保できています。

またテールゲートのデザインも非常にシンプルなスクエアデザインとなっており、ほぼボディサイズギリギリまで広がっています。

乗用車などではテールランプなどで横幅が寄生されたりもするのですが、エブリィはリアバンパーにテールランプを埋め込むことで邪魔にならないようになっています。

デザイン的には飾り気がなくいかにもシンプルなデザインではありますが、商用車で実用性を重視するエブリィらしいデザインといえるでしょう。

なお軽自動車の商用車の中には乗用車をベースにしている車種もあるのですが、そういった車はベース車のデザインを重視したような開口部に近くなっているため、商用車としての専用設計の良い点が出ています。

フルフラットで積載性に特化したフロアデザイン

エブリィのラゲッジスペースはフロアがしっかりフラットなデザインとなっており、こちらも積載性を高めている点です。

車のラゲッジスペースは一般的にはさまざまな設計要件やデザインから複雑な形状になりがちであり、特にラゲッジスペースの左右にはタイヤがありますのでタイヤハウスの張り出しなどが目立ってきます。

また乗用車はシートなども座り心地の良い厚みのあるものになっていることで、シートアレンジを行なった後にシートの一部が残って段差となることもあります。

ですがエブリィはなによりラゲッジスペースが優先されており、タイヤハウスの張り出しなどが車内に出てこないように設計されているのでラゲッジスペース全体がしっかりフルフラットになっています。

またエブリィはセカンドシートが収納を前提に少し薄めのベンチシートとなっており、シートアレンジ後には完全に床下に収納されることでフルフラットを維持しています。

助手席側を倒したときのみ助手席分の段差が出てきますが、そこまで細長いものを積み込むときにはその段差はあまり気にならないでしょう。

フルフラットなラゲッジスペースは荷物を積み込んで前後に移動させるのがとても楽であり、大きな荷物や重量物の積み込みがとても楽になっています。

加えてエブリィはラゲッジスペースの床面位置が地上から650mmとそこそこ低い位置にありますし、リアバンパーも全く邪魔にならないデザインですので積み込みの障害になる部分が少なくて便利です。

ある程度の防水性があるフロア素材

エブリィのラゲッジスペースにはある程度の防水性が備わっており、ヘビーな使い方にもしっかり対応できます。

乗用車のラゲッジスペースでは一般的に床面素材がカーペット生地となっており、荷物を柔らかく受け止めてくれるとともに質感も良いものとなっています。

ですがカーペット生地では濡れたものや泥汚れの付いたものを積み込むとすぐに汚れてしまい、場合によってはシミになったり掃除しても取れないなど不便な点もあります。

ですがエブリィのラゲッジスペースの床面はシンプルなゴムシートで全体が覆われており、ある程度の防水性があって掃除もしやすい素材となっています。

防水素材はセカンドシートの背面も貼られていますのでシートアレンジ後でもしっかり防水性が発揮でき、多少雑に扱っても大丈夫な点が便利です。

ラゲッジスペースに防水性があると雨の日などの荷物の積み込みに便利ですし、自転車など地面の汚れが付いたものなども積み込みやすくなります。

また商用車としてではなくレジャー用の車としても便利に活用でき、キャンプやアウトドアの際にも汚れたものを持ち帰るときに活用できます。

サーフボードなど濡れたものもパッと積み込めますので趣味の車としてもヘビーに活用できるのは便利です。

エブリィの荷室・トランク・荷物収納スペースの悪い点

エブリィはラゲッジスペースを優先した車ではありますが、次のような点は若干不便な部分です。

ラゲッジ周りの標準的な装備がない

エブリィはラゲッジスペースのサイズがとにかく広く確保されているのですが、その代わりいろいろな便利装備がほぼありません。

乗用車では車内に色々な便利機能が備わっており、ラゲッジスペースにも標準的にいくつかの機能があります。

車種によって変わっては来るのですが照明やフック類などの固定器具などは多くの車種に装備されており、荷物を積み込む際の手元を照らしてくれたり荷物の固定に使えたりと便利です。

ですがエブリィの場合にはラゲッジスペース周りにこういった機能は備わっておらず、広いスペースだけを確保した設計となっています。

ポイント

エブリィはなによりコストパフォーマンスを重視した商用バンであり、車内の機能は乗用車と比べるとかなりの部分がオミットされています。

ラゲッジスペース周りに関しても標準装備的な機能はほとんどなく、左右や天井のトリムパネルもないぐらいなので本当に必要最低限です。

照明やフック類が必要な場合はエブリィをベースにカスタマイズする必要があるのですが、それゆえに余計なもののないエブリィの車内はカスタマイズには手間が少なくて良いという点もあるでしょう。

ラゲッジスペース特化でキャンプやアウトドアには不向きな点も

エブリィは商用車として運用している方の他に乗用車としても乗っていらっしゃる方はいらっしゃいますが、趣味の車にするには不向きな点もあります。

エブリィを乗用車として運用する場合は普段使いの車としてではなくセカンドカーとしてが多く、趣味のために高い積載性が魅力的になります。

エブリィがあれば軽自動車1台でマウンテンバイクやオートバイも載せられますし、サーフボードやスキー、スノボー、釣り用品など長いものもしっかり積み込めるためさまざまな趣味に活用できます。

こういった用途に使うときに1人もしくは2人で移動するぐらいならばエブリィ1台でも良いのですが、キャンプやアウトドアで大人数で移動する際には不便さもあります。

エブリィではセカンドシートを展開すれば4人乗りとなり、その状態でも広いラゲッジスペースが確保できるので積載性的には3人〜4人でのキャンプにも活用できます。

ですがセカンドシートはとにかく簡素なベンチシートとなっており、長距離移動時にはかなり疲れやすく快適性の少ない座席になっています。

そのため大人数でのキャンプやアウトドアをエブリィ1台で行おうとすると移動時の不便さがあり、商用車であり乗用車ほどの乗り心地はありませんので同乗者にかなりの負担となるでしょう。

このことから趣味でのエブリィでの長距離移動はせいぜい2名ぐらいが関の山であり、もしセカンドカーとしてエブリィを運用している場合にはもう1台の車も出せると良いでしょう。

エブリィの荷室・トランク・荷物収納スペースの口コミ・評判

エブリィのラゲッジスペースについてはtwitterでもいろいろな投稿があるのですが、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方はラゲッジスペースの広い軽自動車を探していらっしゃるようなのですが、その候補にエブリィが上がっています。

軽自動車の乗用車の中には全高が高くてラゲッジスペースも広い車もありますが、さすがに商用車として設計されたエブリィに匹敵するものはほとんどなく、価格面でもメリットが多い車種となります。

こちらの方はエブリィのラゲッジスペースをさまざまにカスタマイズして使っておられ、かなり大量の荷物を効率的に積み込めるようになっていますね。

エブリィのラゲッジスペースは余計な装備がないとてもシンプルなものではありますが、趣味の車としてはこうやって個人でカスタマイズするのが楽という面白さがあります。

総評

スズキ エブリィは商用車の軽自動車バンで圧倒的なラゲッジスペースの広さを持っており、その積載性は軽自動車最大クラスです。

商用車として商店などで活用されるのがメインですが、その積載性の高さが趣味の車にも魅力的であり、個人で乗っていらっしゃる方もいらっしゃいます。

また商用車で価格もかなり控え目ですので、カスタムベースの車としても手に入れやすいでしょう。