WRX STIはスバルの最上級のスポーツカーで、高い出力と最高の走行性能を持っています。
今回はそんなWRX STIのオプション装備をご紹介します。
WRX STIのメーカーオプション
WRX STIは現在のスバルのラインナップの中ではもっとも高額の最上級モデルですが、高級車ではなくスポーツカーとして最上級の車です。
以前からスバルには「インプレッサWRX STI」というハイスペックモデルがあり同社のフラッグシップモデルとなっていました。
インプレッサWRXにはスバルがラリーで培ってきたスポーツカーの技術を多数織り込まれており、一般車でありながらスバルのスポーツカーの最高峰でした。
ですが2014年にスバルのラインナップは大きく変更され、インプレッサWRXはベースのインプレッサから独立し、「WRX STI」という専用車種となりました。
これによりWRX STIはインプレッサではなくよりスペックに余裕のある「レヴォーグ」と同じプラットフォームとなり、よりスポーツカーとしてのスペックを追求できる車種になりました。
またエンジンにもスバル伝統のEJ20型水平対向エンジンが搭載され、最高出力308馬力、AWDのパワフルな車となりました。
そんなWRX STIには次のようなオプション装備があります。
メーカーオプション一覧と価格
WRX STIのオプション装備にはメーカーオプションとディーラーオプションの2種類がありますが、まずはメーカーオプションをご紹介します。
メーカーオプションはスバルの生産工場で車の製造ラインで組み付けられるオプション装備のことで、その特徴から車のオーダー時に同時に注文する必要があります。
WRX STIのメーカーオプションには次のような種類があります。
種類 | オプション |
安全装備 | アドバンスドセイフティパッケージ |
シート | RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) |
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | |
ライティング | ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー |
サンルーフ | サンルーフ |
エクステリア | 大型リヤスポイラー:55,000円 (税込) |
スバルの近年の車種はメーカーオプションにオプションコードというものを設定しており、複数のメーカーオプションをセットにしたパッケージになっています。
単体のメーカーオプションとして選択はできず、またWRX STIのグレードによっても選べるパッケージが決まっています。
WRX STIのオプションコードは次のものが設定してあります。
※ 「-」:オプション設定なし、「◯」:標準装備、「●」:オプション設定あり
オプションコード | AA | DX | BA | GA | DX | IX | IB |
グレード | STI | STI Type S | |||||
価格 | 0円 | 165,000円 | 0円 | 198,000円 | 132,000円 | 330,000円 | 418,000円 |
アドバンスドセイフティパッケージ | – | ● | – | – | ● | ● | ● |
RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) | – | – | – | ● | – | ● | ● |
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | – | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー | – | ● | – | – | ● | ● | ● |
サンルーフ | – | – | – | – | – | – | ● |
大型リヤスポイラー:55,000円 (税込) | – | – | – | – | – | – | – |
WRX STIには2つのグレードが用意されていますが、ベースグレードの「STI」に対して上級グレードの「STI Type S」では標準装備化されている装備もあります。
また表の一番下の「大型リアスポイラー」に関してはオプションコードでは設定されていませんが、どのオプションコードでも55,000円を支払うことで追加選択できるメーカーオプションとなっています。
オプション人気ランキング
WRX STIのメーカーオプションはオプションコードになっていますが、その中の装備で人気のものをご紹介しましょう。
ランキング | 種類 | オプション |
1 | 安全装備 | アドバンスドセイフティパッケージ |
2 | シート | コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] |
3 | エクステリア | 大型リヤスポイラー:55,000円 (税込) |
4 | ライティング | ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー |
5 | シート | RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) |
1位:アドバンスドセイフティパッケージ
アドバンスドセイフティパッケージはスバルの安全装備がセットになったメーカーオプションで、標準装備の安全装備に追加で設定される安全装備になります。
スバルは衝突安全装備や走行支援装備の総称として「アイサイト」という装備を標準装備としてもっているのですが、その標準装備に加えてさらなる追加の安全装備が用意されています。
