最新の装備と普通車に負けないスタイリッシュなボディで人気の日産デイズ。
Vモーショングリルを基調とした日産車らしいデザインと上質な車内インテリアは普通車顔負けで、非常に優れています。
さらには安全装備だけでなく自動運転を行うプロパイロットも採用され、まさにいたれりつくせりです。
基準車だけでなくスポーツグレードやレトロなデザインのボレロなど、自分の好みに合わせたスタイリングを選べるのも特徴です。
様々な逆境を乗り越えて登場したデイズですが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここではデイズの良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。
デイズの2ch(5ch)での良い評価
待望の自動運転プロパイロットが搭載された軽自動車として、日産の国内販売を牽引するデイズ。掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。
外観
顔が注目されがちだけど、流線デザインが中々良い
デイズは現行モデルでもノーマルタイプとスポーツタイプのハイウェイスターの2種類のスタイルがあります。
特徴的なフロントマスクとなった現行モデルはその顔が衆目されやすいですが、先代モデルから続くのその流麗なボディデザインが非常にかっこいいです。
ベルトラインで絞るなどボディのメリハリをはっきり出していたり、前後のピラーで動きが感じられるウィンドウグラフィックなど、他の軽自動車とは違ったデザインのアプローチでスタイリッシュになっています。最近人気の高いツートンカラーもしっかり映えるデザインですね。
Vモーショングリルは根元のナンバープレートを含めてのデザインだから
取り付け位置をオフセットするわけにはいかなかった
特にハイウェイスターはVモーショングリルをモチーフとした、軽自動車とは思えない迫力のあるフロントマスクです。
Vグリルから左右に広がるように鋭く広がるヘッドライトや、どっしりと見せるフォグランプガーニッシュで普通車にも負けない迫力を持っています。
なにより大きいのがナンバープレートの位置です。従来の軽自動車は限られた投影面積のためん、コンデンサーに風がしっかり当たるようにナンバープレートを左右にオフセットさせるしかありませんでした。
しかしデイズはナンバープレートの位置さえもデザインとして考え、センターに持ってきています。これがコンパクトカーにも負けないデザインとなっている一つの指標でもあります。
カーオブザイヤーに選ばれたんだな
ここにいる奴は先見の明があったわけだ。
そして2019年の日本カーオブザイヤーやグッドデザイン賞を受賞しています。先程のとおりデザインで制限のある軽自動車でこれだけのデザインを作り上げたことが受賞の理由となっています。
またボディカラーについてもソーダブルーパール/アッシュブラウンメタリックのツートンカラーが、オートカラーアウォード2019を受賞するなど、デイズのデザイン評価は高いです。
内装
デイズは内装はいいよね、ソフトパットにステッチ入ってて高級感マシマシ
オプション扱いで料金もマシマシだけどね
内装は非常に高級感がある。
先代モデルもデザインやインテリアについての評価が非常に高かったデイズですが、現行モデルになってそのデザインはさらに洗練されています。
広がりを感じさせる造形のダッシュパネルは、軽自動車ながらも車内の広さをしっかり演出していますし、シンプルなデザインである分大型のナビパネルが存在感を放ちます。
ダッシュボードにはソフトパッドの使用やカラーの使い分け、ドアパネルには布張りをしっかりするなど、最近のコストカットのひどい普通車と比較するとこちらのほうが上級なのではと勘違いするほどの質感の良さです。
プレミアムの内装オススメだよ。
茶シートに水色のステッチて自分の中ではオシャレ盲点だったわ。車内が落ち着いた感じになるけど水色ステッチのお陰で爺臭くならない。
それと寒冷地仕様のPCTヒーターもとても良いよ。即座に温風が出てくるのは車中泊の朝や冬場の夜中に幸せ感じると思う。
さらにオプションではこだわりのあるプレミアムコンビネーションインテリアがあります。ブラウンの落ち着いた色使いや、必要箇所に合皮を使った質感を感じさせるインテリアです。
こちらの方の言う通りシートに入ったストライプが、ブラウン一辺倒で年代があがってしまう内装をうまくおしゃれに仕上げています。
