スズキ クロスビーは小型のコンパクトクロスオーバーSUVで、その特徴的なデザインが人気の車です。
今回はそんなクロスビーのサイズや寸法について見ていきましょう。
クロスビーのサイズ・寸法と広さ・大きさ
スズキ クロスビーはコンパクトカーサイズのハッチバックカーで、SUV風のデザインが特徴の車です。
現在世界的にSUVという車種が高い人気を持っているのですが、その中でも一般道路走行メインのクロスオーバーSUVが特に人気となっています。
クロスビーもこのカテゴリーの車ですが、その中でも小さなサイズ感を持つコンパクトクロスオーバーSUVとなっています。
クロスビーの最大の特徴はその外観デザインにあり、丸みを帯びてかわいらしい見た目とSUVらしい力強さが共存したものとなっています。
またクロスビーはその外観デザインが同じスズキの軽自動車であるハスラーを踏襲したものとなっており、サイズ制限のあるハスラーをコンパクトカーにスケールアップした形です。
細かい点は違いは多いですが全体的なデザインはほとんど同じであり、ハスラーからのクラスアップとなっています。
ハスラーはスズキの軽自動車の中でも人気が高い車であり、そのデザインを踏襲したクロスビーの人気も非常に高いものがあります。
ではそんなクロスビーのサイズ感について見ていきましょう。
クロスビーの外観
ではまずクロスビーの外観サイズについて見ていきましょう。
スペック | クロスビー | |
全長 | 3,760mm | |
全幅 | 1,670mm | |
全高 | 1,705mm | |
ホイールベース | 2,435mm | |
トレッド(前/後) | 1,460/1,470mm 1,460/1,460mm | |
最低地上高 | 180mm | |
車両重量 | 960kg〜1,000kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 175/60R16 82H |
リアタイヤ | 175/60R16 82H | |
ウインドウサイズ | フロントウインドウ | 約1,300mm✕400mm |
サイドウインドウ | 約1,800mm✕400mm | |
リアウインドウ | 約1,200mm✕400mm | |
ミラー幅 | 約1,900mm | |
エンブレム・ロゴサイズ | 約100mm✕100mm |
クロスビーの寸法
クロスビーの外観寸法はコンパクトカーという小型の車ですが、カテゴリーとしては普通車となります。
クロスビーは前述したとおり軽自動車からサイズアップした車であり、割と軽自動車に近いサイズとなっています。
軽自動車はそのサイズが規格で決まっており、「車両寸法が長さ3.40 m (3,400 mm) 以内、幅1.48 m (1,480 mm) 以内、高さ2.0 m (2,000 mm) 以内」というサイズ感でハスラーは設計されています。
一方でクロスビーのようなコンパクトカーは次の5ナンバーサイズという規格を意識して設計されており、コンパクトで扱いやすさの良いサイズになります。
スペック | 5ナンバー | 3ナンバー |
エンジン排気量 | 2,000cc以下 | 2,001cc以上 |
全長 | 4,700mm以下 | 4,701mm以上 |
全幅 | 1,700mm以下 | 1,701mm以上 |
全高 | 2,000mm以下 | 2,001mm以上 |
これに対してクロスビーの外観サイズは全長が3,760mmと5ナンバーサイズに対しても小さなサイズとなっていて、むしろ軽自動車の3,400mmに近いものです。
一方で全幅は1,670mmとなっていて軽自動車の1,480mmからは結構サイズアップしていて、5ナンバーサイズギリギリのサイズまで拡大されています。
全高については1,705mmとなっていて5ナンバーサイズの限界まではまだ余裕がありますが、それでもコンパクトカーとしては高いほうです。
デザインベースとなったハスラーも全高は1,680mmと結構車高が高い車であり、クロスビーもそれを踏襲したものとなっています。
クロスビーは駐車場に収まるか?