アドバンスドセイフティパッケージには「ハイビームアシスト」「アイサイトアシストモニター」「サイドビューモニター」「スバルリアビーグルディティクション」などの装備があり、主に車の周囲の視界を良くする安全装備です。
ハイビームアシストは近年様々な車種で採用されている安全装備で、前方の対向車の状況によってヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替えできます。
またスバルリアビーグルディティクションやサイドビューモニターなどもカメラやセンサーで側方や後方の車を検知し、それをドライバーに知らせることで死角を減らします。
またこういった情報は運転席に装着されたアイサイトアシストモニターに映し出され、ドライバーは車の周囲の情報を確認することができます。
こういった追加的な安全装備によって、WRX STIはスポーツカーとしてだけでなく乗用車として高い性能を持ちます。
2位:コールドウェザーパック
コールドウェザーパックは寒い時期に便利な装備が2つまとまったパッケージ装備となっています。
コールドウェザーパックの1つ目の機能は「フロントワイパーデアイサー」で、これは雪の降るような寒冷地でフロントワイパーがフロントガラスに凍りついてしまうことを防ぐ仕様です。
ワイパーは凍結するとくっついてしまうことがあるのですが、ワイパーなどにヒーターを付けることで凍結を溶かすことができます。
もう一つの「フロントシートヒーター」はシートに装着されたヒーターで寒い時期でもすぐ暖かくなる装備です。
車のヒーターはエンジン始動時から少し時間がかからないと効いてこないのですが、この装備があればすぐに暖かくなるので冬季にはありがたい装備です。
こういった装備は単体のオプションとしては装着するしないが分かれるのですが、WRX STIのようにパッケージ化されていれば欲しい装備です。
3位:大型リアスポイラー
大型リアスポイラーはWRX STIでパッケージになっていない唯一のメーカーオプションですが、この装備はスポーツカーにはピッタリの装備で人気があります。
大型リアスポイラーは車の後ろのトランクの上側に装着するウィングパーツですが、WRX STIは純粋なスポーツカーなのでウイングは効果があります。
一般道の速度では効果は発揮しませんが、サーキットなどで走行する場合には必要です。
また大型リアスポイラーはスポーツカーらしいデザインを与える効果もあり、WRX STIのスポーティなデザインをより強調できます。
スポイラーがないと普通のスポーツセダンのようになってしまいますが、エアロパーツによってアピールができるようになるので人気です。
4位:ウェルカムライティング
ウェルカムライティングはWRX STIに乗り込む際に起動するライティングで、おもてなしをライトで表す装備となっています。
ウェルカムライティングはキーレスエントリーなどで車に乗り込む際に自動的に起動するライト類で、ミラーの下側などからのライトで主に足元を照らす装備です。
こういった装備は普通の車ではあまり採用されないものなのですが、WRX STIは高級車でもあるのでこういった装備もついていれば嬉しいものです。
この装備も単体のオプションとなっていると装着する人は少ないですが、スバルのようにパッケージング化されていれば装着されていてうれしい装備です。また専用のサイドミラーが装着できるのも良い点ですね。
5位:RECAROフロントシート
RECAROフロントシートはスポーツカー用のシートを手がける有名なRECARO社製のシートを装着するオプションとなっています。
WRX STIはノーマルのシートでもスポーツカーということでホールド性の高いシートが装着されていますが、RECAROフロントシートはよりスポーティ製の高いデザインとホールド性を持つシートとなっています。
シートのデザインは黒を基調としたシックなものですが、そこに赤いラインがアクセントとして入っています。この赤色がノーマルシートとの大きな違いとなっており、インテリアの存在感が強くなっています。
またこのシートには細かくシートポジションを調整できる機能が付いており、体格などによって最適な位置にシート高さや傾きなどを決められます。
スポーツカーのシートポジションは非常に重要なので嬉しい装備ですが、助手席シートにも同様の機能が付いており利便性が高いものとなっています。
おすすめオプション
ここまではスポーツカーとして人気なメーカーオプションをご紹介しましたが、もう一つの装備として「サンルーフ」があります。
サンルーフは屋根の上にウインドウを設けてそこから外光を取り込む装備ですが、これは高級車やSUVなどで人気の装備です。
室内の開放感や快適性が上がる装備ですが、スポーツカーではそこまで装着されることはありません。
というのもガラスのサンルーフは重量が重たいのでスポーツカーには向いているとは言い難いのです。
ですがWRX STIはスバル最高級の車でもあり、高級車としてこういった装備にも需要があります。
スポーツカーには不向きということでいくつかあるオプションコードの中でも1つにしか設定できませんが、最高性能のWRX STIならサンルーフ程度の重量はそこまで走行性能に響くものではなくおすすめです。
オプション総額
では次に上記で挙げたメーカーオプションについて、その総額がどのぐらいになるかを見てみましょう。
人気のメーカーオプションとおすすめメーカーオプションに分けてご紹介しますが、オプションコード式ということでできるだけ多くのアイテムが含まれる物を選択します。
人気メーカーオプションの総額
人気メーカーオプションは5種類ご紹介しましたが、そのすべてを装着できるオプションコードが「IX」となります。
