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アルファロメオ ミトは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

アルファロメオ ミトはイタリア生まれのコンパクトハッチバックカーで、スタイリッシュなデザインは多くの人を惹きつけます。

今回はそんなアルファロメオ ミトの故障に関してご説明します。

アルファロメオ ミトの故障率

アルファロメオ ミト参考:www.alfaromeo-jp.com

アルファロメオはイタリアを代表する自動車メーカーで、小型車から大型車まで様々な車種をラインナップしています。

その中でミトはもっとも小さい小型ハッチバックカーとなっており、日本にも正規輸入された車です。

2008年に新型車として発売されたのですが、イタリア車特有のデザインのよさと適度なサイズ感でまたたく間に人気になり、アルファロメオのシェアを一気に伸ばしました。

現在でもラインナップは継続しており、価格も控えめなことから国内でも購入する人の多い車です。そんなミトの故障に関しては次のような点から見ることが出来ます。

アルファロメオの自動車耐久品質調査

自動車の故障率はメーカーが市場調査などによって独自に調査しているのですが、このデータは社外秘の機密データとなっていることがほとんどなので、私達には見ることが出来ません。

そのためその他の民間調査会社などのデータを見る必要があるのですが、アルファロメオはイタリアなどの欧州市場がメインなため、国内の調査結果などには反映されません。

MEMO

ですが英国の保険会社であるWarranty Direct社の調査の中にアルファロメオがありましたので、こちらを参考にしてみましょう。

この調査では英国市場での車の修理に関しての費用などをランキングしており、平均を100としたランクで数値が少ないほど信頼性が高いことを表しています。

保険会社はこういった信頼性の調査結果を元に保険料を算出するため、なかなか信頼度の高い調査といえるでしょう。

Reliability Index
ランキングメーカースコア
1ダイハツ2
2ホンダ43
3スズキ49
4トヨタ59
5マツダ64
6レクサス73
7フォード76
8ローバー78
9ニッサン87
10ルノー89
16フィアット101
34アルファロメオ194
参考 Manufacturer RatingsReliability Index

英国市場では日本の各メーカーも車を販売しているのでこのランキングに反映されているのですが、上位は6位まで日本メーカーが占めておりその信頼度の高さが見て取れます。

一方でアルファロメオはなんと34位という低い順位になっており、そのスコアも上位とは大きく離れています。

このことからアルファロメオは全体的に故障が多いということであり、信頼性の低さが調査結果として表れています。

この結果はアルファロメオ全体のものであり、ミト単体の結果ではありませんがミトの信頼性も全体的に低いといって良いでしょう。

中古のアルファロメオ ミトの故障しやすさ

アルファロメオ ミトは2009年から日本国内でも発売されていたため、その中から中古車市場にも流れておりそれなりの台数を見つけることが出来ます。

そんなアルファロメオ ミトの中古車は故障に関しても気をつけるべき車で、新車の状態でも信頼性の低さは国産車よりありますので、中古車ではよりそういった傾向があります。

国産車は年式10年、走行距離100,000km以上が寿命のひとつの判断基準なのですが、輸入車はその半分ぐらいから故障が増加する傾向にあります。

アルファロメオ ミトの場合は走行距離50,000kmより短いときから少しずつ故障が増加していきますので、中古車を選ぶ際にはまず走行距離をできるだけ少ないものにしたほうが良いでしょう。

また年式に関しては、現在でも新車発売していることもありまだ新しい中古車は多く残っています。ですが中には初期型で年式が10年に達するような車もありますので、そのあたりもよく見て中古車を選びましょう。

