スペーシアのサイズ/広さ/大きさは狭い？寸法(車高/長さ/車幅/最低地上高/重さ)まとめ！

スペーシアはスズキの軽トールワゴンで、圧倒的な車内の広さが特徴です。

今回はそんなスペーシアのサイズや寸法についてご説明します。

スペーシアのサイズ・寸法と広さ・大きさ

スペーシアは国内の軽自動車の販売台数の中で高い人気を誇る1車種で、背が高い軽トールサイズワゴンです。

軽トールサイズワゴンは現在の軽自動車のメインカテゴリーで、従来の軽自動車より車内が広くて使い勝手が非常に良いことが特徴の車です。

また現行モデルからは燃費の良いハイブリッドモデルが設定され、ファミリーカーとして重要な燃費性能も非常に高いものがあります。

そんなスペーシアの外観サイズをまずはご紹介していきます。

スペーシアの外観

スペーシアの外観の特徴はなんといっても車高の高さで、次のようなスペックとなっています。

スペーシアの寸法

スペーシアの属する軽自動車というカテゴリーは一つの規格として設定されており、日本の狭い道でも扱いやすい国民車としてサイズにも制限があります。

そんな軽自動車の規格についてはエンジンの排気量の他にその外観サイズが「車両寸法が長さ3.40 m (3,400 mm) 以内、幅1.48 m (1,480 mm) 以内、高さ2.0 m (2,000 mm) 以内」となっています。

このサイズは乗用車としてはかなりコンパクトなサイズであり、軽自動車ナンバーを受けるためにはこのサイズに収まる設計にする必要があります。

ですが全高に関しては軽自動車規格では2,000mmまでは許容されていて規制がゆるい寸法であり、スペーシアのような軽トールサイズワゴンは全高を大きくすることで室内を広くしています。

とはいえ2,000mmは普通乗用車としては高すぎるため、トールサイズワゴンといってもスペーシアは1,800mm程度で収まっています。

しかし従来の軽自動車や普通車のセダンなどが1,500mm〜1,600mm 前後の車高であることを考えると、スペーシアの車高はかなり高いことがわかるでしょう。

スペーシアは駐車場に収まるか？

次にスペーシアの外観サイズで気になる点は駐車場に収まるかどうかという点ですが、駐車場には平置きの駐車場と立体駐車場の2種類があります。

このうち平置きの駐車場はおもに自宅の駐車場や街中の有料駐車場、コンビニなど多くの場所で見られるもので、そのサイズは施設によってまちまちです。

そのため長さや幅より高さの制限が厳しい駐車場で、昔からある立体駐車場では高さ制限が「1.57m」という所が多いです。

この高さ制限ではスペーシアの車高では駐車することが不可能なのですが、近年は大型ミニバンの増加によって高さ制限を緩和して2.0m以上としている立体駐車場が増加しています。

この高さ制限であればスペーシアの車高であっても十分駐車できるので、立体駐車場に駐車する際には高さ制限を確認しましょう。

その他の外観のサイズ感

スペーシアの特徴である車高の高さはウインドウサイズの広さにもつながっており、軽自動車ではありますがとても開放感の高い車になっています。

またサイドウインドウの全長はかなり広く確保されており、フロントドアとリアドアのほかに三角窓や小型の窓などが設置されており、ウインドウ高さと相まって横から見るとほとんどウインドウのような印象を受けます。

このウインドウサイズは同クラスの軽トールサイズワゴンの中でも広々としており、スペーシアの特徴の一つです。

スペーシアの内装

参考：www.suzuki.co.jp

次にスペーシアの内装のサイズ感についてご説明していきます。

スペーシアの車内の広さ

スペーシアの車内のサイズ感は軽自動車規格の外観サイズに規制されていてそこまで大きくはできませんが、その中で最大限広くするサイズ感となっています。

スペーシアの室内長は2,155mmですがこの室内長は普通車のセダンやコンパクトカーなどと比べても長い方で、フロントとリアの2列シート車としてはかなり広々としています。

当然シートに座っているときの頭上空間の余裕は圧倒的であり、とても広々として開放感を感じることができるものとなっています。

普通に車に乗る分にはただの空間ではありますが、実際の快適性は乗ってみるとよくわかるでしょう。

スペーシアのラゲッジルームの広さ

次にスペーシアの車内のサイズ感で気になる点はラゲッジルームの広さで、ファミリーカーとしてはラゲッジルームは必要不可欠なものです。

ラゲッジルームに関してもスペーシアの車高の高さはメリットとなっており、ラゲッジルームの高さが1,120mmもあるので高さのあるものでも積み込みができます。

ラゲッジルームの幅は圧倒的に広いわけではありませんが、スペーシアの全幅からすれば及第点でしょう。

ですがスペーシアのリアシートはシートアレンジで倒すことができ、そうすればラゲッジルームを広げることが可能となります。

このシートアレンジをうまく活用すればスペーシアのラゲッジルームは十分実用的となるでしょう。

その他の内装のサイズ感

スペーシアの内装のサイズ感で乗ってみると感じるのはそのシートの足元空間の広さでしょう。

これまで軽自動車というと車内はあまり広くなくてシートに座ると結構窮屈なイメージがありました。

またシートに座ったときの頭上空間が前述の通りとても広々としているので、軽自動車としては圧倒的な車内空間を作り上げているといえるでしょう。

スペーシアの運転

次にスペーシアの運転性に関するスペックを見ていきましょう。

スペーシアの旋回性

まずスペーシアの運転性で気になる点は小回りがきくかですが、これには車の最小回転半径が関係してきます。

最小回転半径は車のハンドルを左右どちらかに最大限切り、その状態で低速走行したときに車が360°回転するのに要する半径です。

このスペックが小さければ小さいほど車の小回りは効くことになるのですが、軽自動車はおもに4.5m前後が一般的なスペックとなっています。

スペーシアの外観を見ると車高の高さもあってかなり大きめには見えるのですが、運転してみると結構乗りやすい車です。

スペーシアの走行感覚

スペーシアの走行感覚は軽自動車ならではのコンパクトさで運転しやすく、フロントオーバーハングの小ささが大きなメリットとなっています。

フロントオーバーハングは運転席からボンネットの先端までの長さのことを指しますが、スペーシアは車内の広さを確保するためにもうまくフロントオーバーハングを抑える設計となっていて、とても前方の見切りが良い車になっています。

