1分で車を60万円値引きする裏技

レクサス LSの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

レクサスブランドのフラッグシップモデルに位置づけられるレクサス LSは、トヨタ セルシオの後継車。

エンジンを大幅にダウンサイジングして登場した5代目レクサス LSは、ハイブリッドシステムを駆使し、高級サルーンとしての性能を維持しながら、圧倒的なランニングコストの低減が図られました。

では、実際にどれほどの費用でレクサス LSを維持することができるのでしょうか。

レクサス LSの月間と年間、長期的かかる費用をライバル車と比較して、レクサス LSの維持費を検証します。

レクサス LSの月、年間の維持費

レクサスLS フロントから

レクサス LSを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。

レクサス LSのグレード毎の維持費の違い

レクサス LSのエンジンラインナップは、3.5L V6ガソリンツインターボエンジンを搭載したLS500と、3.5Lハイブリッドエンジンを搭載したLS500hの2種類。

それぞれのベースグレードに加えて、装備の異なる「エグゼクティブ」「バージョン L」「I パッケージ」「F SPORT」の4種類のグレードがラインナップしています。

グレード間での大きな維持費差はありませんが、搭載エンジンによって燃費性能のかなりの差があるためハイブリッドとガソリンエンジンのどちらを選ぶかで燃料代に大きな差がでます。

今回は、ベースグレードの「レクサス LS500h(ハイブリッド)」をサンプルとしてレクサス LSの所有するうえでかかる維持費を検証していきます。

レクサス LSの月ごとにかかる費用

ガソリン

レクサス LSを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,185円
合計13,185円

駐車場代

駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。

燃料代

エンジン種類JC08モード燃費実燃費走行500kmあたりの燃料代
3.5L ハイブリッド(AWD)15.6〜16.4km/L(14.4km/L)13.5km/L(12.0km/L)5,185円 ※ハイオク(5,833円)
3.5L ガソリン(AWD)10.2km/L(9.5〜9.8km/L)8.0km/L(7.0km/L)8,750円 ※ハイオク(10,000円)

レクサス LS500h(ハイブリッド)のカタログ燃費は、JC08モード燃費で15.6〜16.4km/L。実燃費は13.5km/Lです。

実燃費13.5km/Lのレクサス LSで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ハイオクガソリン代を140円/Lとすると、5,185円と算出できます。

通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ1,037円増えると考えましょう。

レクサス LSの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税/軽自動車税58,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
合計148,000円

自動車税

毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。排気量が3.5Lであるレクサス LSの自動車税は年間58,000円です。

ハイブリッドモデルは全グレードがグリーン税制対象となるため、購入翌年の自動車税が75%減税された14,500円になります。

ガソリンモデルはグリーン税制対象外であるため、減税措置をうけることはできません。

任意保険料

万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。

ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。

また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。

消耗品代

エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。

レクサス LSの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税車検ごと25,000円(新車購入時は3年分37,500)
自賠責保険料車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円)
車検基本料車検ごと50,000円
12ヶ月点検費用車検から1年ごと10,000円
合計111,000円

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。

レクサス LSは2.0〜2.5tに区分されるエコカーにあたるため、車検ごとの重量税は25,000円。ガソリンモデルはエコカー対象外であるため、2年分の重量税は本則税率に基づいた41,000円になります。

自賠責保険料

交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。

レクサス LSに限らず、普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。

車検基本料

車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、レクサス LSの場合は2年分/50,000円ほどかかります。

ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。

また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。

12ヶ月点検費用

法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。

費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの査定にプラスに働きます。

レクサス LSの月ごと、年ごとの維持費平均

レクサス LSの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

レクサス LSを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,185円
自動車税/軽自動車税4,833円
任意保険料7,000円
消耗品代500円
自動車重量税1,042円
自賠責保険料1,083円
車検基本料2,083円
12ヶ月点検費用417円
合計30,143円

年ごとの維持費

レクサス LSを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代62,222円
自動車税/軽自動車税58,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計361,722円

レクサス LSのその他の費用

基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

レクサス LSの標準タイヤサイズは245/50 RF19で、価格は1本あたり35,000円前後。スポーツグレードの「F SPORT」のみが前245/45 RF20、後275/40 RF20の前後異径タイヤを装着し、価格は1本あたり45,000円前後です。

レクサス LSに標準装備するタイヤは、パンクをしても100km程度の走行が可能なランフラットタイヤを装備するのが特徴。その恩恵でスペアタイヤやタイヤ補修工具の搭載が不要なため、トランクルームスペースを広く使うことができます。