次にクロスビーの外観サイズで駐車場に収まるかどうかを見ていきましょう。
駐車場は様々なサイズがあるものですが、最も基本的な平置きの駐車場は自宅やショッピングセンター、有料駐車場、コンビニなど様々なところで見られるものです。
そのサイズ感は施設によって様々なのですが、一般的なサイズ感は幅が2.5m・奥行き5.0mとなっています。
これに対してクロスビーの概観サイズであればゆとりをもって駐車することができ、軽自動車由来の小型の車体サイズが扱いやすさにつながっています。
その他は駅前などで見ることのある立体駐車場という駐車場があり、こちらはビルのような施設にエレベーターで上下に駐車する形の駐車場となっています。
その構造から立体駐車場では車の高さに対して制限があり、昔からある立体駐車場では「高さ制限1.57m」という所が多いです。
これに対してクロスビーの全高では駐車することができず高さ制限を気をつけないといけません。
ですが近年はSUVや大型ミニバンの増加によって立体駐車場の高さ制限が緩和された立体駐車場が増えてきており、高さ制限が2.0m以上となっているところなどではクロスビーでも駐車ができます。
その他の外観のサイズ感
クロスビーの外観サイズでもう一つ特徴的なのはその最低地上高にあり、SUVらしいスタイルとなっています。
SUVは悪路走破性の高い車がもともとであり、障害物の乗り越えなどのために車の下部から地上までの距離が大きく取られていることが特徴です。
そのため大きなタイヤや足回りなどが大きくなっており、それがSUVらしい力強いデザインを作り上げてもいます。
クロスビーのようなクロスオーバーSUVも悪路走破性は別としても最低地上高は高めとなっており、そのデザイン上の大きな特徴です。
クロスビーの最低地上高は180mmとなっており、一般的なコンパクトカーが150mm前後なことと比べるとスタイル的にはかなり特徴的なものとなります。
ベースとなったハスラーも軽自動車としては最低地上高が高く、そのスタイルを受け継いだものとなっています。
ですが180mmの最低地上高では本格的なオフロード走行には不足するスペックであり、SUVとはいってもキャンプ場程度のオフロード走行ぐらいがギリギリでしょう。
クロスビーで本格的なオフロード走行をしたりすると車の故障にも繋がりますので、あくまで一般道路走行がメインのクロスオーバーSUVとして扱うほうが無難でしょう。
クロスビーの内装
次にクロスビーの内装のサイズ感を見ていきます。
スペック | クロスビー | |
室内長 | 2,175mm | |
室内幅 | 1,355mm | |
室内高 | 1,280mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 800mm |
幅 | 1,080mm | |
奥行き | 360mm | |
運転席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
助手席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約500mm | |
奥行き | 約1,000mm | |
後席寸法 | 高さ | 約1,200mm |
幅 | 約1,300mm | |
奥行き | 約1,000mm |
クロスビーの車内の広さ
クロスビーはコンパクトな車のサイズですが、車内の広さも結構広めに確保されています。
クロスビーは普通車なので前席に2名、後席に3名の5名乗車の車です。前席は左右分割式ですが後席はベンチシートとなっており、横に広いシートとなっています。
その前席と後席の奥行きである室内長は2,175mmとなっており、コンパクトカーとしては結構広めのサイズとなっています。
また室内幅については、ベースとなったハスラーが全幅に規制が強いために室内幅が狭かったのですが、クロスビーになって全幅が拡大されたため室内幅が1,355mmとそれなりに広いサイズとなっています。
またクロスビーは車高も高い車なので室内高が1,280mm確保できており、ゆとりのある車内サイズとなります。
クロスビーのラゲッジルームの広さ
次にクロスビーのラゲッジルームの広さを見ていきますが、ハッチバックタイプの車なので後席の後ろから車の後部までのスペースがラゲッジルームとなります。
クロスビーがハスラーよりサイズアップしたメリットにはラゲッジスペースの拡大も入っており、軽自動車であるハスラーよりは全体的に広くなっています。
ですがクロスビーは室内長が大きく確保されている設計であり、それに押されてラゲッジルームの奥行きは360mmと狭めのラゲッジスペースとなります。
このサイズ感では大きな荷物を載せるには不足であり、日常の荷物を積む程度がギリギリです。
ですがラゲッジルームの高さや幅は結構広めに確保されており、大きな荷物でも積み方によっては載せることができます。
さらにクロスビーの後席シートは前側に倒すことが可能となっており、そうすることでラゲッジルームの奥行きは一気に大きくすることが可能です。
