モデリスタはトヨタ系列のカスタマイズメーカーでエアロパーツなどを手がけています。
今回はそんなモデリスタのフロントスポイラーについてご説明します。
モデリスタのフロントスポイラーの値段
フロントスポイラーとはエアロパーツの一種で主に車のフロントバンパーに装着されるパーツです。
フロントスポイラーはもともとレーシングカー用に設計されたエアロパーツの一種で、レーシングカーのフロントバンパーを地面近くまで延長することで車の前側から車体下に流れ込んでくる走行風を減らし、車の浮き上がりを減らして安定した走行をするパーツです。
レーシングカーではフロントバンパーは一体化したパーツですが、乗用車用にはフロントバンパーの下部に追加部品として装着されるパーツが一般的に「フロントスポイラー」と呼ばれます。
乗用車用のフロントスポイラーはレーシングカーと同じ効果を狙ったものもありますが、それよりはドレスアップパーツとしての側面が高くなっており、車のフォルムをより地面に近い安定感のあるデザインにする効果があります。
車のサイドやリアにも同様のパーツが配されることが多いですが、フロントスポイラーは特に車の顔となるフロントの印象を大きく変化させるので重要なエアロパーツです。
そんなフロントスポイラーはモデリスタでも多くの車種で設定されているエアロパーツとなっており、モデリスタのフロントスポイラーを装着できる車種や価格などをご紹介します。
トヨタ車種のモデリスタフロントスポイラー
まずはトヨタの車種についてフロントスポイラーが設定できる車は次のような車種があります。
モデリスタはトヨタの関連会社の1つであり、トヨタ車をベースとした特装車を手がけています。
その流れでエアロパーツやチューニングパーツの開発を行っており、トヨタ車の新車の登場に合わせて専用のエアロパーツを設定しています。
そのためモデリスタエアロはトヨタ車がメインであり、後ほどご紹介するレクサスも入ってきます。
モデリスタのエアロパーツは以前のトヨタ車にも設定されていましたが、車のモデルチェンジ似合わせて新車に切り替わるので、現在は次のような車種でフロントスポイラーを装着できます。
車種 | 品名 | 新品価格 | 中古価格相場 |
アルファード、ヴェルファイヤ | フロントスポイラー 塗装済み | MODELLISTA エアロキットⅠ/Ⅱ用 88,000円(税抜価格80,000円) MODELLISTA エアロキットⅢ/Ⅳ用 88,000円(税抜価格80,000円) | 10,000円〜50,000円 |
フロントスポイラー(スモークメッキ) | 88,000円(税抜価格80,000円) | ||
ヴォクシー | MODELLISTA for ZS用 フロントスポイラー 塗装済み | 60,500円(税抜価格55,000円) | 15,000円〜40,000円 |
MODELLISTA for “煌” 用フロントスポイラー 塗装済み | 60,500円(税抜価格55,000円) | ||
エスクァイア | フロントスポイラー | 68,200円(税抜価格62,000円) | 15,000円〜40,000円 |
MODELLISTA for “Black-Tailored” フロントスポイラー(スモークメッキ) | 74,800円(税抜価格68,000円) | ||
シエンタ | フロントスポイラー 塗装済み | 52,800円(税抜価格48,000円) | 10,000円〜30,000円 |
アクア | フロントスポイラー 塗装済み | 41,800円(税抜価格38,000円) | 10,000円〜20,000円 |
ルーミー | フロントスポイラー(LED付) 塗装済み | 77,000円(税抜価格70,000円) | 10,000円〜20,000円 |
フロントスポイラー(LED無)塗装済み | 46,200円(税抜価格42,000円) | ||
カローラ | フロントスポイラー 塗装済み | 58,300円(税抜価格53,000円) | 10,000円〜30,000円10,000円〜30,000円 |
プリウス | MODELLISTA ICONIC STYLE フロントスポイラー塗装済み | 103,400円(税抜価格94,000円) | 10,000円〜40,000円 |
MODELLISTA ELEGANT ICE STYLE フロントスポイラー 塗装済み | 58,300円(税抜価格53,000円) | ||