19・20インチの大径ホイールに装着できるランフラットタイヤを製造しているメーカーは限られるため、タイヤ交換は標準タイヤと同じ「ブリヂストン トランザ T005 RFT」のほぼ一択です。

ローン金利

ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。

参考までに、「レクサス LS500h」の車両本体価格1121万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。

借入先金利費用
ディーラーローン年 5%~7%560,500〜784,700円
銀行年 2%〜4%224,200〜448,400円
信販会社年 1.9%~8.4%212,900〜941,640円

高速料金

高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。

料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。一般的に、トンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

修理代・部品交換代

エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。

また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。

消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃)
エアクリーナー3,000円~
ブレーキパッド20,000円~
ブレーキフルード5,000円~
補機バッテリー15,000円~
ワイパーブレード4,000円~

レクサス LSの維持費に関する注意点

ここでは劣化しやすい部品や故障しやすい箇所など、車種特有の特別な維持費について解説します。

レクサス LSの修理費用

レクサスは、トヨタを母体とする高級ブランド。世界的にも故障が少ないことで有名なトヨタ車よりも、さらに厳格な基準で組み上げるため、故障することは非常に稀です。

しかし、高価な部品を使用しているぶん、自己の過失による修理費用は、それだけ高い修理費用がかかります。

とくにレクサスのなかで象徴的なのが、豪華な内装と塗装です。レクサスのフラッグシップモデルであるLSは、内装にはレクサスのなかでもとくに豪華な本革内装が用いられます。

さらに、レクサス車のボディの塗装は一般的な車より多層に塗り重ねられた塗装に加え、細かなすり傷ならば自己修復してしまうセルフリストアリングコートを採用します。

そのため、壊したりぶつけたりした際の修理は、一般の修理工場では完全に修復させることが難しい場合や、高価な部品代により、一般的な車の修理費用よりも高額になってしまうのが唯一の欠点です。

レクサス LSのハイブリッドシステムの耐久性

レクサスブランドとはいえ、電装品だけはトヨタと差別化することができません。ハイブリッドシステムも車種毎の細かな仕様の違いはあるものの基本部分は共通であり、その信頼性の高さはトヨタ車で実証済みです。

レクサス LSに搭載されるハイブリッドシステムは、モーター・バッテリーともにトヨタ クラウンやアルファードの3.5Lハイブリッドと共通です。

レクサス LSのハイブリッドバッテリーは、約20万kmの走行を想定された高性能リチウムイオンバッテリーを搭載します。

交換には30万円ほどの費用がかかりますが、レクサスではトヨタと同じく5年/10万kmの特別保証を設けているため、その条件内では無償交換を保証しています。

そのため、初期不良以外でハイブリッドバッテリーを交換するケースは非常に稀といえるでしょう。

レクサス LSの旧型(中古)の維持費

 

View this post on Instagram

 

大貫自動車株式会社さん(@onukiautomobile)がシェアした投稿


レクサスは元来、トヨタ車を北米市場向けの高級車として販売するブランド。2005年からは、欧州高級車ブランドに対抗するため、国内外向けの高級ブランドとして再構成しなおされたのが現在のレクサスです。

トヨタ車とは大きく差別化が図られた4代目レクサス LSの中古車の維持費を解説します。

それまで国内でトヨタ セルシオとして販売されていたレクサス LSは、2006年に登場した4代目レクサス LSは、レクサスブランドのフラッグシップセダンとして位置づけられました。2013年にはビッグマイナーチェンジを果たし、大幅なフェイスリフトが施されました。

MEMO

搭載されるエンジンは、実燃費6km/Lの4.6L V8のガソリンエンジンと、実燃費8km/Lのハイブリッドエンジンの2種。

自動車税はどちらも88,000円です。車重はガソリンエンジンの2WDモデルの一部グレードが2.0t以下であるため32,800円ですが、ハイブリッドモデルはエコカー対象の2.0〜2.5tに区分するため25,000円です。

4代目レクサス LSを維持するには、ハイブリッドモデルは現行型よりも約20%高。ガソリンモデルなら約30%高い維持費がかかることになります。

4代目レクサス LSは値落ちが激しいため、走行距離10万km以下の個体が150万円程度から数多く販売されています。故障が少なく、大排気量のV8エンジンを搭載した高級車に乗りたいのなら中古の4代目レクサス LSは最適な1台といえるでしょう。

