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CR-Vの後部座席(2列目/3列目)の広さは狭い?倒す方法(リクライニング)も解説!

ホンダ CR-Vは中型のクロスオーバーSUVで、スポーティなデザインと広々とした室内空間が特徴です。

今回はこのCR-Vの後部座席について見ていきます。

CR-Vの後部座席の2列目・セカンドシート

ホンダ CR-V参考:www.honda.co.jp

ホンダ CR-Vは中型サイズのクロスオーバーSUVですが、比較的大型の車体を活かして3列シート7人乗りまでが可能なミニバン的な活用ができるのが特徴です。

CR-Vはホンダが以前からラインナップしているクロスオーバーSUVで、現行モデルで5代目となります。

ではまずCR-Vの大まかなサイズ感をご紹介していきます。

スペックCR-V
乗車定員5名、7名
全長4,605mm
全幅1,855mm
全高1,680mm
室内長1,970mm(7人乗りは2,520)
室内幅1,550mm(7人乗りは1,520)
室内高1,230mm(電動パノラミックサンルーフ装備車は1,185)
ラゲッジルーム高さ840mm
1,050mm
奥行き5人乗り:960mm
7人乗り:350mm
運転席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約900mm
助手席寸法高さ約1,100mm
約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法(7人乗りでは2列目座席)高さ約1,100mm
約1,300mm
奥行き約1,000mm
3列目座席高さ約1,100mm
約1,000mm
奥行き約600mm

CR-Vは車の全長としては中型車クラスの大きさで大型ミニバンほどのサイズはないのですが、全幅は1,850mm前後とかなりワイドになっておりSUVらしい大柄なボディが特徴です。

全高は大きなクロスオーバーSUVにしては低めに構えたスポーティなものとなっており、シャープなフロントマスクデザインと合わせてスタイリッシュな車です。

一方でボディサイズに対してはかなり車内のスペースを広く確保されてもおり、2列シート5人乗りモデルと3列シート7人乗りモデルが同じボディで成り立つ車となっています。

3列シートモデルでは2列シートモデルよりラゲッジスペースは少なくなりますが、中型のクロスオーバーSUVという扱いやすいサイズの車でミニバン的な運用も出来るというのはかなり利便性の高い車になっています。

今回はこのCR-Vの2列目シートと3列目シートをそれぞれ詳しく見ていきますが、5人乗りモデルと7人乗りモデルそれぞれご紹介します。

CR-Vの後部座席2列目の広さ・居住性

CR-V シート参考:www.honda.co.jp

最初にCR-Vの2列シートを見ていきますが、2列目シートについては5人乗りモデルと7人乗りモデルで多少仕様が違います。
一見するとどちらも同じデザインのシートに見えますが、設計自体は別物となっています。

ポイント

まず5人乗りモデルの後部座席ですが5人乗りモデルでは2列目シートに3人掛けとなっており、3席が横につながったベンチシート式の座席になっています。

シートの横幅は中型車クラスとしては標準的なサイズになっており、2名乗車であれば十分なサイズ感を持ちながら3名乗車となると隣の人と肩が触れるぐらいのサイズとなります。

2列目シートへの乗り込みはCR-Vの左右の後部ドアから行うのですが、ドアの開口部が広く開くようになっているので乗降性は良好であり、車高がそこそこのSUVではありますが2列目シートへは自然に乗り込めます。

横幅や乗降性では7人乗りモデルでもそこまで大きな差はなく、居住性は決して悪くありません。

5人乗りモデルのシートに座ったときの前後サイズは結構なゆとりのあるスペースが広がっており、前席シートバックとの間のニースペースはおおよそ拳2個分ぐらいは確保できるのでかなりひろびろとしています。

後述するように2列目シートは前後へのスライドをすることができるのでさらにニースペースを拡大することが可能で、5人乗りモデルでは3列目シートがないので気兼ねなく後ろに倒すことができます。

MEMO

7人乗りモデルについてはシート自体の基本的なデザインやシート表皮などは5人乗りモデルと大差はありませんが、前後位置については3列目シートがあるということで最大までスライドさせた状態でのニースペースは若干5人乗りモデルより小さめになります。

なおシートに座ったときの頭上空間は5人乗りモデルでも7人乗りモデルでも同じサイズ感となっており、標準体型の方が座った状態で天井との間には結構なゆとりがありますので窮屈さを感じることはないでしょう。