このオプションコードを装着できるのは上級グレードの「WRX STI Type S」となります。
また大型リアスポイラーはオプションコードとは別の単体装備となっています。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
オプションコード:IX | アドバンスドセイフティパッケージ | 385,000円(消費税込み) | |
RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) | |||
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | |||
ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー | |||
大型リヤスポイラー | 55,000円(消費税込み) | ||
総額 | 4,748,260円(消費税込み) |
この装備では支払総額は4,700,000円前後とスバル車としてはかなり高額なのですが、WRX STIのスペシャリティと走行性能を考えれば妥当な価格です。
オプションコードはかなり上級グレードのものなので385,000円と高額ですが、普通車のメーカーオプションとしてはこのぐらいは普通にあります。
おすすめメーカーオプションの総額
次はおすすめメーカーオプションの総額を計算していきますが、こちらにはサンルーフが唯一装着できるオプションコード「IB」となります。
また車のグレードはこちらも「WRX STI Type S」となります。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
オプションコード:IB | アドバンスドセイフティパッケージ | 418,000円(消費税込み) | |
RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) | |||
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | |||
ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー | |||
サンルーフ | |||
総額 | 4,781,860円(消費税込み) |
この仕様では大型ルーフスポイラーは装着しないので、WRX STIのオプションコードで装着できるメーカーオプション全てが装着されています。
オプションコードの総額は418,000円とWRX STIのメーカーオプションの中では最高額になっていますが、大型ルーフスポイラーがない分の価格がマイナスされ支払総額としては前述の人気メーカーオプションの場合とほとんど変わらないようになります。
WRX STIのディーラーオプション(後付けオプション)
では次にWRX STIのディーラーオプションについてご説明します。
ディーラーオプションはメーカーオプションとは別のオプション装備として設定されており、メーカーオプションとは違って後付が可能です。
ディーラーオプションはスバルのディーラーで組み付けられるため、新車のオーダー後でも装着が可能となっています。
そんなWRX STIのディーラーオプションは次のようなものがあります。
ディーラーオプション一覧と価格
WRX STIのディーラーオプションは数十種類のオプション装備が用意されていますが、その中から30種類前後をご紹介していきます。
種類 | オプション | 価格 |
エクステリア | LEDアクセサリーライナー | 53,900円(消費税込み価格) |
エキゾーストフィニッシャー | 34,100円(消費税込み価格) | |
ドアミラーカバー | 通常:15,202円(消費税込み価格) サテンメッキ:47,300円(消費税込み価格) | |
シャークフィンアンテナ | 18,810円(消費税込み価格) | |
ボディサイドモールディング | 23,100円(消費税込み価格) | |
トランクリップスポイラー | 60,500円(消費税込み価格) | |
エアロスプラッシュ リヤ | 22,000円(消費税込み価格) | |
ドアバイザー | 18,700円(消費税込み価格) | |
インテリア | インパネパネル レッドステッチ | 23,100円(消費税込み価格) |
サイドシルプレート(STI) | 23,100円(消費税込み価格) | |
フットランプ(ブルー/アンバー・前後席4ヵ所) | 25,300円(消費税込み価格)+別売品 | |
センターコンソールイルミネーション | 23,650円(消費税込み価格)+別売品 | |
オールウェザーシートカバー | フロント1席分:13,750円(消費税込み価格) リヤ:18,700円(消費税込み価格) | |
フロアカーペット | 36,850円(消費税込み価格) | |
トレーマットセット | 14,850円(消費税込み価格) | |
トランクマット | 12,100円(消費税込み価格) | |
ドライブアシスト | ディスプレイコーナーセンサーキット(6センサー) | 83,600円(消費税込み価格) |
リヤビューカメラ | 42,900円(消費税込み価格) | |
STIスポーツパーツ | STIフロントアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 49,500円(消費税込み価格) |
STIサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 69,300円(消費税込み価格) | |
STIリヤサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 45,100円(消費税込み価格) | |
STIリヤアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 47,300円(消費税込み価格) | |
STIスカートリップ ※SUBARU純正保証対象外 | ブラック:15,400円(消費税込み価格) チェリーレッド:18,700円(消費税込み価格) | |
STIフレキシブルタワーバー ※SUBARU純正保証対象外 | 36,300円(消費税込み価格) | |
STIフレキシブルドロースティフナー ※SUBARU純正保証対象外 | 66,000円(消費税込み価格) | |
STIフレキシブルサポートサブフレームリヤ ※SUBARU純正保証対象外 | 36,300円(消費税込み価格) | |
STIシフトノブ 6MT 本革&アルミ ※SUBARU純正保証対象 | 17,050円(消費税込み価格) | |
STIシフトノブ 6MT ジュラコン® ※SUBARU純正保証対象 | 9,350円(消費税込み価格) | |
STIギヤシフトレバー ※SUBARU純正保証対象 | 46,200円(消費税込み価格) | |
STIアルミホイール 18インチ ※SUBARU純正保証対象 | 18インチ:200,200円(消費税込み価格) |
WRX STIはディーラーオプションに関しては単体設定する装備となっており、メーカーオプションのようにオプションコードでパッケージ式になっていません。
そのため必要な装備を必要なだけ装着することができ、自分好みにカスタマイズできます。
オプション人気ランキング
ディーラーオプションについてもまずは人気装備をご紹介します。
ランキング | 種類 | オプション | 価格 |
1 | エクステリア | ドアバイザー | 18,700円(消費税込み価格) |
2 | インテリア | フロアカーペット | 36,850円(消費税込み価格) |
3 | エクステリア | エキゾーストフィニッシャー | 34,100円(消費税込み価格) |
1位:ドアバイザー
ドアバイザーは左右のドアの上側に装着されるアクリル製バイザーで、雨天時に効果を発揮する装備です。
ドアバイザーがない状態では車の窓ガラスを少しでも開けるとそこから雨が吹き込んでくるのですが、それでは雨天時には室内の換気が出来ません。
そこでドアバイザーを窓ガラスの上側につけることで雨の吹込みを防止することができ、湿気の多い雨天時でも室内を快適にすることができます。
またドアバイザーはドレスアップパーツとしての効果もあり、車に高級感のあるアクセントを与えてくれます。
WRX STIもスポーツカーではありますがセダン系の車なのでドアバイザーはよく似合います。
2位:フロアカーペット
フロアカーペットは車室内の床面に敷くマットですが、その効果は室内を綺麗に保ちやすくなる点です。
フロアカーペットがあると靴についた泥汚れや土汚れなどが車体に直接付着しないので綺麗に使えますし、またフロアカーペットが汚れた場合には取り外して掃除することが可能です。
またディーラーオプションのフロアマットは車体に完璧に固定できる構造が付いており、とくにWRX STIのようなスポーツカーでは安定してアクセルやブレーキを踏むために必須の構造となっています。
またフロアカーペットのデザインは黒と赤を基調としたスポーティなものとなっており、WRX STIのインテリアにはピッタリのものです。
運転席ではさらにヒールパッドという滑り止めもついており、アクセルやブレーキを操作する足を安定して乗せておけます。
フロアカーペットはベーシックなアイテムですが、以前WRX STIでも人気です。
3位:エキゾーストフィニッシャー
エキゾーストフィニッシャーはエクステリアのドレスアップパーツの一つです。
エキゾーストはエンジンからの排気を運ぶための排気管通路ですが、車の前方にあるエンジンから車の最も後部までパイプやマフラーでつながっています。
エキゾーストフィニッシャーの装着される部分ははその排気管の最も最後の部分に位置する箇所で、排気ガスが大気中に放出される部分です。
このディーラーオプションはノーマルでは飾り気のないパイプ部分にステンレス製専用ドレスアップパーツを装着することで、排気管をスポーティな形に変更できます。
WRX STIではリアバンパーにもシルバー調のテールパイプ部分があり、そこにエキゾーストフィニッシャーを装着するとシルバーで強調されてアクセントとなります。
スポーツカーにはよく採用されるデザインであり、WRX STIでも人気のアイテムです。
おすすめオプション
では次に人気ディーラーオプションとは別に、おすすめディーラーオプションをいくつかご紹介しましょう。
LEDアクセサリーライナー
LEDアクセサリーライナーはエクステリアのドレスアップパーツですが、その効果はフロントバンパー部分に装着されるLED製のライティングです。
WRX STIは全体的にシャープでスタイリッシュなデザインとなっており、基本的には直線基調で構成されています。
これまでのインプレッサWRXなどではフロントバンパーに丸いフォグランプなども設置されていましたが、WRX STIではそれに変わって一列にLEDが並んだライトが用意されました。
白色のLEDなので輝度が高く照明としての効果も高いうえに、WRX STIのデザインに溶け込む専用仕様です。
またLEDの周りにはブラックのメッシュ調のアクセントパーツも装着され、よりWRX STIのシャープなイメージを強調しています。デザインと機能面を両立した便利な装備なのでおすすめです。
