日産 ノートは小型のコンパクトハッチバックカーで扱いやすさと環境性能の高さが特徴の車となっています。
今回はこのノートの給油口についてご紹介します。
ノートの給油口の位置
日産ノートは日産のラインナップではコンパクトカーのエントリーモデル的な位置づけの車で、小型軽量で扱いやすい点と特徴的な走行性能、環境性能があることから一躍日産の売れ筋モデルにな った車です。
日産ノートは以前は結構おとなしめの性格を持つハッチバックカーとして2005年に登場したのですが、初代モデルはそこまで特徴的なスペックではなくシンプルなコンパクトカーでした。
ですが2代目ノートから性格がスポーティな性格の車に変化し、さらに派生モデルとして「ノート e-power」というハイブリッドモデルが登場したことでその性能の高さから国内の販売台数でトップクラスの販売台数を誇る車となっています。
そして現行モデルでは3代目となるのですが、3代目ノートはさらにデザインが洗練されるとともに走行性能や環境性能が高まり最新のコンパクトカーとなっています。
そんなノートの給油口ですが、位置的には車の右側面の後方に位置しており、日産車では標準的なレイアウトとなっています。
給油口は後部の右側ドアのすぐ後ろにある丸いフタのような部分であり、リアタイヤのすぐ上に位置しています。
この給油口はボディが複雑な形状となっているところに設けられているのですが、丸形といってもそのボディに合うようにデザインされており違和感なく溶け込んでいます。
なおこの給油口の内部にさらに燃料口があり、その燃料口から車の床下にある燃料タンクにつながっています。
またノートには派生車種として「オーラ」というモデルが別に設定されているのですが、このオーラはノートの上級モデルという位置づけの車でより高級感や質感の高い車に仕上がっています。
ですがオーラは基本的なレイアウトはノートと同一となっている車で、フロントマスクやボディの各所のデザインが変わってはいますが基本的なコンポーネントの配置はノート準拠となっています。
そのため給油口の位置や形状についてはオーラはノートと同等の形状となっており、このあとご説明する給油口の開き方や給油方法はノートと同一となります。
なおノートやオーラにはハイブリッドモデルであるe-powerというユニットが搭載されているのですが、このe-powerは走行をモーターのみで行う電気自動車のような車です。
ですがモーターの走行に使う電力の発電を搭載されているエンジンでまかなっており、このエンジンの稼働にガソリンが必要な車となっています。
ノートの給油口の開け方
では次にノートの給油口の開き方と給油の方法をご紹介しましょう。
なお給油の前にはノートのウインドウやドアをしっかり閉めておき、さらにサイドブレーキをしっかり固定してエンジンもカットしておきましょう。
ノートの給油口の開き方
ノートの給油口の開閉方式はレバー式となっており、スタンダードな方式となっています。
昔の車では給油口の開閉方式は鍵穴式が一般的だった時期が長く、鍵穴式は給油口の近くに設けた鍵穴に車のキーを差し込んで回すことでドアの解錠と同じような形で給油口を開けていました。
この方式は構造がシンプルではあったのですが、車の外に出てキーを差し込んで回すという動作が多少面倒な点があり、そのうちもっと楽な方式としてレバー式が登場しました。
レバー式では車内に設けたレバーやボタンなどを操作することで車の後部にある給油口のロックを解除する方式で、車内から操作できるという楽さから一気に採用が進みました。
レバー式も初期にはフェールセーフのために鍵穴も一緒に設定されていることが多かったのですが、そのうち構造の信頼性の向上によって鍵穴は廃止されていき、現在では鍵穴はなくただのフタのような形状が一般的です。
ノートの給油口もこのレバー式であり、給油口は外からは開くことができない防犯性に優れたものとなっています。
この給油口を開くレバーであるフューエルリッドオープナーはノートの運転席の右脇にあり、ハンドルの脇にあるので運転席に座っていれば視認することが出来る位置です。
この位置はノートの車内に備え付けられている取扱説明書にも記載されているのでわからなかったらそちらを見るとよいのですが、一度場所がわかってしまえば次からはすぐに見つけられるでしょう。
フューエルリッドオープナーを引くことで給油口のロックが解除されますが、給油口のフタが少しだけ浮くところで止まっているのであとは車の外に出て手動で全開まで開きましょう。
ノートの給油の方法
ノートの給油口が開きましたら給油を実施できるのですが、その前に燃料口を開きましょう。
給油口の内側には更に燃料口のパイプがあるのですが、この燃料口には燃料口キャップがはまっていますのでこれを取り外します。
燃料口キャップはねじ込み式で燃料口にはまっていますので、燃料口キャップを左に回すことで取り外すことができます。
取り外した燃料口キャップは車体とひもでつながっていて紛失防止が設けられているのですが、さらに燃料口キャップは給油口のフタの裏にひっかけられるのでブラブラしないように固定しておきましょう。