こちらの内装も外装色と同様にオートカラーアウォード2019にて、受賞を果たしています。
走行性能
エンジン変わってCVT変わって、燃費稼ぐための無理やりな変速制御じゃなくなったから走りやすい。踏めば唸らずにちゃんと加速出来る。
リーフのプロパイロットも試乗したことあるけど、試乗の範囲ならなかなかの出来だと思った。
先代のデイズを知っている人は、その走りに疑問を持つ人は多いでしょう。現行モデルではその走りの悪さは解消されているのかと。
大きの方が不安に思っているであろうそのパワートレインは、新型のエンジンやCVT、さらにはハイブリッドシステムも採用しており、現行モデルで大きく一新されています。
追い越し車線をガンガン走るタイプじゃなければターボは必要ない。
80キロ程度を延々と流すのであればNAで十分だし燃費効率も良い
もちろんエンジンにはNAとターボモデルの2つのラインナップがあります。
ロングストローク化されたエンジンは、NAモデルであっても低回転からのトルクがしっかり発揮され、さらにモーターアシストによる加速の良さで十分な加速を発揮します。
信号ダッシュや高速道路を法定速度を大幅に超えるような時代遅れの走りをする人、峠道などで車に負荷がかかるシーンが多い人でなければNAで十分に事足りるパワーです。
ターボモデルで2/3くらいの踏み込みで周り置いてくくらいは加速するがな
つかそれ以上はCVTが空回って効率悪い
ターボモデルにおいては非常に鋭い加速を見せてくれます。ハイブリッドの恩恵もあり、大きく踏み込まなくても十分なパワーを発揮しますし、大きく踏み込むとかえって効率が悪そうなほどのパワーです。
今朝試乗してきた、チョイノリ直進だけなら、初代ノートよりも遥かにいいな。
出だしはスムーズで静かだ、ただしエンジン音がしだすと、やはり軽だなw
その走りの良さは初代のノートよりも静粛性や安定性が優れているという意見もあります。
軽自動車ではなく、軽自動車サイズのコンパクトカーを開発したと豪語するだけの走行性能はあると見て良いでしょう。
安全性能
プロパ便利すぎて笑うわ。
ただ便利すぎて極力ブレーキを踏まないようにする癖がつきそうで
運転技術は確実に劣化するなこれは。
デイズの先進安全装備はセレナやエクストレイルで実績のあるプロパイロットが搭載されています。単眼カメラ一つですべてをこなしており、デザイン性においておおきなアドバンテージがあります。
全車を追従して走るアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線を維持して走るレーンキープアシスト(LKA)などはしっかり対応しており、軽自動車といえど侮れない存在となっています。
ACC+LKASを有効にしておけば、軽が苦手とする横合いからの突風に煽られてのふらつき
この不安をかなり緩和できる安全装置として語られてもいたねえ
このプロパイロットを作動させておけば、背の高い軽ワゴン車の苦手な横からの突風による煽りを自動で対処してくれます。
運転の苦手なユーザーは特に突然風で煽られて怖い思いをするとおもいますが、自動運転のプロパイロットであれば安心して運転できるでしょう。
全車速追従オートクルーズを体験したことがない人が多いとおもうけど、これがついた車にしたら、次は絶対外せない。
たとえば箱根のくねくね道で時速30km/h指定すると勝手にブレーキングしながら降れるんだぜ?
もちろん前の車が減速したら自動減速するし、遅いなと思ったらアクセルを踏めば加速して離せば減速してくれる。
プロパイロットは渋滞時の走行まで対応する全車速型のACCです。そのため速度がどれだけ遅くなろうとも前の車の速度変化に合わせて柔軟に変化します。
長年の開発で培った制御技術は自然な走りをしてくれますし、あまり推奨されませんが一般道であっても前車への追従だけは作動させることが可能で、運転が非常に楽です。
ブレーキホールドは感動した
足がこんなに楽になるとは思わんかったわ
ブレーキホールドは信号待ちなどでブレーキ状態を維持してくれる便利な機能です。
そのまま踏み続けていればよいだけの話ですが、そのちょっとした差がドライバーの疲労を軽減してくれます。プロパイロット搭載車には装着されています。
乗り心地
乗り心地は、新型はノイズが押さえられてる。会話もしやすかった。