大きな荷物を積み込むときにはこの機能をうまく使って座席と使い分けると使い勝手が良くなります。
その他の内装のサイズ感
クロスビーの車内のサイズ感で特徴的なのはシートの上下の寸法で、高さにゆとりがあるので座ったときの余裕が大きいです。
クロスビーの特徴はそのコンパクトな車のサイズでありながら室内の広さがしっかり確保されている点で、前述した室内長が広々としているところがすごい点です。
この特徴からシートに座ったときの前後のゆとりがおおきくなっており、軽自動車よりサイズアップした車であるのにかかわらず座ったときには足元空間に大きなゆとりを感じます。
また室内高も高くなおかつシートに座ったときの上下のサイズが広いので、乗員がシートに座ったときの天井との頭上空間がとても広々としています。
これもクロスビーがコンパクトな車ながら車内が広々としていることを印象づけている点であり、運転席も同乗者も快適な居住空間が確保されています。
クロスビーの運転
次にクロスビーの運転性について見ていきましょう。
スペック | クロスビー |
最小回転半径 | 4.7m |
ハンドルサイズ | 370mm |
クロスビーの旋回性
まずクロスビーの運転性について見ていく点は小回りがきくかどうかですが、これには車の最小回転半径が関係しています。
最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大切って、その状態で低速走行して車を360°旋回させるのに要する半径を指しています。
このスペックが小さければ小さいほど車の小回りがきくことになりますが、軽自動車の最小回転半径の一般的なスペックは4.5m前後、コンパクトカーで5.0m前後が標準的な数値となっています。
これに対してクロスビーの最小回転半径は4.7mとなっており、コンパクトカーレベルより軽自動車レベルに近いサイズ感となっています。
クロスビーは全長が短いコンパクトカーなのでホイールベースも短く最小回転半径が小さくなる傾向にはありますが、それでもコンパクトクロスオーバーSUVとしてもかなり小回りが効くといえます。
なおベースとなっているハスラーは最小回転半径が4.6mとなって軽自動車としては少し小回りがききにくいと言われるのですが、クロスビーまでサイズ拡大すると逆に周りの車より小回りが効くといえます。
クロスビーの走行感覚
クロスビーの走行感覚は軽自動車譲りの扱いやすいサイズ感となっており、全長の短さが特に車両感覚のつかみやすさにつながっています。
クロスビーはコンパクトカーとしては比較的しっかりとボンネットが飛び出ている車種ですが、そのオーバーハングはかなり短くなっておりドライバーから車の前方までの距離はかなり短いです。
そのためクロスビーの前方の車両感覚はつかみやすく、コンパクトカーの中でも運転しやすい車といえます。
またクロスビーはデザイン的に曲面もある車ですが、全体的には直線基調であるので、狭い道でも車を扱いやすいサイズといえます。
クロスビーは軽自動車より車幅は大きくなってはいますが、それでもコンパクトカーとしては十分短いサイズ感なので大きすぎるということはないでしょう。
全長の短さは車の後部の運転感覚もつかみやすい点があり、軽自動車より少し大きいサイズ感がクロスビーの走行感覚の良さにつながっています。
クロスビーの車内の運転感覚
クロスビーは車内からの運転感覚もその車両サイズの小ささで良好となっており、軽自動車からサイズアップしたようなユーザーなどでも運転しやすい車となっています。
クロスビーは車両のサイズ自体はコンパクトですが、そのフロントウインドウのサイズは左右の幅と上下の高さが広く確保されており、前方視界は開けています。
クロスビーは最低地上高が高くドライバーの視点も高いので遠くまで見通しがよくなっており、運転しやすい車に仕上がっています。
リアウインドウについてはフロントウインドウより少し狭めではありますが、それでも十分なサイズは確保されており、ドライバーからの後方視界は悪くありません。
ですが1つ気になる点としては後側方の視界であり、ここはクロスビーはデザイン上パネルが配置されているので視界の死角となっています。
極端に視界が悪いわけではないのですが、後方確認時には側方を特に注意したほうが良いでしょう。
クロスビーのサイズの評判
クロスビーのサイズ感についてはtwitterにもさまざまな情報が投稿されており、その中から2件ほどご紹介します。
クロスビー、適度なサイズ感かつ1リッターの割には大人4人乗せてもよく走るから、すごく運転しやすい。しかも、室内は広いし、乗り降りもしやすい。パドルシフトにアラウンドビューモニターもついて装備も申し分なし。正直、欲しくなった。
— hideyoppi (@hideyoppi) September 1, 2019
こちらの方はクロスビーに試乗か何かをされたようですが、そのサイズ感は適性で扱いやすかったそうです。また車内も広く運転しやすく、魅力的な車だったようですね。
#クロスビー
アクセル踏んだらグングン加速してくれるし、小回りきくし😉そして面白いのが「あら、こんな所に蓋があるじゃない😆」って開けたら更に収納が!
