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アクアの後部座席(2列目)の広さは狭い?倒す方法(リクライニング)も解説!

トヨタ アクアはトヨタのコンパクトハッチバックカーで、その環境性能の高さは世界トップクラスです。

今回はそんなアクアの後部座席についてご紹介します。

アクアの後部座席の2列目・セカンドシート

トヨタ アクア参考:toyota.jp

トヨタ アクアは日本でも特に人気の高いコンパクトハッチバックカーで、燃費性能の高いハイブリッドカーということでさまざまな世代に愛されている車です。

アクアはトヨタの車種の中でもかなり小型の車種で、スタイリッシュで低く構えたフォルムと扱いやすい車のサイズを持っています。

小さな車ですが搭載されているハイブリッドシステムはトヨタが得意としている性能の高いもので、国産車としてはトップクラスの燃費性能を持っており環境性能や経済性が高いのも魅力の一つです。

またアクアは現行モデルで2021年にフルモデルチェンジした2代目となるのですが、先代モデルがあまりの人気に10年間もの間販売されていたほど人気となっています。

今回はこのアクアの後部座席の広さや使い勝手の良さについてご紹介しますが、まずはアクアの外観のサイズや車内のサイズについて簡単にご紹介しましょう。

スペックアクア
乗車定員5名
全長4,050mm
全幅1,695mm
全高2WD:1,485mm
4WD:1,505mm
室内長2,015mm
室内幅1,395mm
室内高1,175mm
運転席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約900mm
約1,300mm
奥行き約1,000mm

アクアはコンパクトカーとして標準的なサイズを持っており、4,000mmほどの全長と5ナンバーサイズである1,700mmにギリギリ抑えられている全幅で、非常に扱いやすい車となっています。

また全高が1,500mm前後とコンパクトカーとしても低く抑えられており、これはアクアのフォルムの特徴であるとともに空力性能を高めて燃費性能を高める意味もあります。

全長に対してアクアの室内長は半分ぐらいのサイズ感になりますが、現在のコンパクトカーのトレンドであるトールワゴン系の車種と比べると少し狭めとなります。

全高も低い車なので室内高も低めであり、全体的に広さよりもコンパクトさを重視した室内となっています。

このようなサイズ感を持つアクアですが、特に後部座席について詳しく見てみましょう。

後部座席の広さ・居住性

アクア 後部座席参考:toyota.jp

アクアの後部座席はコンパクトカーとしては一般的なベンチシート式のシートとなっており、アクアは5ドア車なので乗り降りは一般的な左右ドアを開くタイプです。

アクアの後部座席のサイズは前述の表でご紹介していますが、まずアクアのベンチシートの左右のサイズは車内スペースギリギリまで設定されており、5ナンバーサイズの全幅を最大限活用しています。