CR-VはクロスオーバーSUVとしては決して車高の高い車ではありませんが、ホンダが得意とする低床レイアウトを盛り込んだ車内によって特に上下方向にゆとりが大きく確保されています。

全体的にCR-Vの2列目シートは広々としたゆとりの空間が広がっており、この車の座席の中ではもっとも楽なスペースといえるでしょう。

CR-Vの後部座席2列目のチャイルドシート対応

CR-Vはその他目的性からさまざまな用途に活用される車で、大人数で移動できるのでファミリーカーとしての需要も高い車です。

そのため子育て世代の家族にとってはCR-Vでチャイルドシートが使えるかどうかは重要なポイントとなります。

チャイルドシートは子供専用の小型のシートのことですが、子供の小さな体では車の通常のシートではサイズが大きすぎて安全に支えられないため、ある程度の年齢まではチャイルドシートの仕様が義務付けられています。

チャイルドシートには乳幼児用、幼児用、学童用などさまざまな年齢や体のサイズに合わせた製品があるのですが、その搭載位置としては助手席よりも安全性の高い後部座席に搭載されることがほとんどです。

またチャイルドシートの固定にはシートベルトを利用するのが一般的ですが、近年では「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の固定規格が制定されており、これに対応した車とチャイルドシートであればより確実な固定が出来ます。

CR-Vでは5人乗りモデルでも7人乗りモデルでも2列目シートにこのISOFIX対応の固定器具がシートの左右席に設けられており、チャイルドシート搭載時には確実な固定が可能です。

搭載するスペースとしてもCR-Vの2列目シートは広めのサイズとなっているため有利であり、よほど大きなものでなければ搭載性で問題と鳴ることはないでしょう。

また2列目シートには「トップテザーアンカー」と呼ばれるチャイルドシートの上側を支えるためのフックも設定されており、2列目シートであれば確実な固定で左右に2つのチャイルドシートを積み込めます。

2つチャイルドシートを積み込むと流石にその間のセンター席には座りづらいですが、5人乗りモデルはともかく7人乗りモデルではその際に3列目シートに座るなどの使い分けができるのは便利です。

なお最終的にチャイルドシートが搭載できるかどうかはチャイルドシート自体の大きさを確認する必要がありますが、ホンダにはメーカー純正のチャイルドシートというものもありこれであればあらかじめ搭載性が確認されているので便利な製品となります。

CR-Vの後部座席2列目の座り心地

CR-Vの2列目シートは座り心地も結構良いシートに仕上がっており、5人乗りモデルでも7人乗りモデルでも良好な座席です。

5人乗りモデルの2列目シートは全体的にしっかりしたソファーのような作りのシートに仕上がっており、ベンチシートながらシートの座面や背もたれの厚みは充分クッション性を感じられるサイズです。

現行CR-Vは高級感も感じられるインテリアとなっていますが、2列目シートのクオリティもこれに沿った質感の高いものとなっており、シート表皮なども豪華です。

この2列目シートであれば普段使いの近距離走行はもちろんのこと長距離走行時でも快適で、2列目シートは全体的にスペースが広いので長時間座っていてもシートポジションなどを調整しやすく良好なシートになっています。

7人乗りモデルも基本的なデザインや質感の高さは5人乗りモデル同様のものに見えますが、構造的には後述するシートアレンジのために座面の下にさまざまな構造が追加されていることで若干シートの厚みなどには差があります。

ですが実用上ではそこまで大きな差を感じることはありませんし、座り心地としても比較してみても違いが分かるほどではないでしょう。

なお5人乗りモデルでも7人乗りモデルでもシートの全体的なデザインは比較的フラットなものとなっており、左右の座席でもセンター席でもそこまで大きな座り心地の差がないのは大人数で乗るときにはうれしい面です。

さらに2列目シートには大型のヘッドレストが3席全てに装備されているのも評価が高い点です。

MEMO

ヘッドレストは普段は頭を乗せるためのクッションですが、万が一の事故の際には乗員の頭を前後にしっかり支えることでむち打ちを防ぐための安全装備になっており、近年の車の安全装備として重要視されています。

中型車などでは後部座席のセンター席ではヘッドレストが小さかったりもするのですが、CR-Vでは左右席とセンター席にほぼ同サイズの大きなヘッドレストが装備されているのでどの席でも安全性はしっかり確保されています。