やはー🥳クルーズコントロールも早く試したい。 pic.twitter.com/hgcvdZ6NfI
— moco (@beijian_xj) February 9, 2020
こちらの方はクロスビーに最近乗り始められたようですが、その走行性能は満足の行くものだったようです。
またクロスビーのラゲッジが狭目ということはご紹介しましたが、クロスビーにはラゲッジ下に床下収納が設置してありちょっとした荷物ならこちらにも積めるので案外便利です。
クロスビーを他の車と比較
では最後にクロスビーとそのライバル車のサイズ感を比較して見ましょう。
スペック | クロスビー | スズキ イグニス | マツダ CX-3 | ホンダ ヴェゼル | |
価格 | 1,798,500円〜2,185,700円 | 1,522,400円〜1,975,600円 | 2,167,000円〜3,151,786円 | 2,505,555円〜2,980,186円 | |
全長 | 3,760mm | 3,700mm | 4,275mm | 4,295mm(HYBRID RS・Honda SENSING、RS・Honda SENSINGは4.305mm) | |
全幅 | 1,670mm | 1,660mm | 1,765mm | 1,770mm(HYBRID RS・Honda SENSING、RS・Honda SENSINGは1.790mm) | |
全高 | 1,705mm | 1,605mm | 1,550mm | 1,605mm | |
ホイールベース | 2,435mm | 2,435mm | 2,570mm | 2,610mm | |
トレッド(前/後) | 1,460/1,470mm 1,460/1,460mm | 1,460/1,470mm 1,460/1,460mm | 1,525/1,520mm | 1,535/1,540mm | |
最低地上高 | 180mm | 180mm | 160mm | 170mm〜185mm | |
車両重量 | 960kg〜1,000kg | 850kg〜920kg | 1,230kg〜1,370kg | 1,180kg〜1,390kg | |
タイヤサイズ | フロントタイヤ | 175/60R16 82H | HYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:175/60R16 82H HYBRID MG:175/65R15 84H | 215/50R18 215/60R16 | 215/60R16 225/50R18 215/55R17 |
リアタイヤ | 175/60R16 82H | HYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:175/60R16 82H HYBRID MG:175/65R15 84H | 215/50R18 215/60R16 | 215/60R16 225/50R18 215/55R17 | |
室内長 | 2,175mm | HYBRID MF、HYBRID MZ、HYBRID MX:2,020mm HYBRID MG:1,945mm | 1,810mm | 1,930mm | |
室内幅 | 1,355mm | 1,365mm | 1,435mm | 1,485mm | |
室内高 | 1,280mm | 1,250mm | 1,210mm | 1,265mm | |
ラゲッジルーム | 高さ | 800mm | 725mm | 790mm | 780mm |
幅 | 1,080mm | 1,160mm | 940mm | 1,010mm | |
奥行き | 360mm | 430mm | 700mm | 800mm | |
最小回転半径 | 4.7m | 4.7m | 5.3m | 5.3m〜5.5m |
クロスビーとスズキ イグニスのサイズ感の比較
クロスビーのようなコンパクトクロスオーバーSUVは近年たくさんの車種が登場していますが、実はクロスビーのような軽自動車に近いサイズ感の車はほとんどありません。
その中で直接的なライバル車となるのは意外にも同じスズキのコンパクトクロスオーバーSUVであるイグニスとなります。