購入するなら、燃費のよいハイブリッドモデルをおすすめしたいところですが、ハイブリッドモデルは物件数が非常に少ないのが難点です。

レクサス LSの維持費を他の車と比較

レクサス LSと同価格帯の3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。

メルセデス・ベンツ Sクラス S400ハイブリッド

ルセデス・ベンツ Sクラス参考:www.mercedes-benz.co.jp

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代120,000円
自動車税/軽自動車税51,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,500円
自賠責保険料12,535円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計412,035円

2013年に登場した6代目メルセデス・ベンツ Sクラスは高級車の代名詞とも呼べる存在。レクサス LSを含む、多くのビッグセダンがSクラスをベンチマークとして開発されます。

ポイント

車重は2.0〜2.5tに区分されるため、重量税はレクサス LSと同じ25,000円。マイルドハイブリッドシステム搭載モデルのエンジンは3.0L 直列6気筒エンジンであるため自動車税はレクサス LSより安価な51,000円です。

しかし、実燃費は7km/Lどまりであるため、燃料代の差でレクサス LSの方が安価に維持することができます。

Sクラスの魅力は、なににも代えがたいメルセデス・ベンツの上質感とブランドネーム。高級車を所有する満足感ではSクラスの方が上でしょう。

しかし、嗜好性よりも実用性を求めるのならば世界一の高品質車であるレクサス LSをおすすめします。

アウディ A8 55 TFSIクアトロ

アウディ A8参考:www.audi.co.jp

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代109,091円
自動車税/軽自動車税51,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計401,591円

2018年10月にフルモデルチェンジを果たし、4代目となったA8はアウディのフラッグシップセダン。アウディ伝統のアルミフレームボディに加え、カーボンファイバーやマグネシウムを多用することで徹底した軽量化が図られています。

ポイント

搭載エンジンは2種類。3.0L V6ターボエンジンは自動車税が51,000円で実燃費は7.7km/L。4.0L V8ツインターボエンジンは実燃費5km/Lで自動車税は66,500円。

どちらも48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載し、燃費の改善が図られています。2.0t強に抑えられた車重により、重量税は25,000円です。

アウディ A8の維持費は燃費性能の差でレクサス LSよりも高価な維持費がかかります。また、A8のアルミボディの修理代は非常に高価。

クワトロシステムによるアウディ A8の優れた安定性は魅力的ですが、維持費を優先させた場合には、レクサス LSがおすすめです。

BMW 7シリーズ 740e

BMW 7シリーズ参考:www.bmw.co.jp

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代84,000円
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計365,000円

2015年に登場した6代目BMW 7シリーズには、3.0Lの直6エンジンと4.4LのV8エンジンに加え、2.0Lのプラグインハイブリッドエンジンが追加されたことがトピックです。

740eは、2.0L直列4気筒エンジンにハイブリッドシステムを追加することで動力性能を確保。実燃費は10km/Lをマークし自動車税は39,500円に抑え、レクサス LSとほぼ同等の維持費で所有することが可能です。

20〜30万円の費用をかけて自宅に充電設備を整えることができれば、近距離移動は電気自動車としてさらに安価な燃料代で維持することができます。

ただし、燃費性能はレクサス LSの方が優れるため長距離移動が多い場合はレクサス LSをおすすめします。

レクサス LSは高級車らしからぬランニングコスト

5代目レクサス LSは、エンジンのダウンサイジング化が進むライバル車と同じく、エンジン排気量の縮小させ、ハイブリッドシステムと高効率のターボチャージャーで出力を補うことで、環境負荷と維持費を大きく低減しました。

とくに、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能は、他メーカーのライバルを大きく圧倒し、トヨタ アルファード/ヴェルファイアなどのLクラスミニバンと同等の維持費で世界屈指の高級サルーンの所有を可能とします。

高級サルーンに乗るメリットは、重心位置の高いミニバンとは、まったく異なる乗り心地よさ。さらに強靭な骨格は万が一の事故から乗員を守り、ドライバーズカーとしても操縦安定性に優れます。

高価な車両価格により購入可能層は大きく限定されるものの、安全で快適な移動を世界トップクラスの安価なランニングコストでこなせる高級サルーンがレクサス LSです。

あらゆる面で絶対的な信頼のおける車をお求めなら、トヨタを母体とするレクサス LSをおすすめします。