走りはNAでも市街地は普通に走れる。アクセルをそんなに踏み込まなくて流れに追い付ける。
走り出しのスムーズさ、静粛性が最高だわ
あと内装のピシピシ音が無くなれば個人的には完ぺき
デイズはその静粛性の高さが売りです。パワートレインの見直しでアクセル操作も軽くなったデイズですから、アクセル操作はスムーズでエンジンノイズもしっかり抑えられており、車内の会話もしやすいです。
若干インパネからのきしみ音は気になるようですから、対策は行いたいところです。
ノンターボだったが高速での静粛性はビックリしたわ。
普通車とかわらんどころかむしろこっちのほうが静か。
そして高速道路であっても静粛性の高さは目を見張るものがあります。
NAであっても普通車にも負けない静粛性をしており、ユーザーも非常に驚いています。デイズの完成度の高さを伺わせます。
静粛性もさることながらサスがむっちゃいいよな。道の窪みに乗り上げて身構えてもしっかり衝撃を吸収してくれるからな。
前に乗ってた普通車セダンよりいいわ。
そしてサスペンションの動きに関しても良くできています。多少硬めの印象ですが、路面からのショックをうまくいなしてくれるため安心してドライブできます。
人によっては普通車のセダンタイプよりも乗り心地が良いという意見もあるくらいです。
燃費
キャンペーンでNAを一日レンタルして、高速やら街中やらいろいろと走ったが
プロパイロット常に使った結果の燃費は21.4km/Lだった。
Gプロパイだけど燃費は通勤で平均18km/l。一度高速を利用して遠出した時はプロパイ使って23km/lまで伸びた。プロパイはとにかく楽だしこれは本当にいいと思う。
先代デイズでは大きく信頼を落とした燃費性能。現行モデルではしっかり改善されているようです。
普通に走っているだけで燃費数値は21~23km/Lと、最新の軽自動車に比べると見劣りする部分はありますが十分な数値が出ています。
現行モデルでは走行性能も燃費も改善していますから、先代のようなトラブルもなさそうですね。
Gターボ
高速道路登坂で5500回転、燃費14㌔㍍/㍑
思ったより燃費も悪い。
ただターボモデルに関しては14km/Lと思いの外低い数値となっています。
燃費懸賞サイトなどでも似たような数値となっていますから、必要以上のエンジンパワーを求める人意外はNAモデルを選んだほうが無難かもしれませんね。
デイズの2ch(5ch)での悪い評価
問題だった燃費性能や走行性能が改善され、優れたデザイン性そ維持するデイズ。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。
外観
内容は良いけどデザインがブサイクすぎるw
顔が縦長のノートで吹いたw
現行型デイズはフロントマスクがブサイクという意見があります。縦長にしたノートみたいだという意見もありますが、日産Vモーショングリルのゴリ押しというのがやはり大きな要因でしょう。
パワートレインなど多くの部分で改善がなされているだけに、このデザインのゴリ押しは少し自重してほしいところです。
デイズはハイウェイスターが標準みたいなとこある
標準モデルはデザイン的にどこかやっつけ仕事
そしてそのフロントマスクもノーマルとハイウェイスターでは違いが大きすぎます。
兄弟車であるekワゴンとの絡みもあるせいでしょうか、ハイウェイスターでの差別化が強くノーマルタイプのデザインはなにか置いてきぼりです。
さらにその作り込んだハイウェイスターのマスクがゴリ押しVモーショングリルですから、現行モデルに関しては兄弟車であるekXのデザインのほうが良いと比較する意見が多数聞かれます。
ボレロはそうでも無いけど、ノーマルは何かバランス悪い顔だな
現行モデルはせり上がったフェンダーもあってか、フロントマスクの作りが縦長です。そのためノーマルタイプのヘッドライトの位置が特に高く感じられ、バランスが悪く感じられます。
ボレロにすることで多少高級感が演出されるのでよく感じられますが、ノーマルの質素な印象ではバランスの悪さばかりが目立つばかりです。
新型出たから買い替えようかと思ったけどデザインは先代のほうが好きだわ。
こういったネガティブな部分が多いこともあり、デザインは先代モデルのほうが良かったという意見は多数上がっています。
居住性や乗り心地などの快適性とデザインを両立するのは難しいですが、もうちょっとなんとかなったのではないでしょうか。
内装
新型デイズもっと凝ったインパネにしてくると思ったけど、案外平凡だった。