イグニスはその外観サイズがクロスビーと近い車ですが、そのデザインはクロスビーのようなポップなデザインと違って標準的なコンパクトカーのようなデザインの車となっています。
ですが外観サイズは全幅はイグニスとクロスビーはほとんど変わらないのですが、全長はクロスビーのほうが大きくなっておりイグニスがかなり小さなサイズの車であることがわかります。
また全高もイグニスのほうが低くなっており、全体的にクロスビーよりコンパクトな車といえます。
しかし室内のサイズはイグニスもそこまで小さいわけではなく、室内長はイグニスも2,000mmを超える広めのサイズ感となっています。
室内幅に関してはむしろイグニスのほうが大きいぐらいであり、車内の広さはそんなに大きな差はありません。
さらにラゲッジスペースのサイズ感はイグニスのほうが奥行きが大きくなっているので、車内の使い勝手は悪くないでしょう。
加えて価格面はイグニスのほうが安価になっており、コストパフォーマンスでメリットを持っています。
クロスビーとマツダ CX-3のサイズ感の比較
マツダ CX-3は日本のコンパクトクロスオーバーSUVの代表格の1台ですが、そのサイズはクロスビーよりは大きくいわゆる普通のコンパクトカーサイズとなっています。
CX-3はマツダのコンパクトカーであるデミオ(現行マツダ3)をベースとして設計されており、クロスオーバーSUVとしてはこれでもコンパクトな車です。
しかし外観寸法をクロスビーと比較してみると全長はクロスビーより600mm弱長くなっており、そのサイズ感は結構違うことがわかります。
また全幅についてもCX-3は5ナンバーサイズの枠を超えて1,765mmとなっており、クロスビーより一回り大きな車です。
しかし全高についてはCX-3は結構低く設計されていて立体駐車場に対応しており、クロスビーのほうがより背の高いシルエットとなります。
車内の広さについては外観サイズの大きさとは逆にクロスビーのほうが室内長が300mm程度長くなっており、シートの居住性は上回っていることがわかります。
室内幅はさすがに全幅の大きなCX-3のほうが広いですが、クロスビーは室内高があるので窮屈な感じはないでしょう。
ラゲッジスペースについては全長の長いCX-3は広めに奥行きが確保されているので、こちらの使い勝手はCX-3が高いでしょう。
しかし小回りをきめる最小回転半径はクロスビーが圧倒的に小さなスペックとなっており、扱いやすさは大きな違いがあります。
クロスビーとホンダ ヴェゼルのサイズ感の比較
ホンダ ヴェゼルはホンダのコンパクトクロスオーバーSUVですが、その特徴は高級感のある内装デザインにあります。
ヴェゼルの外観寸法もクロスビーよりは大きなサイズ感となっており、全長はクロスビーより600mm近く長くなっています。
全幅も100mm長くなっていますが、ヴェゼルについては全高も高めに設定されており、クロスビーより多少低い程度です。
ですが最小回転半径については結構大きなスペックとなっており、小回りはこのクラスの車としてはよくありません。
車内のサイズについてはヴェゼルも意外と広くは取られていますが、それでも室内長はクロスビーのほうが200mm程度も長くなっています。
ですが室内幅はヴェゼルのほうが大幅に広いですし室内校もそう変わらないレベルなので、座席の足元空間以外はヴェゼルのほうが便利といえるでしょう。
ラゲッジスペースについてもヴェゼルが全体的に大きなサイズとなっており、車内の使い勝手は上です。
しかし価格帯はクロスビーが1,000,000円近く安価な価格帯にあるので、コストパフォーマンスが大きく違います。
総評
クロスビーは軽自動車であるハスラーのサイズアップ版として登場しましたが、サイズ制限の厳しいハスラーの不満点を普通車サイズにすることで改善されており、かなり使い勝手の良い満足感の高い車となっています。
車内のサイズも広く取られており、ラゲッジスペースは多少狭いもののコンパクトクロスオーバーSUVとしてはかなりの人気を誇っています。
またコンパクトクロスオーバーSUVとして価格帯が安いことも人気の理由で、スズキ イグニスとともにこのカテゴリーで大きな存在感を発揮しています。