ホンダ インサイトはホンダのハイブリッドカーで、日本のハイブリッドカーの中でも初期から登場した車種です。
今回はそんなインサイトのサイズや寸法についてご説明します。
インサイトのサイズ・寸法と広さ・大きさ
ホンダ インサイトは燃費性能の高いハイブリッドカーで、2000年頃から現在までモデルが継続している車種です。
日本のハイブリッドカーといえばプリウスが有名ですが、そのプリウスと同時期に登場したのがインサイトです。
インサイトは現行モデルで3代目となりますが、初代と2代目はプリウス同様のハッチバックカーでした。
しかし最新の3代目プリウスではボディタイプはファストバックタイプのセダンとなり、より高級感のある車になっています。
インサイトは外観は通常のセダンに見えますが、エンジンやハイブリッドシステムは最新の高効率のシステムとなっていて、燃費性能はトップクラスです。
またプリウスとは少し方向性の違う高級な内装を持っており、ホンダの基幹車種の一つとなっています。
そんなインサイトのサイズや寸法について、まずは外観サイズを見ていきましょう。
インサイトの外観
まずインサイトの外観寸法を見ていきます。
スペック | インサイト | |
全長 | 4,675mm | |
全幅 | 1,820mm | |
全高 | 1,410mm | |
ホイールベース | 2,700mm | |
トレッド(前/後) | 1,545/1,565mm | |
最低地上高 | 130mm | |
車両重量 | 1,370kg〜1,390kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 215/50R17 91V |
リアタイヤ | 215/50R17 91V | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,300mm✕350mm |
サイドウインドウ | 約2,000mm✕300mm | |
リアウインドウ | 約1,100mm✕200mm | |
ミラー幅 | 約2,100mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
インサイトの寸法
まずインサイトの外観のサイズ感を見ていきますが、特別なハイブリッドカーであっても車のサイズ的には国内の普通車の枠があります。
国内車の普通車は主に5ナンバーサイズ車と3ナンバーサイズ車に別れています。この枠組みは昔は税金の差があったのですが現在ではなくなっており、あくまで車のサイズを表すものとなっています。
このうち5ナンバーサイズは比較的小型、中型の車が含まれており、それより大型の車が3ナンバーサイズ車となっています。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
この枠組みに対してはインサイトは全幅が1,820mmとなっており、5ナンバーサイズを超えるので3ナンバーサイズ車となっています。
しかしインサイトの全長は4,675mmとなっており、ちょうど5ナンバーサイズに収まるサイズとなります。
全高についてはインサイトは背の低いセダンタイプなので全高1,410mmとなっており、かなり車高の低いスポーティなスタイルとなっています。
インサイトは全幅は少し広めなものの全長が5ナンバーサイズ以内なので、国内の道路でもそれなりに運転しやすいサイズとなっており、スタイルでは大きな車に見えますが意外と短い車です。
インサイトは駐車場に収まるか?