燃料口が開いたら給油が開始できるので、ガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油しましょう。
給油が完了しましたらまずはプロープを抜き出してから給油口を閉める作業に移ります。
最初は燃料口に燃料口キャップを締め付けるのですが、外したときとは逆の右回しにねじ込むことで燃料口キャップを固定します。
燃料口キャップを回していくとあるところで「カチッカチッ」という音がしますので、この音がしたらしっかり閉まった合図となっています。
燃料口が閉まったらあとは給油口のフタを閉めるのですが、給油口のフタは手で押し込んでいくことで閉めることができ、車体と合うぐらいでロックがかかるのでこれで給油作業は完了です。
ノートの給油口が開かない場合の対処法
ノートの給油口の開閉方式はは信頼性の高い構造でめったに故障することはないのですが、一方で万が一にでも故障してしまうとその対処が非常に大変です。
ノートの給油口の開閉方式であるレバー式はフューエルリッドオープナーを引くとロックが解除されるのですが、フューエルリッドオープナーから車の右後部の給油口まではワイヤーやリンク機構などで機械的につながっています。
この構造は信頼性も高く故障は殆どないのですが、車の年式が古くなってくると経年劣化や錆の発生によってワイヤーが切れたり各所が動かなくなってしまうことはあります。
もしこの状態になってしまうとフューエルリッドオープナーを引いても給油口が開くことはなく、給油事態が実施できなくなってしまうのです。
給油口が開かなくなっていることに気づくのは多くの場合はガソリンスタンドで給油を行うときなのですが、もしそのときに故障に気づいてもその場で対処は基本的にできません。
給油口を再度開くようにするには専門家による修理が必要な場合がほとんどなので、故障に気づいたらまずは普段整備してもらっているディーラーや自動車修理工場に電話などで連絡して対処を相談しましょう。
とはいっても修理するにも車をディーラーや自動車修理工場まで移動させなくてはならないのですが、ガソリンが少なくなっていると近距離までしか走行することができないので問題が出てきます。
もし遠距離に修理が出来るところがある場合や遠出した先で故障にあったときには、陸送など別の手段で車を移動させなくてはならなくなるでしょう。
ノートの給油口レバー・ボタンが壊れた場合の対処法
ノートの給油口の機構が故障してしまったときには修理対応が必要ですが、その他緊急時の対応としても個人やガソリンスタンドなどではなかなか対処ができない部分です。
ノートのフューエルリッドオープナーから給油口のロックまでつながっているワイヤーは車の車内を這うようにしてつながっているのですが、その経路は見えないところに配置されているのでたとえ故障箇所を見つけようとしても個人では難しいでしょう。
ワイヤーはシートの下や車内のパネルの奥、カーペットの下などを這っていますので、故障箇所の確認にも修理にも車内のパーツを取り外さなくては作業できません。
ディーラーや自動車修理工場であればこういった対処も含めて修理するのですが、個人での緊急対応やガソリンスタンドのスタッフでは難易度が高いです。
なお一部の車種ではこういった緊急時の対応として給油口のロック部分に直接アクセスできるアクセスホールがある車もあるのですが、ノートやオーラにはこういった構造は設けられていません。
緊急的な対応をするにも給油口の裏あたりの車内パネルを外したりしなければ触ることもできないので、もし故障が発生した近場にでも自動車修理工場があればそういった緊急時の対応を依頼することは可能でしょう。
とりあえず給油口さえ開いてしまえば給油が出来るので、そのままディーラーなどに持っていくことができます。
ノートの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にノートの給油口をドレスアップするためのアフターパーツをご紹介します。
こちらのドレスアップパーツはノートの給油口に貼り付けるステッカータイプのパーツで、カーボン調のスパルタンなデザインを給油口に与えてくれます。
ノートはボディのデザインが特徴的でスタイリッシュですが、そこに丸いデザインのアクセントが追加されることで一味違ったデザインとなっています。
このステッカーはシール式で取り付けるものなので個人でも十分対応できるものであり、自分で施工するのも面白いでしょう。
こちらのドレスアップパーツは給油口ではなくその内側にある燃料口キャップのカバータイプのドレスアップパーツとなっており、給油口を開くとカッコイイデザインが現れます。
この給油口は日産のスポーツブランドであるNISMOデザインとなっており、日産車にはピッタリのデザインとなっています。
このパーツは車に取り付けられている燃料口キャップの上にかぶせるような形で取り付けるので、非常に簡単に取り付けられて便利です。