インパネパネル レッドステッチ
インパネパネルはインテリアのドレスアップパーツの一つで、上質感のある人工皮革を使ったパネルをコクピット周りに装着できます。
WRX STIは高額な車ではありますが、インテリアデザインはかなりシンプルでスパルタンなものとなっており、殆どが黒で構成されています。
そこでインパネパネルに「ウルトラスエード®」という特殊な人工皮革で作られたパネルを採用することで、質感の高級さと途中に織り込まれたレッドステッチのスポーティさを与えてくれます。
WRX STIのオプションの中でインテリアのドレスアップパーツは実質的にこのインパネパネルぐらいとなっており、より高級感のある内装を望む方にはおすすめしたい装備となっています。
また前述のフロアマットやメーカーオプションのRECAROシートなどとも同系のデザイン、カラーとなっていますので、同時採用すれば高い統一感を得られます。
STIスポーツパーツ
STI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL INC.)はスバルのスポーツモデルやレースモデルを手がけるブランドですが、そのSTIがWRX STI用に用意したディーラーオプションが何種類もあります。
STIスポーツパーツには何種類もの装備がありますが、目立つパーツとしてはドレスアップパーツがあります。
アンダースポイラーやスカートリップなどの外装に取り付けるエクステリアパーツが数多く用意されており、純正よりさらにスポーティな外観にカスタマイズできます。
また専用のアルミホイールも用意されており、こちらも外観の変化を与えてくれます。
またSTIはドレスアップパーツだけでなく車の走行性能に関するパフォーマンスパーツがあり、フレキシブルタワーバーに代表される車の車体剛性をアップする装備が用意されています。
エンジンルームの剛性は基本として車体の床下も補強できるパーツもあり、WRX STIのロール剛性などがあがって走行性能が向上します。
こういったSTIスポーツパーツはWRX STIならではのパーツといえ、価格は張りますが走行性能を追求するならおすすめのパーツ郡です。
加えて一部のパーツを除いてスバル純正のパーツ保証も付いており、スポーツパーツにはありがたい仕様となっています。
いらないオプション
WRX STIのディーラーオプションは便利なものや有用なものが多いのですが、その中で「オールウェザーシートカバー」はそこまで必要ではありません。
オールウェザーシートカバーは純正シートなどの上にかぶせるカバーとなっており、そのカバーは撥水性のある素材になっているので雨などの際にもシートが直接濡れずに済みます。
ですが撥水性のある素材は通気性が悪いなどのデメリットもあり快適性の面で大変な部分もあり、あまりおすすめできるディーラーオプションではありません。
またWRXはレジャーなどシートの濡れや汚れが気になるようなシーンで使う車ではなく、そこまで撥水性が必要なこともないのです。
オプション総額
ここまでディーラーオプションでご紹介した人気ディーラーオプションとおすすめディーラーオプションにわけて、その総額を計算していきます。
人気ディーラーオプションの総額
まずは人気ディーラーオプション3種類の総額を計算します。なお車のグレードは「WRX STI Type S」とします。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
エクステリア | ドアバイザー | 18,700円(消費税込み価格) | |
インテリア | フロアカーペット | 36,850円(消費税込み価格) | |
エクステリア | エキゾーストフィニッシャー | 34,100円(消費税込み価格) | |
総額 | 4,452,910円(消費税込み) |
この3種類のディーラーオプションの組み合わせは基本的な装備が揃っていますが、オプション総額は90,000円ほどとなっておりWRX STIほどの車にしては控えめなオプション総額になっています。
支払総額は4,450,000円となりますが、WRX STIの上級グレードにしてはほぼ最低金額となります。
おすすめディーラーオプションの総額
次におすすめディーラーオプションの総額を計算しますが、こちらは2種類の装備に加えていくつかのSTIスポーツパーツを組み合わせます。
なおグレードについてはこちらも「WRX STI Type S」とします。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
エクステリア | LEDアクセサリーライナー | 53,900円(消費税込み価格) | |
インテリア | インパネパネル レッドステッチ | 23,100円(消費税込み価格) | |
STIスポーツパーツ | STIフロントアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 49,500円(消費税込み価格) | |
STIサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 69,300円(消費税込み価格) | ||
STIリヤサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 45,100円(消費税込み価格) | ||
STIリヤアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 47,300円(消費税込み価格) | ||