デイズで評判の良いインテリアですが、案外平凡だったという意見があります。各メーカー高級感や凝った造形で軽自動車らしからぬ質感を演出している中、デイズは比較的シンプルな造形で勝負しています。
そういったデザインが平凡に感じる人もいるのかもしれませんね。比較してみるとわかりますが。ホンダやスズキのダッシュパネルは確かに凝った造形をしています。
市松模様の内装がダサい
デザイナーのセンスを疑うわ
ハイウェイスターのシート素材などに採用されている市松模様。これがダサいという意見があります。
スポーツグレードなのですからもしかするとゴールフラッグをイメージしてデザインされているのかもしれませんね。
ただ色合いや格子の大きさがなんとも古臭く感じられ、たしかにダサくも感じられます。ただ中には実物を見るとそうでもなかったという意見もありますから、試乗車などで確認してみるのが一番です。
デイズのエアコンのデザインなんとかならないの?エアコンが存在感アピールしてどうすんのよ?先代もひどかったけど、運転中の操作性を考えたらダイヤル式一択だと思うの。
デイズの内装といえば意外に存在感を放つのがデジタル表示のタッチパネルエアコンです。
ピアノブラックの大きなパネルですから、質感やデザイン性を感じさせるにはうってつけの存在です。ただデザイン的には成功かもしれませんが操作パネルとしては使い勝手はよくありません。
とはいえこの方の通りにダイヤル式を採用するのは、質感などを考えると難しいでしょう。
走行性能
ノンターボ試乗したけど
一般道流してるだけならもはやターボいらんね
ただ登板道の加速は遅いしうるさくて
普段普通車乗ってるから流石にダメだった
現行モデルではNAエンジンであってもほとんどパワー不足という意見は聞かれません。
ただ普通車に乗ってる人からすると、坂道ではエンジンはうなりますし加速も鈍くなってしまうとのことです。いくらモーターアシストによるハイブリッドであっても、厳しいものは厳しいようです。
ターボだとなんかぴょこぴょこするとか
ターボ効き始める前に用が足りてしまうとか
ただパワーを優先してターボモデルを選んでも意外にその力を発揮するシーンは少なく、ターボが効き始める前に事足りてしまうことが多いようです。
それに足回りの強化などで乗り心地も犠牲になってしまうこともありますから、全面的にターボモデルが良いとは言いにくいのかもしれません。
安全性能
デイズは安全の切り売りしてるようなモノですからなあ
みんな自腹でもSOSコールは付けようね
現行モデルで軽自動車で初めて登場したSOSコール。ボタン一つで緊急時の手配をしてくれる非常に便利な機能で、車に慣れていない人にとっては非常に助かる機能です。
ただ残念ながらこちらはオプションの装置ですし、おまけに日産の純正ナビやコネクトサービスを契約していなくては使えません。とても便利な機能ですが実際に使うまでのハードルが高く、普及はむずかしいかもしれません。
プロパイロットが欲しければ157万円か、
安全装置やのにほんま日産は広める気ないんやなあ
そしてデイズで売りとなっているプロパイロット。実はハイウェイスターのみの設定で、159万円のハイウェイスターXからしか搭載することはできません。
他メーカーにおいてはそもそもついていなかったりターボにしか設定がなかったりするので、その点では優位性はあります。
ただライバルとなるN-WGNはノーマルタイプからすでに標準装備となっており、デイズは遅れをとる形になっています。これでは安全性に対する意識が違うと言われても叱らがありません。
乗り心地
テレスコがついてないので、ハンドルが遠くペダルが近すぎて乗りにくく感じます。
足元が窮屈でブレーキペダルが踏みにくいです。
デイズの静粛性の高さは非常に評価が高いです。ただその他の部分では意外に評価が別れます。
その一つがこのテレスコ機構のないハンドルです。今や様々な人がファーストカーとして乗るようになった軽自動車。
それぞれの体格に合わせてドライビングポジションが設定できるのが好ましいですが、デイズは現行モデルであってもオプションでもハンドルのテレスコ機構は付きません。
コンソールの圧迫感が強い
正直それだけで無いかなって思った
そのため脚に合わせれば遠いですし、腕に合わせればダッシュパネルの圧迫感は強いです。車の安全性が叫ばれる中で、先進安全装備よりもこういった基本を大事にしたクルマづくりが求められます。