カローラツーリング | フロントスポイラー 塗装済み | 58,300円(税抜価格53,000円) | 10,000円〜15,000円 |
ハイエース | MODELLISTA Version(ワイド)フロントスポイラー 塗装済み | 46,200円(税抜価格42,000円) | 10,000円〜40,000円 |
MODELLISTA VersionⅠフロントスポイラー(デイライト)塗装済み | 70,400円(税抜価格64,000円) | ||
MODELLISTA VersionⅠフロントスポイラー 塗装済み | 46,200円(税抜価格42,000円) | ||
MODELLISTA VersionⅡ フロントスポイラー 塗装済み | 51,700円(税抜価格47,000円) | ||
ハリアー | MODELLISTA GRAN BLAZE STYLEフロントスポイラー(LED付)塗装済み | 107,800円(税抜価格98,000円) | 15,000円〜40,000円 |
MODELLISTA GRAN BLAZE STYLEフロントスポイラー塗装済み | 74,800円(税抜価格68,000円) | ||
MODELLISTA AVANT EMOTIONAL STYLEフロントスポイラー(LED付)塗装済み | 103,400円(税抜価格94,000円) | ||
ライズ | MODELLISTA ADVANCE BLAST STYLE フロントスポイラー 塗装済み | 88,000円(税抜価格80,000円) | 20,000円〜40,000円 |
MODELLISTA ELEGANT ICE STYLE フロントスポイラー 塗装済み | 50,600円(税抜価格46,000円) | ||
86 | フロントスポイラー 塗装済み | 62,700円(税抜価格57,000円) | 15,000円〜40,000円 |
このリストは一部の車種を抜き出した形でご紹介していますが、トヨタ車でモデリスタのエアロパーツを装着できる車種にはほとんどフロントスポイラーは用意されています。
フロントスポイラーはエアロパーツの基本的な装備の1つで、サイドやリアのエアロパーツとともにフルエアロを構成するパーツとなっています。
フロントスポイラーの価格は車種によって細かく違っていますが、多くの車種では50,000円〜70,000円ぐらいのパーツとなっており、エアロパーツの中ではそこそこ大きめのパーツとなっています。
またアルファード、ヴェルファイヤなどの高級ミニバンや、ハリアーなどの高級SUVなどでは多少カスタムパーツの価格も高くなっており、おおよそ100,000円前後の価格になっています。
なおフロントスポイラーは中古部品としてもネットオークションなどで販売されており、その価格は新品部品のおおよそ7割〜3割ぐらいの価格で販売されています。
中古部品の中には未使用のものもたまにはありますが、多くは使用済みや車に装着されていたフロントスポイラーを取り外した形の中古部品となります。
そのためエアロパーツにはありがちなキズや汚れなどがある可能性が高いので、そういった点を調べるようにしましょう。
レクサス車種のモデリスタフロントスポイラー
次にモデリスタエアロが展開されているもう1つのブランドとしてレクサスの車種をご紹介します。
レクサスはトヨタが手がける世界的な高級車ブランドで、トヨタ車のコンポーネントを利用しながら非常に豪華な高級車を手がけています。
そんなレクサスにもモデリスタのエアロパーツが設定されており、トヨタ車と同じく新車販売時に装着することができます。
そんなレクサスの車でモデリスタエアロを装着できる車には次のような車があります。
車種 | 品名 | 新品価格 | 中古価格相場 |
レクサスLS | フロントスポイラー 塗装済み | ガソリンエンジン車、HV車とも 154,000円(税抜価格140,000円) | 20,000円〜50,000円 |
レクサスIS | フロントウィングスポイラー(パノラミックビューモニター非装着車) 塗装済み | 71,500円(税抜価格65,000円) | 15,000円〜40,000円 |
レクサスUX | フロントスポイラー 塗装済み | 71,500円(税抜価格65,000円) | 15,000円〜40,000円 |
レクサスRX | フロントスポイラー 塗装済み | 92,400円(税抜価格84,000円) | 20,000円〜40,000円 |