STIフレキシブルタワーバー ※SUBARU純正保証対象外 | 36,300円(消費税込み価格) | ||
STIアルミホイール 18インチ ※SUBARU純正保証対象 | 18インチ:200,200円(消費税込み価格) | ||
総額 | 4,840,660円(消費税込み) |
この仕様ではドレスアップパーツを中心に装備してありますが、STIスポーツパーツが数多く装着されているのでオプション総額は500,000円近くになっています。
支払総額も5,000,000円に達するほどとなっていますが、パフォーマンスの高さからするとそれなりの価格といえるでしょう。
WRX STIのオプション総額と値引き
では最後にWRX STIのメーカーオプションとディーラーオプションを合計した総額を計算していきます。
こちらは車のグレードはすべて「WRX STI Type S」で計算します。
人気オプションの総額
人気オプションはメーカーオプションにコード:IXと大型リアスポイラーを装着し、そこにメーカーオプション3種類を組み合わせたものとなっています。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
オプションコード:IX | アドバンスドセイフティパッケージ | 385,000円(消費税込み) | |
RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) | |||
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | |||
ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー | |||
大型リヤスポイラー | 55,000円(消費税込み) | ||
エクステリア | ドアバイザー | 18,700円(消費税込み価格) | |
インテリア | フロアカーペット | 36,850円(消費税込み価格) | |
エクステリア | エキゾーストフィニッシャー | 34,100円(消費税込み価格) | |
総額 | 4,892,910円(消費税込み) |
この組み合わせではオプション総額が530,000円近くとなっていますが、これだけ豊富な装備、特に上級のメーカーオプションが装着されているので価格が上がるのは当然です。
こちらも支払総額が5,000,000円近くとなりますが、WRX STIで満足感の高い1台とするにはこのぐらいの装備は必要でしょう。
おすすめオプションの総額
次におすすめオプションの総額を計算しますが、こちらはメーカーオプションも最上級仕様、ディーラーオプションにはSTIスポーツパーツが装着された豪華仕様となります。
グレード | 種類 | オプション | 価格 |
WRX STI Type S | 車両価格 | 4,136,000円(消費税込み) | |
税金等諸費用 | 227,260円 | ||
オプションコード:IB | アドバンスドセイフティパッケージ | 418,000円(消費税込み) | |
RECAROフロントシート(運転席8ウェイ&助手席8ウェイパワーシート付) | |||
コールドウェザーパック[フロントワイパーデアイサー/フロントシートヒーター] | |||
ウェルカムライティング(フットランプ付)&サテンメッキドアミラー | |||
サンルーフ | |||
エクステリア | LEDアクセサリーライナー | 53,900円(消費税込み価格) | |
インテリア | インパネパネル レッドステッチ | 23,100円(消費税込み価格) | |
STIスポーツパーツ | STIフロントアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 49,500円(消費税込み価格) | |
STIサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 69,300円(消費税込み価格) | ||
STIリヤサイドアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 45,100円(消費税込み価格) | ||
STIリヤアンダースポイラー ※SUBARU純正保証対象 | 47,300円(消費税込み価格) | ||
STIフレキシブルタワーバー ※SUBARU純正保証対象外 | 36,300円(消費税込み価格) | ||
STIアルミホイール 18インチ ※SUBARU純正保証対象 | 18インチ:200,200円(消費税込み価格) | ||
総額 | 5,258,660円(消費税込み) |
この仕様では支払総額が5,250,000円とかなりの高額車となっていますが、装備的にはほぼフル装備のような状態になっています。
またドレスアップパーツだけでなく車のパフォーマンスを高めるパーツも多数あり、あらゆる面でスバル最高のスペックを持つ車に仕上がっています。
WRX STIのオプション値引き
新車の購入時にはさまざまな面で値引きがあるのですが、WRX STIはスバル最上級の車でスポーツカーということもあって車両本体価格に対してはそこまで値引きは期待できません。
ですがオプション装備に関してはある程度値引きが期待でき、10%〜20%ぐらいは可能な場合があります。
前述の総額の計算結果では最も高いオプション総額で900,000円ぐらいになっていましたので、おおよそ90,000円〜180,000円ぐらいの値引きは期待できると考えて良いでしょう。
とはいえオプション値引きの割合や価格は車の購入時期や装備によっても変わるので、ディーラーによく確認すると良いでしょう。