トヨタ シエンタはコンパクトカーサイズで3列シートのコンパクトミニバンで、その利便性でファミリーカーに大人気の車です。
今回はこのシエンタの給油口の位置などに付いてご説明しましょ言う。
シエンタの給油口の位置
参考:toyota.jp
トヨタ シエンタは現行モデルで2015年にフルモデルチェンジした車種で、トヨタ車の中でもかなりの人気車となっています。
今回はこの現行シエンタの給油口についていろいろご紹介しますが、まずはその給油口がどこにあるのかをご紹介します。
参考:toyota.jp
シエンタの給油口は車の左サイドにあり、左の最高尾部分に給油口のフタがあります。
この写真ではあまり目立たないのですが、後席のスライドドアが動く黒いレールがリアにありますが、給油口はそのすぐ下にある丸いフタの部分です。
シエンタではちょうどボディの凹凸の部分に給油口が位置していることであまり目立たずに済んでおり、ボディのデザインに溶け込むようになっています。
シエンタの給油口の開け方
次にシエンタの給油口の開け方をご紹介します。
給油口のフタの開け方
シエンタの給油口のフタは車内から開くためのレバーがあり、操作自体は簡単です。
昔の車では給油口は車の外からオープンするのが一般的で、給油口のフタに鍵穴があり車のキーを使うことで開けることができました。
その後利便性の向上から給油口を車内からも開けるようなレバーが備えつけられるようになりましたが、初期ではまだ鍵穴も並行して備えつけてあり、どちらかを操作すればオープンできるようになっていました。
ですが現行シエンタでは前述の写真のように鍵穴は給油口には備わっておらず、防犯上の観点からも車の車内からの操作のみでオープンすることになります。
シエンタの給油口を開くフューエルリッドオープナーは運転席にあり、運転席のシートの右脇に位置しています。
具体的にはフロントシートのレールの右にフューエルリッドオープナーのレバーがあり、レバーにはガソリンスタンドのようなマークが入っているのでわかりやすいでしょう。
多少奥まった位置で車内が暗いとわかりにくいかもしれませんが、車外に出てライトなどに当てればすぐに分かる位置です。
そのレバーを引くとワイヤーなどによって車の右後部の給油口のフタが開くようになっており、一度場所を覚えれば2回目からは操作も間違わないでしょう。
給油口のフタの閉め方、給油方法
給油口のフタが開いたら今度は給油のために内部のキャップを取り外し、給油完了後には燃料口キャップを閉めてから給油口のフタを閉める手順となります。
給油口のフタが開くとそこにはさらに給油口をふさいでいる燃料口キャップが出てくるのですが、給油を行うときにはこの燃料口キャップを回して取り外します。
取り外した燃料口キャップは給油口のフタの裏に引っ掛けられるような構造がついており、紛失防止のためにもここに引っ掛けておきましょう。
燃料口キャップを外せばあとはガソリンスタンドの給油機を差し込んで給油を行い、シエンタの場合には取扱説明書にもありますがレギュラーガソリンを給油しましょう。
給油完了後にはまずは燃料口キャップを閉めるのですが、燃料口キャップにはきちんとしまったかどうかが分かるように「カチッカチッ」と音が鳴るようになっています。
音が鳴れば燃料口キャップが十分閉まった合図なので、その後は手で給油口のフタを押して閉めて、しっかりロックがかかるまで押し込みましょう。
なお燃料口キャップを給油口のフタの裏に引っ掛けておくと、フタを閉めるときにキャップが残っていると閉まらないので、燃料口キャップの締め忘れ防止にもなります。
シエンタの給油口が開かない場合の対処法
シエンタの給油口は簡単な車内からの操作で開くことができるようになっていますが、次にような場合にはレバーを引いても給油口が開かないことがあります。
シエンタのスライドドアが開いている
まずシエンタで意外と見落としがちなのがスライドドアが空いていることで給油口が開かないという点です。
参考:toyota.jp
シエンタの給油口は車の左後部にあって後席のスライドドアのすぐ後ろに位置しています。
この部分というのはスライドドアを開くと写真のように給油口の上にドアが来るような位置関係になっており、当然ですが給油の際にはスライドドアはしっかり閉まっていないと開くことができません。
ですが実際に車を運用している中ではこういった問題に気がつかないこともあり、昔の車ではスライドドアを開くと給油口のフタを開くとぶつかったりしたこともありました。
ですが最近の車種ではこういった故障や破損につながるような使いかたをあらかじめ防止するような構造となっており、シエンタでもスライドドアが開いているとそもそもフューエルリッドオープナーのレバーを引いても給油口は開きません。
またスライドドアが完全に開いていないまでも、半ドア状態でも電気的に検出してスライドドアが開いているという判定となり、やはり給油口が開かないようになっています。