またヘッドレストは上下への調整機能もありますので使い勝手が良く便利なシートになっています。

CR-Vの後部座席2列目の後部座席の装備

CR-Vの2列目シートにはさまざまな周辺装備がありますが、装備については5人乗りモデルと7人乗りモデルでほぼ同じ仕様となっています。

ポイント

まず2列目シートのシートベルトについて見ていきますが、シートベルトは2列目シートの3席全てに3点式シートベルトがあるので安全性は高いものとなっています。

中型車では特に後部座席のセンター席などで変則的なシートベルトが使われる場合があるのですが、CR-Vの場合はセンター席であっても運転席などと同様の使い勝手のシートベルトとなっているので不便はないでしょう。

また3点式シートベルトは走行中に乗員の体を支えてくれる役割もあり、CR-Vの2列目シートは全体的にフラットなのでシートベルトでも支えてくれるのは案外ありがたいものです。

その他の装備としてはまず前席のセンターコンソールの背面に2列目シート用のエアコンダクトが設けられており、前席と独立した調整で温度調整や風量、風を送る角度などが調整できるので非常にありがたい装備です。

エアコンダクトのすぐ下には2列目シート用の充電ポートを備えることができ、スマートフォンの充電などの幅広く活用できます。

MEMO

また2列目シート周辺には収納が充実しており、左右のドアに設けられた大型のドアポケットや前席シートバックのシートバックポケットなど容量も大きいのでさまざまな荷物を積んでおくことができます。

さらに5人乗りモデルでも7人乗りモデルでもベンチシートのセンター席の背もたれに引き出し式のアームレストが装備されており、左右席に座って腕を預ければ非常に快適となるでしょう。

加えて左右のドアにはリアスピーカーが埋め込まれていたり、天井には2列目シートまでカバーできる大型のサンルーフが装備できたりと、SUVながら車内での快適性を高める装備が数多く採用されています。

CR-Vの後部座席2列目のリクライニング・シートアレンジ

CR-Vの2列目シートではリクライニングやシートアレンジなども充実しており、高級車並みの動かし方ができます。

5人乗りモデルではまずシートの調整として前後のスライド機構があり、大きく前後にスライドできるので乗員の快適性を挙げたりラゲッジスペースを広げるように使ったり便利な装備です。

加えて2列目シートは背もたれの角度を多少調整できるリクライニング機能があり、倒す角度こそ大きくはありませんがシートポジションが調整できるのはうれしい点です。

一方で7人乗りモデルではスライド機構こそ大差はないものの、リクライニングできる角度は7人乗りモデルのほうがわずかに大きくなっており、小さな差ではありますが調整幅が大きいのはうれしい点です。

またシートアレンジについても5人乗りモデルと7人乗りモデルでは違いがありますが、どちらのモデルでもシートアレンジの目的はラゲッジスペースの拡大がメインです。

5人乗りモデルでは2列目シートの背もたれを前に倒すことによってラゲッジスペースの床面とほぼ完全なフルフラットになるようになっており、荷物の積み下ろしの際に非常に楽な仕様となっています。

MEMO

シートを倒すのはワンタッチで行えるので使い勝手がよく、シートアレンジによって大きな荷物や長い荷物を積み込めるようになります。

一方で7人乗りモデルではまずシートアレンジとしてシート全体の前方への跳ね上げ機構が設定されています。

この機能は7人乗りモデルの3列目シートにアクセスするのがメインの目的で、2列目シートを折りたたんで跳ね上げることで3列目シートに乗り込むためのスペースが確保できます。

また7人乗りモデルでもシートの背もたれを前に倒して収納する機能はありますが、7人乗りモデルでは後述するように3列目シートも一緒に格納する必要はあります。

さらに格納した3列目シートによって5人乗りモデルよりも多少ラゲッジスペースとの間に段差が出来ており、フルフラットまでは行かないものの実用面では充分です。

なお5人乗りモデルでも7人乗りモデルでも2列目シートは左右6:4分割式となっており、左右どちらかだけでも収納したり座席として残したり出来ます。

これを活用すれば乗員の人数と荷物の量や大きさによってフレキシブルに活用することができ、普段の買物からSUVが得意とするキャンプやアウトドアなどに便利に活用できる機能です。