またスペーシアは軽自動車サイズにギリギリ収まるような設計のスクエアボディなのでボディの見切りもよく、全体的に非常に運転しやすい車となっています。

スペーシアの車内の運転感覚

スペーシアの車内からの運転感覚もとても良好であり、それにはウインドウサイズの広さも関係しています。

またリアに関してもリアウインドウは十分な広さを持っていて、ドライバーからの後方視界もかなり良好です。

さらにはリアのサイドウインドウは小型の窓がしっかり設けられて死角が減らせるような設計となっているので、運転が不慣れな人でも不安を感じることは少ないでしょう。

スペーシアはファミリーカーとして様々な人が運転することがある車なので、この運転性の良さは大きなメリットになっています。

スペーシアのサイズの評判

スペーシアのサイズ感についてはtwitterにもさまざまな評判が投稿されており、その中からいくつかご紹介します。

かーちゃんの車が新しくなってキューブキュービックからスペーシアになったんやけど…あの…軽自動車になったはずなのに…サイズ感が…変わらないのはなんでや…スペーシアでかいな？？？

— バリー (@fuwamosya_bri) February 16, 2019

こちらの方はご家族の車がコンパクトカーのキューブキュービックからスペーシアに変わったそうなのですが、その外観のサイズ感は見た目的にあまり変わらなかったそうです。

全長や全幅はもちろんキューブキュービックのほうが大きいのですが、スペーシアは車高がかなり高いので印象が大きく見えるのでしょうね。

これを見ると新型ジムニーの後部座席なんかけっこう肉も厚いしちょっと足元狭い？　くらいで全く人権getしてるやん。　あとスペーシアの後部座席はふんぞり返って足を組んでも運転席に当たるか当たらないかくらいで　これもっと走ってても良いと思うんよな…自動ドアだし天井にちり紙BOX装備できるし。

— りあら＠c98月西R44a (@Reala_k) July 14, 2018

この方は軽自動車の後部座席の広さについて言及されていますが、スペーシアの後部座席は非常に広々としているようです。

軽自動車でありながら後席で足を組んで座っても前の席に当たらないというのは、普通車のミニバンに匹敵する広さでとても快適なのです。

スペーシアを他の車と比較

では最後にスペーシアのサイズ感をライバル車の軽自動車と比較してみましょう。

スペーシア とホンダ N-BOXのサイズ感の比較

ホンダ N-BOXは軽トールサイズワゴンの中でも圧倒的な販売台数を誇る車となっており、軽自動車のみならず国内の販売台数でトップクラスを誇る車です。

そんなN-BOXの外観サイズに関してはスペーシアと同じ軽自動車規格ですので、全長や全幅に関しては全く同じ寸法感で規格ギリギリに設計されています。

室内高に関してはスペーシアのほうが少し高くはなりますが、車内の印象としてはN-BOXのほうが広々として感じられます。

ラゲッジルームに関してもスペーシアよりN-BOXのほうが少し広めになっていますが、一方でスペーシアは最小回転半径の面では多少N-BOXより小回りがきいており運転しやすい車となっています。さらに価格もスペーシアのほうが多少安く、コストパフォーマンスもあります。

スペーシアとダイハツ タントのサイズ感の比較

ダイハツ タントも軽トールサイズワゴンの定番車の一つであり、スペーシアと長年ライバル関係にあります。

タントの外観サイズもスペーシアやN-BOXと同じく軽自動車規格のギリギリの寸法となっており、こちらは全く同一のサイズとなっています。

ラゲッジスペースに関しては奥行きや幅はタントのほうが広めですが、高さについては車高の差もあってスペーシアが有利です。

なおタントも仕様によっては最小回転半径が4.7mになる仕様があり、小回りについてはスペーシアのほうが有利と言えるでしょう。

スペーシアと日産デイズルークスのサイズ感の比較

日産 デイズルークスは日産が近年ラインナップを拡大している軽自動車の一つで、スポーティなデザインが特徴の軽トールサイズワゴンとなっています。

デイズルークスの外観サイズについても全長や全幅はスペーシアと同じく軽自動車のギリギリのサイズに収まっています。

全高に関してはデイズルークスよりもスペーシアのほうが少し高めとなっており、デイズルークスはデザイン優先でスポーティ感を演出するために僅かですが低めとなっています。

ただデイズルークスはラゲッジルームの奥行きがスペーシアより短く、室内長を確保したためにラゲッジスペースが犠牲となっています。

スペーシアは最小回転半径に関してはデイズルークスより優秀で、運転性は高いといえるでしょう。

総評

スペーシアは軽トールサイズワゴンの定番車の一つとしてとても人気の高い車で、そのサイズ感や室内の広さはファミリーカーとしてとても便利な車です。

他のライバル車と比較してもスペーシアは小回りがきいて運転性がよく、価格も控えめで購入しやすい車といえます。

スペーシアより車内の広い軽自動車もありますが、コストパフォーマンスという面ではスペーシアはかなり有利な車です。

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