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安すぎる中古車の理由は訳あり?購入をおすすめできる人の3つの条件!

「中古車情報サイトを見てるとたまにやたら安い中古車があるけど、なんであんなに安いの?」

「ほかの車より安いってことはなんか訳ありなの?買うの怖いな…」

同じ車種の同じ条件で検索しているのに、やたら安すぎる中古車、ありますよね。

もちろん安すぎるのにはそれぞれの理由があります。

1つずつ解説しますので、それでも欲しいと思えるかどうか、判断してください。

安すぎる中古車の見た目ではわからない8つの理由

その中古車が安すぎる理由をきちんと公開している販売店もあれば、かくして売っている販売店もあります。聞いても教えてくれないような店では買わないようにしましょう。

それでは解説していきます。

修復歴車の可能性がある

安すぎる中古車は、修復歴車の可能性があります。きれいに直してしまえばパッと見ふつうの車とかわらないので、修復歴をかくして売られている中古車もたくさんあります。

しかし、見た目はきれいでも内部にダメージはのこっていて、たとえば購入後に事故を起こして修復箇所と同じところをぶつけると、より大きくこわれて大ケガにつながる危険性があるんです。

「修復歴あり」と書かれている中古車を買わないことはもちろんですが、「修復歴なし」と書かれていても安すぎる中古車は疑ってください。

「修復歴」としてのこらない故障の可能性がある

「修復歴」としてのこるのは、車の骨格部分を修理した場合だけです。事故を起こしても骨格部分に損傷がなければ、修復歴車にはなりません。

修復歴がない場合でも、安すぎる中古車は、たとえば以下のような骨格と関係ない部分に故障がある可能性があります。修復歴にのこらない故障の例は以下のようなものがあります。

  • エアコンがこわれていて使えない
  • 窓にひびが入っている
  • ドアがへこんでいる
  • ヘッドライトが割れている
  • トランクがゆがんでいる
ひびが入っていたりゆがんだりしているということは、ぶつけた過去があるということです。すでに直していたら見た目ではわからないので、値段が安すぎたら注意してください。

水没車の可能性がある

冠水した道路

修復歴車と同じく絶対に買いたくないのが水没車です。

中古車を売るときに、水没歴(冠水歴)を公開しなければいけない法律はないので、水没車はふつうの中古車と一緒にならんで売られています。

これも直してきれいにしてしまえばパッと見わからず、購入してから気づくケースもあります。

安すぎる中古車は、修復歴も故障もなくても、水没車である可能性を疑わなければいけません。

レンタカー上がりの可能性がある

レンタカー上がりの中古車は、不特定多数のひとに乗られ、その乗り方も雑なため、安く売られています。

水没車とはちがって、レンタカー上がりの中古車であることはプライスボードに書かれているので、見抜けないことはありません。

気にしないひとにとってはレンタカー上がりはそこまでネガティブなものではなく、安すぎる中古車の理由としてはもっとも良い理由です。

走行距離メーターを改ざんしている可能性がある

個人売買や悪徳販売店でよくあるのが走行距離メーターの改ざんです。

専用の機械をつかって、たとえば200,000km走っている車を30,000kmしか走っていないように見せかけて売っています。

こういう車を安く買っても結局すぐにガタがきて手放すことになり、新しい車を買うのにまた費用がかかります。安すぎる中古車は走行距離メーターも信用してはいけません。

点検・整備されていない可能性がある

ふつう、中古車の価格には点検・整備費用もふくまれていて、納車前に販売店がきちんと整備して、万全の状態で購入者の手元にきます。

ところが、車両価格を少しでも安くするために点検・整備費用をけずって、ろくに整備しない状態で納車する販売店があるんです。

整備されていない中古車は保証もつかず、購入してすぐにあちこちに悪いところが見つかって、修理費用で結局たくさんお金をはらうことになります。

中古車の点検・整備はやってあたりまえのことです。安すぎる中古車はそんな最低限のところから値引きされている危険性があります。

塩害車の可能性がある

海のそばや雪国でつかわれていた車は、塩害でパーツが錆びている可能性があります。

錆びは車の天敵で、最悪の場合アクセルやブレーキが効かなくなることがあります。錆びるのは車の下回りの部分なので、外見がきれいかどうかだけでは見分けがつきません。

塩害車も公開しなければいけない法律はなく、かくした状態で安く売られています。安すぎる中古車は下回りを見せてもらって、錆びがないかどうか確認しましょう。

ディーラー車ではない可能性がある(外国車のみ)

日本の正規販売店で新車として正式発注して売られた外国車をディーラー車と呼びますが、正規ルート以外で海外から輸入された外国車(並行輸入車)は安く売られています。

並行輸入車は購入後に不具合がでても修理が受けられず、定期点検も受けられません。

中古車市場でディーラー車はディーラー車と書いてあるので見分けがつかないことはありませんが、それを知らずに「安いから」という理由で並行輸入車を買ってしまわないように、注意してください。

もし車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方も合わせて覚えておくといいですよ。

このやり方を知っているだけで数十万円は違ってきます。詳しく知りたい方は下記のたった1分で車を60万円値引きできる裏技のページをご覧ください。

裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

安すぎる中古車をおすすめできる人の条件3つ

ここまで挙げてきた理由をふまえて、それでも安すぎる中古車を買うべきなのはどんなひとか、解説します。

飽きっぽくて常に車を乗り換えたいひと

安すぎる中古車は、10年や15年乗れる車ではありません。おすすめなのは、1台の車をだいじに乗り続けたいひとではなく、常にいろんな車種に乗り換えたいひとです。

高くて状態がよく、保証までついている中古車を買っても、古い車に乗り続けるのがイヤだったら意味はありません。

次の車検が来たら手放して、新しい中古車をまた安く買う。そういう乗り方をするひとにとっては、安すぎる中古車を買うのがいちばん賢い選択です。

まだほんとうに車が好きかどうかわからず、ためしに運転してみたいだけのひと

運転

「免許を取ったまま車を運転する機会がなく、このままペーパードライバーになってしまうのもイヤだ」

たとえばこのような、まだほんとうに車を常用するかどうかわからないひとは、安すぎる中古車を買うのもアリです。

せっかく高い中古車を買っても、乗ってみたら運転するのがそんなに好きではないことに気づいて、乗らなくなるかもしれません。

まず安すぎる中古車を買ってみて、自分が車好きであることを確認してから状態のいい中古車を買う。長い目で見れば堅い買い物のしかたです。

ニオイや汚れといった細かいことが気にならないひと

水没車やレンタカー上がりの車は、ニオイがくさかったり何だかわからない汚れがついていることもあります。

気になる人にとってはとても買う気になれませんが、それでも快適に乗れるひとにとっては安く乗れてお買い得です。

安すぎる中古車を買うには、そういった細かいことを気にしない性格も必要です。

安すぎる中古車を買うと、修理費用がかかったりすぐに買い換えることになって税金や代行費用がかかるので、「お金がないけど車が欲しいひと」にはおすすめしません。

この記事を読んだことで、自分に合った中古車を見つける手助けになれることを願っています。