次にインサイトが駐車場に収まるかどうかを見ていきますが、駐車場には平置き駐車場と立体駐車場の2種類があります。
平置きの駐車場は自宅の駐車場や有料駐車場、ショッピングセンターやコンビニなどさまざまなところで見られるものです。
平置き駐車場はそのサイズは施設によってまちまちなのですが、一般的なサイズは幅が2.5m・奥行き5.0mとなっています。
このサイズに対してインサイトの外観サイズであればゆとりを持って駐車することができ、全長が短めなので駐車も楽でしょう。
もう一つの駐車場は立体駐車場というビルのような施設で、エレベーターで上下に駐車していく形です。
この駐車場はその構造上車の高さに制限があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いです。
しかしインサイトは車高も低い車なので立体駐車場でも駐車には問題なく、ほぼどんな駐車場でも問題なく駐車できるでしょう。
また近年は立体駐車場は大型ミニバンやSUVの増加によって車高の高い車が増えてきており、それに伴い立体駐車場の高さ制限も緩和されてきています。そのためよりインサイトに対しては高さ制限は余裕となっています。
その他の外観のサイズ感
インサイトのその他の外観サイズの特徴としては最低地上高の低さがあります。
インサイトはセダンタイプの車ということで前述の通り車高が低い車なのですが、車の床面と地上の間の距離である最低地上高も低い車となっています。
インサイトの最低地上高は130mmとなっていますが、このスペックは普通車としても結構低いものでスポーツカーのようなシルエットになっています。
全高が低いので車内の広さを確保するにはある程度最低地上高も低いほうが良いのですが、それはスポーティなスタイルにも繋がります。
また最低地上高の低さは車の安定性にもつながっており、車の重心が低いのでロールが少なくカーブで振られることが少ない傾向にあります。
さらにインサイトはハイブリッドカーとしての大型のバッテリーが床面に搭載されているので、その重量もあって重心は普通のガソリン車などより低くなっています。
ハイブリッドカーは燃費重視の車という印象が強いですが、こういった面でも車の走行性能でメリットを持っています。
インサイトの内装
次にインサイトの内装のサイズについて見ていきます。
スペック | インサイト | |
室内長 | 1,925mm | |
室内幅 | 1,535mm | |
室内高 | 1,160mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 560mm |
幅 | 940mm | |
奥行き | 850mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約900mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約800mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約900mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約800mm | |
後席寸法 | 高さ | 約900mm |
幅 | 約1,500mm | |
奥行き | 約900mm |
インサイトの車内の広さ
インサイトの車内の広さはセダンとしてはそれなりのサイズとなっています。
インサイトの前席と後席を合わせた室内長は1,925mmとなりますが、このサイズ感はセダンとして一般的なものとなります。
2,000mmを超えない室内長はそこまでゆとりのあるサイズではなく、前席はシートに座ったときの足元空間はそんなに広くありません。
特に前席はゆとりよりもスポーティな座席位置にセッティングしてあり、スポーツセダン的な味付けとなっています。
後席については足元空間はそれなりに広く確保されていて居住性はよく、車幅の広さから来る室内幅も広く確保されているので後席は快適性が高くなっています。
ただインサイトは車高が低いスポーティなデザインとなっているので室内高はそんなに高くなく、頭の上の頭上空間は必要最低限という漢字です。
インサイトのラゲッジルームの広さ
次にインサイトのラゲッジルームの広さを見ていきますが、インサイトはセダンタイプなのでトランクルームがあります。
インサイトのトランクルームの広さは高さはそこまで大きくないものの、トランクの幅が940mmと結構広めです。
奥行きは850mmあるので日常の荷物やゴルフバッグのようなものなら十分積み込むことができます。
ただあまり前後に長いものはそのままでは積み込みできないので、それにはトランクスルーを有効活用すると良いでしょう。
インサイトはセダンなので車室内とトランクルーム内は独立しているのですが、インサイトは後部座席を前側に倒すことでトランクルームと車室をつなぐことができます。
これがトランクスルー機構ですが、これを活用することで長い荷物でも積み込むことができるようになります。