CR-Vの後部座席の3列目・サードシート

CR-V シート参考:www.honda.co.jp

CR-Vには7人乗りモデルに3列目のシートが装備されており、2名乗りの座席で5人乗りモデルより2名増加しています。

CR-Vの後部座席3列目の広さ・居住性

CR-Vの3列目シートは5人乗りモデルのラゲッジスペースの一部を利用して設置されており、7人乗りモデルは5人乗りモデルよりラゲッジスペースは小さくなっています。

そんなCR-Vの3列目シートは2席が横につながったベンチシート式の座席になっており、2列目シートよりは横幅が少し短いものの2名乗車であればほぼすっきり収まるサイズ感なので横方向ではそこまで窮屈さはありません。

3列目シートへの乗り込みは2列目シートの左右の後部ドアから行うのですが、乗り込むためには2列目シートを前にスライドしたり背もたれを前に倒したりして乗り込むスペースを確保する必要があります。

また後述するシートアレンジによってシートを跳ね上げることでも乗り込むスペースを確保できますが、全体的に乗り込むためのスペースは小さめであり多少かがみながら乗り込むような形になります。

CR-Vの3列目シートは2列目シートに比べると前後のサイズが小さめになっており、2列目シートに対して補助シート的な役割の座席になります。

3列目シートに座ったときのニースペースは2列目シートの前後スライドにもよりますが、せいぜい拳1個分ぐらいのゆとりしか確保できず、標準体型の人でも結構窮屈さを感じるシートになっています。

また上下方向についても2列目シートよりも座面位置が高くなっていることで天井までの距離が短くなっており、シートに座ったときの頭上空間も多少窮屈な感じになります。

3列目シートがあることで中型クロスオーバーSUV1台で大人数で移動できるのがCR-Vのメリットですが、一方でミニバンほどのサイズがない車ではありますので3列目シートはある程度割り切ったものとなります。

CR-Vの後部座席3列目のチャイルドシート対応

3列目シートではファミリーカーとして使う場合はチャイルドシートへの対応も気になるところですが、2列目シートほどの利便性はありません。

CR-Vの3列目シートは全体的に小さめのスペースの座席ではありますが、一応乗せかたによってはチャイルドシートを搭載することはできます。

3列目シートには2列目シートのようなISOFIX対応の金具が設定されていませんので、チャイルドシートの固定にはシートベルトを使うことになります。

ですが搭載するスペースが小さいので積み込めるチャイルドシートのサイズには制限が結構あり、2列目シートに乗せるよりもゆとりはありません。

ポイント

また2列目シートと違ってチャイルドシートを3列目シートに積み込む際に2列目シートが結構邪魔となっていて搭載するのが大変です。

チャイルドシートを積み込めたとしても子供を3列目シートに乗せるには2列目シートを倒すなど別の操作が必要となり、さらに狭いスペースをくぐるように乗り込まないといけないので2列目シートよりもかなり負担は大きくなるでしょう。

とはいえCR-Vの座席は2列目シートがもっとも快適な座席なので、この座席を残しておいて小さめなサイズの3列目シートを子供用に使うというのは選択肢としてはありでしょう。

CR-Vの後部座席3列目の座り心地

CR-Vの3列目シートは全体的に狭めのスペースに収めてありますので、シートの座り心地も固めの感触です。

CR-Vの3列目シートはシートの座面や背もたれの厚みは全体的に薄くなっており、シートの感触は固めであり座り心地は運転席や助手席、2列目シートには及びません。

近距離での普段使いぐらいであればまだ大丈夫なのですが、旅行などの長距離移動となると固いシートでは疲れやすいシートになっています。

また座席のスペースが狭いことも疲れやすさに効いてくる部分であり、どうしてもシートポジションを変えたり動きづらかったりすると長時間の乗車は辛いものがあります。

補助シート的な役割の強いシートなのでこの質感でも仕方ない部分はあるのですが、この座り心地から7人乗りモデルの3列シートは不要と考える方もいらっしゃるようです。

しかし補助シート的な座席ではあるもののヘッドレストはしっかり装備されており、安全装備についてはしっかりした装備があります。

2列目シートに比べると幾分小さめのヘッドレストで薄いデザインではありますが、ヘッドレストとしての機能は十分果たせるので安全性が3列目シートでも確保されているのはうれしい点ですね。