レクサスNX | フロントスポイラー 塗装済み | 73,700円(税抜価格67,000円) | 15,000円〜40,000円 |
レクサスの車は高級車ブランドということもあって車両価格が高い車種が多く、エントリーモデルでも4,000,000円代、最上級車種であるレクサスLSともなると10,000,000円を超える高額車種になっています。
そのためレクサスLSのモデリスタエアロともなるとフロントスポイラーだけでも154,000円となっていて、非常に高額なエアロパーツになるでしょう。
その他の車種についてもトヨタ車種と比べるとエアロパーツは多少高額であり、レクサスブランドとしての価格差がエアロパーツにも表れています。
ただ中古エアロパーツとなるとレクサスであってもそこまで高額になることはなく、一般的な中古部品の相場に十分収まるものとなっています。
モデリスタのフロントスポイラーの取り付け方
モデリスタのフロントスポイラーについては装着するのに業者に依頼するのが一般的なのですが、個人でもなんとか取り付けは可能な部品となっています。
取り付けを業者に依頼する場合
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モデリスタなどのカスタムパーツを取り付けするには専門的な技術が必要となるため、一般的にはトヨタやレクサスのディーラー、もしくは民間自動車工場に依頼して装着してもらうのが一般的です。
エアロパーツの取り付けには取り付けの事前準備からその取り付け行程、仕上げに至るまで色々な行程があるので、個人では難しい部分も多いです。
そのため専門業者に依頼する形が良いのですが、モデリスタはトヨタ純正のカスタムエアロパーツなのでその装着にもトヨタやレクサスのディーラーが利用できます。
モデリスタのフロントスポイラーは新車装着時に選択すればそのまま装着された状態で届きますが、後から装着する時にはディーラーでフロントスポイラーを注文して装着も同時に行ってもらうことになるでしょう。
またモデリスタのエアロパーツを民間の自動車工場に持ち込んでも装着でき、その際にはフロントスポイラーを別途注文するか、個人でネットなどからフロントスポイラーを購入して持ち込むかの方法があります。
持ち込みがNGな場合にはその民間自動車工場からモデリスタエアロを発注してもらうなどの方法もあります。
どちらの方法にしてもフロントスポイラーの取り付けや塗装などは業者に一括して依頼できるので、個人で難しいことをする必要はありません。
なお費用としてはスポイラーの取り付けにはおおよそ10,000円〜20,000円ぐらいが相場となっており、塗装が必要な場合には別途20,000円〜30,000円ぐらいの塗装費用が必要となります。
フロントスポイラーの個人での取り付け
エアロパーツはその装着に専門的な知識は必要ですが、フロントスポイラー程度であれば個人でも十分装着できます。
フロントスポイラーなどのエアロパーツを装着するときに一番大変なのはまずは塗装なのですが、これに関してはあまり素人でうまく行く作業ではないので基本的には「塗装済み」となっているモデリスタのフロントスポイラーを注文することをおすすめします。
モデリスタのエアロパーツ自体はネットでも購入できるので、個人で装着する場合にはネット経由で自宅にフロントスポイラーが届くことになるでしょう。
フロントスポイラー自体が大きなサイズの部品なので、購入の際には部品費用に加えてそこそこの配送費用も考えておきましょう。
その後に塗装済みのフロントスポイラーを車に取り付けていくのですが、その際の取り付け方としては2種類あります。
まず1つ目は両面テープによる固定であり、エアロパーツを固定する用の強力な両面テープを使用して車のフロントバンパーに固定します。
この際には部品の位置ずれが起きないようにするのが重要なので、両面テープで固定する前にフロントスポイラーを仮どめするなどしてしっかり位置を決めると良いでしょう。
一度両面テープで固定するとかなりの強度を発揮し、車がさらされる過酷な自然条件などにも十分耐えられる耐久性を確保することができます。
もう1つはボルトナットや金属ブラケットなどで固定する方法で、この方法ならば多少取り付け位置を間違えてもボルトナットの取り付けで位置を矯正することができます。
モデリスタのエアロパーツは車種ごとにそれぞれの専用設計となっているのですべてがネジ固定ではなく、フロントバンパーや車体にフロントスポイラーの固定機能が持たせてある車種に限った方法となります。