・足回りが硬い
・荒れた路面でのロードノイズが大きめ
・後席座面はやはり低くて大人が座るには向かない
・運転席シートリフターが座面だけ動くタイプ
その他にもデイズのシートリフターはシートごとではなく、座面のみの上下となっています。
せっかく人間工学に沿って開発された背もたれが、結局背中の当たる位置が変わってしまうなどこれでは意味がありませんね。
デイズは格好いいけど、後方左右がちょっと見にくかったりする
デザイン重視になると犠牲になるものがあると思った
最近の車はデザイン性重視で視界が制限されるモデルが多いです。デイズも軽自動車にしては珍しく後方の視界が悪いという意見があります。
デザイン性で評判の高いデイズですから、こうした制限はどうしても出てきてしまうようです。安全のためにもバックカメラなど補助装置で視野を確実に確保していきましょう。
試乗したが手探り操作できないエアコンパネルが
最後まで受け付けなかった
デイズの特徴であるタッチパネルエアコン。ボタンではなくスマートホンのような触り心地は操作感がなく、運転中に調整できないと評判はよくありません。
ある程度の厚みなら手袋をしていても操作できるなどメーカーの工夫も感じられますが、普段から運転中に操作する人には向かないようです。
信号待ちなどの停車中に操作するしかありません。
おそらく前席同様シートのクッション性を売りにしたかったからダイブダウンやめて座面厚くしたけど荷室との段差が大き過ぎたんだろ
で段差小さくするのに荷室はカタログの数値を稼ぐために下げられないから座面を下げたと
対策として座面が低いのは子供を乗せるには良いでしょ、低いならクッション使ってねって言わせてる
デイズの乗り心地において不満が多いのが後部座席です。デイズは座面が大きくクッション性の良いシートで、軽自動車の中でも乗り心地の良さは良い車でした。
それが現行モデルでは後部座席の座面が低くなり、足元が安定しにくくなっています。低い座面は子供の乗り降りにはちょうどよいというのが日産の見解ですが、居住性の悪さは話題です。
荷室をフラットにするためのダイブダウンはクッション性やコストの面で見送られ、しかし通常の座面では荷室との段差が大きくなりすぎるので、苦肉の策で下げたのではないかと言われています。
いいとこ取りをした結果がどっちつかずになった印象です。
後部座席のスライド重いよな
坂になってるとこに停めてのぼり側にスライドさせるのは
成人男子でも力とコツがいる
そしてシートのスライド機構も重くなっています。
左右一体型のシートになっていることもあり、荷室を広げるために前後に動かすのは一苦労です。男性でもコツが居るというほどですから、力のない女性には難しいかもしれません。
価格
プロパイは魅力的だけど200万超は高過ぎるから旧型の在庫車でも狙おうかしら
俺の価値観が古いのかも知れないけど軽に200万以上は出せない
最近の軽自動車は全体的に価格が高騰しています。デイズもご多分に漏れずという部分がありますが、とくにプロパイロット搭載車両はベースが約160万円からと、ナビや諸経費を考慮すると軽く200万円を超えてしまいます。
以前の常識では現在の軽自動車は買えないぐらいの値段になっています。
軽に200万っていうけど普通車で同程度の装備付けたらとてもそんな値段じゃ買えないわけでなぁ
ただ普通車で同じだけの装備をつけるとなると、この価格では変えないのも事実です。軽自動車として考えると高いという印象ですが、軽自動車ならではのコストパフォーマンスが、ここでは発揮されています。
デイズのプロパイエディションはめちゃくちゃ安いがクロスは普通に高い
もしこの価格設定でもしクロスがデイズより売れたら三菱成功だよな
ekクロスのNAでマット、9インチナビゲーションetc付けて198万。
あとパイロットつけてルーフレールはなしで。節約パイロット満喫コースで
200万以下に抑えられるが消費税増税後は単純計算で4万あがるな
ハイウェイスターだと同じ値段でさらにアラウンドが付いてくる。
兄弟車であるekとデイズ。同じような条件で揃えるとデイズのほうが圧倒的に価格設定が安くなっています。
向こうは斬新なデザインを採用していることもあり、設定価格は高いようです。ですので、現行モデルではデザインで選ぶならekクロス、コストパフォーマンスや使い勝手で考えるならデイズという選択肢が良いでしょう。
デイズは買いなのか?