フューエルリッドオープナーのレバーを何度引いても開かないときはまずはスライドドアを疑ったほうがよく、同乗者がスライドドアを開けていたり、閉めるのが不十分で閉まりきっていないかどうかを確認すると良いでしょう。
なおスライドドアが開いているかどうかは運転席のインジケーターなどでも表示されますので、そちらを確認してもすぐにわかります。
給油口の機構の故障
スライドドアがしっかり閉まっているにもかかわらず給油口が開かない場合には、フューエルリッドオープナーの機構の故障を疑ったほうが良いでしょう。
シエンタのフューエルリッドオープナーは給油口のフタのロック部分とワイヤーやレバーなどでつながっており、シエンタの車内の床を這うようにワイヤーが運転席からリアにつながっています。
このワイヤーは床面のカーペットやインテリアのトリムパネルの下に這っているので目視で簡単に見えるところにはありませんが、もしレバーを引いても給油口が開かなかったり、逆に開いた給油口のフタが閉まらなくなっていたらこのワイヤーやどこかのレバーなどのリンクが故障した可能性が高いです。
シエンタのようなトヨタ車はこういった標準的な構造に対する信頼性が非常に高く、フューエルリッドオープナーが故障する可能性は他の車の部品と比べてもかなり低い部分ではあります。
ですが車の部品の故障には100%はありませんので初期不良や経年劣化によって故障する可能性はあり、実際に故障した方も少なからずいらっしゃいます。
特にワイヤー部分は経年劣化によって被覆がはがれたり、錆などで引っかかりができて動作不良となることが多く、年式の古い車ほど起こる可能性が高いです。
フューエルリッドオープナーのワイヤーやレバーはすぐに修理できるようなものではなく、特にこの故障に気づいた出先のガソリンスタンドなどでは対処するのは困難です。
シエンタの給油口レバー・ボタンが壊れた場合の対処法
もしシエンタの給油口のレバーなどが故障して給油口のフタが開かなかったり閉まらなくなったりしたときには、個人では修理などは難しいのでディーラーや自動車修理工場などに依頼して修理してもらうことになります。
まず給油口のフタが開かなかったり閉まらなかったりすることに気づくのは大半はガソリンスタンドで給油を行う時であり、もしその際に給油口が開かなかったら燃料が足りなくなる可能性が出てきます。
そのためもし故障かと思ったら速やかにディーラーや整備を行っている自動車修理工場などに連絡を取り、対処を協議しましょう。
もし近距離にそういった修理工場があれば自走して行けるかもしれませんし、車の残りの燃料での航続距離で不安であれば車の陸送などの手配も可能です。
フューエルリッドオープナーのワイヤーは車内からすぐにアクセスできるようなものではなく、状態の確認や部品の好感には車内のシートやカーペット、パネルなどを外す必要があります。
その規模ではとても個人ですぐに出先で解決できるものではなく、またガソリンスタンドのスタッフでも修理は難しいです。
燃料が足りなくて給油もできないとなると焦ってしまうとは思いますが、まずは冷静に修理ができるところに連絡を行いましょう。
シエンタの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にシエンタの給油口カバーを素敵にドレスアップするアイテムをいくつかご紹介しましょう。
まずこちらのカスタムパーツは給油口のフタに貼り付けるステッカー式のパーツで、飾り気のない給油口のフタにアクセントを与えてくれるものです。
このステッカーはカーボン調のシートのデザインとなっており、シエンタのリアにちょっとしたカーボンパネルをつけたような見た目にすることができます。
実際にはオリジナルの給油口のフタに貼り付けるだけのシールのようなものなので、車の部品の取り外しなどは不要でとても簡単にドレスアップすることができます。
またこちらも一応給油口のフタに貼り付けるステッカーのようなものなのですが、このカスタムパーツはシールではなく薄いアルミのパネルで作られたしっかりした金属のステッカーとなります。
シエンタの給油口のフタはボディのデザインに合わせて凹凸のあるデザインなのですが、そこに合わせて貼り付けるためにこのステッカーは0.3mmという極薄で簡単に曲げてフィットさせることができます。
そのデザインはまるでオフロードカーやスポーツカーのようなフォルムとなっているのでカッコイイアクセントになっており、取り付けも簡単なので本格的なドレスアップには良いでしょう。
なおこの他にも汎用品の給油口カバーのカスタムパーツなどもありますが、あまり派手に飛び出すようなものだとシエンタの場合にはスライドドアの開閉時に干渉する可能性がありますので、そのあたりを考慮して選ぶようにしましょう。