ポイント

後部座席は3人乗りの横並びになりますが、2名乗車であればそこまで窮屈なことはなく楽に乗れるぐらいです。

3人乗車ではさすがに広々とはしていないので、なんとか詰めて乗り込んだり体の大きな方には助手席に移ってもらったほうが良いですね。

前後の奥行きについては前席シートとほぼ同サイズであり、車内のラゲッジスペースを除いたスペースをほぼ二分するサイズです。

このサイズではミニバンみたいに後席だけゆとりがあるということはなく、ちょうど座れて前席シートとの間にはそこまで広い足下空間はない程度のサイズとなっています。

一方でアクアの車内は室内高がどうしても低めになってしまっており、これは全高が低いフォルムであるため仕方ない面もあります。

MEMO

室内高は前席シートの部分で1,000mm程度となっていますが、これでもそこまで天井までゆとりがあるわけではなく窮屈でない程度のサイズ感です。

しかし後部座席では900mmと更に低くなっているので後席のほうが居住性としては少し窮屈で、背の高い人ではかなり天井ギリギリに頭が来てしまいます。

特にアクアは車の後部に行くに従ってルーフが低くなるデザインのため、座席のヘッドレストの上辺りが最も低くなります。

しかしこれでも先代のアクアよりも改善されており、初代アクアよりは窮屈さは減っています。

アクアのチャイルドシートの装着感

次にアクアの後部座席にチャイルドシートを装着したときの状況をご紹介しましょう。

チャイルドシートは体がまだ小さい子供を安全に車に載せるための装備で、大人用のシートではしっかり体を固定できないため別の専用シートを車に取り付けて使うものです。

一口にチャイルドシートと言っても生まれたての乳幼児用から少し体の大きくなった幼児用、学童用などがあり、そのサイズや形状はメーカーによって様々です。

また車への固定方法も以前はシートベルトだけで固定するような不安定なものもありましたが、近年では「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の金具を設ける規格が制定されており、これに対応した車であればISOFIX仕様のチャイルドシートを安全に固定することができます。

アクアも初代モデルからこのISOFIXに対応した後部座席を設定しており、後部座席の左右部分の背もたれの一番下にISOFIXのタグがあります。

そのタグの下あたりにシートに切れ込みが入っており、ここを探ると金具を固定するフックがあるのでここにチャイルドシートを固定できます。

ただしアクアの後部座席は前述したように大きなゆとりのあるサイズ感ではないため、チャイルドシートの大きさによってはかなり前席に迫ってしまい、取り付けられないかもしくは前席を前にスライドさせなくてはならなくなります。

ですがトヨタはアクアなどの車種に使えるチャイルドシートというものを純正で設定しており、これを利用すれば取り付けに関しては安心でしょう。

またISOFIXの金具は後部座席の左右に一組ずつ装備されていますので、後部座席をフルに活用すれば2台のチャイルドシートまで固定が可能となります。

さらに後部座席の後ろにはチャイルドシートのストラップを固定できる「トップテザーアンカレッジ」も設定されており、このフックを使うことで背面に固定するようなチャイルドシートも使えます。

しかしチャイルドシートのサイズにもよりますが、2台後部座席に固定してしまうとその間にもう一人座るというのはちょっと厳しいですね。

アクアの座り心地

次にアクアの後部座席の座り心地についてご紹介しましょう。

アクアはコンパクトハッチバックカーということで車の車内は前席、後席、ラゲッジルームと別れているのですが、それぞれのサイズ感はコンパクトカーなので広々とはしておらずシートのサイズも詰め詰めなのは仕方ないところです。

後部座席の座り心地に関係してくるのはシートの硬さや内部のスプリングの構造などですが、スペースの厳しいアクアでは大型車と比べると少し硬めの座り心地になっています。

それでもコンパクトカーとしてみれば及第点の乗り心地でありこのクラスの車として不満を感じる点はないでしょう。

またアクアは後部座席に3人座れるのですが、左右とセンターの3箇所それぞれにヘッドレストがきちんと装着されており安全面でも良い装備です。

このヘッドレストは固定式ではなく上下に稼働できるので、乗員の最適な位置に調整できて便利です。

背もたれの角度はさすがに固定式ですが、このあたりは同クラスのハッチバックカーではあたりまえであり、角度的にも体がつらいというほどのことはないでしょう。

多少前席との足下空間が狭い車なので、後部座席に座るポジションとしては後ろに体を倒すような形になっています。

アクアの後部座席の装備

次にアクアの後部座席周辺の各種装備についてご紹介しましょう。

まずアクアの後部座席のシートベルトですが、3人掛けのベンチシートということで左右と中央にそれぞれ一組ずつのシートベルトがあります。

ポイント

昔の車では後席のシートベルトは簡易的な2点固定の腰だけを支えるものが多かったのですが、近年は安全性の向上からアクアもそうですが前席と同様の3点式シートベルトが後席の全箇所に設定されています。