さらにトランクスルーは後部座席の左右どちらかを選択式で倒すことができるので、乗車人数と荷物の量で使い分けることができます。
その他の内装のサイズ感
インサイトの車内のサイズ感として前席が狭めとなっていますが、これは前席が運転しやすいサイズともいえます。
スポーツカーなどは快適性よりもドライビングポジションを重視する傾向にあり、前席の前後が短めで運転をしやすいポジションとなっています。
また前席のシートの座面が低目に設定されており、かなりスポーティなドライバー視点となります。
低い座席は体感速度も早く感じるので、経済性を重視したハイブリッドカーとは思えないほどスポーティな走りとなっています。
これに対して後部座席はその座面位置や前述のサイズ感などを見ても快適性を重視されており、前席との作り分けがしっかり出来ています。
前席はドライバー重視ですが、後部座席はセダンとしての快適性と高級感のある内装でかなり満足度の高い車となっています。
なおこの座面の高さにはもう一つ理由があり、後部座席の座面の下にはハイブリッドシステム用の部品が詰まっており、スペース効率も高くなっています。
インサイトの運転
次にインサイトの運転性について見ていきましょう。
スペック | インサイト |
最小回転半径 | 5.3m |
ハンドルサイズ | 370mm |
インサイトの旋回性
インサイトの運転性についてまず見ていくのが旋回性の良さで、これには車の最小回転半径が関係しています。
車の最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大まできり、その状態で低速走行して車が360°旋回するのに要する半径です。
このスペックは軽自動車でおよそ4.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後、中型車で5.5m前後が一般的なスペックとなり、小さければ小さいほど小回りが利くといえます。
これに対してインサイトの最小回転半径は5.3mとなっており、中型車としては十分小回りが効くものといえます。
インサイトは結構大柄なボディを持つセダンですが、全長は意外と短く5ナンバーサイズに収まっているので、最小回転半径が小さく運転しやすい車となっています。
インサイトの走行感覚
次にインサイトの走行感覚を見ていきますが、基本的にはインサイトはセダンなのでドライバーの運転感覚はコンパクトカーやミニバンとは少し違います。
インサイトはセダンとしてボンネットがしっかりある車で、ミニバンなどのようにドライバーから近いところには車の前端はありません。
ボンネットのオーバーハングも結構長めなので、車に慣れていないうちは前方の車両感覚をつかみにくいこともあります。
とはいえもともと全長は5ナンバーサイズに収まる車ですので、大型セダンほどの難しさはないでしょう。
リアに関してはフロントほどトランク部分のオーバーハングは長くなく、ファストバックスタイルのセダンであるインサイトの特徴が現れています。
比較的車両感覚をつかみやすい車のデザインであるとともにドライバーからの距離も短めとなっているため、そこまで難しい走行感覚ではありません。
多少ワイドなサイズ感のインサイトではありますが、狭い道でのすれ違いなどもそこまで難しいサイズ感ではありません。
インサイトの車内の運転感覚
次にインサイトの車内からの運転感覚ですが、フロントに関しては視界はそれなりに広く取られています。
インサイトは車高の低い車なのでウインドウサイズも上下はそんなに広くありませんが、その車幅の広さを最大限使って左右の幅はしっかり広く取られています。
ただドライバーポジションが前述した通り低目となっている車なので、ドライバーの視点は低く遠くまでの見通しは車高の高い車ほどではありません。
しかしその分スピード感のある走行感覚があり、スポーティな車という位置づけが強くなっています。
一方でリアに関してはリアウインドウのサイズが少し狭く、後方視界はそこまでよくありません。
ファストバックスタイルのセダンなのでウインドウの面積自体はそれなりにあるのですが、後方の投影面積でいえばトランクがある分そんなに広くなく、上下200mm程度となっています。
この視界でも最低限の後方確認はできるものの、死角が多いので安全確認は万全にしなければならないでしょう。
車のデザインはスポーティでスタイリッシュなインサイトですが、デザイン重視で後方視界は最低限といってよいでしょう。
インサイトのサイズの評判
インサイトの車のサイズについてはtwitterにさまざまな評判があがっていますが、その中から2つご紹介します。
インサイトは他所で言うとグランクーペ系のセダンとハッチバッククーペの間くらいのが程よいサイズ感でまとまってて且つ高級路線ではないのを良いことにコンサバすぎない感じのスポーティさが良い。そしてあの形で路地から現れるときにハイブリッドのインバータ音なると寧ろかっこよく見えると言う
— とむ猫 (@akimizu) March 28, 2020