またこのヘッドレストは上下への調整機能もしっかり備わっていますし、天井までの距離もあるので乗員が自分の頭に合わせて調整できます。

CR-Vの後部座席3列目の後部座席の装備

CR-Vの3列目シートでは周辺の装備は全体的に簡素なものとなっており、座席として必要最低限のものとなっています。

まず3列目シートのシートベルトについて見ていきますが、シートベルトは補助的な3列目シートであってもしっかり3点式シートベルトが装備されています。

安全性についてはヘッドレストについでシートベルトにも性能の高いものが装備されているのは、近年の国産車らしい点です。

3点式シートベルトは3列目シートのすぐ脇から出てくるので使い勝手は良好であり、2列目シート同じく走行中に体を支えてくれる効果もありますのでシートベルトについては良好な装備となっています。

一方で3列目シート周辺には利便性を高める装備はあまり設けられておらず、せいぜい3列目シートの左右の脇に多少の小物入れがある程度です。

この小物入れ部分はアームレスト的な役割もあるので使い勝手は良いですが、その他エアコンダクトや充電ポートなどの便利な装備はなく2列目シートほど快適に過ごすことはできません。

3列目シートは全体的に狭めなスペースや固めのシートで補助シート的な役割の座席なので、装備に関しても座る以上の機能はあまり盛り込まれていないのも仕方ないでしょう。

CR-Vの後部座席3列目のリクライニング・シートアレンジ

CR-V ラゲッジ参考:www.honda.co.jp

CR-Vの3列目シートは2列目シートのようにスライドやリクライニング機能はありませんが、シートアレンジによってラゲッジスペースの拡大は可能です。

CR-Vでは中型SUVとしては珍しく2列目シートのスライドやリクライニングなど快適な機能が備わっているのですが、3列目シートは補助シートなのでそこまでの機能は備わっていません。

ポイント

3列目シートの背もたれの角度やシートの前後位置は固定式であり、窮屈さのあるシートなので多少なりともリクライニングできればシートポジションも変えられたでしょう。

とはいえ3列目シートの足下空間などは2列目シートの前後のスライドによって多少は拡大することができますので、2列目シートとのバランスを見てうまく調整すると良いでしょう。

一方でシートアレンジについては座席の背もたれを前側に倒して収納することで、3列目シートのスペースをラゲッジスペースにすることができます。

もともと3列目シートのあった場所は5人乗りモデルのラゲッジスペースですので、この機能を使うことでラゲッジスペースの積載性を5人乗りモデルと同等まで広げることが可能となります。

また3列目シートの収納は左右どちらかの座席だけでも可能ですので、乗員の人数に合わせてうまく使い分ければ大人数で移動するときと荷物を運ぶときで切り替えることができるでしょう。

MEMO

しかしシートアレンジを使って5人乗りモデルとほぼ同じスペースは確保できるものの、5人乗りではフラットであったラゲッジスペースには7人乗りでは折りたたんだ座席の分多少の盛り上がりがあります。

これによって荷物を積み込む際に少し邪魔になったり、車中泊の際などにも不便な点は出てきます。

このシートアレンジのためもあって3列目シートの座面や背もたれは薄いデザインになっているのですが、全体的に中途半端な部分もありますね。

CR-Vの後部座席の評価・口コミ

こちらの方はCR-Vの2列目シートについて見ていらっしゃるようですが、その居住性の高さはラウンジのような広さがあってかなりゆったりできるようです。

競合他社と比べてもその質感の高さは魅力があり、中型SUVでこれだけの快適さが得られるのは素晴らしいです。

こちらの方はCR-Vの3列目シートに試乗されていますが、やはりそのスペースは多少狭めであり身長170cmの方でギリギリのようです。

加えて2列目シートを前に大きくスライドさせてのスペースであり、3列シート車では体の大きい方は前に座ってもらうなどの調整が必要でしょう。

総評

ホンダ CR-Vは中型のクロスオーバーSUVに3列シートをもたせるという意欲的なレイアウトの車であり、一般的な5人乗りモデルの仕様と大人数乗りができる7人乗りモデルでユーザーの好みによって選べるのはうれしい点です。

CR-Vは2列目シートが非常に快適な座席に仕上がっている一方で3列目シートは補助的な狭めのシートなので、一般的なユーザーでは5人乗りモデルでも十分でしょう。

しかしファミリーカーとして運用するのであれば将来的なことも考えて7人乗りモデルを選んでおけば様々なシーンに対応できるようにもなります。

7人乗りモデルのほうが価格は数十万円ほど高くなりますが、必要な方には利便性のほうが価値があるでしょう。