「ずっと使ってない車が家にあるんだけど、これどうしたらいいの?」
「いらない車は放置してても大丈夫? 使わないなら処分したほうがいいのかな…」
いらない車、使わない車、家にあってもこまりますよね。
どうしていいかわからず、なんとなく放置しているだけで、車はどんどん古くなるしお金もかかります。
いらない車はどう処分したらいいんでしょうか?
車を放置した場合のデメリットと、おすすめの処分方法について、わかりやすく解説します。
最悪の場合逮捕される? いらない車を放置した場合の3つのデメリット
それではさっそく解説していきます。
乗っていなくても自動車税が毎年かかる
乗っている乗っていないにかかわらず、車を所有していれば毎年自動車税がかかります。下の表は各排気量ごとの自動車税の金額です。
排気量 | 自動車税 | 新車登録から 13年経過後の 自動車税 |
6,001cc以上 | 111,000円 | 127,600円 |
4,501cc~6,000cc | 88,000円 | 101,200円 |
4,001cc~4,500cc | 76,500円 | 87,900円 |
3,501cc~4,000cc | 66,500円 | 76,400円 |
3,001cc~3,500cc | 58,000円 | 66,700円 |
2,501cc~3,000cc | 51,000円 | 58,600円 |
2,001cc~2,500cc | 45,000円 | 51,750円 |
1,501cc~2,000cc | 39,500円 | 45,400円 |
1,001cc~1,500cc | 34,500円 | 39,600円 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 33,900円 |
軽自動車 | 7,200円 | 12,900円 |
新車登録から13年を過ぎると、金額が割り増しされます。いらない車に毎年何万円も税金をはらい続けるのはもったいないですよね。
自動車税は毎年5月に納付書が届きますが、支払わないで放置すると延滞金がかかり、それでも無視すれば車を差し押さえられます。
今後も乗る予定がないのであれば、処分してしまうことをおすすめします。
車検切れで放置すると車庫から出せなくなる
車は2年に1回車検にとおし、自賠責保険にも加入しなければ公道を走ることができません。自賠責保険料は車検のときに2年分支払うのがふつうです。
いらない車だからといって乗らずに放置し、車検の有効期間が切れてしまうと、同時に自賠責保険の有効期間も切れてしまい、車庫から出せなくなってしまいます。
ちなみに車検切れで自賠責保険にも入っていない車を運転すると、以下の罰則があります。
- 違反点数合計12点(90日の免停)
- 1年6ヶ月以下の懲役または800,000円以下の罰金
(※道路運送車両法 百八条 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO185.html)
(※自動車損害賠償保障法 八十六条の三 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S30/S30HO097.html)
車検には80,000円~100,000円程度の費用がかかり、いらない車にかける金額としては非常にもったいないです。
まだ車検がのこっているなら、切れてしまうまえに処分しましょう。
部品が劣化して動かなくなる
車の部品は乗らないで放置しているだけでも、時間が経過するごとに劣化していきます。
たとえば以下のような部品が劣化します。
- バッテリー
- タイヤ
- エンジン
タイヤは同じ面をずっと下にしていると徐々に変形していき、一度変形してしまったタイヤは元には戻りません。
エンジンはまめに動かすことでエンジンオイルが循環し、壊れないようになっていますが、長期間放置してから動かすと油膜がはがれた状態で動かすことになり、故障の原因になります。
車が壊れて動かなくなってしまうまえに、処分しましょう。
売るか廃車にしたほうが得。いらない車の処分のしかた
それではいらない車をどう処分したらいいか、2つの方法を解説します。
買取業者に売る
車がいらないなら、買取業者に売りましょう。自分にとってはいらない車でも、ほかのひとからすると喉から手が出るほどほしい車で、高い値段がつくことがあります。
部品が劣化すると車の価値が下がってしまうので、いらないと思ったらなるべく早く売ったほうが得です。
車検切れで車庫から出せなくなった車でも、たのめば家まで見に来てくれるので、「買取店まで乗って行けないから…」 とあきらめる必要はありません。
まずはいくらで買い取ってもらえるか、査定してもらってください。
スクラップ工場へ持っていく
もしいらない車を買取業者に売ろうとして、「この車は値段がつきません。無料でなら引き取ります」といわれたら、引き取りはことわって、最寄りのスクラップ工場に持っていきましょう。
ふつうの買取業者が買い取ってくれないような車でも、スクラップ工場へ持っていくと買い取ってくれます。
スクラップ工場では「車」としてではなく「鉄」として買い取ってくれるので、たとえ動かない車でも30,000円程度の値段がつくんです。
これから車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。
このやり方を知っているだけで数十万円は違ってきます。詳しく知りたい方は下記のたった1分で車を60万円値引きできる裏技のページをご覧ください。
ちなみに、スクラップ工場に買い取ってもらう場合は買い取りというより廃車になります。陸運局で廃車手続きすれば、納付済みの自動車税の一部が返ってきます。
売るならネット車査定を使うのがおすすめ
いらない車の処分方法として「買取業者に売る」という方法を挙げましたが、おすすめなのが『ナビクル車査定』というネット車査定からの買い取りです。なぜおすすめか、2つの理由を解説します。
いちばん高い値段をつけた買取業者に売ることができる
ネット車査定は、複数の買取業者にいっぺんに見積もりを出してもらって、いちばん高い値段をつけた業者に車を売ることができるシステムです。
ふつうに買取店に持って行って一軒一軒見積もりを出してもらうと、時間も交通費もかかりますし、なにより出された金額が高いのか安いのかわからないですよね。
ネット車査定では即決する必要もなく、自分の車の相場がある程度わかるので、だまされて安く売ってしまうリスクを排除できます。
もちろん利用料金は無料です。手間を省いて少しでも得するために、利用しましょう。
事故車や廃車専門の業者にも査定してもらえる
ネット車査定サイトでは、数十社から数百社の買取業者と提携していて、そのなかには事故車や廃車寸前の車を専門に扱っている業者もあります。
たとえばエンジンが壊れていて動かない車でも、タイヤが無事だったら、タイヤだけ海外に売りさばくことができます。
そういう再利用ルートを持っている業者にも査定してもらえるので、自分では売れないと思っている車にも値段がつくのがネット車査定です。
動かない車でもダメだと思わずに、査定に出してみましょう。
ここまで書いてきましたが、売るにしても廃車にするにしてもお金になるので、放置するよりは間違いなく得できます。
この記事を読んだことで、車の正しい処分方法を知る手助けになれれば幸いです。