インサイトは一見すると大きなセダンに見えるのですが、実際のサイズ感はこの方がおっしゃるように程よいサイズのセダンとなっています。
コンパクトではなくといって大型でもなく、ちょうどよいサイズ感と質感がインサイトの魅力の一つです。
両親と義両親がインサイトとプリウスに乗ってて、実家に帰った時とかに乗ると、後方視界悪いし後部座席に乗り込みにくいのを実感した。
「燃費の良さ」っていうセールスポイントで車にそれ程興味無い世代に乗りにくい車を販売しないで欲しい。— ことろう (@cotrow) July 21, 2020
こちらの方はご家族がインサイトにも乗っていらっしゃるそうですが、後方視界はあまり良くないようですね。
とはいえ後方視界が悪いのはインサイトだけではなく、おなじハイブリッドカーのトヨタ プリウスなども同様の問題はあります。
インサイトを他の車と比較
最後にインサイトのサイズ感を他のライバル車と比較してみましょう。
スペック | インサイト | トヨタ プリウス | トヨタ カムリ | MAZDA6 SEDAN/WAGON | |
価格 | 3,322,000円〜3,696,000円 | 2,565,200円〜3,543,100円 | 3,456,000円〜4,648,000円 | MAZDA6 SEDAN:2,893,000円〜4,317,500円 MAZDA6 WAGON:2,893,000円〜4,317,500円 | |
全長 | 4,675mm | 4,575mm | WSグレード:4,910mm その他グレード:4,885mm | MAZDA6 SEDAN:4,865mm MAZDA6 WAGON:4,805mm | |
全幅 | 1,820mm | 1,760mm | 1,840mm | MAZDA6 SEDAN:1,840mm MAZDA6 WAGON:1,840mm | |
全高 | 1,410mm | 1,470mm(E-Four:1,475mm) | FF:1,445mm 4WD:1,455mm | MAZDA6 SEDAN:1,450mm MAZDA6 WAGON:1,480mm | |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm | 2,825mm | MAZDA6 SEDAN:2,830mm MAZDA6 WAGON:2,750mm | |
トレッド(前/後) | 1,545/1,565mm | 1,510/1,520mm 1,530/1,540mm | 1,580/1,585mm(4WD:1,590mm) 1,590/1,595mm(4WD:1,600mm) 1,600/1,605mm(1,610mm) | MAZDA6 SEDAN:1,585/1,575mm 1,595/1,585mm MAZDA6 WAGON:1,585/1,575mm 1,595/1,585mm | |
最低地上高 | 130mm | 130mm(E-Four:135mm) | FF:145mm 4WD:155mm | MAZDA6 SEDAN:160mm MAZDA6 WAGON:160mm | |
車両重量 | 1,370kg〜1,390kg | 1,350kg〜1,390kg(E-Four:1,440kg〜1,460kg) | 1,550kg〜1,600kg | MAZDA6 SEDAN:1,510kg〜1,670kg MAZDA6 WAGON:1,530kg〜1,690kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 215/50R17 91V | 195/65R15 | 205/65R16、215/55R17、235/45R18 | MAZDA6 SEDAN:225/45R19、225/45R19 MAZDA6 WAGON:225/55R17、225/45R19 |
リアタイヤ | 215/50R17 91V | 195/65R15 | 205/65R16、215/55R17、235/45R18 | MAZDA6 SEDAN:225/45R19、225/45R19 MAZDA6 WAGON:225/55R17、225/45R19 | |
室内長 | 1,925mm | 2,110mm | 2,030mm | MAZDA6 SEDAN:1,960mm MAZDA6 WAGON:1,930mm | |
室内幅 | 1,535mm | 1,490mm | 1,535mm | MAZDA6 SEDAN:1,550mm MAZDA6 WAGON:1,550mm | |
室内高 | 1,160mm | 1,195mm | 1,185mm | MAZDA6 SEDAN:1,170mm MAZDA6 WAGON:1,170mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 560mm | 720mm | 530mm | MAZDA6 SEDAN:490mm MAZDA6 WAGON:700mm |