総評
デザイン
現行デイズは先代から続くスタイリッシュなデザインと、日産らしいVモーショングリルを全面に押し出したデイズの正当進化と言える車です。優れたスタイリングは数ある軽ワゴンの中でも上位に食い込むでしょう。
ただあまりにも気合の入らないノーマルタイプのフロントマスクは受けがあまり良くありません。そのためデイズの基準車はハイウェイスターだと言われていますが、こちらもゴリ押しのVモーショングリルがきついです。
内装はシンプルなデザインに広く見せる造形とソフトパッドや布張りをしっかり使った、普通車にも負けないほどのインテリアです。
標準でもなかなか良い質感ですが、オプションのプレミアムコンビネーションインテリアを選ぶとLクラスセダンにも引けを取らない質感で、満足度は高いでしょう。
ただハイウェイスターのシート地である市松模様が脈絡がなく質感の低下を招き、存在感の強すぎるエアコンパネルがデイズの内装の印象を悪くしているようです。
シート地はオプションで変えることができますが、エアコンパネルは替えようがありません。デイズに乗り換えを考えている人は、事前に使い勝手などを確認しておいたほうが良いでしょう。
走行性能
現行モデルのエンジン性能は大幅に進化しており、ハイブリッドシステムの補助もあって一般道から高速道路までNAでも十分こなせるようです。
ただ坂道が多い人や高速を飛ばして走りたいなど負荷の多い走行環境の人はターボモデルのほうが良いかもしれません。
ただNAでも十分なパワーでターボまでいらないという意見が多いですから、試乗などでしっかり乗り比べておくと良いでしょう。
安全装備は日産の専売特許であるプロパイロットが採用されています。単眼カメラによって作動しており、オートハイビームもついていることから動作環境は良いでしょう。
もちろん全車速型のACCですから高速道路から渋滞、停車までしっかり作動しますし、その制御は長年のノウハウのある日産のだけに非常に良くできています。
ただ搭載車両の価格設定は高めであったり、せっかくのSOSコールも実際に動作させるには様々な制限があるなど、実際に普及させるには超えなくてはいけない壁が多いことも実感できます。
パワートレインの見直しや静粛性の高さなど、乗り心地は非常に良くできています。高速道路であっても普通に会話できるなど、軽自動車とは思えないほどのできです。
足回りは固めに作られているようで、好みによって乗り心地が悪く感じられたり、しっかりしていてよく感じられたりと賛否が別れています。
ただ後部座席はクッション性は良いですが、座面が低く大人は座りにくそうです。荷室も段差があって使い勝手が悪かったりとどっちつかずで、使い勝手はよくなさそうです。
残念なのがドライビングポジションです。ドライビングポジションを設定するテレスコ機構やシートリフターが座面しかなかったりと、軽自動車がファーストカーという層が増えてきている中でお粗末な設定なのが気になります。
その他
燃費性能も大きく向上しており、先代に比べて大きく進化しています。
NAモデルでは20~23km/L、ターボモデルでは14km/L前後と差は大きく、特にこだわりがなければNAモデルを選んだほうが良さそうです。
デイズは兄弟車であるekワゴンと比較されがちですが、価格設定はプロパイロットなどある程度の装備をつけて考えていくとデイズのほうが割安になるように設定されています。
最終的には好みの違いにはなると思いますが、デザインで選ぶならekクロス、コストパフォーマンスで選ぶならデイズが良いでしょう。
買いかどうか
ここまで総評をしてきましたが、新型デイズは買いなのでしょうか。結論としてはスタイリッシュさや先進安全装備で快適な軽自動車が欲しい人は安心して購入して良いでしょう。
デイズの先代モデルは走らない、燃費悪いとイメージは非常に悪かったです。しかし現行モデルではパワートレインの一新によりそれらのネガティブポイントを覆しました。他メーカーに引けを取らない十分なパワーと燃費性能で安心して運転できます。
それに加えて先進安全装備であるプロパイロットやカーテンエアバッグなどが採用され、軽自動車でありながらも普通車に引けを取らない優れた安全性をもっています。
快適に運転するという点ではデイズは現状軽自動車の中ではトップクラスの性能を持っていると言えます。
それと同時にスタイリングも非常に良いです。軽ワゴンといえば箱型で居住性重視のスタイルが主流ですが、デイズは日産のデザイン力もあり、その点をしっかりと抑えてきています。フロントマスクの好き嫌いは出ますが、スタイルは抜群です。
逆におすすめできないのは価格最優先であったり実用性重視のユーザーです。デイズは最低価格はどれだけ低くても129万円とそれなりに良い価格です。
もちろん安全装備の質が高かったり比較する面もありますが、安い車を求めるという人にはもっと価格を抑えた車があります。
そして実用性に関してもデイズは後席を動かすのは重く、一苦労です。さらにシートを倒してもラゲッジルームと段差ができてしまうため使い勝手はよくありません。
ラゲッジスペースと居住性を両立しようとした結果がどっちつかずとなり、使いづらく座りにくい印象です。実用性ははっきり言ってよくありません。ですので価格最優先の人や使い勝手重視のユーザーにはおすすめできません。