この際にも仮どめは必要ですが、ほぼネジの固定位置でフロントスポイラーの位置が決まります。
なお個人でフロントスポイラーを装着するのであれば取り付け費用的には0円になるのですが、取り付けに必要な両面テープや仮どめ用テープなどを揃えるとそこそこの費用は発生します。
それでも数千円程度の費用で収まるので、取り付け費用は圧倒的に業者に依頼するよりも安価に仕上がります。
しかしその分取付時のミスや破損等の可能性はあるので、慎重に取り付けを行うようにしましょう。
モデリスタのフロントスポイラーの外し方
モデリスタのフロントスポイラーは場合によっては取り外しを行いたいときがあるのですが、取外しに関しても基本は業者にお願いするほうが良いでしょう。
業者にフロントスポイラーの取り外しを依頼する場合
フロントスポイラーの取り外しは違うエアロパーツへの換装や中古部品として売る際などに必要な作業ですが、こちらも技術が必要な作業なので業者に依頼したほうが安心です。
フロントスポイラーの固定は前述で触れたように両面テープ固定かボルトナットによる固定になりますが、ボルトナットであれば固定されている箇所を取り外せば良いので比較的楽です。
しかし両面テープとなると剥がすのがとても大変なものであり、個人では非常に大変なのでディーラーや民間自動車工場に依頼したほうが良いです。
もしエアロパーツの換装で別のフロントスポイラーと付け替えるのであれば、作業の一環として行ってくれる場合もあります。
しかしフロントスポイラーの取り外しだけであれば費用的には数千円ほどかかる作業となっており、取り外しだけであればそんなに高くなることはないでしょう。
また業者は取り外し作業なども経験が多い業者がほとんどなので、うまくフロントスポイラーを破損することなく取り外してくれるでしょう。
そのあとはフロントスポイラーを持って帰ることもあるでしょうが、フロントスポイラーは部品のサイズが大きいので車に載せられるスペースがあるかどうかは確認しておきましょう。
個人での取り外し作業
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個人でフロントスポイラーの取り外しを行う際には両面テープを剥がすという作業が非常に大変で、フロントスポイラーの破損も覚悟しなければならないこともあるでしょう。
個人でフロントスポイラーを取り外す際もボルトやナット固定であれば比較的簡単に外すことができるのですが、両面テープ固定の場合はその粘着部分を剥がすのがとても大変です。
フロントスポイラーなどのエアロパーツを取り付ける両面テープは非常に強力なものが使われており、車がさらされる風雨や温度変化、風による圧力などに耐えられるようになっています。
そのため非常にはがれにくい両面テープになっているので、そこを無理に剥がそうとするととても強い力が必要になります。
しかしエアロパーツは主に樹脂で整形されているので、無理やり両面テープを剥がそうとするとエアロパーツ自体が割れてしまったり曲がってしまうこともあります。
そのためエアロパーツの両面テープをうまく剥がすには両面テープを何らかの方法で切るような形にしなければならず、よく行われる方法は釣り糸など強度の強い糸をフロントスポイラーとバンパーの間に通して少しずつ両面テープを剥がしていく方法です。
これであればエアロパーツやバンパーなどを傷つける可能性が少なく作業でき、時間はかかりますが安全に取り外すのが重要です。
また熱などで柔らかくしても取り外しできるのでヒートガンなどを使うのもよいのですが、あまりヒートガンを近づけるとエアロパーツ自体が溶けてしまうので加減をするか、ドライヤーぐらいの熱にとどめておくほうが良いでしょう。
フロントスポイラーをなんとかきれいに剥がしたあとも作業はあり、残った両面テープの粘着面をきれいにしなければなりません。
これにはテープなどを剥がすためのオレンジオイルを配合したスプレーなどが売られており、これを駆使すればきれいに剥がすことができます。
しかしこれらの作業はきれいに剥がし終わるにはかなりの時間がかかりますので、根気よく剥がしていく必要があります。
これにも取り外しの工賃がかからないので費用的にはメリットもありそうですが、ヒートガンやスプレーなどを用意する費用や取り外しに要する時間を考えると業者におまかせしたほうが非常に楽と言えるでしょう。