中央のシートベルトは右側のシートの脇に3点式シートベルトが設定されているので、使い勝手はほかのシートベルトと変わりません。

その他の後席周りの装備は比較的シンプルですが、注目する点としては後席にリアアームレストが装備されたことです。

実は初代アクアでは後席のセンター部分は普通のシートでアームレストがないことに不満の声が出ていたのですが、新型アクアでは見事にその不満点を解消してあります。

リアアームレストは引き出し式で普段はシートとして使うのですが、2人しか座らない時などはセンターから引っ張り出す形でアームレストが現れます。このアームレストにはドリンクホルダーも設置されており、とても便利な装備となっています。

他にはグレードやオプションによってリアスピーカーを装備したり、前席のセンターコンソール後ろに100Vの電源が使えるコンセントなども装備でき、コンパクトカーながら便利な装備は充実しています。ドアポケットや前席後ろの収納なども当然装備されており使い勝手は良好です。

アクアのリクライニング・シートアレンジ

アクアの後部座席はベンチシート式ですが、リクライニング機能については装備されておらず角度の変更はできません。

アクアのようなハッチバックカーでは後部座席の後ろはラゲッジルームになっていて多少のスペースが確保されてはいるのですが、車の構造的に後ろへのリクライニングは不可能です。

またシートスライドについても後席には装備されていませんので、後部座席に座るときのシートポジションや背もたれの角度は固定となります。

その代わりアクアの後部座席は背もたれを前に倒すことはできるようになっており、シートアレンジによって大きな荷物や長い荷物を載せることが可能となります。

アクアの後部座席の背もたれはレバーを操作することで前に倒れるのですが、倒れ方は完全にシートの座面に重なるところまで一気に倒れます。

MEMO

また倒し方も6:4分割式といってシートの右側2席と左側1席に分けて倒すことができ、乗車人数と荷物の大きさや量に合わせて細かく調整できるようになっています。

シートを倒せばもともと奥行きが650mmぐらいだったラゲッジスペースを一気に1,500mmぐらいまで拡大することができ、かなり長い荷物でも載せることができます。

なおアクアのシートアレンジでは完全に倒した状態でもフルフラットにはならず、後席とラゲッジルームの間である程度の段差は生まれたり斜めになっていたりします。

荷物を載せるのであればそんなに問題にはなりませんが、車中泊などをしようとしたときにはそこまで便利な形状ではありませんね。

ですがクッションなどを活用して段差を無くしたりフラットに近づけることはできますが、大人一人が寝るには少し前後スペースは足りず天井も低いので窮屈さを感じながらの車中泊になるでしょう。

アクアの後部座席の評価・口コミ

アクアの後部座席については twitterなどでもいろいろな評価があり、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方は新型アクアについていろいろなところで高い評価をされているのですが、やはり後部座席については狭くて不満があるようです。

アクアはコンパクトカーとはいってもハイブリッドシステムなどでコストの高い車であり、値段と比べるとどうしても後部座席の狭さは気になるところでしょう。

こちらの方は新型アクアに試乗されたそうなのですが、その感触は良かったようで後部座席についても先代より広くなった点を評価されています。

先代の初代アクアは国内でかなりの台数が販売された車ですが後部座席の特に天井の低さには以前から不満の声が多く、そこから乗り換えた方などは新型アクアの後部座席はむしろ改善されたと感じるでしょう。

総評

アクアの後部座席は全体的に小さめのスペースであり決して広々とした快適さはありませんが、アクアクラスのコンパクトカーとしてみればほぼ標準的なサイズといえます。

小さなサイズ感が扱いやすさのメリットを持つ車なので後部座席のスペースはある程度割り切りも必要で、スポーツカーのように窮屈すぎて座れないということもないので普段使いでとても不便ということはないでしょう。

とはいえアクアは価格帯が2,000,000円〜2,600,000円と中型車クラスの価格にありますので、後部座席など室内の広さを優先するのであれば別の車の選択肢も十分にあります。

アクアは多少車内は狭めでもコンパクトなハッチバックカーであるという点が魅力の車です。