アルファロメオ ミト オーナーの評判

アルファロメオは日本でも故障が多いといわれているのですが、Twitterにもそういった情報は沢山投稿されています。そんな中からいくつかご紹介します。

こちらのアルファロメオ ミトは修理費が58,000円もかかる修理をされているようですが、今月も、ということは何度か故障が頻発ている部位ということでしょう。

しかもそれで直らなかったら200,000円もの高額修理となるようで、故障の多い車は維持費がかなりかかるのです。

こちらの方は国産車のスバルとアルファロメオ ミトの2台持ちをされているようですが、ミトのほうは故障が頻発していて手放したいといわれていますね。

しかもそのうち1つはルームミラーが落ちるという国産車では考えられないもので、フロントガラスからの交換だと数十万円規模のものとなったでしょう。

たしかに故障の多いアルファロメオ ミトですが、この方のように故障があまりなく良い状態で乗り続けている人もいらっしゃいます。

まったく故障がゼロというわけではないでしょうが、適切なメンテナンスと部品交換を行って維持してこられたのでしょう。

アルファロメオ ミトの故障事例

アルファロメオ ミトの故障事例は様々なものがあるのですが、その中からいくつか代表的なものをご紹介します。

各種液体関係の漏れのトラブル

ミト エンジン参考:www.alfaromeo-jp.com

まずアルファロメオ ミトで起こる頻度の多いトラブルとしてエンジン関連があるのですが、エンジンに使われているエンジンオイルや冷却水などの漏れが起こりやすいです。

エンジン内部にはエンジンオイルや冷却水が常に循環していて、エンジンの冷却や潤滑などさまざまな重要な役割を果たしています。

ポイント

これらはエンジンの外部にもれないようにガスケットやシール部品、ゴムホースなどによってシールされているのですが、これらの経年劣化によってオイルや冷却水がにじみます。

こういったトラブルは国産車でも起こるのですが、アルファロメオ ミトではもっと早い時期からこうしたトラブルが起こり、最終的にはこういう液体系がエンジンから漏れることになります。

漏れるとエンジンの冷却や潤滑に影響がある他、漏れた液体が発火する危険などもあり、漏れはすぐに修理しなければなりません。

修理にはガスケットやシール部品、ゴム部品の交換が必要ですが、これにはエンジンの分解を伴う場合も多く、全体では修理費は数十万円クラスになることも少なくありません。

セレスピードのトラブル

セレスピードとはアルファロメオ ミトに採用されているトランスミッションの名称で、欧州で採用が拡大しているDCT(デュアルクラッチトランスミッション)の1種類です。

セレスピードの特徴としてトランスミッションの機構自体は効率の良いマニュアルトランスミッションでありながら、その変速機構の部分を自動変速化したシステムです。

その切り替えにクラッチを2つ活用している為にデュアルクラッチトランスミッションと呼ばれているのですが、このトランスミッションは日本に導入されている輸入車全体でトラブルが多く、ミトでも泣き所の1つとなっています。

注意

セレスピードは変速時にクラッチを多用するのですが、日本の道路状況は欧州よりもストップアンドゴーが多く、クラッチの使用頻度が非常に増加します。

その結果クラッチプレートの消耗であったりクラッチをコントロールしている油圧システムのトラブルで故障することがあり、その結果変速が出来なかったり、特定のギアにしか入らなかったりします。

修理には基本的にトランスミッション全体の交換が必要であり、費用は300,000円前後かかるほどの高額修理です。

できるだけストップアンドゴーを少なく走らせられればよいのですが、日本の道路状況では難しい場合が多く、セレスピードは故障しがちです。

ルームミラーの落下

これは前述のツイッターにもあったトラブルですが、車室内の運転席の上にあるルームミラーが落下するというものです。

このトラブルはミトでは定番のトラブルとなっているのですが、原因は日本の炎天下の気候によってルームミラーをフロントガラスに接着している接着剤が剥がれたことによるものです。

ルームミラーにはアルファロメオに限らず最近はさまざまなセンサー類が一体になっていて重量が重たいのですが、それにしても国産車ではこんなトラブルは見られません。

なぜアルファロメオだけこのトラブルが起こるかというと接着剤の材質などが不適当であり、イタリアや欧州では大丈夫でも日本の気候に耐えられるようになっていないことです。

前述のツイートではフロントガラスの交換まで行ったとなっていましたが、その場合は非常に修理費が高く数十万円クラスのものとなるでしょう。

ですが中には接着剤を付け直して対処するディーラーもあるようですが、この場合は再発の恐れもあり何度も落ちると行った場合もあるようです。

根本的な処置は接着剤をもっと日本の気候にあったものとすることですが、正規ディーラーではなかなか難しい面もあります。

アルファロメオ ミトは買っても大丈夫か?

アルファロメオ ミトはデザインが非常にスタイリッシュで満足感も高く、街で見かけたらほしいと思う人も少なくない車です。

ですが故障に関してはかなり発生確率の多い車ということができ、国産車の感覚で購入すると後々維持費が大変なことになります。

ミトを満足に乗り続けるためには何より修理のことを事前に考慮している必要があり、維持費もそうですが信頼の出来るディーラーや修理工場を見つけることも大事です。