幅 | 940mm | 950mm | 1,080mm | MAZDA6 SEDAN:1,020mm MAZDA6 WAGON:1,030mm | |
奥行き | 850mm | 860mm | 990mm | MAZDA6 SEDAN:1,170mm MAZDA6 WAGON:1,100mm | |
最小回転半径 | 5.3m | 5.1m〜5.4m | 5.7m〜5.9m | MAZDA6 SEDAN:5.6m MAZDA6 WAGON:5.5m |
インサイトとトヨタ プリウスのサイズ感の比較
トヨタ プリウスはハイブリッドカーの元祖ともいえる車で、インサイトは初代からライバル関係にある車です。
現行のインサイトがスポーツセダンの方向に変わったのとは違ってプリウスは一貫してハッチバックカーのプロポーションとなっており、車のカテゴリーとしては完全なライバル車ではありません。
しかしハイブリッドカーとしては依然直接的なライバルであり、ハイブリッドシステム的なところや燃費性能は非常に注目される点です。
ただ車のサイズとしては先代インサイトまではほぼ同サイズでしたが、現行インサイトとプリウスではプリウスが全長4,575mmと少し短く、車幅も1,760mmとプリウスはインサイトより小型の車となっています。ただ全高はインサイトのほうが低く、よりスポーティな印象です。
車内のサイズもセダンとハッチバックカーということで結構サイズ差がありますが、室内長に関してはプリウスが広く、室内幅はインサイトが広くなります。
室内高については車高の低いインサイトが低く、車内の広さについてはハッチバックカーであるプリウスのほうが広々としているといえるでしょう。
またラゲッジルームについてもトランク式であるインサイトよりハッチバック式であるプリウスのほうが広く、車内の使い勝手は良好です。
このような違いがあるインサイトとプリウスですが、ハッチバックカーとして比較的大人しい性格のプリウスとスポーティなインサイトですので、ライバル車としてはデザインの差で選ぶのがメインとなるでしょう。
インサイトとトヨタ カムリのサイズ感の比較
トヨタのセダン系の車の中でインサイトのライバル車となるのは現在ではカムリとなるでしょう。
カムリは北米メインの車種でしたがその人気の高さから日本にも導入され、トヨタの主力セダンの一つとなっています。
カムリもインサイト同様ハイブリッドシステムを搭載するセダンですが、こちらはファストバックスタイルではなく通常のセダンタイプとなります。
カムリの外観サイズはインサイトより一回り大きくなっており、全長は5ナンバーサイズを超える4,900mm前後となります。
しかし全幅はインサイトとほぼ同等の1,840mm、全高はインサイトが低めとなっており、インサイトがいかに全長が短くワイドなセダンかということがわかります。
内装のサイズもカムリが全体的に少し大きめで、室内幅は一緒ですが室内長及び室内高で広めとなっています。
またトランクルームのサイズも広く非常に室内は使い勝手の良い車となっていますが、その一方で全長が長いことから来る最小回転半径の大きさが目立っており、インサイトのほうが小回りはしっかり効く車となっています。
なお価格帯についてはインサイトとカムリのベースグレードはそこまで変わらないので、おなじハイブリッドカーとしては十分比較対象となるでしょう。
インサイトとマツダ MAZDA6 SEDANのサイズ感の比較
マツダ MAZDA6 SEDANはマツダの最上級のセダンで、セダンとステーションワゴンの2タイプのボディがラインナップされています。
MAZDA6 SEDANはインサイトのようなハイブリッドカーではありませんが、その代わりにクリーンディーゼルエンジンが採用されており、ガソリンエンジンとともに効率の良いエンジンが魅力です。
MAZDA6 SEDANの外観サイズは全長がインサイトより長い4,865mmですが、車幅はインサイトと大きく変わらないサイズとなっています。
ですが全高についてはインサイトのほうが低くなっており、MAZDA6 SEDANはスタイルはインサイトがよりスポーティです。
車内のサイズは室内長、室内幅、室内高ともインサイトよりMAZDA6 SEDANのほうが多少長くなっており、室内の快適性は高くなっています。
またラゲッジルームについてもどちらもトランクですが、高さはファストバックスタイルのインサイトが高いものの、その他の幅や奥行きはMAZDA6 SEDANが長くなっており、全体的な車内の使い勝手はMAZDA6 SEDANが上となっています。
なおMAZDA6 SEDANは価格帯のベースはインサイトより安価ですが上級グレードのディーゼルエンジンモデルはかなり高くなっており、上級グレードの同士ではインサイトのほうは安価に購入できます。
総評
ホンダ インサイトは燃費性能の高いハイブリットカーとして高い性能を持ち、それに加えてファストバックスタイルのセダンとなったことで高級感もある上質な車になっています。
車内の広さは多少狭い部分もありますがそのスポーティなスタイルは国産ハイブリッドカーとして珍しい車でもありますので、満足度は高い車となっています。